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1/29 守り守られる
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って、自分を省みたら、そりゃ、動揺して当然だ。
生身で宇宙空間、それも、宇宙人に抱きかかえられてだ。
そこまで私のメンタルは、頑丈にできてはいない。
「凜花、いいものを見せてやろう」
アトムが言う。
細かい穴ぼこだらけの月の裏側。
平地がなく、地形の変化も少なく、面白みに欠けている。
「地球人たちは、ここをDelporte Crater と名付けている。それのIszak Dだ」
アトムが降下を始めた。
始めは、何かの虫の卵のように見えた。
さらに降下していく。
私は、ただただ呆然としていた。
宇宙船じゃん。
なんでこんなところに……。
宇宙船が、本当に宇宙船があるだなんて……。
生身で宇宙空間、それも、宇宙人に抱きかかえられてだ。
そこまで私のメンタルは、頑丈にできてはいない。
「凜花、いいものを見せてやろう」
アトムが言う。
細かい穴ぼこだらけの月の裏側。
平地がなく、地形の変化も少なく、面白みに欠けている。
「地球人たちは、ここをDelporte Crater と名付けている。それのIszak Dだ」
アトムが降下を始めた。
始めは、何かの虫の卵のように見えた。
さらに降下していく。
私は、ただただ呆然としていた。
宇宙船じゃん。
なんでこんなところに……。
宇宙船が、本当に宇宙船があるだなんて……。
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