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「仕方ない」

 仕切り直しの様だ。

「凜花のクラスメイト諸君、アトムだ。これは直接お前達の頭に語りかけている」

 私の頭の中にも声が響いた。

「お前達を是非俺の船に招待し、後ほど凜花の誕生日パーティーを行いたいと思う。お前達の家族への連絡は俺が行うので、速やかに教室に集合する様に」

 アトムは続けた。

「これは俺と凜花の婚約祝いも兼ねている。今後の地球の平和の為にも是非とも参加してくれ」
「こっ婚約祝い!?」

 廊下から女子の声が聞こえた。クラスメイトの花沢さんが驚いた表情でひょっこりと顔を覗かせた。

「今の何!?てゆーか婚約って!?俺の船?何どういう事よ!」
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