錠前破りの私の事が大好きな大泥棒の孫はイケメンだが私の相手にはまだ早い【リレー小説】

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I －３ 心地よく

「うぅ、していません。あ、いててっ！」

　どちらかと言うと、解錠はじっと細かい作業をする事が多い。必然的に凝りも酷かった。

「愛、そんなんじゃこれから一緒に盗みに行けないぞ？　体が基本なんだからストレッチくらいしような？」
「分かった。分かったから、そこもう辞めて！」

　涙目で返す。

「まぁ、これくらいにしておくか」

　そう言うとリュウはやっと激痛エリアから手を離した。

　すると、血流が良くなったのかじんわりと腰が温かくなってくる。

　リュウが足の方を揉み解しているその頃には私は心地よくなって、いつの間にか深い眠りへと誘われていた。