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三章
もう一人師匠が出来ました。
しおりを挟むお披露目を無事に済ませて、一ヶ月が経った。
父上から、8件の縁談が打診されていると聞いた
俺って、モテモテ?
ウインザー侯爵家と、サイエン男爵家からは、婿にと
その他に男爵家1件と、子爵家2件、士爵家3件からも縁談が申し込まれたらしい
父上が言うには、現在12才の兄上が15才で結婚し子供が出来るか
俺に弟が出来るまでは、婿に出すことは出来ないと説明された。
完全に俺って、スペアーだな。
因みに、兄上にはオシウス侯爵家のマリガリータ嬢というフィアンセがいるらしい。
どんなに早くても、兄上に子供が出来るのに今から4年はかかる!
その間に、これからの予定を真剣に考えよう。
それよりも、父上から騎士隊の副隊長を紹介された!
クロード・フォン・レイブン 29才 男性 (マティウス家 騎士隊 副隊長)
Lv28
HP 700/700
MP 200/200
筋力 150
耐久 100
俊敏 80
魔力 40
魔法
生活魔法 Lv2
スキル
剣術 Lv4
武術 Lv3
心眼 Lv3
見切り Lv3
身体強化 Lv3
気配察知 Lv2
体力回復 Lv2
若手ナンバーワンで、騎士隊で隊長に次ぐ実力の持ち主だそうで
模擬戦をしてみろと言われた。
ステータス的に、負ける訳がないと高を括るって挑んでみたら
繰り出す剣を当てることどころが、かすらせることすら出来なかった
俺の俊敏値が、280!クロードが80なのに触れることすら出来ないのだ
もちろん魔法を使えば、必ず勝てるだろうが剣の勝負では話にならなかった。
父上は、この結果を予想していたようで
今日よりクロードから剣を師事するように言われた!
父上によると、我がマティウス家は剣術で王家に仕え出世した家柄だから
剣の腕を磨くように言われ、師匠が増えてしまった。
クロード師匠は、いかにも体育会系な感じな人で
5才でそれだけ、出来るのなら数年で国一番の使い手を目指せます
明日から、頑張りましょうとグイグイきて、少し怖かった。
なんだか、俺が考えようが、考えないでいようが
進路が決まっていく…貴族ってこれが普通なんだろうけど…
まあクロード師匠に教われば、剣術でも強くなれるだろうからいいか~。
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