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冬馬君は遅れたものを取り戻す
綾の悩み
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翌日も大事をとって、綾は休みだった。
熱は下がったが、念のためというやつだ。
流石に、2日連続で見舞いに行くのは憚られるので、行かないことにした。
何より……俺の理性君が大変だからな。
それに、朝早くから電話が来て、元気そうだったから一安心だ。
そんなわけで、アキと遊ぶことにした。
「というわけよ」
「ハァ——俺の知らない間に色々あったんだな……」
アキには、真兄などの詳しい内容は言っていないが、ある程度のことは伝えた。
バイト先に友達のお姉さんが来たことや、綾の可愛さなどを……(ここ大事)
「まあな……なんか、あっという間に過ぎていくな……」
「じじくせーこと言うなよ。まだ、1年半くらいあるぜ?」
「そうなんだけどな……あまりに、変化がありすぎてな」
「まあ、気持ちはわかる。俺も、またお前や彼奴らと遊べるとは思ってなかったし」
「そういや、聞いたか?」
「あれか?剛真のことか?」
「ああ、ついにデートに行ったってよ」
「それなー。誘えはしたけど、よくホントに行けたよなー」
「ギリギリまで、俺と綾についてきてもらうか迷ってたみたいだったけどな」
「なるほど、そういうことかー。ハハ!想像したらウケるな!」
「そういうなよ……まあ、気持ちはわかるけどな」
きっとガチガチに緊張して、しどろもどろになっていたんだろうな。
……俺もそうだった……。
綾を花火に誘う時……。
歩いている時……。
告白した時……。
あの日ほど、緊張したことはない……。
「あと、智也だよなー。ついに、飛鳥とキスしたってよ」
「おっ?そうなのか……良かったな、智也に飛鳥」
「なんだ?複雑か?実際、振ったけど……どうだったんだ?綾ちゃんには内緒にしといてやるから」
「……正直言って、当時は迷ったな。むしろ、友達じゃなかったら告白をオーケーしてたかもしれないな……俺だって彼女とかは欲しかったし、飛鳥は可愛かったからな。大事な友達だからこそ、断ったという面があることは否定できない」
「はっ……正直な奴。まあ、みんなそんなもんだよ。可愛いから付き合う、かっこいいから付き合う。なんとなく付き合う……ただ、その気持ちは少しわかるかもな。俺も……これはやめとくか……」
「おいおい、人に聞いといて……」
「悪い、これは本人の了承がないとな」
「まあ、飛鳥の件はみんな知ってるからな……何か相談があれば乗るからな?」
「ああ、そん時は頼むわ」
そうか……あの2人がキスね……。
……俺も初めての時は緊張したっけ……。
いや……未だに緊張してるし——ドキドキしているな。
いつになったら慣れるのか……慣れなくていいのかもな。
……綾に会いたくなってきたな。
そして翌日、綾に会う。
「おはよう、綾。体調は平気か?」
「う、うん平気だよ……お、おはょ……な、なんで……?」
「何かだ?」
「えっと……なんでもありません……」
「何か変か?」
「えっと……なんで、電車の中で壁ドンをされているのかなぁ……?」
「綾が可愛いからだな」
「り、理由になってないよぉ……」
「それ以上の理由はない」
「あぅぅ……ど、どうなってるの……?」
うむ……この辺で勘弁しておくか。
いかんな……昨日、会いたいと思っていたから我慢できなかったな。
「悪いな……これでいいか?」
そっと離れると……。
「べ、別に嫌じゃないです……あ、あとでしてください……」
……うん、今日も俺の彼女は可愛い。
そして俺は——頭がおかしい。
放課後を迎え、綾とのデートをする。
「病み上がりだから、激しいのはダメだし……そういや、悩みがあるって言ってたな?」
「う、うん……どこか、静かなところがいいかな」
お互いの家じゃ……うん、大変だな。
激しいのはダメだし……かといって我慢できるかと言われると……。
「空き教室に行くか」
「え?」
「あそこなら人も来ないし、寒くもないしな」
「あっ——そうだね」
空き教室に入って、綾の悩みを聞くと……。
「ほう?死にたい奴がいるようだな?」
「え?」
「ストーカーか……まあ、今までいなかったのが不思議なくらいだ。そういや、これまではどうしていたんだ?」
「それは……意識的に、お母さんが弁護士だって伝えていたから……そうすれば、そういうのも減るからって……」
「あぁ——なるほど。確かに……そういう犯罪は、身内に言えないことが多いが……お母さんが弁護士なら安心だしな」
「そうなの……だから、大体の人はしてこなかったんだけど……最近、少しそんな気がして……もちろん、気のせいかもしれないけど……」
「いや、よく言ってくれた。何かあってからじゃ遅いからな。綾に何かあったら、俺は後悔してもしきれない……」
「冬馬君……ありがとぅ」
「大事な彼女なんだ、それくらい当たり前だ。で、どこで感じる?」
「うーん……バイトの帰り道かなぁ……?あと、学校の帰り道……冬馬君がいない時……」
「なるほど……俺と綾が付き合ってる事を知ってて、尚且つ俺がいると危険だということを知っている奴か」
「……そういうことになるのかな……?」
「わからんけどな……とりあえず、慎重に動かなきゃだな。冤罪とかシャレにならないし」
「うん、お母さんにもそれは言われたの。人の人生を変えちゃうからって……」
「まあ、痴漢のうちの半分は冤罪らしいからな……一部の人間のせいで、真面目に生きてる奴が損するんだよな……」
「……そうだね。私も気をつけないと……自意識過剰だったら申し訳ないし……」
「ただ、さっきも言ったが何かあってからじゃ遅い。しばらくは一緒に帰るとしよう。あと、こっちの方で手を打っておく。綾は出来るだけ普通に過ごしてくれ。その方が、相手も油断するはずだ」
「うん!えへへ……不謹慎だけど嬉しいなぁ……大事にされてて……」
「そりゃ……な」
「おやおやー?照れてますねー?相変わらず、冬馬君の照れポイントは謎です……」
「ほっとけ……」
気づいてないのか……。
ああいうセリフを言う時、自分がどんなに可愛い顔しているのか……。
これ以上ないってくらいに——微笑んでいることを……。
熱は下がったが、念のためというやつだ。
流石に、2日連続で見舞いに行くのは憚られるので、行かないことにした。
何より……俺の理性君が大変だからな。
それに、朝早くから電話が来て、元気そうだったから一安心だ。
そんなわけで、アキと遊ぶことにした。
「というわけよ」
「ハァ——俺の知らない間に色々あったんだな……」
アキには、真兄などの詳しい内容は言っていないが、ある程度のことは伝えた。
バイト先に友達のお姉さんが来たことや、綾の可愛さなどを……(ここ大事)
「まあな……なんか、あっという間に過ぎていくな……」
「じじくせーこと言うなよ。まだ、1年半くらいあるぜ?」
「そうなんだけどな……あまりに、変化がありすぎてな」
「まあ、気持ちはわかる。俺も、またお前や彼奴らと遊べるとは思ってなかったし」
「そういや、聞いたか?」
「あれか?剛真のことか?」
「ああ、ついにデートに行ったってよ」
「それなー。誘えはしたけど、よくホントに行けたよなー」
「ギリギリまで、俺と綾についてきてもらうか迷ってたみたいだったけどな」
「なるほど、そういうことかー。ハハ!想像したらウケるな!」
「そういうなよ……まあ、気持ちはわかるけどな」
きっとガチガチに緊張して、しどろもどろになっていたんだろうな。
……俺もそうだった……。
綾を花火に誘う時……。
歩いている時……。
告白した時……。
あの日ほど、緊張したことはない……。
「あと、智也だよなー。ついに、飛鳥とキスしたってよ」
「おっ?そうなのか……良かったな、智也に飛鳥」
「なんだ?複雑か?実際、振ったけど……どうだったんだ?綾ちゃんには内緒にしといてやるから」
「……正直言って、当時は迷ったな。むしろ、友達じゃなかったら告白をオーケーしてたかもしれないな……俺だって彼女とかは欲しかったし、飛鳥は可愛かったからな。大事な友達だからこそ、断ったという面があることは否定できない」
「はっ……正直な奴。まあ、みんなそんなもんだよ。可愛いから付き合う、かっこいいから付き合う。なんとなく付き合う……ただ、その気持ちは少しわかるかもな。俺も……これはやめとくか……」
「おいおい、人に聞いといて……」
「悪い、これは本人の了承がないとな」
「まあ、飛鳥の件はみんな知ってるからな……何か相談があれば乗るからな?」
「ああ、そん時は頼むわ」
そうか……あの2人がキスね……。
……俺も初めての時は緊張したっけ……。
いや……未だに緊張してるし——ドキドキしているな。
いつになったら慣れるのか……慣れなくていいのかもな。
……綾に会いたくなってきたな。
そして翌日、綾に会う。
「おはよう、綾。体調は平気か?」
「う、うん平気だよ……お、おはょ……な、なんで……?」
「何かだ?」
「えっと……なんでもありません……」
「何か変か?」
「えっと……なんで、電車の中で壁ドンをされているのかなぁ……?」
「綾が可愛いからだな」
「り、理由になってないよぉ……」
「それ以上の理由はない」
「あぅぅ……ど、どうなってるの……?」
うむ……この辺で勘弁しておくか。
いかんな……昨日、会いたいと思っていたから我慢できなかったな。
「悪いな……これでいいか?」
そっと離れると……。
「べ、別に嫌じゃないです……あ、あとでしてください……」
……うん、今日も俺の彼女は可愛い。
そして俺は——頭がおかしい。
放課後を迎え、綾とのデートをする。
「病み上がりだから、激しいのはダメだし……そういや、悩みがあるって言ってたな?」
「う、うん……どこか、静かなところがいいかな」
お互いの家じゃ……うん、大変だな。
激しいのはダメだし……かといって我慢できるかと言われると……。
「空き教室に行くか」
「え?」
「あそこなら人も来ないし、寒くもないしな」
「あっ——そうだね」
空き教室に入って、綾の悩みを聞くと……。
「ほう?死にたい奴がいるようだな?」
「え?」
「ストーカーか……まあ、今までいなかったのが不思議なくらいだ。そういや、これまではどうしていたんだ?」
「それは……意識的に、お母さんが弁護士だって伝えていたから……そうすれば、そういうのも減るからって……」
「あぁ——なるほど。確かに……そういう犯罪は、身内に言えないことが多いが……お母さんが弁護士なら安心だしな」
「そうなの……だから、大体の人はしてこなかったんだけど……最近、少しそんな気がして……もちろん、気のせいかもしれないけど……」
「いや、よく言ってくれた。何かあってからじゃ遅いからな。綾に何かあったら、俺は後悔してもしきれない……」
「冬馬君……ありがとぅ」
「大事な彼女なんだ、それくらい当たり前だ。で、どこで感じる?」
「うーん……バイトの帰り道かなぁ……?あと、学校の帰り道……冬馬君がいない時……」
「なるほど……俺と綾が付き合ってる事を知ってて、尚且つ俺がいると危険だということを知っている奴か」
「……そういうことになるのかな……?」
「わからんけどな……とりあえず、慎重に動かなきゃだな。冤罪とかシャレにならないし」
「うん、お母さんにもそれは言われたの。人の人生を変えちゃうからって……」
「まあ、痴漢のうちの半分は冤罪らしいからな……一部の人間のせいで、真面目に生きてる奴が損するんだよな……」
「……そうだね。私も気をつけないと……自意識過剰だったら申し訳ないし……」
「ただ、さっきも言ったが何かあってからじゃ遅い。しばらくは一緒に帰るとしよう。あと、こっちの方で手を打っておく。綾は出来るだけ普通に過ごしてくれ。その方が、相手も油断するはずだ」
「うん!えへへ……不謹慎だけど嬉しいなぁ……大事にされてて……」
「そりゃ……な」
「おやおやー?照れてますねー?相変わらず、冬馬君の照れポイントは謎です……」
「ほっとけ……」
気づいてないのか……。
ああいうセリフを言う時、自分がどんなに可愛い顔しているのか……。
これ以上ないってくらいに——微笑んでいることを……。
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