15 / 32
第二章 異世界を生き抜くアウトプット
14
しおりを挟む
さて!
支払いも滞りなく完了したし、一通りのものもそろって日々の暮らしも安定って事で…
「これより第1回異世界旅行資金確保会議を始めたいと思います!」
『・・・』
「出席者は、私・ナビ助。以上!と、いうわけで早速はじめま~す」
『呼び出されたと思ったら…ちょっと待ってよ、なんでボク会議に参加しないといけないの??』
「ナビ助は私の異世界アドバイザーでしょ、右も左もわからない、異世界一般常識ゼロな私が帰れるかどうかはナビ助にかかっているって言っても過言じゃないんだから、参加は必然ってやつ」
『アドバイザーじゃなくて、ボクはナビゲーターそこは間違えないでよね。アドバイザーっぽいこともしちゃうけどさ』
ナビ助が不服を訴えてくる。
「なにか違うの?」
『簡単には、アドバイザーは助言する人。ナビゲーターは進行する人。ナビゲーターは助言(アドバイス)はしないものだよ』
『例えばキミが道で迷った時に、右か左かどちらに進む?と相談したとして、アドバイザーはキミの話を聞いて右か左でどちらがよいか勧めてくれるけど
ナビゲーターはそのどっちがいい?には答えられない。大きな街に行きたいんだけど右か左かどちらに進む?なら答えることができる。わかる?』
「え…うーん、なんとなく」
『キミの<すま~ほ>マジックアイテム、道具なんだよ、中にあるアプリの機能もね。中身を正しく理解して使わないと、どんなにすごい道具も宝の持ち腐れだよ。』
・・・・十分アドバイザーなんじゃないかな。
なんて思うんだけど、ここは空気を読んでおこう、ナビ助が私の為に言ってくれてるし、中身を正しく理解する、って重要な事だし。
「うんうん、わかった!いつもありがとうナビ助!では、改めて会議をはじめま~す」
『本当にわかってんのかな?』
一一一一一一一
「まずは目標!私には100億GO必要です!」
『しってるよ~』
「できれば早く欲しいんです!」
『しってる~』
「いくら旅行先の日時指定ができるといっても…資金調達に10年かかったら、私は20代後半になってしまいます!回りは皆10代の中に溶け込めるんでしょうか??」
『見た目、ちょっと老けた高校生で押し通しなよ』
見た目ちょっと老けた高校生って…
回りが10代の中、自分だけ20代後半って…ナイナイ!ナビ助が言うように、ちょっと老けた高校生でいけなくないかもだけど…いけるのか??ムリじゃない?四捨五入して30才の高校生なんて、ドラマかっての
「そんなのムリ!ムリムリムリー」
どう考えても、10年なんてかかったら日常生活に溶け込めないでしょ…コスプレして高校に通うようなもので、犯罪臭する気がするし。
「そんなわけで!」
『どんなわけで?』
「目標年数は最高でも3年!20才になるまでに帰ります!」
『パチパチー拍手ー頑張ってー』
「棒読みなセリフで応援ありがとう!3年で100億って事は1年で最低でも30~40億貯めないといけなくて、頑張って1ヶ月で1000万GOいかないくらいの現状では1年で1億?………足りてない!全然目標金額に足りないのー!」
『まぁ、それなら1ヶ月で最低でも2億ないとダメだね』
100億GOなんて大金(大GO?)どう稼ぐんだよ!って、思ってはいたんだけど…目標決めて貯めようと考えた時に、あれ?って思ったの、そもそもこのままじゃ帰れる資金調達までにすごい時間かかるって
「だから、タイGOでもがんばる他に、この世界でお金(GO)を稼ぐ方法はどんなのがあるか教えてほしいの!」
『GOを稼ぐのに物を売る以外は、働く。だよ』
「働く…え?会社とかで?」
『そう、雇われて働く。とか自分で何かするなど…ある意味タイGOも、キミが島で採取したものを売るのも報酬だね』
「それって、月に2億稼げるの?」
『やり方かな…色んな職種があるから』
色んな職種ってなんだろ??異世界だから未知の仕事とか存在しそうで怖いんだけど…
『一確認中一…そうだな~、この島を出たとして普通に街で働くなら商店とか飲食店とかもあるけど、キミの場合お金をたくさん稼ぎたいから…オススメなのは…』
ゴクッ…
「オススメなのは?」
『まずは、ギルドに登録して冒険者。色んな依頼がある中には高額なものもあるし常時欲しいと出している依頼もあるからいいと思うよ。おそらくタイGOはギルドと定期的な契約をして売買をしていると思う、キミが出した夜光蜂もタイGO通さなければ手数料いらなくなるしね』
「定期的契約…手数料…」
確かに、今回も手数料が払えなくて大変な思いをしたばかりだし。月々の目標著金額プラスで手数料分稼がないといけないこと忘れてた…
「わかった。他には?」
『前にこの世界について少し説明したと思うけど、北にある大陸を覚えてるかな?』
北にある大陸…確かオレがついてた気がする。
「…………オレオーレ?」
『・・・・全然覚えてないね、うろ覚え感ハンパないよ、なにさ!オレオーレって、サッカーの応援!?』
ナビ助、サッカー知ってるんだ!?
『もう一度言うからよく聞いてよね!でもって覚えて!』
口をはさむスキがない、似たような名前ばっかりだしそんなに色々言われたって覚えられないよ…プリプリ怒りながら説明を始めた…
『北にある大陸は<ノルオーレ>陸地の半分以上がが山脈なんだけど常に春の気候で絶え間なく花が咲く事から<花の街>って呼ばれてる。小人族って、とても身体の小さい種族が住んでいるのも有名なんだけど、もっと有名なのが山脈の下にある巨大な地下神殿都市<オレンピア>このオレンピアにはオーレレ神を崇める<オーレレ教団>があって教団の<神聖軍>は世界最強って言われてる。
世界各地に神殿があって、オーレレ神の信仰を布教するのと同時に治療院でもあるんだ、普通の怪我や病気以外にも呪いとか特殊な事情のある治療を受けてくれる、ただしその時にかかるGOはすごく高い…』
ふーん…たしかに前聞いたような…?神殿ってイメージはなんかボランティア精神強そうな感じだったから、治療費が高いって聞いてイメージと違うなって思ってた気がする。
『キミに関わってくる部分はこの神殿!オーレレ神を信仰してる教団からしたら神島は神が住む島そのもの、毎日神島の方向に礼拝してるんだから。
神気の強い所では生き物が生息する事ができないって言ったでしょ、その島付属の小島とはいえ、普通に生きて生活してるキミは教団からしたら奇跡みたいなもんだよ』
「えー、大げさ~」
神気が強いとか言われても、私にしてみればただの無人島で、頭痛いとかもないし、神気?なにそれ?なんかあんの?って感じ
『キミはなんにも感じてないけど普通の人はこの領域に近づく事すらできなくて、頭痛・吐き気・めまい。この島で生活するなんてアリエナ~イってやつなんだよ』
「って、言われてもなんも感じないもんは感じないし…」
『教団はね、神気に耐えるため訓練を日々積んでるんだ、どうしてわざわざ山脈ばかりの地下に都市と神殿作ったんだって思わなかった?、ノルオーレの山脈の奥にはオーレレ神が降りたったとされる湖があって、この島と一緒で湖の神気は強くその付近は生き物が住める所ではないんだ
神島の回りには激しい海流があるから近づくことすらできない…だからノルオーレに神殿を作ったんだ地下に都市を作ったのは湖の水が地下水と混ざって少し神気が弱まるからなんだよ』
フムフム、神島には行きたくても行けない、だから行ける範囲で一番神様の存在が近くに感じる場所に神殿作ったって事かな~
『そんな、教団では神気に強い存在を随時募集してるんだ』
「え!?なんで??」
『ずーっと言ってるけど、神気が強い場所では生き物が生きていけないんだよ湖を調査したりしたいのに、近づけないんだ』
「なるほど~神気に元々強いとかあれば湖の調査に行けるってことか!」
『そう!だから、キミにとってはその体質を活かした最高の職場だよ、命がけだから報酬も高いしね!………ただ…』
??ただ…?ナビ助どしたの?珍しく言葉につまるからちょっと不安になる
『ただ…キミのその神気に強い体質は奇跡みたいなもんって、言ったでしょ…ヘタすると監禁されるかも?』
「……は??」
『神気の影響まったく受けない人間なんてさ…もう神様の使者様?神子様?扱いになってもおかしくないし、逆に異常だ!ってなるかも?』
なにそれ!ただ元気に生きてるだけで監禁とか無理なんですけど、オーレレ教団には気をつけた方がいいかもしれない…
『でもさ、報酬はいいよ!うまくごまかす事ができれば重宝されて衣食住完備で最高の職場だよ!』
ナ・ビ・助~!!
「イチカバチカ!みたいな職場紹介すんな!!」
第1回異世界旅行資金確保会議はたいした収穫なしで終わった…
支払いも滞りなく完了したし、一通りのものもそろって日々の暮らしも安定って事で…
「これより第1回異世界旅行資金確保会議を始めたいと思います!」
『・・・』
「出席者は、私・ナビ助。以上!と、いうわけで早速はじめま~す」
『呼び出されたと思ったら…ちょっと待ってよ、なんでボク会議に参加しないといけないの??』
「ナビ助は私の異世界アドバイザーでしょ、右も左もわからない、異世界一般常識ゼロな私が帰れるかどうかはナビ助にかかっているって言っても過言じゃないんだから、参加は必然ってやつ」
『アドバイザーじゃなくて、ボクはナビゲーターそこは間違えないでよね。アドバイザーっぽいこともしちゃうけどさ』
ナビ助が不服を訴えてくる。
「なにか違うの?」
『簡単には、アドバイザーは助言する人。ナビゲーターは進行する人。ナビゲーターは助言(アドバイス)はしないものだよ』
『例えばキミが道で迷った時に、右か左かどちらに進む?と相談したとして、アドバイザーはキミの話を聞いて右か左でどちらがよいか勧めてくれるけど
ナビゲーターはそのどっちがいい?には答えられない。大きな街に行きたいんだけど右か左かどちらに進む?なら答えることができる。わかる?』
「え…うーん、なんとなく」
『キミの<すま~ほ>マジックアイテム、道具なんだよ、中にあるアプリの機能もね。中身を正しく理解して使わないと、どんなにすごい道具も宝の持ち腐れだよ。』
・・・・十分アドバイザーなんじゃないかな。
なんて思うんだけど、ここは空気を読んでおこう、ナビ助が私の為に言ってくれてるし、中身を正しく理解する、って重要な事だし。
「うんうん、わかった!いつもありがとうナビ助!では、改めて会議をはじめま~す」
『本当にわかってんのかな?』
一一一一一一一
「まずは目標!私には100億GO必要です!」
『しってるよ~』
「できれば早く欲しいんです!」
『しってる~』
「いくら旅行先の日時指定ができるといっても…資金調達に10年かかったら、私は20代後半になってしまいます!回りは皆10代の中に溶け込めるんでしょうか??」
『見た目、ちょっと老けた高校生で押し通しなよ』
見た目ちょっと老けた高校生って…
回りが10代の中、自分だけ20代後半って…ナイナイ!ナビ助が言うように、ちょっと老けた高校生でいけなくないかもだけど…いけるのか??ムリじゃない?四捨五入して30才の高校生なんて、ドラマかっての
「そんなのムリ!ムリムリムリー」
どう考えても、10年なんてかかったら日常生活に溶け込めないでしょ…コスプレして高校に通うようなもので、犯罪臭する気がするし。
「そんなわけで!」
『どんなわけで?』
「目標年数は最高でも3年!20才になるまでに帰ります!」
『パチパチー拍手ー頑張ってー』
「棒読みなセリフで応援ありがとう!3年で100億って事は1年で最低でも30~40億貯めないといけなくて、頑張って1ヶ月で1000万GOいかないくらいの現状では1年で1億?………足りてない!全然目標金額に足りないのー!」
『まぁ、それなら1ヶ月で最低でも2億ないとダメだね』
100億GOなんて大金(大GO?)どう稼ぐんだよ!って、思ってはいたんだけど…目標決めて貯めようと考えた時に、あれ?って思ったの、そもそもこのままじゃ帰れる資金調達までにすごい時間かかるって
「だから、タイGOでもがんばる他に、この世界でお金(GO)を稼ぐ方法はどんなのがあるか教えてほしいの!」
『GOを稼ぐのに物を売る以外は、働く。だよ』
「働く…え?会社とかで?」
『そう、雇われて働く。とか自分で何かするなど…ある意味タイGOも、キミが島で採取したものを売るのも報酬だね』
「それって、月に2億稼げるの?」
『やり方かな…色んな職種があるから』
色んな職種ってなんだろ??異世界だから未知の仕事とか存在しそうで怖いんだけど…
『一確認中一…そうだな~、この島を出たとして普通に街で働くなら商店とか飲食店とかもあるけど、キミの場合お金をたくさん稼ぎたいから…オススメなのは…』
ゴクッ…
「オススメなのは?」
『まずは、ギルドに登録して冒険者。色んな依頼がある中には高額なものもあるし常時欲しいと出している依頼もあるからいいと思うよ。おそらくタイGOはギルドと定期的な契約をして売買をしていると思う、キミが出した夜光蜂もタイGO通さなければ手数料いらなくなるしね』
「定期的契約…手数料…」
確かに、今回も手数料が払えなくて大変な思いをしたばかりだし。月々の目標著金額プラスで手数料分稼がないといけないこと忘れてた…
「わかった。他には?」
『前にこの世界について少し説明したと思うけど、北にある大陸を覚えてるかな?』
北にある大陸…確かオレがついてた気がする。
「…………オレオーレ?」
『・・・・全然覚えてないね、うろ覚え感ハンパないよ、なにさ!オレオーレって、サッカーの応援!?』
ナビ助、サッカー知ってるんだ!?
『もう一度言うからよく聞いてよね!でもって覚えて!』
口をはさむスキがない、似たような名前ばっかりだしそんなに色々言われたって覚えられないよ…プリプリ怒りながら説明を始めた…
『北にある大陸は<ノルオーレ>陸地の半分以上がが山脈なんだけど常に春の気候で絶え間なく花が咲く事から<花の街>って呼ばれてる。小人族って、とても身体の小さい種族が住んでいるのも有名なんだけど、もっと有名なのが山脈の下にある巨大な地下神殿都市<オレンピア>このオレンピアにはオーレレ神を崇める<オーレレ教団>があって教団の<神聖軍>は世界最強って言われてる。
世界各地に神殿があって、オーレレ神の信仰を布教するのと同時に治療院でもあるんだ、普通の怪我や病気以外にも呪いとか特殊な事情のある治療を受けてくれる、ただしその時にかかるGOはすごく高い…』
ふーん…たしかに前聞いたような…?神殿ってイメージはなんかボランティア精神強そうな感じだったから、治療費が高いって聞いてイメージと違うなって思ってた気がする。
『キミに関わってくる部分はこの神殿!オーレレ神を信仰してる教団からしたら神島は神が住む島そのもの、毎日神島の方向に礼拝してるんだから。
神気の強い所では生き物が生息する事ができないって言ったでしょ、その島付属の小島とはいえ、普通に生きて生活してるキミは教団からしたら奇跡みたいなもんだよ』
「えー、大げさ~」
神気が強いとか言われても、私にしてみればただの無人島で、頭痛いとかもないし、神気?なにそれ?なんかあんの?って感じ
『キミはなんにも感じてないけど普通の人はこの領域に近づく事すらできなくて、頭痛・吐き気・めまい。この島で生活するなんてアリエナ~イってやつなんだよ』
「って、言われてもなんも感じないもんは感じないし…」
『教団はね、神気に耐えるため訓練を日々積んでるんだ、どうしてわざわざ山脈ばかりの地下に都市と神殿作ったんだって思わなかった?、ノルオーレの山脈の奥にはオーレレ神が降りたったとされる湖があって、この島と一緒で湖の神気は強くその付近は生き物が住める所ではないんだ
神島の回りには激しい海流があるから近づくことすらできない…だからノルオーレに神殿を作ったんだ地下に都市を作ったのは湖の水が地下水と混ざって少し神気が弱まるからなんだよ』
フムフム、神島には行きたくても行けない、だから行ける範囲で一番神様の存在が近くに感じる場所に神殿作ったって事かな~
『そんな、教団では神気に強い存在を随時募集してるんだ』
「え!?なんで??」
『ずーっと言ってるけど、神気が強い場所では生き物が生きていけないんだよ湖を調査したりしたいのに、近づけないんだ』
「なるほど~神気に元々強いとかあれば湖の調査に行けるってことか!」
『そう!だから、キミにとってはその体質を活かした最高の職場だよ、命がけだから報酬も高いしね!………ただ…』
??ただ…?ナビ助どしたの?珍しく言葉につまるからちょっと不安になる
『ただ…キミのその神気に強い体質は奇跡みたいなもんって、言ったでしょ…ヘタすると監禁されるかも?』
「……は??」
『神気の影響まったく受けない人間なんてさ…もう神様の使者様?神子様?扱いになってもおかしくないし、逆に異常だ!ってなるかも?』
なにそれ!ただ元気に生きてるだけで監禁とか無理なんですけど、オーレレ教団には気をつけた方がいいかもしれない…
『でもさ、報酬はいいよ!うまくごまかす事ができれば重宝されて衣食住完備で最高の職場だよ!』
ナ・ビ・助~!!
「イチカバチカ!みたいな職場紹介すんな!!」
第1回異世界旅行資金確保会議はたいした収穫なしで終わった…
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
悪行貴族のはずれ息子【第2部 魔法師匠編】
白波 鷹(しらなみ たか)【白波文庫】
ファンタジー
※表紙を第一部と統一しました
★作者個人でAmazonにて自費出版中。Kindle電子書籍有料ランキング「SF・ホラー・ファンタジー」「児童書>読み物」1位にWランクイン!
★第1部はこちら↓
https://www.alphapolis.co.jp/novel/162178383/822911083
「お前みたいな無能は分家がお似合いだ」
幼い頃から魔法を使う事ができた本家の息子リーヴは、そうして魔法の才能がない分家の息子アシックをいつも笑っていた。
東にある小さな街を領地としている悪名高き貴族『ユーグ家』―古くからその街を統治している彼らの実態は酷いものだった。
本家の当主がまともに管理せず、領地は放置状態。にもかかわらず、税の徴収だけ行うことから人々から嫌悪され、さらに近年はその長男であるリーヴ・ユーグの悪名高さもそれに拍車をかけていた。
容姿端麗、文武両道…というのは他の貴族への印象を良くする為の表向きの顔。その実態は父親の権力を駆使して悪ガキを集め、街の人々を困らせて楽しむガキ大将のような人間だった。
悪知恵が働き、魔法も使え、取り巻き達と好き放題するリーヴを誰も止めることができず、人々は『ユーグ家』をやっかんでいた。
さらにリーヴ達は街の人間だけではなく、自分達の分家も馬鹿にしており、中でも分家の長男として生まれたアシック・ユーグを『無能』と呼んで嘲笑うのが日課だった。だが、努力することなく才能に溺れていたリーヴは気付いていなかった。
自分が無能と嘲笑っていたアシックが努力し続けた結果、書庫に眠っていた魔法を全て習得し終えていたことを。そして、本家よりも街の人間達から感心を向けられ、分家の力が強まっていることを。
やがて、リーヴがその事実に気付いた時にはもう遅かった。
アシックに追い抜かれた焦りから魔法を再び学び始めたが、今さら才能が実ることもなく二人の差は徐々に広まっていくばかり。
そんな中、リーヴの妹で『忌み子』として幽閉されていたユミィを助けたのを機に、アシックは本家を変えていってしまい…?
◇過去最高ランキング
・アルファポリス
男性HOTランキング:10位
・カクヨム
週間ランキング(総合):80位台
週間ランキング(異世界ファンタジー):43位
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
僕の兄上マジチート ~いや、お前のが凄いよ~
SHIN
ファンタジー
それは、ある少年の物語。
ある日、前世の記憶を取り戻した少年が大切な人と再会したり周りのチートぷりに感嘆したりするけど、実は少年の方が凄かった話し。
『僕の兄上はチート過ぎて人なのに魔王です。』
『そういうお前は、愛され過ぎてチートだよな。』
そんな感じ。
『悪役令嬢はもらい受けます』の彼らが織り成すファンタジー作品です。良かったら見ていってね。
隔週日曜日に更新予定。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
元四天王は貧乏令嬢の使用人 ~冤罪で国から追放された魔王軍四天王。貧乏貴族の令嬢に拾われ、使用人として働きます~
大豆茶
ファンタジー
『魔族』と『人間族』の国で二分された世界。
魔族を統べる王である魔王直属の配下である『魔王軍四天王』の一人である主人公アースは、ある事情から配下を持たずに活動しいていた。
しかし、そんなアースを疎ましく思った他の四天王から、魔王の死を切っ掛けに罪を被せられ殺されかけてしまう。
満身創痍のアースを救ったのは、人間族である辺境の地の貧乏貴族令嬢エレミア・リーフェルニアだった。
魔族領に戻っても命を狙われるだけ。
そう判断したアースは、身分を隠しリーフェルニア家で使用人として働くことに。
日々を過ごす中、アースの活躍と共にリーフェルニア領は目まぐるしい発展を遂げていくこととなる。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる