1,199 / 1,480
イチアの報告Ⅲ
しおりを挟む
「わかりました。そのあたりのことは、私たちを中心に連携を取れるようにします」
「そうね。今回のおつかい、わざわざ二人に行ってもらったかいがあったわね?」
「……ここまでの布石を考えていたのですか?」
「アデルは思いついてなかった?」
「……それは、その……」
バツの悪そうな表情をしているので、ウィルがファローに入ってくれる。
「アデル」
「なんでしょうか? ウィル様」
「いつも想定の上を考えるようにしろ。近衛では、まだそれほどの役は貰ってなかっただろうが、アンバー領に引き抜かれたということは、大隊長もしくはそれ以上の想定を常に考えておけ」
「……ウィル様、それは」
「それくらいじゃないと。うちの姫さんは納得しないってこと」
「アンナリーゼ様が?でも、それは、近衛ではお抱え軍師が考えますよね?」
「普通はな。俺の隊はまず、お抱え軍師はいなかったし、常に何個もの道を考えてはいたけど?」
ウィルをみれば、そのアイスブルーの瞳が語るのは、命を預かる大隊長としての責務だろう。アデルにそこまでの覚悟があるのかと言えば、まだない。中隊長ですらないアデルを引き抜いた私は、ウィルが求めているところまでは考えていなかった。
「ウィル、アデルにそこまで求めていなわ」
「姫さん、ちょっと甘やかしすぎ。近衛から引き抜くってことは、それ相応の覚悟を持ってもらわないと。俺が引き抜きされてこの領地にずっといられるなら、アデルにそこまで求めないけど、現状は違うだろ?」
「……確かにそうなんだけど、今は、そこまで求めない。ただし、来年以降はそれを求めるわ!」
「何故ですか?」
「私が領地を離れるから」
その言葉にいち早く反応を示したのは他でもない商人たちだ。椅子から立ち上がり、名を呼ばれた。
「ビルたちが言いたいことはわかる。ただね?アンジェラを貴族として育てるためには必要な時間でもあるの。デビュタントまで、積ませないといけない経験が多いわ。ローズディア内で少々難しいこともあるのよ」
「だからって、私たちを見捨てるのですか?また、私たちは……領主に……」
「見捨てたりしないわよ?そんなことするわけないわ」
「アンナリーゼ様」
「心配なのはわかる。でもね、私にとって、ここは大切な場所であることはみなも知っているでしょ?」
「……わかっているつもりですが」
「常駐しないだけで、こちらにも顔を出すわ?」
不安を拭いきれない商人たち。そこにセバスが割り込んできた。
「商人の方々は、貴族にとってのデビュタントがどんなものかご存じですか?」
「もちろんだとも。私たちは領主様のお子のデビュタントには必ず期待するものをと……」
「それは商人たちから見たデビュタントだよ。貴族にとってのデビュタントは今後の一生を左右するくらい難しいものなんだ。だいたい5歳くらいから少しずつ体に覚えこませえるマナーであったり立ち居振る舞いだけでなく、いろんなことをたったの13歳でできるようにならないといけない。デビュタントはお披露目だからね。公爵家の令嬢であるアンジェラ様は、『ハニーローズ』でもあるから注目度も違う」
「……ジョージア様以上にという意味ですか?セバス様」
「そうだよ、ユービス。アンバーの瞳を持つジョージア様は公爵家次期当主としてデビューされたけど、アンジェラ様にはその他にも『ハニーローズ』として、貴族からは厳しい目でみられることになる」
「……『ハニーローズ』。ふだん、一緒の生活圏でいると、忘れがちでありますね」
「アンナリーゼ様が他の子らと変わりなく接しているから」
そう言われると、胸が痛む。私が産んだアンジェラとネイトにも私と同じ時間を過ごすことに関しては明確に差があるのだが、外からはそう感じていないらしい。
わかっているのは、貴族側だけなのかもしれいわね。
「たぶんだけど、ここは貴族との意識が違うところかな?」
「……確かに、デビュタントでつけ込む好きがあれば、ダドリー男爵のようなやからも出てくるからね。あれはジョージア様や大旦那様だけの問題ではないけど……」
「元々目をつけられていたのよ。数年間は公都……もしくは、トワイスへ向かうことになると思うわ」
「トワイスですか?」
「えぇ、そのつもり。勢力図をひっくり返せれば、そんな必要もないのだけど」
「……本当に見捨てられるわけではないのですよね?」
「見捨てるわけはないわ。私、自身の骨はアンバーの地で眠らせてほしいと思っているの。ここがどこよりも好きだから。人も土地も全部好き。私の人生丸ごとかけて、国一番の領地にしたいっていう夢はまだ諦めていないから!」
今進めている事業を指折り数える。新しい事業も少しずつだが増やしていて、より豊かな領地になるようにとみなで知恵を出しあっているじゃない?と問いかけると、ビルたち商人は少しだけ納得したような表情になっていた。
「それに、私だけがアンバーの領主じゃないわよ?むしろ、私は仮初の領主だからね?」
「それでも、私たちはアンナリーゼ様と共にありたいと思っているのです。ジョージア様には申し訳ないですが、私たちの心まで救ってくれたのはアンナリーゼ様で、それをこの領地のみなが知っています。笑顔を温かい生活を夢を理想を。その全てを取り戻してくれたのは、他の誰でもないアンナリーゼ様ですから」
ビルたちの話を聞いているジョージアの表情は見えなかったが、雰囲気は悪くなかった。
「じゃあ、進めている事業の話をしよう。せっかく各地を回ってきたイチアがいるんだから、領地が今どうなっているのか聞きたい。俺には成し得なかったことをアンナが着実に進めている成果を聞かせてくれ」
イチアに視線をやるジョージア。その表情は穏やかでむしろ誇らし気でもあった。私は、申し訳なく感じたが、きっと、そうは思っていないジョージアのことを見つめた。
「そうね。今回のおつかい、わざわざ二人に行ってもらったかいがあったわね?」
「……ここまでの布石を考えていたのですか?」
「アデルは思いついてなかった?」
「……それは、その……」
バツの悪そうな表情をしているので、ウィルがファローに入ってくれる。
「アデル」
「なんでしょうか? ウィル様」
「いつも想定の上を考えるようにしろ。近衛では、まだそれほどの役は貰ってなかっただろうが、アンバー領に引き抜かれたということは、大隊長もしくはそれ以上の想定を常に考えておけ」
「……ウィル様、それは」
「それくらいじゃないと。うちの姫さんは納得しないってこと」
「アンナリーゼ様が?でも、それは、近衛ではお抱え軍師が考えますよね?」
「普通はな。俺の隊はまず、お抱え軍師はいなかったし、常に何個もの道を考えてはいたけど?」
ウィルをみれば、そのアイスブルーの瞳が語るのは、命を預かる大隊長としての責務だろう。アデルにそこまでの覚悟があるのかと言えば、まだない。中隊長ですらないアデルを引き抜いた私は、ウィルが求めているところまでは考えていなかった。
「ウィル、アデルにそこまで求めていなわ」
「姫さん、ちょっと甘やかしすぎ。近衛から引き抜くってことは、それ相応の覚悟を持ってもらわないと。俺が引き抜きされてこの領地にずっといられるなら、アデルにそこまで求めないけど、現状は違うだろ?」
「……確かにそうなんだけど、今は、そこまで求めない。ただし、来年以降はそれを求めるわ!」
「何故ですか?」
「私が領地を離れるから」
その言葉にいち早く反応を示したのは他でもない商人たちだ。椅子から立ち上がり、名を呼ばれた。
「ビルたちが言いたいことはわかる。ただね?アンジェラを貴族として育てるためには必要な時間でもあるの。デビュタントまで、積ませないといけない経験が多いわ。ローズディア内で少々難しいこともあるのよ」
「だからって、私たちを見捨てるのですか?また、私たちは……領主に……」
「見捨てたりしないわよ?そんなことするわけないわ」
「アンナリーゼ様」
「心配なのはわかる。でもね、私にとって、ここは大切な場所であることはみなも知っているでしょ?」
「……わかっているつもりですが」
「常駐しないだけで、こちらにも顔を出すわ?」
不安を拭いきれない商人たち。そこにセバスが割り込んできた。
「商人の方々は、貴族にとってのデビュタントがどんなものかご存じですか?」
「もちろんだとも。私たちは領主様のお子のデビュタントには必ず期待するものをと……」
「それは商人たちから見たデビュタントだよ。貴族にとってのデビュタントは今後の一生を左右するくらい難しいものなんだ。だいたい5歳くらいから少しずつ体に覚えこませえるマナーであったり立ち居振る舞いだけでなく、いろんなことをたったの13歳でできるようにならないといけない。デビュタントはお披露目だからね。公爵家の令嬢であるアンジェラ様は、『ハニーローズ』でもあるから注目度も違う」
「……ジョージア様以上にという意味ですか?セバス様」
「そうだよ、ユービス。アンバーの瞳を持つジョージア様は公爵家次期当主としてデビューされたけど、アンジェラ様にはその他にも『ハニーローズ』として、貴族からは厳しい目でみられることになる」
「……『ハニーローズ』。ふだん、一緒の生活圏でいると、忘れがちでありますね」
「アンナリーゼ様が他の子らと変わりなく接しているから」
そう言われると、胸が痛む。私が産んだアンジェラとネイトにも私と同じ時間を過ごすことに関しては明確に差があるのだが、外からはそう感じていないらしい。
わかっているのは、貴族側だけなのかもしれいわね。
「たぶんだけど、ここは貴族との意識が違うところかな?」
「……確かに、デビュタントでつけ込む好きがあれば、ダドリー男爵のようなやからも出てくるからね。あれはジョージア様や大旦那様だけの問題ではないけど……」
「元々目をつけられていたのよ。数年間は公都……もしくは、トワイスへ向かうことになると思うわ」
「トワイスですか?」
「えぇ、そのつもり。勢力図をひっくり返せれば、そんな必要もないのだけど」
「……本当に見捨てられるわけではないのですよね?」
「見捨てるわけはないわ。私、自身の骨はアンバーの地で眠らせてほしいと思っているの。ここがどこよりも好きだから。人も土地も全部好き。私の人生丸ごとかけて、国一番の領地にしたいっていう夢はまだ諦めていないから!」
今進めている事業を指折り数える。新しい事業も少しずつだが増やしていて、より豊かな領地になるようにとみなで知恵を出しあっているじゃない?と問いかけると、ビルたち商人は少しだけ納得したような表情になっていた。
「それに、私だけがアンバーの領主じゃないわよ?むしろ、私は仮初の領主だからね?」
「それでも、私たちはアンナリーゼ様と共にありたいと思っているのです。ジョージア様には申し訳ないですが、私たちの心まで救ってくれたのはアンナリーゼ様で、それをこの領地のみなが知っています。笑顔を温かい生活を夢を理想を。その全てを取り戻してくれたのは、他の誰でもないアンナリーゼ様ですから」
ビルたちの話を聞いているジョージアの表情は見えなかったが、雰囲気は悪くなかった。
「じゃあ、進めている事業の話をしよう。せっかく各地を回ってきたイチアがいるんだから、領地が今どうなっているのか聞きたい。俺には成し得なかったことをアンナが着実に進めている成果を聞かせてくれ」
イチアに視線をやるジョージア。その表情は穏やかでむしろ誇らし気でもあった。私は、申し訳なく感じたが、きっと、そうは思っていないジョージアのことを見つめた。
0
お気に入りに追加
120
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
五歳の時から、側にいた
田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。
それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。
グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。
前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。
転生先は水神様の眷属様!?
お花見茶
ファンタジー
高校二年生の夏、私――弥生は子供をかばってトラックにはねられる。気がつくと、目の前には超絶イケメンが!!面食いの私にはたまりません!!その超絶イケメンは私がこれから行く世界の水の神様らしい。
……眷属?貴方の?そんなのYESに決まってるでしょう!!え?この子達育てるの?私が?私にしか頼めない?もう、そんなに褒めたって何も出てきませんよぉ〜♪もちろんです、きちんと育ててみせましょう!!チョロいとか言うなや。
……ところでこの子達誰ですか?え、子供!?私の!?
°·✽·°·✽·°·✽·°·✽·°·✽·°
◈不定期投稿です
◈感想送ってくれると嬉しいです
◈誤字脱字あったら教えてください
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
元侯爵令嬢は冷遇を満喫する
cyaru
恋愛
第三王子の不貞による婚約解消で王様に拝み倒され、渋々嫁いだ侯爵令嬢のエレイン。
しかし教会で結婚式を挙げた後、夫の口から開口一番に出た言葉は
「王命だから君を娶っただけだ。愛してもらえるとは思わないでくれ」
夫となったパトリックの側には長年の恋人であるリリシア。
自分もだけど、向こうだってわたくしの事は見たくも無いはず!っと早々の別居宣言。
お互いで交わす契約書にほっとするパトリックとエレイン。ほくそ笑む愛人リリシア。
本宅からは屋根すら見えない別邸に引きこもりお1人様生活を満喫する予定が・・。
※専門用語は出来るだけ注釈をつけますが、作者が専門用語だと思ってない専門用語がある場合があります
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる