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シリウス・エリダヌス
17 カペラのアリア
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‥‥一体、あのカペラという女は何を考えているのだ!?
何故私に愛人をあてがおうとする!?
まだ自分も一度も抱かれていない事は気にならないのか?
彼女が私の愛人として連れて来たクネクネした子供達は当然解雇した。
と思ったら、すぐに別の子供達を連れて来た。
当然、即解雇した。
怒髪天を衝くという状態を維持し続ける妻に根負けした。
美少年の館 ”ドルチェ ”へ同行する事を承諾した。
‥‥愛人問題より、初夜を済ませていない問題を悩んだらどうなのだ‥‥
私だって、努力は試みた。
これも何かの縁かもしれないと。
従者達の気持ちを考えたら努力すべきだと思った。
それに、もしかしたら、という期待も少しはあった。
皆が言う様に、そういう状況になれば、そうなるものだと。
だが。
夫婦の寝室のベッドに、パープルのスケスケ夜着で大の字で寝るカペラ。
さらに、彼女の独唱はそんな時でも高らかに響き渡る。
「さぁ、存分にご堪能あれ。
御自分を制御出来なくなるほどの快感に酔いしれて下さいませ。
このまま死んでもいいと涙される事でしょうが、その涙は恥ではありませんわ。
もちろん、私、処女でございます。
でも、心配はしておりませんの。
唯一心配なのは、あなた様が快感のあまり発狂してしまわないかという事。
無理もありませんわ、男性を狂わせる為に作られたようなこの魅惑の肉体‥‥」
「済まない。
無理だ」
自分でも信じられない速さで自室に戻りガチャリと鍵を掛けた。
ドアの奥からカペラのデカすぎる独り言が聞こえた。
「まぁ‥‥美神がごとく麗しく妖魔のごとく艶めかしい私の姿態に怖気づくなんて‥‥何て可愛いお方なの‥‥」
私はそのまま西の屋敷へ移動した。
しばらくは原因不明の震えが止まらなかった。
一週間もしない内に妻が話があると言うので王都中心街の屋敷へ向かった。
やっと結婚解消する気になってくれたか‥‥
そんな安堵の気持ちは一瞬で消し去られた。
妻はまた私の愛人にと子供2人を紹介した。
あり得ない。
即解雇だ。
そして現在に至るのだが‥‥
美少年の館 ”ドルチェ ”で、オーナーであるプロキオン卿と共に現れた少年。
少年よ、出会ってから3年間ずっと私の胸の中を占領し続けた少年よ‥‥
こんな所で何をやっている!?(怒)
何故私に愛人をあてがおうとする!?
まだ自分も一度も抱かれていない事は気にならないのか?
彼女が私の愛人として連れて来たクネクネした子供達は当然解雇した。
と思ったら、すぐに別の子供達を連れて来た。
当然、即解雇した。
怒髪天を衝くという状態を維持し続ける妻に根負けした。
美少年の館 ”ドルチェ ”へ同行する事を承諾した。
‥‥愛人問題より、初夜を済ませていない問題を悩んだらどうなのだ‥‥
私だって、努力は試みた。
これも何かの縁かもしれないと。
従者達の気持ちを考えたら努力すべきだと思った。
それに、もしかしたら、という期待も少しはあった。
皆が言う様に、そういう状況になれば、そうなるものだと。
だが。
夫婦の寝室のベッドに、パープルのスケスケ夜着で大の字で寝るカペラ。
さらに、彼女の独唱はそんな時でも高らかに響き渡る。
「さぁ、存分にご堪能あれ。
御自分を制御出来なくなるほどの快感に酔いしれて下さいませ。
このまま死んでもいいと涙される事でしょうが、その涙は恥ではありませんわ。
もちろん、私、処女でございます。
でも、心配はしておりませんの。
唯一心配なのは、あなた様が快感のあまり発狂してしまわないかという事。
無理もありませんわ、男性を狂わせる為に作られたようなこの魅惑の肉体‥‥」
「済まない。
無理だ」
自分でも信じられない速さで自室に戻りガチャリと鍵を掛けた。
ドアの奥からカペラのデカすぎる独り言が聞こえた。
「まぁ‥‥美神がごとく麗しく妖魔のごとく艶めかしい私の姿態に怖気づくなんて‥‥何て可愛いお方なの‥‥」
私はそのまま西の屋敷へ移動した。
しばらくは原因不明の震えが止まらなかった。
一週間もしない内に妻が話があると言うので王都中心街の屋敷へ向かった。
やっと結婚解消する気になってくれたか‥‥
そんな安堵の気持ちは一瞬で消し去られた。
妻はまた私の愛人にと子供2人を紹介した。
あり得ない。
即解雇だ。
そして現在に至るのだが‥‥
美少年の館 ”ドルチェ ”で、オーナーであるプロキオン卿と共に現れた少年。
少年よ、出会ってから3年間ずっと私の胸の中を占領し続けた少年よ‥‥
こんな所で何をやっている!?(怒)
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