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オリーブオイルを作るにはと、研究員ルーイと泣き虫ドール
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「そちらの美人さんはどちらさま?」
私と目が合った瞬間、さっきまで泣いていたはずのドールはスッと近寄ってくる。ウィルとヒーナが何かを感じて私とのあいだを塞いだにも関わらず、愛の力で飛び越えてきました!と言わんばかりに、反対側に跪いていた。
その早い動きに驚きつつも、手を取り熱い視線を送ってくるドールに苦笑いをするしかなかった。
「さすがというか……姫さんって、そういう男が比較的寄ってきやすいよね?ほっておくとさ?」
「……それは、どういうこと?」
「気が多いというか、いつでも恋に全力を注ぎ込んでいるような真っすぐなヤツ」
「思い当たらないけど?」
「そりゃ……トワイスでは王子様が、ローズディアでは旦那が目を光らせていたから、姫さんのところまで辿り着けなかっただけで、いるだろ?思い当たる人物」
私は首を傾げながら、いたかしら?と呟くとナタリーが少し険しい顔をして、いるではないですか!と声を震わせた。
「……思いつかない?アンナリーゼ様」
「セバスまで、思いつくの?」
「当たり前だよ……国中が知っているだろう?アンナリーゼ様を公妃にと望んだ人はまさにそのたぐいだろう?」
「……あぁ、なるほど。でも、公とこの……えっと、ドール?は違うわよ?」
「どこが違うのですか!どちらも一緒です!」
握られた手をナタリーはパシンと叩いて私から離した。
「……違うと思うけど。公はあきらかに政治の道具として、私を妃に迎えようとしていたのだから」
「あのさ?さっきから、公とか公妃とか……何の話?よくわからないけど、アンナリーゼちゃんって言うんだね?名前もとっても可愛いな!」
「頭の中はお花畑ですの?」
驚いたというより呆れたというふうにナタリーが叱ると、何故叱られているのかもわからないドール。その険悪な空気に耐えられず、ルーイが平謝りを始めるので、ますますドールは困惑し始めた。
「ドール、こっちにこい。話がある。あと、俺が言った話を聞いた後は、床にはいつくばって謝れ。俺は、どうすることもできんから!」
「ルーイ、何を言っているんだい?そんなこと、何故しないといけないのか。それより、この人たち、怖い顔をしてるけど、一体なんなわけ?」
「この方たちは、貴族の方だ。とりわけ、ドール、お前が手を握った方は、隣国ローズディア公国の筆頭貴族だぞ?」
「へぇー筆頭貴族。そんなえらい人が、こんな辺鄙なところに?ないない。来るわけないじゃん!」
「……本当だよ。この方はわかるよな?」
「えっ?あぁ、ダリア・ウェスティン伯爵だろ?それなら、俺でも知ってる」
「その旦那様と友人のアンバー公爵様、サーラー様、カラマス令嬢だよ。本当、失礼なことをして、命はないと思った方がいい」
「そんな大袈裟な。嘘は聞き飽きてるって」
「嘘じゃないって何度言えばわかる?だいたい、ダリア様もお貴族なんだ。まず、その態度は、ダメだろう?」
確かにと、すみませんと謝るドール。ただ、私のことがどうも気になるようで、こちらをチラチラと見てくる。
「いくつになっても、お前は……もう少しだな?」
「なんだよ?いいだろ?」
「それより、さっき振られたって?」
「そうなんだよ!酷くないか?僕だってさぁ、ちゃんと愛情をね?」
「……まぁ、確かに、公よりめんどくさそうだな……」
「貴族って、割り切っているところあるけど、ね?」
「確かに、そう思うと……違うのかもしれませんね?」
ウィルとナタリーが話しているのを聞きながら、ドールがルーイに訴えていることも聞いていた。どういうふうに落ち着くのだろうと行く末をみながら、一頻り話させるらしい。
「もういいか?そろそろ話をしても」
「ん。スッキリした。それで?僕に何をさせるつもり?」
「今の仕事をよその土地でやってほしい、ただそれだけだ」
「移住って話?」
「んー、そうなるかなぁ?」
「ルーイは、行くのか?それなら、考えるけど……」
「俺は期間限定だな。あっちで農園を任せられるような人材がいれば、こっちに戻る。俺はここの跡取りだから」
「確かに、この農場を無くすわけにはいかないわな」
二人で話始めたので、私たちは何も言わず、ジッと聞いていた。
「ところで、どこに行くんだ?」
「ローズディア公国アンバー公爵領だとさ。まずは、オリーブが育つ土地か確認をしてからになるが、新しいことに挑戦できるっていうのは、楽しみではあるな。ドールも言ってなかったか?試したい方法があるって」
「確かにあるっちゃあるけど……お貴族様の事業に俺ら平民が試すってことは出来ないだろ?従来通りで……」
「いいわよ?ゆくゆくは、利益に繋がるようなことなら、私は出し惜しみはしないもの」
お金の話になったので、口を挟んだ。ここは、私の懐事情の話だから、発言は許されるだろう。二人にとって、それは、普通のことではなかったらしく、飛び上がるように驚いた。
「既存の方がいいなら、それで構わないけど、効率がよかったり品質のより良いものが出来るかもしれないなら、試す価値はあるわ。それで失敗したとしても、失敗したからわかることもあるでしょ?」
ニコリと笑いかけると、女神!とまた、私の手を取ろうと、ドールが近寄って来た。今度こそ、ウィルとナタリー、ヒーナがそれぞれ守りと手刀という攻撃に出ているので、近づけなかったのである。
私と目が合った瞬間、さっきまで泣いていたはずのドールはスッと近寄ってくる。ウィルとヒーナが何かを感じて私とのあいだを塞いだにも関わらず、愛の力で飛び越えてきました!と言わんばかりに、反対側に跪いていた。
その早い動きに驚きつつも、手を取り熱い視線を送ってくるドールに苦笑いをするしかなかった。
「さすがというか……姫さんって、そういう男が比較的寄ってきやすいよね?ほっておくとさ?」
「……それは、どういうこと?」
「気が多いというか、いつでも恋に全力を注ぎ込んでいるような真っすぐなヤツ」
「思い当たらないけど?」
「そりゃ……トワイスでは王子様が、ローズディアでは旦那が目を光らせていたから、姫さんのところまで辿り着けなかっただけで、いるだろ?思い当たる人物」
私は首を傾げながら、いたかしら?と呟くとナタリーが少し険しい顔をして、いるではないですか!と声を震わせた。
「……思いつかない?アンナリーゼ様」
「セバスまで、思いつくの?」
「当たり前だよ……国中が知っているだろう?アンナリーゼ様を公妃にと望んだ人はまさにそのたぐいだろう?」
「……あぁ、なるほど。でも、公とこの……えっと、ドール?は違うわよ?」
「どこが違うのですか!どちらも一緒です!」
握られた手をナタリーはパシンと叩いて私から離した。
「……違うと思うけど。公はあきらかに政治の道具として、私を妃に迎えようとしていたのだから」
「あのさ?さっきから、公とか公妃とか……何の話?よくわからないけど、アンナリーゼちゃんって言うんだね?名前もとっても可愛いな!」
「頭の中はお花畑ですの?」
驚いたというより呆れたというふうにナタリーが叱ると、何故叱られているのかもわからないドール。その険悪な空気に耐えられず、ルーイが平謝りを始めるので、ますますドールは困惑し始めた。
「ドール、こっちにこい。話がある。あと、俺が言った話を聞いた後は、床にはいつくばって謝れ。俺は、どうすることもできんから!」
「ルーイ、何を言っているんだい?そんなこと、何故しないといけないのか。それより、この人たち、怖い顔をしてるけど、一体なんなわけ?」
「この方たちは、貴族の方だ。とりわけ、ドール、お前が手を握った方は、隣国ローズディア公国の筆頭貴族だぞ?」
「へぇー筆頭貴族。そんなえらい人が、こんな辺鄙なところに?ないない。来るわけないじゃん!」
「……本当だよ。この方はわかるよな?」
「えっ?あぁ、ダリア・ウェスティン伯爵だろ?それなら、俺でも知ってる」
「その旦那様と友人のアンバー公爵様、サーラー様、カラマス令嬢だよ。本当、失礼なことをして、命はないと思った方がいい」
「そんな大袈裟な。嘘は聞き飽きてるって」
「嘘じゃないって何度言えばわかる?だいたい、ダリア様もお貴族なんだ。まず、その態度は、ダメだろう?」
確かにと、すみませんと謝るドール。ただ、私のことがどうも気になるようで、こちらをチラチラと見てくる。
「いくつになっても、お前は……もう少しだな?」
「なんだよ?いいだろ?」
「それより、さっき振られたって?」
「そうなんだよ!酷くないか?僕だってさぁ、ちゃんと愛情をね?」
「……まぁ、確かに、公よりめんどくさそうだな……」
「貴族って、割り切っているところあるけど、ね?」
「確かに、そう思うと……違うのかもしれませんね?」
ウィルとナタリーが話しているのを聞きながら、ドールがルーイに訴えていることも聞いていた。どういうふうに落ち着くのだろうと行く末をみながら、一頻り話させるらしい。
「もういいか?そろそろ話をしても」
「ん。スッキリした。それで?僕に何をさせるつもり?」
「今の仕事をよその土地でやってほしい、ただそれだけだ」
「移住って話?」
「んー、そうなるかなぁ?」
「ルーイは、行くのか?それなら、考えるけど……」
「俺は期間限定だな。あっちで農園を任せられるような人材がいれば、こっちに戻る。俺はここの跡取りだから」
「確かに、この農場を無くすわけにはいかないわな」
二人で話始めたので、私たちは何も言わず、ジッと聞いていた。
「ところで、どこに行くんだ?」
「ローズディア公国アンバー公爵領だとさ。まずは、オリーブが育つ土地か確認をしてからになるが、新しいことに挑戦できるっていうのは、楽しみではあるな。ドールも言ってなかったか?試したい方法があるって」
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「いいわよ?ゆくゆくは、利益に繋がるようなことなら、私は出し惜しみはしないもの」
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