65 / 217
アル
19 可愛い女性
しおりを挟む
逃亡を成功させる為に、王都で流行しているという髪染めを薦められました。
「はい。
って‥‥染めて下さるんですか?
自分でやりま‥‥」
「いいえ、これぐらいやらせて。
本当はもっとちゃんと手助けがしたいのに、こんな事ぐらいしか‥‥
先生に申し訳ないわ。
‥‥き、綺麗ッ!
なに? この手触り‥‥
この髪、本物!?
あ、本物っておかしいわね。
ええ~~~?
染料付けるの勿体ないぃッッ
でも、仕方ないわよね。
ああ、でも手が震えるぅ‥‥」
な‥‥何か可愛い女性だな‥‥
長女は確か18才‥‥
痛ッ!?
ドキドキしただけで痛いッ
ん?
何で呆けた様な顔で僕を見てるの?
「‥‥ッ、な、何て美しいの‥‥
今まで、申し訳なくてアル君を見られなかった‥‥
今は暗いし、視力が悪いから、気付かなかった‥‥
目が慣れて、近くで見たら、こんな、とんでもない‥‥」
長女が真っ赤です?
「あの? 大丈夫ですか?
長女さん‥‥」
「あ、だ、大丈夫よ!
私の事は、スピカでいいわ。
髪、綺麗に染まったわ。
元の美しさを隠すのは勿体ないけど、アル君は何色の髪でも美しいわ‥‥」
長女‥‥スピカ嬢がトロンとした目をしている。
くっ、可愛い!
トロン目、反則的に可愛い!!
「‥‥ハッ!
や、やだ、私今、だらしない‥‥欲望ダダ漏れの顔してたかしら!?
やだ、恥ずかしい、やだッ‥‥」
スピカ嬢が俯いて、両手で顔を覆ってしまった。
え!? 顔を隠さないで。
もっとあなたの顔を見ていたい‥‥
「はい。
って‥‥染めて下さるんですか?
自分でやりま‥‥」
「いいえ、これぐらいやらせて。
本当はもっとちゃんと手助けがしたいのに、こんな事ぐらいしか‥‥
先生に申し訳ないわ。
‥‥き、綺麗ッ!
なに? この手触り‥‥
この髪、本物!?
あ、本物っておかしいわね。
ええ~~~?
染料付けるの勿体ないぃッッ
でも、仕方ないわよね。
ああ、でも手が震えるぅ‥‥」
な‥‥何か可愛い女性だな‥‥
長女は確か18才‥‥
痛ッ!?
ドキドキしただけで痛いッ
ん?
何で呆けた様な顔で僕を見てるの?
「‥‥ッ、な、何て美しいの‥‥
今まで、申し訳なくてアル君を見られなかった‥‥
今は暗いし、視力が悪いから、気付かなかった‥‥
目が慣れて、近くで見たら、こんな、とんでもない‥‥」
長女が真っ赤です?
「あの? 大丈夫ですか?
長女さん‥‥」
「あ、だ、大丈夫よ!
私の事は、スピカでいいわ。
髪、綺麗に染まったわ。
元の美しさを隠すのは勿体ないけど、アル君は何色の髪でも美しいわ‥‥」
長女‥‥スピカ嬢がトロンとした目をしている。
くっ、可愛い!
トロン目、反則的に可愛い!!
「‥‥ハッ!
や、やだ、私今、だらしない‥‥欲望ダダ漏れの顔してたかしら!?
やだ、恥ずかしい、やだッ‥‥」
スピカ嬢が俯いて、両手で顔を覆ってしまった。
え!? 顔を隠さないで。
もっとあなたの顔を見ていたい‥‥
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
愛などもう求めない
白兪
BL
とある国の皇子、ヴェリテは長い長い夢を見た。夢ではヴェリテは偽物の皇子だと罪にかけられてしまう。情を交わした婚約者は真の皇子であるファクティスの側につき、兄は睨みつけてくる。そして、とうとう父親である皇帝は処刑を命じた。
「僕のことを1度でも愛してくれたことはありましたか?」
「お前のことを一度も息子だと思ったことはない。」
目が覚め、現実に戻ったヴェリテは安心するが、本当にただの夢だったのだろうか?もし予知夢だとしたら、今すぐここから逃げなくては。
本当に自分を愛してくれる人と生きたい。
ヴェリテの切実な願いが周りを変えていく。
ハッピーエンド大好きなので、絶対に主人公は幸せに終わらせたいです。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
新しい道を歩み始めた貴方へ
mahiro
BL
今から14年前、関係を秘密にしていた恋人が俺の存在を忘れた。
そのことにショックを受けたが、彼の家族や友人たちが集まりかけている中で、いつまでもその場に居座り続けるわけにはいかず去ることにした。
その後、恋人は訳あってその地を離れることとなり、俺のことを忘れたまま去って行った。
あれから恋人とは一度も会っておらず、月日が経っていた。
あるとき、いつものように仕事場に向かっているといきなり真上に明るい光が降ってきて……?
もう一度、貴方に出会えたなら。今度こそ、共に生きてもらえませんか。
天海みつき
BL
何気なく母が買ってきた、安物のペットボトルの紅茶。何故か湧き上がる嫌悪感に疑問を持ちつつもグラスに注がれる琥珀色の液体を眺め、安っぽい香りに違和感を覚えて、それでも抑えきれない好奇心に負けて口に含んで人工的な甘みを感じた瞬間。大量に流れ込んできた、人ひとり分の短くも壮絶な人生の記憶に押しつぶされて意識を失うなんて、思いもしなかった――。
自作「貴方の事を心から愛していました。ありがとう。」のIFストーリー、もしも二人が生まれ変わったらという設定。平和になった世界で、戸惑う僕と、それでも僕を求める彼の出会いから手を取り合うまでの穏やかなお話。
〖完結〗旦那様には出て行っていただきます。どうか平民の愛人とお幸せに·····
藍川みいな
恋愛
「セリアさん、単刀直入に言いますね。ルーカス様と別れてください。」
……これは一体、どういう事でしょう?
いきなり現れたルーカスの愛人に、別れて欲しいと言われたセリア。
ルーカスはセリアと結婚し、スペクター侯爵家に婿入りしたが、セリアとの結婚前から愛人がいて、その愛人と侯爵家を乗っ取るつもりだと愛人は話した……
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全6話で完結になります。
公爵家の五男坊はあきらめない
三矢由巳
BL
ローテンエルデ王国のレームブルック公爵の妾腹の五男グスタフは公爵領で領民と交流し、気ままに日々を過ごしていた。
生母と生き別れ、父に放任されて育った彼は誰にも期待なんかしない、将来のことはあきらめていると乳兄弟のエルンストに語っていた。
冬至の祭の夜に暴漢に襲われ二人の運命は急変する。
負傷し意識のないエルンストの枕元でグスタフは叫ぶ。
「俺はおまえなしでは生きていけないんだ」
都では次の王位をめぐる政争が繰り広げられていた。
知らぬ間に巻き込まれていたことを知るグスタフ。
生き延びるため、グスタフはエルンストとともに都へ向かう。
あきらめたら待つのは死のみ。
俺は北国の王子の失脚を狙う悪の側近に転生したらしいが、寒いのは苦手なのでトンズラします
椿谷あずる
BL
ここはとある北の国。綺麗な金髪碧眼のイケメン王子様の側近に転生した俺は、どうやら彼を失脚させようと陰謀を張り巡らせていたらしい……。いやいや一切興味がないし!寒いところ嫌いだし!よし、やめよう!
こうして俺は逃亡することに決めた。
勇者の股間触ったらエライことになった
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
勇者さんが町にやってきた。
町の人は道の両脇で壁を作って、通り過ぎる勇者さんに手を振っていた。
オレは何となく勇者さんの股間を触ってみたんだけど、なんかヤバイことになっちゃったみたい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる