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第一章
35 『私』現る!
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「伯爵様は仰ってました!
恋愛も性的な事も一生しないと。
でも今のは…キ、キスは…
恋愛における性的な事だと僕は思っています。」
「うん‥‥そうだな。
そう…なるよな‥‥」
「は…伯爵様もそうお思いになるなら何故!?
何故‥‥したんですか…」
『分からない』だけは言わないでほしい‥‥
「すまない‥‥
そうせずにはいられなかった‥‥
何故か…自分でも分からない‥‥」
言、っ、た、し!!
ふつう、理由が分からない時の理由って、アレだよね。
性欲に基づいた衝動。
でも、伯爵様はソレがないはず。
それなのに、理由も分からずキスするなんて、そんなの‥‥
イ、…イヤラシくない!?
だって‥‥まるで告白‥‥
「‥‥悔しかった。
私はこの3年間、必死に君を捜して来た。
君に会いたいと…
一緒に居たいと思って、だ。
だが君はプロキオン卿とずっと一緒に居た‥‥
私が的外れな場所…β王国を捜していた間ずっと‥‥
結果、今君の中にプロキオン卿がいる。
‥‥大きな、大切な存在として。
『もし少しでもデネブ様を傷つけるなら、僕はあなたの愛人になりません!!』
‥‥さっき君にそう言われた時、それが分かった。
それが悔しくて‥‥これは、きっとこれが、嫉妬なんだろう…」
きゅーーーーーんっっ
どうしよう、キュンキュンが止まらないっ
一生懸命、説明してくれてる姿。
きっと苦手な作業なはず。
それでも誠実に、僕に向き合ってくれている。
あぁ…僕は‥‥僕も‥‥
でも…デネブ様‥‥
あ‥‥だめ‥‥‥ぼ~っとする?
‥‥あれ?
僕は俯く伯爵様の頬に触れて‥‥
え!?
ちょ、ちょっと!?
待って、何するつもり!?
ちょっと! 待てって! 何? バカ!?
【‥‥ン‥‥】
僕の制御を完無視した ”私 ”が、伯爵様に…!
キ、キ、キスしちゃってます~~~!?!?!?
【‥‥ン‥‥チュッ‥‥チュク‥‥ゥン‥‥】
伯爵様の舌を求めて、激しく舌を絡めて、愛撫して、味わって‥‥!?
伯爵様が驚いて、唇を離します。
ぼっ、僕も驚いていますっ!
恋愛も性的な事も一生しないと。
でも今のは…キ、キスは…
恋愛における性的な事だと僕は思っています。」
「うん‥‥そうだな。
そう…なるよな‥‥」
「は…伯爵様もそうお思いになるなら何故!?
何故‥‥したんですか…」
『分からない』だけは言わないでほしい‥‥
「すまない‥‥
そうせずにはいられなかった‥‥
何故か…自分でも分からない‥‥」
言、っ、た、し!!
ふつう、理由が分からない時の理由って、アレだよね。
性欲に基づいた衝動。
でも、伯爵様はソレがないはず。
それなのに、理由も分からずキスするなんて、そんなの‥‥
イ、…イヤラシくない!?
だって‥‥まるで告白‥‥
「‥‥悔しかった。
私はこの3年間、必死に君を捜して来た。
君に会いたいと…
一緒に居たいと思って、だ。
だが君はプロキオン卿とずっと一緒に居た‥‥
私が的外れな場所…β王国を捜していた間ずっと‥‥
結果、今君の中にプロキオン卿がいる。
‥‥大きな、大切な存在として。
『もし少しでもデネブ様を傷つけるなら、僕はあなたの愛人になりません!!』
‥‥さっき君にそう言われた時、それが分かった。
それが悔しくて‥‥これは、きっとこれが、嫉妬なんだろう…」
きゅーーーーーんっっ
どうしよう、キュンキュンが止まらないっ
一生懸命、説明してくれてる姿。
きっと苦手な作業なはず。
それでも誠実に、僕に向き合ってくれている。
あぁ…僕は‥‥僕も‥‥
でも…デネブ様‥‥
あ‥‥だめ‥‥‥ぼ~っとする?
‥‥あれ?
僕は俯く伯爵様の頬に触れて‥‥
え!?
ちょ、ちょっと!?
待って、何するつもり!?
ちょっと! 待てって! 何? バカ!?
【‥‥ン‥‥】
僕の制御を完無視した ”私 ”が、伯爵様に…!
キ、キ、キスしちゃってます~~~!?!?!?
【‥‥ン‥‥チュッ‥‥チュク‥‥ゥン‥‥】
伯爵様の舌を求めて、激しく舌を絡めて、愛撫して、味わって‥‥!?
伯爵様が驚いて、唇を離します。
ぼっ、僕も驚いていますっ!
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