人狼ゲーム

市民side

犠牲者が残したもの

「 よく考えてみてください
初日に占われたのは 私 と カヨネさん
の2人ですよ 」


とメアリーは話し始めた


「 いや、、 それぐらいわかってるよ 」


そう自分が返すと
彼女はそれを 無視 して


「 そのカヨネさんは夜に喰われたので
 私目線 では
初日に指名されたその2人 は人狼ではない
となります 」


確かに、、

人狼 は 人狼 を殺せないから
夏夜寧さんは確定で 人狼 ではない

メアリーが 人狼 ではない限り
初日に狂人が


 人狼 のことを 人狼 ではない

と 囲うことができなかったことになる

つまり
 初日、狂人は失敗した ということだ


「 確かにそうなるな、、 」


と倫さんが頷いていた


「 ということは 役を除いて
初日の時点でまだ占われていない 4人…
具体的に言うと
セイシロウさん、ガクトさん、ミクさん
ラシル の中に 、、 」


と 説明 を続けていると


「 まだ2人、人狼が残ってたのか！？ 」


と東真が驚きを隠せずに言うと


「 ええ、、 私目線ではそうなります 」


メアリーはそう 断言 して


「 そして今日は
その4人の中から ラシル が処刑されたから
3人になります
ラシルは 人狼 ではなかったので 」


「 その3人のうち
2人 は 人狼 なわけです 」


と続け…


「そして、、 
狂人は 一日に1人 を囲うことができます
ので
残り1人余ったガクトさんは… 」


メアリーは
そう説明したあと少し 間 を空けてから


「 人狼確定 です♪ 」


楽しそうにそう告げた、、
それを言われた 楽斗 は


「 なっ、、！？！？ 」


と声を上げている
そこにつけこんで メアリー は


「 ガクトさんが 人狼 ではなかったら
私が 人狼 だということになります
その場合は 私 を処刑されて結構です 」


と自信満々に宣言し


「 さらに…今日、
自称占い師に指名された 2人 の
ミクさん と セイシロウさん… 」

「 この2人のどちらかに 
人狼 がいる事も 宣言 しましょう♪ 」


とさらに言い切った、、


「 とんでもない 少女 だな… 」


倫さんは思わず 苦笑 している、、
他の皆を見ても…


驚きの 表情 を隠せずにいた…


「 待てよっ！ 騙されている！！ 」


人狼だと言われた楽斗が粘ろうとするが


「 人狼 がこんな宣言しないだろ、、
違ってたら次のターンで 処刑されるのに」


東真はそう納得しながら呟き


「それに 彼女 が人狼なら
初日の時点で 
人狼ではない と宣言されているから
黙っておくほうが 特 なはずだし 」


自分も付け加える

メアリーの推理 を聞いてから
周りの雰囲気は 一変 した…


これは 
楽斗の 意見 がどうだの言う前に
メアリーの 推理 が群を抜いているのだ…


その後  1分前になり


「 今日は 楽斗 だね 」


東真はそう言っている
周りも反対する 人 なんて居なかった…

そして 投票 の時間になり


「 これは、、 勝てんわ 」


そう言い残して 
投票された楽斗は 部屋 を出て行った…


( これで、、あと 人狼 は1人… )


そう思っていると


「 今から 夜 が訪れます…
 まず皆さんは 目隠し をし顔を伏せた後
役持ちの人は 指示 に従ってください 」


アナウンスの後に
2日目の 人狼の襲撃 が始まろうとしていた


～ ep4完 ～