上 下
185 / 185
それぞれの未来へ

エピローグ

しおりを挟む
 ん……何だ?

 誰かが、俺を揺すっている……。

「……さん……冬馬さん!」

 目を開けると……女神がいた。
 俺は思わず抱き寄せて、布団の中にしまい込む。

「きゃっ!?」
「うん、今日も可愛いな。さて、やるとするか」
「し、しません!」
「えぇー、しないのか」
「そ、そんな顔してもダメです!」

 膨れてる綾は、いつまでたっても可愛いままだ。

「どうしても?」
「ぅぅ……その、別に……嫌ってわけじゃなくて……」

(うむ、照れ顔も良い……相変わらずウブなままで可愛い)

「そ、それに、まだ朝だし……それだよ! 遅刻しちゃうよ!?」
「……そうだった!」

 俺は飛び起きて、すぐにパジャマを脱ぐ。

「キャァァァ!」
「わ、悪い!」

 俺の息子は朝から元気マックス状態だった!

「あぅぅ……」
「おい? もう、何回も見ただろうに……」
「だ、だって……いつもは暗いもん」
「なるほど……えっと、部屋から出れば良いんじゃね?」
「う、うん、そうだね……」
「そう言いつつ、視線が熱いのですが?」
「も、もう! 冬馬さんの馬鹿!」
「わ、悪い! 俺が悪うござんした! だから——枕を投げないで!」





 朝のドタバタが終わり……朝食を食べる。

「も、もう……」
「悪かったって」
「き、昨日……あんなにしたのに」
「足りない。綾となら幾らでもしたい」
「はぅ!?」
「まあ、身体に負担かかるから我慢する。昨日もごめんな、つい本気になってしまった」
「お、お願いします……でも、たまには嫌じゃないよ……?」

(はい、今日もお嫁さんはめちゃくちゃ可愛いです)

 そして、話題は……。

「今日から担任の先生だね」
「ああ、ようやく第一歩を踏み出せそうだ」
「教師になって、もう一年かぁ……あっという間だったね」

 俺と綾が結婚して、もう五年が経つ。
 大学を卒業した俺たちは、年明けからマンションの一室で二人暮らしを始めた。
 俺は無事教師に、綾は義母さんの仕事を手伝いながら、翻訳の仕事もしている。

「誠也はどうだ?」
「もう、大変。高校生になったから反抗期で」
「まあ、安心しろ。あんまり酷いようなら、俺に言うと良い」
「ふふ、そうだね。あの子、相変わらず冬馬さんには弱いから」

 誠也は今年から高校生になり、見た目だけはもう大人になった。
 ただ反抗期で、お義父さんやお義母さんは苦労しているらしい。
 相変わらず、俺には懐いてくれてるけどな。

「黒野はどうなった?」
「うん、仲直りしたって。冬馬さんに礼を言っておいてって」
「そうか。まあ、博も頑固なところがあるからな」

 博と黒野は相変わらず付き合っているが、よく喧嘩をする。
 というか、二人共理論派なので……冷戦状態になる。
 そんな時は、大体俺たちが間に入ることになる。

「飛鳥ちゃんは平気?」
「ああ、いつものことだったよ。智が理詰めして、飛鳥がパンクしたって感じだ」

 飛鳥と智は、一回別れたが……また付き合ったりしている。
 というか、飛鳥が『別れてやる!』って言って……智が『好きにしてください』とかいうパターンが多い……まあ、なんだかんだで仲が良いのかもしれない。


「そっちは?」
「うん、子供連れて実家に帰ってたけど……いつも通り仲直りしてたよ」
「今回の原因は?」
「剛真君が上司と飲みに行って良いかって聞いてきて……いいよって言ったんたけど……そう言うしかないじゃん!って感じで喧嘩になったって」
「あぁーなるほど」

 剛真と愛子はデキ婚というやつで、もう子供は三歳になる。
 それ故に、色々と問題も起きるらしい。
 それでも、二人で成長していけば良いと思うがな。

「アキ君と小百合さんは?」
「ああ、意外にも上手くいってるな」
「そうだよね。あのアキ君が、完全に尻に敷かれてるもんね……意外にも」

 あの二人は結婚こそしてないが、未だに付き合っている。
 それぞれ仕事をしつつ、互いの家を行ったり来たり……。
 ラブラブって感じではないが、ある良い意味で一番落ち着いているかも。

「みんな、それぞれの道に進んでるね」
「まあな……流石に、昔みたいに会ってはいないが、今でも大事な友達だ」

 あっ——ちなみにマサは行方知らずだ。
 といっても、死んだわけでもなく……バックパッカーになった。
 だから、何処で何をしているのか……誰にもわからない。






 朝食を済ませたら、玄関で靴を履く。

「じゃあ、行ってくる」
「うん、行ってらっしゃい——んっ」

 いつものように、軽くキスをする。

「続きは帰ってきてからだな」
「も、もう……遅刻しちゃうよ?」
「ああ、行ってくる」



 俺は家を出て、エレベーターに乗る。

「さて……今日から担任を受け持つのか」

(俺も、真兄みたいな先生にならないとな。生徒と同じ目線にたって、大人の理不尽を振りかざさないように)






 バイクに乗り、無事に学校へと到着する。

「先生! おはようございます!」
「今日もかっこいいですね!」
「はいはい、おはよう」

 女子生徒から、次々と挨拶が飛んでくる。
 まあ、身近な大人の男性に興味が湧く年頃ってやつだな。
 これを勘違いしてる痛い教師もいるが……何のために教師になったんだって話だ。

「おっす! 吉野先生!」
「おう」
「今度、一緒に狩り行こうぜ!」
「ああ、いいぞ」

 男子からも、声をかけられる。
 流石にプライベートで会ったりはしないが、オンラインでゲームとかはやったりする。
 あとは小説の話とか、やんちゃな話とか……。





 そして、ホームルームの時間になる。

「初めまして、俺がこのクラスの担任だ」

 黒板に名前を書き……。

「吉野冬馬という。まあ、堅苦しいのは好きじゃないんで……適当によろしく頼む」

「クスクス……」
「面白い先生だね」
「うん、かっこいいし……」

 女子からは、反応は悪くない。

「チッ……」
「先生! それでいいんですか!?」
「楽そうで良いや」

 男子の方が……色々拗らせるから大変そうだな。
 そして……俺はその中の一人に目がいく。
 その男子は、ただ静かに時が過ぎるのを待っているかのようだ。
 ただ自然体で、外を眺めている……まるで、昔の俺のように。

(まあ、そのうち話しかけてみるか)






 

 そして、無事に最初の週を迎えて……。

 綾をつれて、真兄の家に行く。

「おう、来たか」
「冬馬君、綾ちゃん、いらっしゃい」
「弥生さん、お邪魔します」
「真司さん、お邪魔しますね」

 二人に出迎えられ、家の中に入ると……。

「冬馬君!」
「お兄!」
「おう、先に来てたか」

 そこには可愛い妹と……その彼氏がいた。

「と、冬馬君? 目が怖いよ?」
「お兄!」
「ぐぬぬ……啓介、泣かしたら沈めるぞ?」
「が、頑張ります!」

 つい、この間……正式に紹介されてしまった。
 まあ、啓介は無事に市役所の職員になったし……。
 麻里奈も成人したから良いんだけど……こればっかりは複雑である。

「ハハッ! 俺の気持ちがわかったか!?」
「うるせい! 真兄と一緒にすんな!」
「あぁ!?」
「んだよ!?」

 すると……。

「喧嘩はめなのっ!」
「おお~ごめんよぉ~このお兄ちゃんがパパに生意気言うからさぁ~」
「パパが悪いの! お兄ちゃんをイジメちゃダメ!」
「なにぃ!? き、貴様……」
「ふふふ、すでに懐柔は済んでいる」

 大学生のころから、真兄がいない間によく遊びに来てたし。
 だから、娘の皐月ちゃんは俺に懐いている。

「お兄ちゃんもめなの!」
「そ、そうだな、うん、俺も悪かったよ」
「フハハッ! 叱られてやんの!」
「あんたがいうな!」
「あなた?」
「冬馬さん?」

 二人の冷たい視線が、俺たちに突き刺さる。

「「ごめんなさい」」
「もう……綾ちゃん、苦労するわね」
「えへへ……でも、懐かしいです」

 そう……こうやって集まるのは随分と久しぶりのことだ。
 それぞれ仕事も違うし、年齢も違う。
 どうしたって、会う機会は減っていく。

(それでも……当時の思い出が消えたわけでも、色褪せたわけでもない)

 今でも宝物のように、心の中にある。

 蓋を開ければ、今すぐにでも映像が流れるほどに……。









 楽しい時間を過ごし、夕方頃に帰宅する。

「あぁ~楽しかった!」
「ああ、そうだな」

 テーブルについて、二人でお茶を飲む。

「でも、あれだね……先に結婚式挙げておいて良かったね」
「ん? ああ、そうかもな。色々と仕事が多くて……そんな暇がなかったかもな」

 俺たちは真兄の助言により、大学卒業と同時に結婚式を挙げた。
 教師というのは激務で、中々暇が取れないからと。

「どう?」
「うーん、まだ初日だから何とも言えないが……気になる奴はいたな」
「そうなんだ……どの辺りが?」
「高校生の頃の俺のような顔をしていたな……達観? 諦め? 哀愁漂う感じだ」
「ふふ、そういえばそうだったね」

 俺は当時を振り返って、胸が熱くなって来た。
 そして、綾の両手を優しく握る。

「綾、ありがとう。君に出会ったおかげで、俺は変わることができた」
「ううん、そんなことないよ。私こそ、冬馬さんに救ってもらったから」
「月並みな言葉だが……これからも、側にいてほしい」
「は、はぃ……ずっと一緒だよ」

 俺は愛おしさが溢れて、すぐに立ち上がる。

「綾!」
「ま、待って!」
「うん?」
「そ、その……えっと……」
「嫌なら嫌って言って良いんだぞ? そういう気分じゃない時もあるしな」
「ち、違くて! ……できちゃった」
「何が……あっ——」

 俺の脳裏に、あるワードがよぎる。

「それって……」
「うん……冬馬さんと私の子供……」

 その瞬間——俺の心を何かが満たす。
 その衝動のままに、綾を抱きしめる。

「ふえっ!? 冬馬さん!?」
「綾、ありがとう……俺と家族になってくれて……」
「ふふ……泣いてるの?」
「そういう綾こそ……」
「冬馬さん、私……貴方と出会えて幸せです」

 俺は返事の代わりに、優しくキスをするのだった……。



 ~完~














 ———あとがき———

 ここまで読んでくださった方々、誠にありがとうございます。

 これにて、本作品は完結となりました。

 本作品は、私の描くラブコメの処女作でした。

 この作品は『なんか、主人公がカッコいい小説ないなぁ』と思い、作成した物語です。

 故に流行りとは違く『男らしく、かっこよく、潔く、堂々と』をテーマにいたしました。

 最後は少し駆け足でしたが、自分の描きたいことは描ききれたと思います。

   あまり引き伸ばしても冬馬君が可哀想ですし(°▽°)

 
 改めて、読者の皆様……ありがとうございました。

 また何処かで『おとら』という作者を見かけたら、よろしくお願い致します。
しおりを挟む
感想 5

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(5件)

地蔵くまねこ

色んな作品を拾って見てみてもここまでの神作には出会えなかったです!それぞれの登場人物の想いがストーリーに綺麗に絡んで、あまり物語の中で説明をし過ぎず読み手側に想像させるのも素晴らしかったです!このような作品を作って頂きありがとうございます。

解除
斎藤ヒロシ
2021.11.24 斎藤ヒロシ

140話が同じでした

おとら@ 書籍発売中
2021.11.24 おとら@ 書籍発売中

申し訳ありませんm(_ _)m

ただ今、訂正致しましたm(_ _)m

解除
月影 流詩亜(旧 るしあん)

少し過ぎてしまいましたが

100話 達成 おめでとうございます🎉

気がついたら 少し過ぎてしまいました。
いつも 楽しませて頂き ありがとうございます

続きを楽しみにしてます

おとら@ 書籍発売中
2021.09.15 おとら@ 書籍発売中

るしあんさん、ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))

この作品は更新を続けて、このまま年内には完結まで行くので、最後までお付き合いして頂けたら幸いです(°▽°)

解除

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)

チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。 主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。 ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。 しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。 その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。 「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」 これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしてもモテない俺に天使が降りてきた件について

塀流 通留
青春
ラブコメな青春に憧れる高校生――茂手太陽(もて たいよう)。 好きな女の子と過ごす楽しい青春を送るため、彼はひたすら努力を繰り返したのだが――モテなかった。 それはもうモテなかった。 何をどうやってもモテなかった。 呪われてるんじゃないかというくらいモテなかった。 そんな青春負け組説濃厚な彼の元に、ボクッ娘美少女天使が現れて―― モテない高校生とボクッ娘天使が送る青春ラブコメ……に見せかけた何か!? 最後の最後のどんでん返しであなたは知るだろう。 これはラブコメじゃない!――と <追記> 本作品は私がデビュー前に書いた新人賞投稿策を改訂したものです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

幼馴染と話し合って恋人になってみた→夫婦になってみた

久野真一
青春
 最近の俺はちょっとした悩みを抱えている。クラスメート曰く、  幼馴染である百合(ゆり)と仲が良すぎるせいで付き合ってるか気になるらしい。  堀川百合(ほりかわゆり)。美人で成績優秀、運動完璧だけど朝が弱くてゲーム好きな天才肌の女の子。  猫みたいに気まぐれだけど優しい一面もあるそんな女の子。  百合とはゲームや面白いことが好きなところが馬が合って仲の良い関係を続けている。    そんな百合は今年は隣のクラス。俺と付き合ってるのかよく勘ぐられるらしい。  男女が仲良くしてるからすぐ付き合ってるだの何だの勘ぐってくるのは困る。  とはいえ。百合は異性としても魅力的なわけで付き合ってみたいという気持ちもある。  そんなことを悩んでいたある日の下校途中。百合から 「修二は私と恋人になりたい?」  なんて聞かれた。考えた末の言葉らしい。  百合としても満更じゃないのなら恋人になるのを躊躇する理由もない。 「なれたらいいと思ってる」    少し曖昧な返事とともに恋人になった俺たち。  食べさせあいをしたり、キスやその先もしてみたり。  恋人になった後は今までよりもっと楽しい毎日。  そんな俺達は大学に入る時に籍を入れて学生夫婦としての生活も開始。  夜一緒に寝たり、一緒に大学の講義を受けたり、新婚旅行に行ったりと  新婚生活も満喫中。  これは俺と百合が恋人としてイチャイチャしたり、  新婚生活を楽しんだりする、甘くてほのぼのとする日常のお話。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

乙男女じぇねれーしょん

ムラハチ
青春
 見知らぬ街でセーラー服を着るはめになったほぼニートのおじさんが、『乙男女《おつとめ》じぇねれーしょん』というアイドルグループに加入し、神戸を舞台に事件に巻き込まれながらトップアイドルを目指す青春群像劇! 怪しいおじさん達の周りで巻き起こる少女誘拐事件、そして消えた3億円の行方は……。 小説家になろうは現在休止中。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。