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シリウス・エリダヌス
02 捜索中
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三年前、18才の頃。
同世代が性欲でパンパンになっているのを見ると憐れに感じていた。
だが、実際憐れなのは私の方なのだろう‥‥‥‥フッ(自嘲)
恋愛を楽しむ彼等の何と輝きに満ちている事か。
青春を謳歌している彼等を見ると、ふと侘しさに立ち尽くしてしまう事がある。
私には到底得られない輝き。
だが‥‥例えば。
恋愛とはならなくても、あの少年が傍に居てくれたら‥‥
ただ傍に居てくれたら‥‥
それだけで私は幸福感に満たされるのではないだろうか。
そんな淡い期待を胸に、この3年間、彼を捜し続けて来た。
捜索隊を組んで何度も何度もβ王国に足を運んだ。
どんな小さな手掛かりでも精査した。
一例として。
少年に出会った日、ある高位貴族が捜索隊まで出して人捜しをしていたそうだ。
まさか捜していたのは彼?
だが、違うと判明した。
彼等が捜していたのは天使に囲まれた女神の様な人物だった。
その人物は羽が生えていて、その上、白銀髪にふざけた髪染めをしている。
入手した資料 ――― 捜索隊が配っていた似顔絵で分かった。
私が捜しているのは少年だ。
茶色の髪で、パーティー仕様の浮かれた髪染めもしていない。
清楚でいながら華やかで、慈愛のオーラを纏っている。
――― 思い出すだけで、心が癒され、同時に騒ぐ。
――― もう、会えないのだろうか‥‥
同世代が性欲でパンパンになっているのを見ると憐れに感じていた。
だが、実際憐れなのは私の方なのだろう‥‥‥‥フッ(自嘲)
恋愛を楽しむ彼等の何と輝きに満ちている事か。
青春を謳歌している彼等を見ると、ふと侘しさに立ち尽くしてしまう事がある。
私には到底得られない輝き。
だが‥‥例えば。
恋愛とはならなくても、あの少年が傍に居てくれたら‥‥
ただ傍に居てくれたら‥‥
それだけで私は幸福感に満たされるのではないだろうか。
そんな淡い期待を胸に、この3年間、彼を捜し続けて来た。
捜索隊を組んで何度も何度もβ王国に足を運んだ。
どんな小さな手掛かりでも精査した。
一例として。
少年に出会った日、ある高位貴族が捜索隊まで出して人捜しをしていたそうだ。
まさか捜していたのは彼?
だが、違うと判明した。
彼等が捜していたのは天使に囲まれた女神の様な人物だった。
その人物は羽が生えていて、その上、白銀髪にふざけた髪染めをしている。
入手した資料 ――― 捜索隊が配っていた似顔絵で分かった。
私が捜しているのは少年だ。
茶色の髪で、パーティー仕様の浮かれた髪染めもしていない。
清楚でいながら華やかで、慈愛のオーラを纏っている。
――― 思い出すだけで、心が癒され、同時に騒ぐ。
――― もう、会えないのだろうか‥‥
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