847 / 1,480
あの日、何故?
しおりを挟む
誕生日祭りは、夜まで続く。主役は、とうに寝てしまっていても、大人たちも騒ぎたいのだろう。
お酒の力もあってか、夜でも屋敷の前の広場は大賑わいだ。
「明るいから、夜じゃないみたいだね?」
「そうですね。なんだか、みんな子どもに戻ったようにはしゃいでますよ」
領民たちが、踊ったり大きな声で笑い合ったりするのをジョージアと見ていた。どちらかと言えば、混ざりたい気持ちはあるが、今日のところは大人しく見ているだけにした。
「混ざりたいんじゃないの?」
「いえ、そんなことは」
「そう。きっと、ウィルがいれば、誘いに来ていただろうね。あの踊りの場へ」
「お上品じゃないから、ダメですよ」
「アンナは、そんなこと気にしないだろ?楽しく踊りたい。領民と手を取り笑いあい。それが本当のアンナの姿だと思うけど……俺じゃあ、そのアンナは、引き出せないな」
「……そんなこと。ジョージア様といる世界は居心地がいいですよ」
「貴族たちとの牽制のしあいのどこが?」
「どこが……ですか?腹の探り合いとか、わりと楽しんでますよ。自身が遅れを取ると腹も立ちますが、今のところ、ゴールド公爵が私より何枚も上手で困っています」
「腹の探り合いを楽しめるなんて、アンナ以外にはいないと思うけどね……」
「ジョージア様も公爵なのですから、そういうものを楽しまないと。貴族だからこそ出来るお遊びですよ!」
葡萄ジュースをグラスの中でゆらゆらと揺らして、微笑んだ。
「その遊びは、受けるものが大きすぎる遊びだと思うけど?」
「そうですか?遊びは遊びですよ。ちゃんとした調停者がいれば、成立するんですけど、今のところ、そういう人はいないですからね?」
「その役は、公が担うべきものだろう?」
「はい、そうですよ。でも、公は、まだまだ、そこまでの力がありません」
「アンナの後ろ盾があったとしてもか?」
「そうですね。まだまだです。私の後ろ盾と言っても、少ないですから。今後は少しその範囲を広げるよう、イチアに頼まれています」
「なるほど。それには、俺も関わった方がよさそうだ」
「いいですけど……今、狙っているところは、どこもかしこも独身女性を抱える領主ですからね。ジョージア様が出ていくと、第二夫人、第三夫人と増えそうで……増えてもいいですけど、そうしたら、しばらく、私、実家でゆっくりしたいです。結婚してから、何度か帰りましたけど、会いたい人には会えずにいますから」
「……帰られると困るし、会いたい人はヘンリー殿かな?」
「ハリーですか?」
「違うのかい?」
「クリスとフランに会いたいのですよ。フランなんて、前はエリザベスのお腹にいたのですから……」
「あぁ、甥っ子に会いたいのか」
「そうです!私、超絶可愛いであろう、クリスとフランを可愛がりたいのですよ!」
鼻息荒く、兄から来る手紙の内容で、二人の子の話が書かれていることが多い。クリスも小さかったこともあったり、そもそも、実家で寛ぐ辞退ではなかったので、慌ただしく動き回ていたことを思い出す。
「この前帰ったときは、可愛がれなかったの?」
「時間がなかったのです。シルキー様の容態のこともあって」
「あぁ、それも、アンナがかんでいたな」
「なんていうか、その言い方だと、私が悪いみたいな……」
そんなことないよとクスっと笑うので、そんなことあるのだろう。
「ところで、教えて欲しいんだけど……」
「何ですか?」
「……リアンなんだけど」
「リアンが、どうかしましたか?」
「あの襲撃事件があった日、アデルを呼んでもらったんだけど、リアンは呼んでいないのに現れたんだ。どうしてだったんだろう?」
不思議そうにしているジョージア。私は、答えを知っていた。
「リアンに直接聞きましたか?」
「聞いていないよ。なんだか、聞きにくくて……」
「そうですか?聞けば答えてくれますよ。ただ、真相までは、わかりにくいかもしれませんが……」
「アンナは、知っているのかい?」
「もちろんです。お教えしましょうか?」
「頼む。何があったんだい?」
「あの日、アンジェラが夜泣きをしたらしいのです」
「……夜泣き。たまにあるよね?アンジェラの夜泣き」
「そうですね。私も身に覚えがあるので、なんともですが……」
「アンナも?」
えぇと曖昧に笑う。夜中に泣きながら、誰にも悟られずに兄のベッドへよく潜り込んでいた。また来たの?と眠気眼に兄はいうけど、いつも優しく迎え入れてくれる。
「もう、そんなに泣くような年じゃないだろ?」
「もうって言ったって、まだ、3歳になったばかりですよ。夢が怖ければ、泣きます」
「……夢が?それって、アンナと一緒?」
「おそらくは。まだ、アンジェラが小さすぎてうまく言葉に出来ないので、ハッキリはしないのですけど……私より、精確なものを見ているんじゃないですかね?あの晩、ジョージア様が殺される夢をみたらしいので」
「えっ?あの晩?」
「そうです。私は、その夢を見ていない。襲われる夢をみたようなぼんやりしていましたが、夜会で襲われるジョージア様の方がハッキリ見えましたから」
「アンジェラは、ハニーローズだ。過去見は出来るかもしれないけど……予知まで?アンナの血をひいているからなのか……」
「それは、どうかわかりませんけど……それで、アンジェラが泣いたので、私を呼びに来てくれた途中だったみたいです」
なるほどと頷きながら、疑問に思っていたことが、解決できたようだ。
「アンジーは、怖かっただろうね」
「そうですね。でも、これから、こんな夢はたくさんみることになりますよ。うなされて目が覚めるとか、本当にたくさん。私は、経験をしてきたので、少しでもアンジェラの心に寄り添うようにしたいと思っています。ジョージア様はどうですか?」
もちろんだよと微笑む。とても愛情をかけているアンジェラのこととなれば、頼もしい。
期待していますから!と笑いかけると、二人で子どもたちを支え導いていこうと真剣な顔でいうので、私もそれに応えた。
お酒の力もあってか、夜でも屋敷の前の広場は大賑わいだ。
「明るいから、夜じゃないみたいだね?」
「そうですね。なんだか、みんな子どもに戻ったようにはしゃいでますよ」
領民たちが、踊ったり大きな声で笑い合ったりするのをジョージアと見ていた。どちらかと言えば、混ざりたい気持ちはあるが、今日のところは大人しく見ているだけにした。
「混ざりたいんじゃないの?」
「いえ、そんなことは」
「そう。きっと、ウィルがいれば、誘いに来ていただろうね。あの踊りの場へ」
「お上品じゃないから、ダメですよ」
「アンナは、そんなこと気にしないだろ?楽しく踊りたい。領民と手を取り笑いあい。それが本当のアンナの姿だと思うけど……俺じゃあ、そのアンナは、引き出せないな」
「……そんなこと。ジョージア様といる世界は居心地がいいですよ」
「貴族たちとの牽制のしあいのどこが?」
「どこが……ですか?腹の探り合いとか、わりと楽しんでますよ。自身が遅れを取ると腹も立ちますが、今のところ、ゴールド公爵が私より何枚も上手で困っています」
「腹の探り合いを楽しめるなんて、アンナ以外にはいないと思うけどね……」
「ジョージア様も公爵なのですから、そういうものを楽しまないと。貴族だからこそ出来るお遊びですよ!」
葡萄ジュースをグラスの中でゆらゆらと揺らして、微笑んだ。
「その遊びは、受けるものが大きすぎる遊びだと思うけど?」
「そうですか?遊びは遊びですよ。ちゃんとした調停者がいれば、成立するんですけど、今のところ、そういう人はいないですからね?」
「その役は、公が担うべきものだろう?」
「はい、そうですよ。でも、公は、まだまだ、そこまでの力がありません」
「アンナの後ろ盾があったとしてもか?」
「そうですね。まだまだです。私の後ろ盾と言っても、少ないですから。今後は少しその範囲を広げるよう、イチアに頼まれています」
「なるほど。それには、俺も関わった方がよさそうだ」
「いいですけど……今、狙っているところは、どこもかしこも独身女性を抱える領主ですからね。ジョージア様が出ていくと、第二夫人、第三夫人と増えそうで……増えてもいいですけど、そうしたら、しばらく、私、実家でゆっくりしたいです。結婚してから、何度か帰りましたけど、会いたい人には会えずにいますから」
「……帰られると困るし、会いたい人はヘンリー殿かな?」
「ハリーですか?」
「違うのかい?」
「クリスとフランに会いたいのですよ。フランなんて、前はエリザベスのお腹にいたのですから……」
「あぁ、甥っ子に会いたいのか」
「そうです!私、超絶可愛いであろう、クリスとフランを可愛がりたいのですよ!」
鼻息荒く、兄から来る手紙の内容で、二人の子の話が書かれていることが多い。クリスも小さかったこともあったり、そもそも、実家で寛ぐ辞退ではなかったので、慌ただしく動き回ていたことを思い出す。
「この前帰ったときは、可愛がれなかったの?」
「時間がなかったのです。シルキー様の容態のこともあって」
「あぁ、それも、アンナがかんでいたな」
「なんていうか、その言い方だと、私が悪いみたいな……」
そんなことないよとクスっと笑うので、そんなことあるのだろう。
「ところで、教えて欲しいんだけど……」
「何ですか?」
「……リアンなんだけど」
「リアンが、どうかしましたか?」
「あの襲撃事件があった日、アデルを呼んでもらったんだけど、リアンは呼んでいないのに現れたんだ。どうしてだったんだろう?」
不思議そうにしているジョージア。私は、答えを知っていた。
「リアンに直接聞きましたか?」
「聞いていないよ。なんだか、聞きにくくて……」
「そうですか?聞けば答えてくれますよ。ただ、真相までは、わかりにくいかもしれませんが……」
「アンナは、知っているのかい?」
「もちろんです。お教えしましょうか?」
「頼む。何があったんだい?」
「あの日、アンジェラが夜泣きをしたらしいのです」
「……夜泣き。たまにあるよね?アンジェラの夜泣き」
「そうですね。私も身に覚えがあるので、なんともですが……」
「アンナも?」
えぇと曖昧に笑う。夜中に泣きながら、誰にも悟られずに兄のベッドへよく潜り込んでいた。また来たの?と眠気眼に兄はいうけど、いつも優しく迎え入れてくれる。
「もう、そんなに泣くような年じゃないだろ?」
「もうって言ったって、まだ、3歳になったばかりですよ。夢が怖ければ、泣きます」
「……夢が?それって、アンナと一緒?」
「おそらくは。まだ、アンジェラが小さすぎてうまく言葉に出来ないので、ハッキリはしないのですけど……私より、精確なものを見ているんじゃないですかね?あの晩、ジョージア様が殺される夢をみたらしいので」
「えっ?あの晩?」
「そうです。私は、その夢を見ていない。襲われる夢をみたようなぼんやりしていましたが、夜会で襲われるジョージア様の方がハッキリ見えましたから」
「アンジェラは、ハニーローズだ。過去見は出来るかもしれないけど……予知まで?アンナの血をひいているからなのか……」
「それは、どうかわかりませんけど……それで、アンジェラが泣いたので、私を呼びに来てくれた途中だったみたいです」
なるほどと頷きながら、疑問に思っていたことが、解決できたようだ。
「アンジーは、怖かっただろうね」
「そうですね。でも、これから、こんな夢はたくさんみることになりますよ。うなされて目が覚めるとか、本当にたくさん。私は、経験をしてきたので、少しでもアンジェラの心に寄り添うようにしたいと思っています。ジョージア様はどうですか?」
もちろんだよと微笑む。とても愛情をかけているアンジェラのこととなれば、頼もしい。
期待していますから!と笑いかけると、二人で子どもたちを支え導いていこうと真剣な顔でいうので、私もそれに応えた。
0
お気に入りに追加
120
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
五歳の時から、側にいた
田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。
それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。
グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。
前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。
異世界で生きていく。
モネ
ファンタジー
目が覚めたら異世界。
素敵な女神様と出会い、魔力があったから選ばれた主人公。
魔法と調合スキルを使って成長していく。
小さな可愛い生き物と旅をしながら新しい世界で生きていく。
旅の中で出会う人々、訪れる土地で色々な経験をしていく。
3/8申し訳ありません。
章の編集をしました。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
元侯爵令嬢は冷遇を満喫する
cyaru
恋愛
第三王子の不貞による婚約解消で王様に拝み倒され、渋々嫁いだ侯爵令嬢のエレイン。
しかし教会で結婚式を挙げた後、夫の口から開口一番に出た言葉は
「王命だから君を娶っただけだ。愛してもらえるとは思わないでくれ」
夫となったパトリックの側には長年の恋人であるリリシア。
自分もだけど、向こうだってわたくしの事は見たくも無いはず!っと早々の別居宣言。
お互いで交わす契約書にほっとするパトリックとエレイン。ほくそ笑む愛人リリシア。
本宅からは屋根すら見えない別邸に引きこもりお1人様生活を満喫する予定が・・。
※専門用語は出来るだけ注釈をつけますが、作者が専門用語だと思ってない専門用語がある場合があります
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる