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冬馬君は遅れたものを取り戻す
冬馬君は友情に感動する
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充実した休日が終わって、また学校が始まった。
いよいよ肌寒くなり、文化祭の準備も最終段階に入ろうとしていた。
「あと、二週間もないもんねー」
「そうだな。なんだか、あっという間に過ぎていく感じだ」
「えへへ、私も。やっぱり、楽しい時間だからかな?冬馬君と出会ってから、私楽しいことばかりだもん」
「お前は、またナチュラルにそういうセリフを……」
「ふえっ?な、何か変なこと言ったかな……?」
俺は耳元にそっと囁く……。
「電車の中じゃなかったら……キスしてるところだ」
「……へ?あっ——あぅぅ……」
耳まで真っ赤になる綾を、俺は満足げに眺めるのだった……。
うむ、本日も大変可愛らしい彼女である……眼福。
駅を降り、学校に向かう途中……綾と昨日の話題になった。
「昨日も楽しかったね!」
「まあ、そうだな。ちょっと疲れたけど……あの人達、俺に絡んでくるからなぁ」
「ふふ、みんな冬馬君好きだからしょうがないよー」
「綾は?」
「ふえっ!?え、えっと、あの……す、好きです……誰よりも」
「ククク……」
「あっ——!?むぅ……からかわれたのです……」
「いや、そんなことはないさ。綾、俺も好きだよ」
「ど、ど、どストレート……!ど、どうしたの……?」
「いや、言いたい時に言っておこうかと思ってさ。昨日の綾の言葉、俺は嬉しかったからな。というわけで、なんでも言うことにする……覚悟しとけよ?」
「ひゃい!?お、お手柔らかにお願いしますぅ……は、早まったかな?心臓持つかな?」
「安心しろ、手加減はするさ。嫌がることもしないつもりだ」
「は、はぃ……」
うん、可愛い彼女がいて俺は幸せ者だな。
そういや……なにか、忘れてる気がする……。
「あっ———!!」
「ど、どうしたの!?」
「すまんすまん。昨日忘れてたんだけど、弥生さんが良い人いないかって言っててさ。真兄とかどうかなーって思って」
「なるほど……アリかも。バイトしてる時話すけど、弥生さんも美人さんだから苦労してきたみたい。何より、お父さんが……」
「だろうな……あの親父さんにビビらない男はそうはいない。だが、真兄ならビビることはないと思う。だから、今度弥生さんに聞いてみてくれ。写真を見せても良いかって」
「ウンウン!なんか良いかも!年齢も同い年だし!」
「あっ、確かに。2人とも25歳だったな。じゃあ、聞くだけ聞いてみてくれ」
「うん!えへへー、楽しみだね!」
「あんまり押し売りはダメだからな?あくまでも、紹介するだけだ」
「はーい」
……まあ、女の子はこういうの好きだからしゃあないか。
その日の午前中は、体育の授業があった。
今日は男子は野球、女子はソフトテニスをやっていた。
俺はバッターボックスに立ち、気合いを入れる……!
「冬馬くーん!頑張ってー!!」
青いジャージに身を包んだ綾が、外側で応援しているからだ!
「おう!任せとけ!」
「くくく、我が魔球が打てるかな?」
「いや、マサ。お前は陸上部だろ?なんだ、魔球って。しかも、口調が違うし」
「俺は中学までは野球部だったんだ!いくぞー!俺とも遊べや!ずるいぞ球!!」
「なんだよ!?それ!?わーたっよ!遊んでやるよ打法!!」
カキーンという良い音がし、球がフェンスギリギリのところに当たる。
「きゃ——!見てみて!冬馬君!カッコいい!」
「綾、落ち着きなさい」
「ダメだね~。綾、興奮しちゃってるね」
……全く、可愛い子なこと。
にしても……。
ホームへ帰ってきた俺は、マサこと加藤真斗の元へ行く。
「おい、どういう意味だ?」
「なんだよー、ずるいじゃんかー。博とか、田中君とかは遊んでんのに……俺は遊べてないぞ!」
「いや、そういうわけでは……まだ、プライベートで遊んだことはないしな」
「うん?そうなのか?てっきり、俺は仲間外れにされてるのかと……」
「いや、何故そうなる?クラスの盛り上げ役をハブるとかあり得んだろうに」
「本当か!?」
「ああ……じゃあ、今度予定立てるから遊ぶか?」
「おお!良いぜ!いつだ!?」
「落ち着け!連絡する……あっ、知らねえ」
「そこだよ!田中君とか博には教えてるのに!」
「悪い悪い、他意はなかったんだよ。あとで教えるな」
「そうか!なら良い!」
「元気な奴……まあ、嫌いじゃないけど」
というか、何故俺は好かれているんだ?
なんか、懐かれてるような気分だ。
その後、近道である木々を抜けて水道水を飲みにいくと……。
クラスでも目立たない方の人達が集まって、何やら話している……。
その中には啓介もいるので、話しかけようとするが……。
「なあ、田中。最近吉野とか、リア充のやつらと仲良いけどどうなん?」
俺はとっさに木の陰に隠れる。
「え?ど、どうって?」
「あいつ、この間まで俺たちみたいだったのに。最近調子にのってない?」
「だよなー、教室でもカーストトップの奴らとつるんでいるし」
「清水さんとイチャイチャしてるしな!」
「田中とか、陰で笑われてるんじゃないの?」
「あり得る!あいつ、俺らのこと友達とか思ってたりして!とか」
「なんだよな!非リア充だから!隠キャだからって馬鹿にしやがって!お前だってイジられてるだけだろ?」
……聞くに耐えん会話だな。
たが、やはりそう思う人もいるだろうな。
さて……どうしたものか。
俺が思案していると、啓介が何かを言おうとする。
「そ、そんなことないよ!冬馬君はそんなことしない!彼は、僕を不良から助けてくれたんだ!そ、それに……僕のこと友達だって……」
「だから、それが嘘くさいよなー。俺、良い人ぶってますみたいな」
「じゃ、じゃあ!話してみてよ!どうして、話もしないで決めつけるんだ!皆、冬馬君やリア充って呼ばれる人達と、ちゃんと話したことないよね!?」
「うっ……それは……」
「だって、馬鹿にされるし……」
「どうせ、マウントとられるし……」
「少なくとも、僕はそんなことされたことない!そりゃー僕だって、最初はそう思ってたけど……でも、僕らが勝手にそう思い込んでるだけかもしれない。もちろん、今言ったような人達も居ると思うけど……でも、冬馬君は違う!ただ、僕らの方が卑屈になってるだけなんだ!」
……いかん、涙が出そうになる。
そうか、啓介はそんなことを思っていたのか……。
嬉しいな……キャラが変わったことで色々言われる覚悟はしていたが……。
俺は涙が出そうになるのを堪え、その場を静かに離れる。
……ていうか、俺……最近、涙腺緩くね?
いよいよ肌寒くなり、文化祭の準備も最終段階に入ろうとしていた。
「あと、二週間もないもんねー」
「そうだな。なんだか、あっという間に過ぎていく感じだ」
「えへへ、私も。やっぱり、楽しい時間だからかな?冬馬君と出会ってから、私楽しいことばかりだもん」
「お前は、またナチュラルにそういうセリフを……」
「ふえっ?な、何か変なこと言ったかな……?」
俺は耳元にそっと囁く……。
「電車の中じゃなかったら……キスしてるところだ」
「……へ?あっ——あぅぅ……」
耳まで真っ赤になる綾を、俺は満足げに眺めるのだった……。
うむ、本日も大変可愛らしい彼女である……眼福。
駅を降り、学校に向かう途中……綾と昨日の話題になった。
「昨日も楽しかったね!」
「まあ、そうだな。ちょっと疲れたけど……あの人達、俺に絡んでくるからなぁ」
「ふふ、みんな冬馬君好きだからしょうがないよー」
「綾は?」
「ふえっ!?え、えっと、あの……す、好きです……誰よりも」
「ククク……」
「あっ——!?むぅ……からかわれたのです……」
「いや、そんなことはないさ。綾、俺も好きだよ」
「ど、ど、どストレート……!ど、どうしたの……?」
「いや、言いたい時に言っておこうかと思ってさ。昨日の綾の言葉、俺は嬉しかったからな。というわけで、なんでも言うことにする……覚悟しとけよ?」
「ひゃい!?お、お手柔らかにお願いしますぅ……は、早まったかな?心臓持つかな?」
「安心しろ、手加減はするさ。嫌がることもしないつもりだ」
「は、はぃ……」
うん、可愛い彼女がいて俺は幸せ者だな。
そういや……なにか、忘れてる気がする……。
「あっ———!!」
「ど、どうしたの!?」
「すまんすまん。昨日忘れてたんだけど、弥生さんが良い人いないかって言っててさ。真兄とかどうかなーって思って」
「なるほど……アリかも。バイトしてる時話すけど、弥生さんも美人さんだから苦労してきたみたい。何より、お父さんが……」
「だろうな……あの親父さんにビビらない男はそうはいない。だが、真兄ならビビることはないと思う。だから、今度弥生さんに聞いてみてくれ。写真を見せても良いかって」
「ウンウン!なんか良いかも!年齢も同い年だし!」
「あっ、確かに。2人とも25歳だったな。じゃあ、聞くだけ聞いてみてくれ」
「うん!えへへー、楽しみだね!」
「あんまり押し売りはダメだからな?あくまでも、紹介するだけだ」
「はーい」
……まあ、女の子はこういうの好きだからしゃあないか。
その日の午前中は、体育の授業があった。
今日は男子は野球、女子はソフトテニスをやっていた。
俺はバッターボックスに立ち、気合いを入れる……!
「冬馬くーん!頑張ってー!!」
青いジャージに身を包んだ綾が、外側で応援しているからだ!
「おう!任せとけ!」
「くくく、我が魔球が打てるかな?」
「いや、マサ。お前は陸上部だろ?なんだ、魔球って。しかも、口調が違うし」
「俺は中学までは野球部だったんだ!いくぞー!俺とも遊べや!ずるいぞ球!!」
「なんだよ!?それ!?わーたっよ!遊んでやるよ打法!!」
カキーンという良い音がし、球がフェンスギリギリのところに当たる。
「きゃ——!見てみて!冬馬君!カッコいい!」
「綾、落ち着きなさい」
「ダメだね~。綾、興奮しちゃってるね」
……全く、可愛い子なこと。
にしても……。
ホームへ帰ってきた俺は、マサこと加藤真斗の元へ行く。
「おい、どういう意味だ?」
「なんだよー、ずるいじゃんかー。博とか、田中君とかは遊んでんのに……俺は遊べてないぞ!」
「いや、そういうわけでは……まだ、プライベートで遊んだことはないしな」
「うん?そうなのか?てっきり、俺は仲間外れにされてるのかと……」
「いや、何故そうなる?クラスの盛り上げ役をハブるとかあり得んだろうに」
「本当か!?」
「ああ……じゃあ、今度予定立てるから遊ぶか?」
「おお!良いぜ!いつだ!?」
「落ち着け!連絡する……あっ、知らねえ」
「そこだよ!田中君とか博には教えてるのに!」
「悪い悪い、他意はなかったんだよ。あとで教えるな」
「そうか!なら良い!」
「元気な奴……まあ、嫌いじゃないけど」
というか、何故俺は好かれているんだ?
なんか、懐かれてるような気分だ。
その後、近道である木々を抜けて水道水を飲みにいくと……。
クラスでも目立たない方の人達が集まって、何やら話している……。
その中には啓介もいるので、話しかけようとするが……。
「なあ、田中。最近吉野とか、リア充のやつらと仲良いけどどうなん?」
俺はとっさに木の陰に隠れる。
「え?ど、どうって?」
「あいつ、この間まで俺たちみたいだったのに。最近調子にのってない?」
「だよなー、教室でもカーストトップの奴らとつるんでいるし」
「清水さんとイチャイチャしてるしな!」
「田中とか、陰で笑われてるんじゃないの?」
「あり得る!あいつ、俺らのこと友達とか思ってたりして!とか」
「なんだよな!非リア充だから!隠キャだからって馬鹿にしやがって!お前だってイジられてるだけだろ?」
……聞くに耐えん会話だな。
たが、やはりそう思う人もいるだろうな。
さて……どうしたものか。
俺が思案していると、啓介が何かを言おうとする。
「そ、そんなことないよ!冬馬君はそんなことしない!彼は、僕を不良から助けてくれたんだ!そ、それに……僕のこと友達だって……」
「だから、それが嘘くさいよなー。俺、良い人ぶってますみたいな」
「じゃ、じゃあ!話してみてよ!どうして、話もしないで決めつけるんだ!皆、冬馬君やリア充って呼ばれる人達と、ちゃんと話したことないよね!?」
「うっ……それは……」
「だって、馬鹿にされるし……」
「どうせ、マウントとられるし……」
「少なくとも、僕はそんなことされたことない!そりゃー僕だって、最初はそう思ってたけど……でも、僕らが勝手にそう思い込んでるだけかもしれない。もちろん、今言ったような人達も居ると思うけど……でも、冬馬君は違う!ただ、僕らの方が卑屈になってるだけなんだ!」
……いかん、涙が出そうになる。
そうか、啓介はそんなことを思っていたのか……。
嬉しいな……キャラが変わったことで色々言われる覚悟はしていたが……。
俺は涙が出そうになるのを堪え、その場を静かに離れる。
……ていうか、俺……最近、涙腺緩くね?
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