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次のお店に向かいましょう!
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話し込んでいると、店主が扉をノックするので、入るようにと伝える。
「今、馬車が到着いたしましたので、お知らせいたします」
「ありがとう。それじゃあ、次のお店に向かいましょう!」
エレーナが立ち上がり、私たちも同時に立ち上がる。私は、一番前を歩き、馬車まで向かった。最後に馬車に乗り込み扉を閉める。
「今度は、どんなお店?」
「どういう店がいいでしょうか?先程はドレスを仕立てる店でしたから、次は……」
「宝飾品?でも、あまり興味ありませんよね?」
「……そうなのよね。見ておくのは、いいことかしら?」
「それなら、私が行ってまいります。アンナリーゼ様は他に行きたい場所があるのではないですか?」
ナタリーは私の顔をジッと見てくるので、頷いた。考えていることが筒抜けのようで、少し恥ずかしいが、私が侍女として、二人より少し見栄えを落とした理由はそこにある。見て回りたいとは何か……それは、少ししたところで止めてもらうことにした。
「ここは、庶民が行くお店ではありませんか?」
「えぇ、そうよ。私が、本当に行きたいのは、こういうお店なの。領地運営をしている中で、他国の物価を見て回ったり、品質を見れることは、貴族である私には難しいことなのよ。領主であれば、外に出ることも、なかなか難しいから」
「どうして、そのような場所へ向かわれるのですか?」
「もちろん、領地発展のためよ。エルドアへの輸出は、まだ、難しいと思うけど……いづれは、三国に商売を展開していきたいと思っていることは知っているわよね?」
もちろんですとエレーナはいうが、まだ、疑問があるらしい。
「今は、仮店舗だったり、どこかに間借りしているような形で、エルドアにも少しだけ小さな拠点はあるけど……この国にも、大きな店を構えたいのよね。そのための市場調査はニコライがしてくれてはいるけど、私も見てみたいと思っていたの!」
行ってくるわ!と馬車から降り、2時間後に道の先にある宝飾品の店に向かう約束をした。
「一人で、大丈夫ですか?」
「もちろん!二人の方が心配なくらいよ!」
「……私たちは、お店に行きますから、ご心配なさらずに」
「いいものがあったら、ティアへのお土産に何点か買ってきてほしいのだけど?」
「お任せください。そのあたりは、私の得意とするところなので」
「宝石にはこだわらないわ。珍しいものがあれば、お願いね?」
「何か狙っているものはありますか……?」
そうね……と呟くと、私の耳元へ目が向かうナタリー。
「その真紅のルビーは、確か……」
「この国の特産のひとつね。いいものがあったら、よろしく。原石でもいいわ!」
わかりましたと頷きあうと、私は馬車の扉を閉め、一人、街を歩き始める。ガランとした街に、寂しさを感じながら、走り去る馬車を見送った。
「さて……私も、向かいますか」
一人、街を彷徨うように歩くと、路地を曲がる。そこには、市場のようなものがたっているようで、大通りにいなかった人が、たくさん買い物をしている。主に、主婦だろう、買い物カゴに、食べ物を買っては入れていた。
「こんにちは!」
「やぁ、可愛いお嬢さん。何か入り用かな?」
「えぇ、主人に麦を買ってきてと言われているのだけど……品物を見せてくれるかしら?」
「貴族か何かかい?」
「……いいえ、ただの行商よ。ここを発つ前に、食糧の確保をしないと行けないから、先に見て買い物をみなですることにしているの」
「行商か?なら、このあたりのものは、お買い求めしやすい値段だよ?」
店主が見せてくれる麦を私は手に取った。触った感じ、なかなかのものではあるが、アンバーで取れる麦を10段階の5とするなら……、これは、かなりよくいっても、ギリギリ1くらいのものだ。麦というだけで、アンバー領へ最初に行ったときに見た麦のような印象だった。
「うーん、確かに値段はいいけど……品質は、私が知っているものより、あまり良くないわ。他にもあるかしら?」
「……目利きできるのか?」
「それなりに、かな?」
それじゃあ……と店主は別のものを出してくれた。私の前に置かれた麻袋を広げて、中の麦を見てみる。
先程よりはいいものではあるが、まだまだと感じる。
「お嬢さん、難しい顔だね?これでもダメかい?」
「ダメではないけど、これが、最高級のものになる?」
「最高級だって?あるにはあるけど、この国でも一握りの貴族しか食べられないものだぞ?」
「見るだけ……とか、できるかしら?」
訝しむ店主ではあったが、私が良し悪しまで見れることで仕方がないととため息をついて、奥の倉庫から出してきてくれた。
麻袋の三分の一くらいに減っているそれを見れば、売かけのものなのだろう。
「売り残り?」
「……金額が金額だから、庶民でこんな高いものは買わない。さっきの品質のものでも、庶民の中の金持ちしか買わないものだ」
「ふだんは、1番最初に見せてくれたものが、主流ってことかしら?」
「あぁ、そうだ。麦の育ちが、ここ数年、よくないんだ。インゼロ帝国との境目にある領地しか、最高級のものは取れない」
麻袋の中を見れば、期待外れの麦が出てきた。アンバー領のものに比べれば、まだ、品質はそれほどよくない。
「お嬢さんは、渋い顔をするけど、エルドアでは、その麦が最高級で、この値段だ」
提示された金額に驚き、最高品質の麦をじっと見た。
「何処からきたか知らないが、これ以上の麦があるなら、お目にかかりたいものだね。知っているか?そんな麦を作る領地を」
「えぇ、もちろんよ」
「どこだ?それは……」
そんな領地があるなら、ぜひともというので、ローズディア公国のアンバー領よと言えば、嘘はよしてくれよと肩を落とす店主。
どうやら、アンバー領が、以前とは違うことを知らないようだった。
「今、馬車が到着いたしましたので、お知らせいたします」
「ありがとう。それじゃあ、次のお店に向かいましょう!」
エレーナが立ち上がり、私たちも同時に立ち上がる。私は、一番前を歩き、馬車まで向かった。最後に馬車に乗り込み扉を閉める。
「今度は、どんなお店?」
「どういう店がいいでしょうか?先程はドレスを仕立てる店でしたから、次は……」
「宝飾品?でも、あまり興味ありませんよね?」
「……そうなのよね。見ておくのは、いいことかしら?」
「それなら、私が行ってまいります。アンナリーゼ様は他に行きたい場所があるのではないですか?」
ナタリーは私の顔をジッと見てくるので、頷いた。考えていることが筒抜けのようで、少し恥ずかしいが、私が侍女として、二人より少し見栄えを落とした理由はそこにある。見て回りたいとは何か……それは、少ししたところで止めてもらうことにした。
「ここは、庶民が行くお店ではありませんか?」
「えぇ、そうよ。私が、本当に行きたいのは、こういうお店なの。領地運営をしている中で、他国の物価を見て回ったり、品質を見れることは、貴族である私には難しいことなのよ。領主であれば、外に出ることも、なかなか難しいから」
「どうして、そのような場所へ向かわれるのですか?」
「もちろん、領地発展のためよ。エルドアへの輸出は、まだ、難しいと思うけど……いづれは、三国に商売を展開していきたいと思っていることは知っているわよね?」
もちろんですとエレーナはいうが、まだ、疑問があるらしい。
「今は、仮店舗だったり、どこかに間借りしているような形で、エルドアにも少しだけ小さな拠点はあるけど……この国にも、大きな店を構えたいのよね。そのための市場調査はニコライがしてくれてはいるけど、私も見てみたいと思っていたの!」
行ってくるわ!と馬車から降り、2時間後に道の先にある宝飾品の店に向かう約束をした。
「一人で、大丈夫ですか?」
「もちろん!二人の方が心配なくらいよ!」
「……私たちは、お店に行きますから、ご心配なさらずに」
「いいものがあったら、ティアへのお土産に何点か買ってきてほしいのだけど?」
「お任せください。そのあたりは、私の得意とするところなので」
「宝石にはこだわらないわ。珍しいものがあれば、お願いね?」
「何か狙っているものはありますか……?」
そうね……と呟くと、私の耳元へ目が向かうナタリー。
「その真紅のルビーは、確か……」
「この国の特産のひとつね。いいものがあったら、よろしく。原石でもいいわ!」
わかりましたと頷きあうと、私は馬車の扉を閉め、一人、街を歩き始める。ガランとした街に、寂しさを感じながら、走り去る馬車を見送った。
「さて……私も、向かいますか」
一人、街を彷徨うように歩くと、路地を曲がる。そこには、市場のようなものがたっているようで、大通りにいなかった人が、たくさん買い物をしている。主に、主婦だろう、買い物カゴに、食べ物を買っては入れていた。
「こんにちは!」
「やぁ、可愛いお嬢さん。何か入り用かな?」
「えぇ、主人に麦を買ってきてと言われているのだけど……品物を見せてくれるかしら?」
「貴族か何かかい?」
「……いいえ、ただの行商よ。ここを発つ前に、食糧の確保をしないと行けないから、先に見て買い物をみなですることにしているの」
「行商か?なら、このあたりのものは、お買い求めしやすい値段だよ?」
店主が見せてくれる麦を私は手に取った。触った感じ、なかなかのものではあるが、アンバーで取れる麦を10段階の5とするなら……、これは、かなりよくいっても、ギリギリ1くらいのものだ。麦というだけで、アンバー領へ最初に行ったときに見た麦のような印象だった。
「うーん、確かに値段はいいけど……品質は、私が知っているものより、あまり良くないわ。他にもあるかしら?」
「……目利きできるのか?」
「それなりに、かな?」
それじゃあ……と店主は別のものを出してくれた。私の前に置かれた麻袋を広げて、中の麦を見てみる。
先程よりはいいものではあるが、まだまだと感じる。
「お嬢さん、難しい顔だね?これでもダメかい?」
「ダメではないけど、これが、最高級のものになる?」
「最高級だって?あるにはあるけど、この国でも一握りの貴族しか食べられないものだぞ?」
「見るだけ……とか、できるかしら?」
訝しむ店主ではあったが、私が良し悪しまで見れることで仕方がないととため息をついて、奥の倉庫から出してきてくれた。
麻袋の三分の一くらいに減っているそれを見れば、売かけのものなのだろう。
「売り残り?」
「……金額が金額だから、庶民でこんな高いものは買わない。さっきの品質のものでも、庶民の中の金持ちしか買わないものだ」
「ふだんは、1番最初に見せてくれたものが、主流ってことかしら?」
「あぁ、そうだ。麦の育ちが、ここ数年、よくないんだ。インゼロ帝国との境目にある領地しか、最高級のものは取れない」
麻袋の中を見れば、期待外れの麦が出てきた。アンバー領のものに比べれば、まだ、品質はそれほどよくない。
「お嬢さんは、渋い顔をするけど、エルドアでは、その麦が最高級で、この値段だ」
提示された金額に驚き、最高品質の麦をじっと見た。
「何処からきたか知らないが、これ以上の麦があるなら、お目にかかりたいものだね。知っているか?そんな麦を作る領地を」
「えぇ、もちろんよ」
「どこだ?それは……」
そんな領地があるなら、ぜひともというので、ローズディア公国のアンバー領よと言えば、嘘はよしてくれよと肩を落とす店主。
どうやら、アンバー領が、以前とは違うことを知らないようだった。
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