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デネブ・プロキオン
19 君に誓いたい
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「あぁっ‥‥!
ありがとうございます!
私では到底お治しする事が出来なかったあれ程の傷を治して下さった!
今より、王国一の治癒魔法師はあなた様でござい‥‥
なッ‥‥!?
何てお美しいッ‥‥
あなた様がプロキオン卿!?
ああ、今までは深くローブを被られて、拝顔する機会が無かった‥‥!
ま、まさかこれ程までにお美しい方とは‥‥
正に美丈夫とはあなた様の事!
わ、私は色々な意味で動悸が止まりませぬっ‥‥!」
色々な意味とはどういう意味か測りかねるが‥‥
「いいえ、王国一の治癒魔法師はあなたです。
陛下の傷は重傷ではあったが複雑ではなかった。
だから私にも治療出来たのです。
自己流の私には技術はありません。
難しい治療にはあなたの技術が必要なのです‥‥
あの‥‥?
鼻血が出ているようですが‥‥」
「‥‥ハッ!
す、すみません!
あまりの美しさについポ~~~ッとしてしまいました。
今より、私の推しはデネブ様に決定いたしました!」
オシ?
何の事か分からないが、鼻血を何とかした方がいいのでは?
王国一の治癒魔法師が鼻血ダラダラでは‥‥
「「「「「我々もです!」」」」」
何故か祖父の側近達が声を揃えて叫び、私に跪く。
どうした?
「ぬぅっ!?
お前達、予の可愛い孫をイヤラシイ目で見る事、許さぬぞっ!
ええい、散れ! 散れ!
この部屋を出て行け!
予のデネブを見るな!
減るだろうがっ!!」
!?
祖父がおかしな事を言いだした。
傷の後遺症でなければいいが‥‥
時間も遅いし傷の癒えたばかりの祖父には休息が必要なのだろう。
最後には駄々っ子の様に引き止めようとする祖父達を説得し、その場を辞した。
船に戻るとやはり疲れているであろう少年も眠り込んでいた。
‥‥愛しい‥‥
可愛い寝顔を見つめながらそう思う。
初めて自分から湧き出るあたたかい感情に自らがあたたまる。
少年よ、早く大人になってくれ。
そして誓わせてほしい。
永遠に君を愛すると。
ありがとうございます!
私では到底お治しする事が出来なかったあれ程の傷を治して下さった!
今より、王国一の治癒魔法師はあなた様でござい‥‥
なッ‥‥!?
何てお美しいッ‥‥
あなた様がプロキオン卿!?
ああ、今までは深くローブを被られて、拝顔する機会が無かった‥‥!
ま、まさかこれ程までにお美しい方とは‥‥
正に美丈夫とはあなた様の事!
わ、私は色々な意味で動悸が止まりませぬっ‥‥!」
色々な意味とはどういう意味か測りかねるが‥‥
「いいえ、王国一の治癒魔法師はあなたです。
陛下の傷は重傷ではあったが複雑ではなかった。
だから私にも治療出来たのです。
自己流の私には技術はありません。
難しい治療にはあなたの技術が必要なのです‥‥
あの‥‥?
鼻血が出ているようですが‥‥」
「‥‥ハッ!
す、すみません!
あまりの美しさについポ~~~ッとしてしまいました。
今より、私の推しはデネブ様に決定いたしました!」
オシ?
何の事か分からないが、鼻血を何とかした方がいいのでは?
王国一の治癒魔法師が鼻血ダラダラでは‥‥
「「「「「我々もです!」」」」」
何故か祖父の側近達が声を揃えて叫び、私に跪く。
どうした?
「ぬぅっ!?
お前達、予の可愛い孫をイヤラシイ目で見る事、許さぬぞっ!
ええい、散れ! 散れ!
この部屋を出て行け!
予のデネブを見るな!
減るだろうがっ!!」
!?
祖父がおかしな事を言いだした。
傷の後遺症でなければいいが‥‥
時間も遅いし傷の癒えたばかりの祖父には休息が必要なのだろう。
最後には駄々っ子の様に引き止めようとする祖父達を説得し、その場を辞した。
船に戻るとやはり疲れているであろう少年も眠り込んでいた。
‥‥愛しい‥‥
可愛い寝顔を見つめながらそう思う。
初めて自分から湧き出るあたたかい感情に自らがあたたまる。
少年よ、早く大人になってくれ。
そして誓わせてほしい。
永遠に君を愛すると。
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