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学び舎の祟り
学び舎の祟りー21
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助けが来るまで休んでおけ。そう探偵に諭されて、僕は重いコピー用紙の箱を一つ失敬してその上に座った。
「そのうちミサキが来るだろう。それまでに、今まで起こったことを整理しよう」
そう言って、彼は腕を組み、軽く目を瞑る。
「すべてはこの言葉で、驚くほど簡単に説明がつくんだ」
そう前おいて、彼は呟く。
「自作自演」
被害者たちが、さも人ならざる者に何かをされた、そう騒いだだけ。そう彼は言った。
その言葉を受けて僕は考える。
一連の事件の中で最も自作自演と考えられるもの。
「じゃあ、……例えば、プールで溺れたのは足を掴まれたんじゃなくて」
「そうだ、自分で溺れたように見せた」
「でも、その子は水泳部だって」
中村さんが、すべてを仕組んだ首謀者なのか?七瀬さんではなくて。
僕は混乱する。どういうこと?
「泳ぎの得意なはずの人間は、普通はそう簡単に溺れたりなどしないと皆考える。けれどその人物が溺れたということで、余計信ぴょう性が増す」
「でも、他にも何かが足に触れたって」
水が重くて、まとわりつくような気がした、とも言っていた。
「集団心理。誰かがそう言うことで、自分もそうだと思い込む」
夏休みに起こった些末な事故やけがは、恐らくそちらだろう。そう探偵は言う。
「たまたま似たようなことが重なると、それらすべてにつながりがあるように、人は思ってしまう」
でも、それだけ?
「それと、これはもう証拠がないので推測でしかないが……」
顎に軽く指を乗せ、探偵が考えるように口を開く。
「プールの水底に、砂糖をまいたんじゃないか?」
「え?」
そういえば、ざらざらするとも、クラスメイトは言っていた。
「不純物がまざることにより、水は重くなる。アイスコーヒーにガムシロップを入れて、そのままにしておくとどうなる?」
コーヒー。苦いのは嫌いだから、僕は牛乳とガムシロをたくさん入れてしまう。
流れ込んだ液体は下の方に沈んでしまって。
「ええと、下の方ばっかり甘くて、ドロドロしてる」
「そうだ。それと同じことをプールでやった。それなりの量だ、恐らく部活の後に仕込んだんだとは思うが……」
確かに、あのプールの容量に対して砂糖一袋じゃ水だって甘く感じなさそうだ。
「砂糖を大量に購入するのは目につくからな、調べればそれが証拠になるかもしれない」
立証したところで、ただのいたずらで片されてしまうかもしれないが。彼は軽く息を吐いた。
強いて言えば、学校が水を無駄にしたって怒るくらいな気もする。
「でも、中村さんは水泳部で、ちゃんとやってれば大会に出られたって」
そう水泳部の先輩は言っていた。それはつまり、期待されていたってことだ。
だというのにそれを棒に振ってまで、そんないたずらをしかけるだろうか。それに。
「いくら砂糖をばら撒くだけっていっても、一人で出来るものなの?他の事件だって、中村さんがどうやって」
そこまで口にして、僕は気づいた。
「まさか、全部」
「そうだ、ほとんどの事件の犯人は、その事件の被害者だ」
トリックとしては初歩的な手段だな。そう漏らして彼は言葉を続けた。
「体育館のボール。これも単純だ。単に、空気を目いっぱいボールに詰めておく」
これも、部活終わりのバスケ部員の仕業だろう、と彼は言う。
「張り詰めたボールは、わずかな衝撃で破裂する。ちょうど二組が一時間目に体育がある日を狙って仕込んだんだろう」
「でも、うっかり夜中に割れちゃう可能性だって」
「別にそれでもいいんだ。七不思議の場所で、何かが起こりさえすれば、あとは皆が勝手に解釈してくれるからな」
でも、原田君がなんでそんなことをするんだろう。
大好きなバスケの、大切なボール。それを壊したりしてまで、なんでイタズラ騒ぎに加わらなければならなかったんだ?
「次。トイレでの騒ぎだが」
僕の疑問を置いてけぼりで、探偵はすらすらと話を続ける。
「ペンキまみれになったのも自作自演。大量のペンキがぶちまけられたと聞くが……」
「そうだよ、個室内が全部真っ赤っかで、野口さんだって全身べったり赤く染まってて」
あんな量のペンキ、どうやって持って行ったんだろう。僕の問いに、あっさりと探偵は答えた。
「大方、数回に分けて、トイレのタンクにペンキを防水の袋に詰めて仕込んでおいたんだろう」
あまり使われない場所がちょうど七不思議の場所だったのが幸いしたな、と彼は言う。
「よく使われる場所だと、水が流れなかったりして仕込む段階からバレてたかもしれないが」
タンクの中は、水以外何も入っていなかった。それも当たり前だったのか。
もう中身は取り出されていたのだから。
「それをばら撒いて、さも誰かに掛けられたように騒ぐ。ペンキの入ってた袋は、そのまま被害者を演じた人間が回収する。空のビニール袋数枚くらいなら、どうとでも隠せるだろう」
確かにそれなら可能だろう。こっそりと後を付けて、重いペンキ缶を持ち上げて掛けることなんてしなくていい。缶とは違って、痕跡を隠すのだって容易いだろう。
けれど、どうにも腑に落ちない。
野口さんが、自分で自分にペンキを掛けた?
僕の疑問は大きくなる。だって、髪の毛だってべったりで、取るのが大変そうだ。
あんなの、頼まれたって僕はやりたくない。
なのに、たかだかイタズラ騒ぎのために、こんなことを?
なんだか、嫌な予感がした。
「音楽室の異臭騒ぎもそうだ」
探偵は、まるで今日の天気について話すように言った。
「仕組んだのは、吹奏楽部の人間。皆が絵に気を取られるように仕向け、その間にばらまいた」
「でも、あの絵には何もしかけなんて」
「そう、無いはずだ。なにせ絵自体を入れ替えたんだからな」
あっさりとトリックを見破って、彼は淡々と続けた。
「大方、あらかじめ絵具でも仕込んでいたんだろう。粘度の高い絵の具が、室温が上がると溶けだすよう仕込んでおく。人間が増えれば、自然と部屋の温度も上がるからな。それで、絵が涙を流しているように見える」
そして、それに気を取られている間に、薬品をばら撒く。そう探偵は言った。
「薬品って。でも、塩素とかそういうのでもなさそうって」
確かにあまり嗅いだことのないような匂いだった。掃除とかで便利な、有害な洗剤とかとも違う、変なにおい。
「そのためにも、棚を倒す必要があったんだ」
「棚って、理科室の棚?」
「そうだ。方法は後で説明するとして」
一言前おいて、彼は再び口を開く。
「あの棚にはホルマリン漬けがあったんだろう?」
そうだ、その匂いで気分が悪くなった子もいたって、佐倉君は言っていた。
「ホルマリンは少量でも刺激物だ。大量に吸えば意識を失い、少しでも目に刺激を覚える」
「じゃあ、騒ぎの隙に誰かが、それをばら撒いた?」
「そうだ。少量の液体は気化して人間の目を刺激する。そして、皆が苦しんでいる隙に、絵を差し替える」
なるほど、それなら誰にだってできるかもしれない。
ベートーベンの絵はただの印刷だったし、みんな目が痛いとうずくまっていた。
そんな中なら、額の中の絵を差し替えることだって。
「でも、あの時は誰も、二組の子は音楽室にはいなかった」
僕は反論する。だって、祟られるのは二組の人間だけのはず。
それに、あの中に犯人がいたのだとしたら、ソイツだってタダでは済まないはずだ。
目がズキズキ痛くって、開けてなんかいられないのに、額の中の絵を入れ替えるなんて芸当が出来るのか?
そこで、何かがひっかかる。もしかして。
「何も犯人が二組の人間とは限らない」
黒い影が軽く肩をすくめた。
「それに、犯人は一人じゃないんだ」
共犯者がいる。その場に、後から現れた……。
「そのうちミサキが来るだろう。それまでに、今まで起こったことを整理しよう」
そう言って、彼は腕を組み、軽く目を瞑る。
「すべてはこの言葉で、驚くほど簡単に説明がつくんだ」
そう前おいて、彼は呟く。
「自作自演」
被害者たちが、さも人ならざる者に何かをされた、そう騒いだだけ。そう彼は言った。
その言葉を受けて僕は考える。
一連の事件の中で最も自作自演と考えられるもの。
「じゃあ、……例えば、プールで溺れたのは足を掴まれたんじゃなくて」
「そうだ、自分で溺れたように見せた」
「でも、その子は水泳部だって」
中村さんが、すべてを仕組んだ首謀者なのか?七瀬さんではなくて。
僕は混乱する。どういうこと?
「泳ぎの得意なはずの人間は、普通はそう簡単に溺れたりなどしないと皆考える。けれどその人物が溺れたということで、余計信ぴょう性が増す」
「でも、他にも何かが足に触れたって」
水が重くて、まとわりつくような気がした、とも言っていた。
「集団心理。誰かがそう言うことで、自分もそうだと思い込む」
夏休みに起こった些末な事故やけがは、恐らくそちらだろう。そう探偵は言う。
「たまたま似たようなことが重なると、それらすべてにつながりがあるように、人は思ってしまう」
でも、それだけ?
「それと、これはもう証拠がないので推測でしかないが……」
顎に軽く指を乗せ、探偵が考えるように口を開く。
「プールの水底に、砂糖をまいたんじゃないか?」
「え?」
そういえば、ざらざらするとも、クラスメイトは言っていた。
「不純物がまざることにより、水は重くなる。アイスコーヒーにガムシロップを入れて、そのままにしておくとどうなる?」
コーヒー。苦いのは嫌いだから、僕は牛乳とガムシロをたくさん入れてしまう。
流れ込んだ液体は下の方に沈んでしまって。
「ええと、下の方ばっかり甘くて、ドロドロしてる」
「そうだ。それと同じことをプールでやった。それなりの量だ、恐らく部活の後に仕込んだんだとは思うが……」
確かに、あのプールの容量に対して砂糖一袋じゃ水だって甘く感じなさそうだ。
「砂糖を大量に購入するのは目につくからな、調べればそれが証拠になるかもしれない」
立証したところで、ただのいたずらで片されてしまうかもしれないが。彼は軽く息を吐いた。
強いて言えば、学校が水を無駄にしたって怒るくらいな気もする。
「でも、中村さんは水泳部で、ちゃんとやってれば大会に出られたって」
そう水泳部の先輩は言っていた。それはつまり、期待されていたってことだ。
だというのにそれを棒に振ってまで、そんないたずらをしかけるだろうか。それに。
「いくら砂糖をばら撒くだけっていっても、一人で出来るものなの?他の事件だって、中村さんがどうやって」
そこまで口にして、僕は気づいた。
「まさか、全部」
「そうだ、ほとんどの事件の犯人は、その事件の被害者だ」
トリックとしては初歩的な手段だな。そう漏らして彼は言葉を続けた。
「体育館のボール。これも単純だ。単に、空気を目いっぱいボールに詰めておく」
これも、部活終わりのバスケ部員の仕業だろう、と彼は言う。
「張り詰めたボールは、わずかな衝撃で破裂する。ちょうど二組が一時間目に体育がある日を狙って仕込んだんだろう」
「でも、うっかり夜中に割れちゃう可能性だって」
「別にそれでもいいんだ。七不思議の場所で、何かが起こりさえすれば、あとは皆が勝手に解釈してくれるからな」
でも、原田君がなんでそんなことをするんだろう。
大好きなバスケの、大切なボール。それを壊したりしてまで、なんでイタズラ騒ぎに加わらなければならなかったんだ?
「次。トイレでの騒ぎだが」
僕の疑問を置いてけぼりで、探偵はすらすらと話を続ける。
「ペンキまみれになったのも自作自演。大量のペンキがぶちまけられたと聞くが……」
「そうだよ、個室内が全部真っ赤っかで、野口さんだって全身べったり赤く染まってて」
あんな量のペンキ、どうやって持って行ったんだろう。僕の問いに、あっさりと探偵は答えた。
「大方、数回に分けて、トイレのタンクにペンキを防水の袋に詰めて仕込んでおいたんだろう」
あまり使われない場所がちょうど七不思議の場所だったのが幸いしたな、と彼は言う。
「よく使われる場所だと、水が流れなかったりして仕込む段階からバレてたかもしれないが」
タンクの中は、水以外何も入っていなかった。それも当たり前だったのか。
もう中身は取り出されていたのだから。
「それをばら撒いて、さも誰かに掛けられたように騒ぐ。ペンキの入ってた袋は、そのまま被害者を演じた人間が回収する。空のビニール袋数枚くらいなら、どうとでも隠せるだろう」
確かにそれなら可能だろう。こっそりと後を付けて、重いペンキ缶を持ち上げて掛けることなんてしなくていい。缶とは違って、痕跡を隠すのだって容易いだろう。
けれど、どうにも腑に落ちない。
野口さんが、自分で自分にペンキを掛けた?
僕の疑問は大きくなる。だって、髪の毛だってべったりで、取るのが大変そうだ。
あんなの、頼まれたって僕はやりたくない。
なのに、たかだかイタズラ騒ぎのために、こんなことを?
なんだか、嫌な予感がした。
「音楽室の異臭騒ぎもそうだ」
探偵は、まるで今日の天気について話すように言った。
「仕組んだのは、吹奏楽部の人間。皆が絵に気を取られるように仕向け、その間にばらまいた」
「でも、あの絵には何もしかけなんて」
「そう、無いはずだ。なにせ絵自体を入れ替えたんだからな」
あっさりとトリックを見破って、彼は淡々と続けた。
「大方、あらかじめ絵具でも仕込んでいたんだろう。粘度の高い絵の具が、室温が上がると溶けだすよう仕込んでおく。人間が増えれば、自然と部屋の温度も上がるからな。それで、絵が涙を流しているように見える」
そして、それに気を取られている間に、薬品をばら撒く。そう探偵は言った。
「薬品って。でも、塩素とかそういうのでもなさそうって」
確かにあまり嗅いだことのないような匂いだった。掃除とかで便利な、有害な洗剤とかとも違う、変なにおい。
「そのためにも、棚を倒す必要があったんだ」
「棚って、理科室の棚?」
「そうだ。方法は後で説明するとして」
一言前おいて、彼は再び口を開く。
「あの棚にはホルマリン漬けがあったんだろう?」
そうだ、その匂いで気分が悪くなった子もいたって、佐倉君は言っていた。
「ホルマリンは少量でも刺激物だ。大量に吸えば意識を失い、少しでも目に刺激を覚える」
「じゃあ、騒ぎの隙に誰かが、それをばら撒いた?」
「そうだ。少量の液体は気化して人間の目を刺激する。そして、皆が苦しんでいる隙に、絵を差し替える」
なるほど、それなら誰にだってできるかもしれない。
ベートーベンの絵はただの印刷だったし、みんな目が痛いとうずくまっていた。
そんな中なら、額の中の絵を差し替えることだって。
「でも、あの時は誰も、二組の子は音楽室にはいなかった」
僕は反論する。だって、祟られるのは二組の人間だけのはず。
それに、あの中に犯人がいたのだとしたら、ソイツだってタダでは済まないはずだ。
目がズキズキ痛くって、開けてなんかいられないのに、額の中の絵を入れ替えるなんて芸当が出来るのか?
そこで、何かがひっかかる。もしかして。
「何も犯人が二組の人間とは限らない」
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