女が大好きだった俺は(無理矢理)異世界転生させられて、大会に出させられたので世界の王に成り上がってやった

プロローグ

雅之

彼の名前は山名雅之。
ヤリチン大学生。
21歳。
特徴的な、ブリーチを繰り返し痛みが酷い白い髪の毛とつり目が特徴的な美形の大学生なのだ。
100人に出会えばその全員がイケメンと評し、虜になるほどのコミュニケーション能力を兼ね備えた彼の事を人々は最強だと言うようになったのだ。

性格面を除けば。

雅之の第一印象は、とても優しく頭脳的な良い奴。
だが、本性を知ればあのガンジーですら助走をつけて殴るレベルなのだ。
要するに人間のクズである。

山名雅之。

彼の本性は性欲悪魔。
ヤリたいと思えば相手に彼氏が居ようと容赦なく襲い寝取る。(そして捨てる)
その他にも露出癖や中出し癖など、数え始めれば兆をも凌駕する数の性癖を持っている彼にとってはどうでもいいことなのだろう。
経験人数、1000人越え。
そのうちの半分がレイプというのを聞けば彼がとてつもなく狂っていることが分かるのだ。
そんな彼にも人生の最期というものがやってくる。
レイプを愛好していた彼は当然のように色んな人の怒りを買い、ある日の朝刃渡り50cmの包丁で腹部を刺され、あっけなく死んだという。
我々は奇跡的にその場面のVTRを入手することに成功した。
恐らく彼に怒りを買ったものが撮ったのであろう。
流出元は不明。
専門的なことはさておき、Blu-ray Discという無駄にいいROMに収められている雅之の最後を見てみることにした。

やはり、写真で観る雅之と、動いている雅之を見ればその気持ち悪さが分かる。
そして、このいかにも、

｢ぐへへへ｣

と言いそうな顔をしている。
口癖がぐへへへなだけあって、無駄にイケボなのが腹が立つ。
ドアを開けた瞬間、2人の女性が立っていたので雅之は最初動揺をしたが次の瞬間、高笑いをし、話し始めた。