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「え、えっと」

 クラスでもお喋りで有名な花沢さんの質問ラッシュに私は顔をひきつらせる。普段この花沢さんの一声でさえ、かけてもらえたことはなかったが故になんて答えるのが良いのか言葉を探してしまう。

「そうだな。一つずつ答えるとしようか。俺は小マゼラン星雲の、アレガー星系第5惑星から来た、君達からすると宇宙人だ。そして次に、凛花と婚約をした。さらに言うと、凛花は今日誕生日である。ゆえに、婚約パーティーをすることにしたのだ」

 先ほど言った内容を少しだけ丁寧に言っただけの説明だが、それでも花沢さんは何を臆することもなく近づいてきた。

「おめでとう!!」
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