錠前破りの私の事が大好きな大泥棒の孫はイケメンだが私の相手にはまだ早い【リレー小説】

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Ｉ-３ ついてくる？

「次行く場所はここで決定ね」
「早速調べに行くか？」

　私は少し考えてから頷いた。

「ええ。準備が整い次第行きましょう」
「僕も行く！」

　私の一声に続くようにサトシが声を上げる。もしかしたら危ないかもしれない場所だ。私は眉を顰めた。

「僕の力が必要になるかもよ？」

「ダメに決まってるでしょ？」
「えー！？楽しそうなのに！？」

　ほら、そっちが本音だ。サトシは好奇心で死んでしまう猫のような性格なのだ。大人である私がきちんと止めてやらねば。

「何かあったら教えてあげるから。でも、一緒に来るのは危ないからダメ」

　墓の時の事を思い出すと尚更だった。