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2/26 宇宙船へご招待

I -1

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「えええ!?」
「うわぁぁ!」
「ギャァァ」

 それぞれがそれぞれに驚きを声にした。

「アトム、この量の人間を移動しても大丈夫なの?」
「質量の問題では無いから、何人いても変わらない。凛花、心配してくれてありがとう。優しいな」

 優しく微笑むアトムと照れる私をみて吉田君が肩を落とすのを見た。あちらで傷心した様だ。

「高くなってきた!」
「夢じゃないよね?」

 クラスメートのはしゃぐ中花沢さんだけは泣きじゃくっていた。

「ねぇ、花沢さん?」
「何よ?」
「花沢さんは家で好きなテレビ見れる?」
「は?」
「私は見れないわ。ニュースだけ。俗世に触れちゃダメだってお父様が」
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