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第一章 異世界で生き抜くチュートリアル
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ヌルゾンも無事に去り、届けられた荷物から水と携帯食料を出していると、いつの間にか太陽は真上に来ていた。
あ!
(寝)だったアイコンが(代神)に変わっていた。ポチっ
「ちょっとーナビ助!!大変だったんだからね、ゾンビとひつじー」
『は?急になんなのさ、ボクはさっきまで寝ていたから何にも知らないよ』
あった事をナビ助に説明すると…
『あはは!なにそれキミっておもしろいね、ヌルゾンの配達員がゾンビなのは当たり前でしょ、タイGOの社員はGO大好きだから油断したら、どんどんGO取られちゃうよ~』
めちゃめちゃ笑われた…ムカつく、ナビ助。
『それにさ、キャンパーセットはいいけど魔法の水筒が100.000GOって安いわけじゃないよ、水は魔法が使える人ならいくらでも自分で出せるし、冷やすのも沸かすのも簡単なんだよ、だから買う人がいなくて特価って事』
言われて。そうか!魔法で、できるんだ!って思ったけど…やっぱりムカつく。
『あーおもしろかった、それで?ボクに何をききたいの?』
「・・・・」
『どうしたの?』
「・・・・」
『怒っているの?』
「・・・・」
『もー、しかたないじゃないか、おもしろかったんだから、それにそうやって素直に物事受け入れられるところはキミの良いところだと思うよ。でも簡単に騙されちゃいそうだから、なんかあったら決める前にボクに聞きなよね。』
なんか偉そうで。まだちょっとムカつくけど言われてる事は間違ってない…この世界の常識を知らない私はきっとすぐ騙される、だからもっと学ばないといけない…
「ナビ助、この世界のお金GOについて知りたいの!使い方とか、仕組みを教えて」
『オッケー』
『世界共通紙幣が魔法通貨GOって事は、少し説明したよね。魔法が一般的に普及しているオーレレでは皆なんでも魔法で解決しがちなんだ、でも魔法が使えない人もいて、そういう人達がいるからマジックアイテムも作られているんだけど…』
魔法でなんでも解決しがちって、魔法ってそんなに万能なのかな?
『キミが気にしていた、通貨の種類が少ないって事は物量が増えるんじゃないか?って、疑問は、オーレレの人達はじゃあ魔法でしまっておいて使うときに出せばいい!って考えが普通なんだよね。でも、さっき言ったみたいに、魔法が使えない人もいて、そんな人達は毎回GOを持ち運ぶのに苦労していたんだ』
やっぱり。そうだよね…GOをまだ見た事ないけど日本円で1円だとして例えば1000円分持ち運ぶとしたら毎回1000枚持ってるんでしょ、大変すぎるよ。
『個人的な力の差はあれど、魔法が使える人が過半数を占める世界では、使えない人の意見は通りづらくて…通貨の改定ってのはなかなか進まない問題でもあったんだ、そんな中…画期的なアイテムが開発されたのが今から約10年前、魔石を加工してストレージとつなぐマジックアイテムを作り出したんだ!』
「はい!ナビ助、ストレージ?とはなんですか?」
『ストレージは、収納庫だと思えばいいよ。魔法が使える人だと力の差で容量が変わる感じかな』
つまり、力が大きい人は収納力も高いって事か、力の差で容量が決まるなら、魔法が使えてもお金の管理は困っている人多かったんじゃないかな…でも具体的に解決したのは10年前なんだ…
『このストレージをあらかじめ魔石につながれた状態で利用するマジックアイテムをゴーロミー石っていって、ゴーロミー石が開発されてからは大多数の人がゴーロミー石にGOを入れて使用する事が広く一般的に普及したんだ、あ!皆略してゴロミって呼んでるよ』
ネーミングダサっ
「何で、ゴーロミー石なんですか?」
『ロミーさんが開発した魔石だからだよ』
なるほど…ロミーさん、もうちょいひねれば良かったのに、ゴロミになっちゃってるし。
『ゴロミには、あらかじめ加工されている魔石によって入れておけるGOの枚数が決まっているんだ、一般的に使われているのは100.000GO入るものだよ、でも、これだと100.000GO以上のGOはどうするの!?って、疑問だよね、ロミーさんのすごい所はゴロミを開発しただけじゃなくGO機関となるGOBankを作ったことなんだ!』
GOBank …?これは、なんとなく予想できる!銀行でしょ!たぶん
『GOBankは、ゴロミを利用する方や個人でのGO保管・管理に限界を感じていた人達から、GOを預かって変わりに保管・管理できるようにした機関なんだ、これによってGOはBankで管理され必要分ゴロミに入れて使うって今の仕組みになったんだよ』
「具体的にどうやって使うの?」
『買い物の場合ゴロミをかざすと支払いできる専用の魔石が、店頭に置かれているのと、キミの場合アプリに連動しちゃえばいいんだよ。』
『GOの説明、使い方はこんな感じだけど、わかった?』
「わかった。私がGOを使うにはゴロミが必要でゴロミに入らない分はGO機関のGOBankに預けるのね、タイGO。を使うのにGOBankがいるんだけど…この島からなんとか作れるもの?」
『確認するまでもないよ、そもそもキミには「すま~ほ」があるじゃない使いなよ』
「「すま~ほ」って、ゴロミ使えるの!?」
ナビ助からものすごい、あきれた声が聞こえてきた。
『キミさ、(取説)読んだんでしょ?ちゃんと読んだの?スタートアップのやり方とかちゃんとあったよね』
スタートアップ…あ!そう言われたら、確かにそんなような案内があった気がする。
「ナビ助!ありがと、また後でね!」
『ちょ!…』何か言いたげだった、ナビ助にサクッと別れをつげて、急いで(取説)を再確認した。
迷子防止登録→コチラから
盗難防止登録→コチラから
スタートアップセットについて→コチラから
これだ!スタートアップセットについて→コチラから。ポチっ
スタートアップのご案内
まずは、付属品を確認ください。
充電用魔石×1
「すま~ほ」専用、携帯ストラップ×1
イヤホン×1
付属品なんてあったかな?…リュックの中を見てみると、荷物チェックした時に見つけた謎の四角い箱があった事を思い出した。
「そういえは、この箱忘れてたけど、もしかして!?」
四角い箱を開けると中には、少し大きめなロケットペンダント・ストラップ・イヤホンが入っていた。
これだった付属品!知らない間にリュックに入ってるとかびっくりだよ…
ロケットペンダントを開けてみると、涙型の黄色い石が入っていて真ん中に赤い線が入っているように見える。すごい綺麗…キラキラしてる。これが魔石?だよね…無くさないように首にかけておかなきゃ。
ストラップを「すま~ほ」に装着して、肩からかける。持ち運び便利になったよー
イヤホンはしまっておこう。
付属品を確認したので、スタートアップの続きに進む。
ピコピコ…ピコピコ
できたー!!GOバンクとゴロミの設定ができた!これでGOが使える!
一緒に迷子防止と盗難防止の設定も完了させたので「すま~ほ」は無くなってもちゃんと手元に戻ってくるようになって安心、安全!
スタートアップセットって、最初に「すま~ほ」を使うための初期設定だった…ちゃんと(取説)読まないとダメだわ、ナビ助に言われても怒れないよ。
ひと仕事終えたわ~と、ほっとしていると…
ブーン
なんの音?
「すま~ほ」の画面が渦を巻いてぐるぐるしている。
これより、更新に入ります。更新の間は「すま~ほ」はお使い頂けません。
ブーン
これが更新…(取説)にあったやつか、急にきたからびっくりした。
しばらく使えないって事はナビ助と話せないか…どうしようかな?と考えていると、お腹が鳴った。
ぐぅ~
恥ずかしい…空を見上げると、太陽がいつの間にか真上からだいぶ移動していたことに気付いた。
携帯食を食べよ!頭使って疲れちゃったし。その後でテント作ってみよう、簡単だといいな~
一一一一一一一
携帯食の袋を開けるとクッキーが入っていた、驚くほどバリカタだった。
利用者Aさんの声。
「携帯食が固すぎて、歯が折れるかと思いました。」
ヌルゾンに報告した。
あ!
(寝)だったアイコンが(代神)に変わっていた。ポチっ
「ちょっとーナビ助!!大変だったんだからね、ゾンビとひつじー」
『は?急になんなのさ、ボクはさっきまで寝ていたから何にも知らないよ』
あった事をナビ助に説明すると…
『あはは!なにそれキミっておもしろいね、ヌルゾンの配達員がゾンビなのは当たり前でしょ、タイGOの社員はGO大好きだから油断したら、どんどんGO取られちゃうよ~』
めちゃめちゃ笑われた…ムカつく、ナビ助。
『それにさ、キャンパーセットはいいけど魔法の水筒が100.000GOって安いわけじゃないよ、水は魔法が使える人ならいくらでも自分で出せるし、冷やすのも沸かすのも簡単なんだよ、だから買う人がいなくて特価って事』
言われて。そうか!魔法で、できるんだ!って思ったけど…やっぱりムカつく。
『あーおもしろかった、それで?ボクに何をききたいの?』
「・・・・」
『どうしたの?』
「・・・・」
『怒っているの?』
「・・・・」
『もー、しかたないじゃないか、おもしろかったんだから、それにそうやって素直に物事受け入れられるところはキミの良いところだと思うよ。でも簡単に騙されちゃいそうだから、なんかあったら決める前にボクに聞きなよね。』
なんか偉そうで。まだちょっとムカつくけど言われてる事は間違ってない…この世界の常識を知らない私はきっとすぐ騙される、だからもっと学ばないといけない…
「ナビ助、この世界のお金GOについて知りたいの!使い方とか、仕組みを教えて」
『オッケー』
『世界共通紙幣が魔法通貨GOって事は、少し説明したよね。魔法が一般的に普及しているオーレレでは皆なんでも魔法で解決しがちなんだ、でも魔法が使えない人もいて、そういう人達がいるからマジックアイテムも作られているんだけど…』
魔法でなんでも解決しがちって、魔法ってそんなに万能なのかな?
『キミが気にしていた、通貨の種類が少ないって事は物量が増えるんじゃないか?って、疑問は、オーレレの人達はじゃあ魔法でしまっておいて使うときに出せばいい!って考えが普通なんだよね。でも、さっき言ったみたいに、魔法が使えない人もいて、そんな人達は毎回GOを持ち運ぶのに苦労していたんだ』
やっぱり。そうだよね…GOをまだ見た事ないけど日本円で1円だとして例えば1000円分持ち運ぶとしたら毎回1000枚持ってるんでしょ、大変すぎるよ。
『個人的な力の差はあれど、魔法が使える人が過半数を占める世界では、使えない人の意見は通りづらくて…通貨の改定ってのはなかなか進まない問題でもあったんだ、そんな中…画期的なアイテムが開発されたのが今から約10年前、魔石を加工してストレージとつなぐマジックアイテムを作り出したんだ!』
「はい!ナビ助、ストレージ?とはなんですか?」
『ストレージは、収納庫だと思えばいいよ。魔法が使える人だと力の差で容量が変わる感じかな』
つまり、力が大きい人は収納力も高いって事か、力の差で容量が決まるなら、魔法が使えてもお金の管理は困っている人多かったんじゃないかな…でも具体的に解決したのは10年前なんだ…
『このストレージをあらかじめ魔石につながれた状態で利用するマジックアイテムをゴーロミー石っていって、ゴーロミー石が開発されてからは大多数の人がゴーロミー石にGOを入れて使用する事が広く一般的に普及したんだ、あ!皆略してゴロミって呼んでるよ』
ネーミングダサっ
「何で、ゴーロミー石なんですか?」
『ロミーさんが開発した魔石だからだよ』
なるほど…ロミーさん、もうちょいひねれば良かったのに、ゴロミになっちゃってるし。
『ゴロミには、あらかじめ加工されている魔石によって入れておけるGOの枚数が決まっているんだ、一般的に使われているのは100.000GO入るものだよ、でも、これだと100.000GO以上のGOはどうするの!?って、疑問だよね、ロミーさんのすごい所はゴロミを開発しただけじゃなくGO機関となるGOBankを作ったことなんだ!』
GOBank …?これは、なんとなく予想できる!銀行でしょ!たぶん
『GOBankは、ゴロミを利用する方や個人でのGO保管・管理に限界を感じていた人達から、GOを預かって変わりに保管・管理できるようにした機関なんだ、これによってGOはBankで管理され必要分ゴロミに入れて使うって今の仕組みになったんだよ』
「具体的にどうやって使うの?」
『買い物の場合ゴロミをかざすと支払いできる専用の魔石が、店頭に置かれているのと、キミの場合アプリに連動しちゃえばいいんだよ。』
『GOの説明、使い方はこんな感じだけど、わかった?』
「わかった。私がGOを使うにはゴロミが必要でゴロミに入らない分はGO機関のGOBankに預けるのね、タイGO。を使うのにGOBankがいるんだけど…この島からなんとか作れるもの?」
『確認するまでもないよ、そもそもキミには「すま~ほ」があるじゃない使いなよ』
「「すま~ほ」って、ゴロミ使えるの!?」
ナビ助からものすごい、あきれた声が聞こえてきた。
『キミさ、(取説)読んだんでしょ?ちゃんと読んだの?スタートアップのやり方とかちゃんとあったよね』
スタートアップ…あ!そう言われたら、確かにそんなような案内があった気がする。
「ナビ助!ありがと、また後でね!」
『ちょ!…』何か言いたげだった、ナビ助にサクッと別れをつげて、急いで(取説)を再確認した。
迷子防止登録→コチラから
盗難防止登録→コチラから
スタートアップセットについて→コチラから
これだ!スタートアップセットについて→コチラから。ポチっ
スタートアップのご案内
まずは、付属品を確認ください。
充電用魔石×1
「すま~ほ」専用、携帯ストラップ×1
イヤホン×1
付属品なんてあったかな?…リュックの中を見てみると、荷物チェックした時に見つけた謎の四角い箱があった事を思い出した。
「そういえは、この箱忘れてたけど、もしかして!?」
四角い箱を開けると中には、少し大きめなロケットペンダント・ストラップ・イヤホンが入っていた。
これだった付属品!知らない間にリュックに入ってるとかびっくりだよ…
ロケットペンダントを開けてみると、涙型の黄色い石が入っていて真ん中に赤い線が入っているように見える。すごい綺麗…キラキラしてる。これが魔石?だよね…無くさないように首にかけておかなきゃ。
ストラップを「すま~ほ」に装着して、肩からかける。持ち運び便利になったよー
イヤホンはしまっておこう。
付属品を確認したので、スタートアップの続きに進む。
ピコピコ…ピコピコ
できたー!!GOバンクとゴロミの設定ができた!これでGOが使える!
一緒に迷子防止と盗難防止の設定も完了させたので「すま~ほ」は無くなってもちゃんと手元に戻ってくるようになって安心、安全!
スタートアップセットって、最初に「すま~ほ」を使うための初期設定だった…ちゃんと(取説)読まないとダメだわ、ナビ助に言われても怒れないよ。
ひと仕事終えたわ~と、ほっとしていると…
ブーン
なんの音?
「すま~ほ」の画面が渦を巻いてぐるぐるしている。
これより、更新に入ります。更新の間は「すま~ほ」はお使い頂けません。
ブーン
これが更新…(取説)にあったやつか、急にきたからびっくりした。
しばらく使えないって事はナビ助と話せないか…どうしようかな?と考えていると、お腹が鳴った。
ぐぅ~
恥ずかしい…空を見上げると、太陽がいつの間にか真上からだいぶ移動していたことに気付いた。
携帯食を食べよ!頭使って疲れちゃったし。その後でテント作ってみよう、簡単だといいな~
一一一一一一一
携帯食の袋を開けるとクッキーが入っていた、驚くほどバリカタだった。
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ヌルゾンに報告した。
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