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40.クソガキに鉄槌を!
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・・・僕、郷里 トモヤは20年もの間長い長い眠りについていたらしい・・・
19才で植物状態となり、39才で目覚めた。
何の事やら。 他人事みたいだ。
目を覚まし、話せるようになった僕をママが泣きながら抱きしめている。 相変わらず香水がキツイ。
臭くなったかも。 加齢臭・・・だっけ?
「サラ様・・・は?
ねぇ、ママ、僕、サラ様に会いたい。 会って、嘘をついたこと謝りたい。
そして、その後プロポーズする・・きっと大喜びしてくれるはず・・
ママ、サラ様をここへ連れて来てよ。」
困惑したママから、僕は僕が眠っていた間に起こった事を聞かされる。
その内容は、目覚めない方が良かったと思わせるもので、僕は一生分・・・どころか何生分も絶望させられた。
既にサラ様がこの世にいない事、自殺だった事、サラ様には息子がいる事、父親は不明な事、息子は今、祖母と暮らしている事・・・な~~~んだ!? ソレッ!?
サラ様がいない世界なんてただのクソだ!! 何の意味も無い!! サラ様は何で自ら命を絶たなければならなかった!? 誰がサラ様を死に追いやった!?
あぁ、サラ様っ・・・! 何で僕が目覚めるのを待たずに逝ってしまったんだ!?
僕が側にいれば、絶対サラ様を救えたはずだ!! クソッ、クソッ、何で、何でッ
・・・サラ様に、息子、だと!?
サラ様が、僕以外の男を受け入れたと!? 無いね! 100%、無い!!
きっと、サラ様は無理矢理レイプされて、望まぬ子供を産まされたに違いない・・
クッソ~~~!! 相手の男、八つ裂きにしても全然足りない・・!!
最高に苦しませて、殺してやる!!
――だが、ママの裏世界の知り合いの力をもってしても相手の男を探し当てられなかった・・・誰なのかも、生死も、何もかも不明・・・クッソ、クソがぁぁ!!
・・ならば、当然、その息子とやらに責任を取ってもらおうか・・あ? だろ?!
えぇと、調査報告・・《泉 あれん。4月に高2になったばかり・・》 あっそ!
ふふんっ、せいぜいクソ親父の代わりに、苦しみのたうち回って死んでもらいましょうかねぇ、恨むんならクソ過ぎる父親を恨むんだねぇ、もがき苦しんで死んだお前の死体に唾吐きかけて、ションベンぶっかけてやれば、ほんの少しはスッキリするのかしらねぇ?
出来るだけ長い時間苦しみ、死に至るという毒をチョイス。
実行するのは、絶対この僕! この手で葬らなきゃ、サラ様に申し訳ないっしょ?
毒を仕込んだ針を用意し、クソガキが駅側を通るのを待ち伏せする。
田舎なので、人に紛れれるポイントがここしか無い。さりげなく、目立たず・・・
スマホいじってりゃ不審に思われない・・・ま、その感覚日本だけだろうけど!
・・・そうだな。 後ろから近付き、首に毒針を刺して、そのまま通り過ぎる・・・クソガキが苦しみだすのは僕が混雑する朝の駅に入った後・・・。
安全地帯からお前が苦しむ姿を楽しませてもらうよ! クソガキが!!
―――来た! アレだな? 銀髪で分かりやす過ぎ! 調査報告にまともな画像無かったけど、こんな分かりやすい特徴あるんだから、逃げられないよ? おバカさん!あれ? 一人だな・・ いつもはデカい友達と登校してるはずだけど・・・
まぁ、都合よし。
後ろから襲うのは、顔を見ない為ってのもある。 もし少しでもサラ様の面影を見出してしまったら、犯行を躊躇してしまうかもしれない。
だから敢えてのバック攻撃。 よし、行くぞ! 全ては、サラ様と僕の為に!!
僕はクソガキの数メートル後ろを歩き始め、徐々に距離を詰めていく。
うん?・・・やたらスタイルいいな。 普通に歩いてるだけなんだろうけど、それだけで人目を引く。 あの銀髪・・染めてんだろうけど、スゲー綺麗だな・・・風になびく度フワリきらりして・・・いや、何感心してるんだ! 集中していくぞ!
はっ・・上着がめくれた瞬間に垣間見えるヒップ・・・ピチピチのズボンじゃないけど、ヒップの形の良さは隠せない・・・モリッてなってる・・日本人には無い・・・ヤッバイ・・涙モノの超絶ご馳走ヒップじゃん? ズボン脱がせて確かめたい・・・グッて掴んで赤くなるまでモミモミしたい・・歯をたてて、悲鳴を聞いてみたい・・
はっ・・僕のバカ! 集中しろ! 集中・・・いや・・イイね・・かなりイイ・・
全体的にも、スマートだね・・良質の筋肉を纏ってるのが分かる・・制服のジャケット邪魔だなぁ・・いやもう全部邪魔! 全部はぎ取って鑑賞したい・・・
おっと、そろそろ毒針を用意しなきゃ・・さすが僕。 クソガキのボディは気になるけど、仕事は忘れないよ!・・でもぉ・・あのヒップは・・・ゴクリッ・・ズズッ
・・・いや! 集中、集中!!
既に色んな汗をかいて、シュウシュウと体から水蒸気が立ち上ってる感じ・・・
手をジットリ濡らしている汗をズボンで拭いて、涙目で呼吸を乱している自分に気合を入れ直す。
さぁ、いよいよ復讐の時だ!!
19才で植物状態となり、39才で目覚めた。
何の事やら。 他人事みたいだ。
目を覚まし、話せるようになった僕をママが泣きながら抱きしめている。 相変わらず香水がキツイ。
臭くなったかも。 加齢臭・・・だっけ?
「サラ様・・・は?
ねぇ、ママ、僕、サラ様に会いたい。 会って、嘘をついたこと謝りたい。
そして、その後プロポーズする・・きっと大喜びしてくれるはず・・
ママ、サラ様をここへ連れて来てよ。」
困惑したママから、僕は僕が眠っていた間に起こった事を聞かされる。
その内容は、目覚めない方が良かったと思わせるもので、僕は一生分・・・どころか何生分も絶望させられた。
既にサラ様がこの世にいない事、自殺だった事、サラ様には息子がいる事、父親は不明な事、息子は今、祖母と暮らしている事・・・な~~~んだ!? ソレッ!?
サラ様がいない世界なんてただのクソだ!! 何の意味も無い!! サラ様は何で自ら命を絶たなければならなかった!? 誰がサラ様を死に追いやった!?
あぁ、サラ様っ・・・! 何で僕が目覚めるのを待たずに逝ってしまったんだ!?
僕が側にいれば、絶対サラ様を救えたはずだ!! クソッ、クソッ、何で、何でッ
・・・サラ様に、息子、だと!?
サラ様が、僕以外の男を受け入れたと!? 無いね! 100%、無い!!
きっと、サラ様は無理矢理レイプされて、望まぬ子供を産まされたに違いない・・
クッソ~~~!! 相手の男、八つ裂きにしても全然足りない・・!!
最高に苦しませて、殺してやる!!
――だが、ママの裏世界の知り合いの力をもってしても相手の男を探し当てられなかった・・・誰なのかも、生死も、何もかも不明・・・クッソ、クソがぁぁ!!
・・ならば、当然、その息子とやらに責任を取ってもらおうか・・あ? だろ?!
えぇと、調査報告・・《泉 あれん。4月に高2になったばかり・・》 あっそ!
ふふんっ、せいぜいクソ親父の代わりに、苦しみのたうち回って死んでもらいましょうかねぇ、恨むんならクソ過ぎる父親を恨むんだねぇ、もがき苦しんで死んだお前の死体に唾吐きかけて、ションベンぶっかけてやれば、ほんの少しはスッキリするのかしらねぇ?
出来るだけ長い時間苦しみ、死に至るという毒をチョイス。
実行するのは、絶対この僕! この手で葬らなきゃ、サラ様に申し訳ないっしょ?
毒を仕込んだ針を用意し、クソガキが駅側を通るのを待ち伏せする。
田舎なので、人に紛れれるポイントがここしか無い。さりげなく、目立たず・・・
スマホいじってりゃ不審に思われない・・・ま、その感覚日本だけだろうけど!
・・・そうだな。 後ろから近付き、首に毒針を刺して、そのまま通り過ぎる・・・クソガキが苦しみだすのは僕が混雑する朝の駅に入った後・・・。
安全地帯からお前が苦しむ姿を楽しませてもらうよ! クソガキが!!
―――来た! アレだな? 銀髪で分かりやす過ぎ! 調査報告にまともな画像無かったけど、こんな分かりやすい特徴あるんだから、逃げられないよ? おバカさん!あれ? 一人だな・・ いつもはデカい友達と登校してるはずだけど・・・
まぁ、都合よし。
後ろから襲うのは、顔を見ない為ってのもある。 もし少しでもサラ様の面影を見出してしまったら、犯行を躊躇してしまうかもしれない。
だから敢えてのバック攻撃。 よし、行くぞ! 全ては、サラ様と僕の為に!!
僕はクソガキの数メートル後ろを歩き始め、徐々に距離を詰めていく。
うん?・・・やたらスタイルいいな。 普通に歩いてるだけなんだろうけど、それだけで人目を引く。 あの銀髪・・染めてんだろうけど、スゲー綺麗だな・・・風になびく度フワリきらりして・・・いや、何感心してるんだ! 集中していくぞ!
はっ・・上着がめくれた瞬間に垣間見えるヒップ・・・ピチピチのズボンじゃないけど、ヒップの形の良さは隠せない・・・モリッてなってる・・日本人には無い・・・ヤッバイ・・涙モノの超絶ご馳走ヒップじゃん? ズボン脱がせて確かめたい・・・グッて掴んで赤くなるまでモミモミしたい・・歯をたてて、悲鳴を聞いてみたい・・
はっ・・僕のバカ! 集中しろ! 集中・・・いや・・イイね・・かなりイイ・・
全体的にも、スマートだね・・良質の筋肉を纏ってるのが分かる・・制服のジャケット邪魔だなぁ・・いやもう全部邪魔! 全部はぎ取って鑑賞したい・・・
おっと、そろそろ毒針を用意しなきゃ・・さすが僕。 クソガキのボディは気になるけど、仕事は忘れないよ!・・でもぉ・・あのヒップは・・・ゴクリッ・・ズズッ
・・・いや! 集中、集中!!
既に色んな汗をかいて、シュウシュウと体から水蒸気が立ち上ってる感じ・・・
手をジットリ濡らしている汗をズボンで拭いて、涙目で呼吸を乱している自分に気合を入れ直す。
さぁ、いよいよ復讐の時だ!!
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