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エマの報告、王太子からの手紙
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両親との楽しい時間を過ごした後、エマを執務室へと呼び出した。
私が持たせた案件の結果を知りたかったのだ。
両親からの話だと、兄とニコライが頑張ってくれたようだけど……実際任務に関わった人からの話を聞きたかった。
「エマ、疲れているところごめんね……」
「いえ、大丈夫です!今回、とても勉強させていただきました。アンナリーゼ様のお兄様のサシャ様は、
とても聡明で素敵な方ですね?」
「そう?お兄様を褒めてもらえると嬉しいわ!」
「アンナリーゼ様のお手紙、私も向こうで拝見させていただきました。あの短い手紙で、全てを把握
されるあたり……私には、まだまだ到底及びません」
「あれは、私とお兄様の仲だからわかるのよ。そうでしょ?生まれてからここにくるまでの間、私を
お兄様がずっと導いてきたのだから、意思伝達は他と群を抜くのは普通のことよ?」
「それでもです。私がドレスを出した瞬間にエリザベス様をお呼びになっていましたし、私もあのように
なりたいです!」
「ふふ、お兄様を見習うより、デリアを見習う方がエマのためにはなると思うわよ!」
目を輝かせて兄のことを褒めてくれ嬉しいが、エマはデリアを見習った方が絶対いいと思う。
兄は……私とエリザベスがいてこそ一人前な気がするから……
そんなふうに育ってほしくはない。エマはエマらしく、アンジェラを支えられる侍従になってほしいのだ。
間違っても、一人で四分の三人前の兄のようにはなってほしくなかった。
「それで、どうだった?」
「はい、手紙とドレスを渡した後、同行していただいたニコライ様と共に行動を共にしました。
1番初めに、エリザベス様へのドレスの提供をさせていただいたところ、アンナリーゼ様にお礼を
言っておいてと言付かりました。
えっと……ドレスの意図を話そうとしたのですけど、わかっていると言われ……」
「ふふ、エリザベスらしいわね!大丈夫よ!エリザベスなら、間違えることはないわ!
その後は、サンストーン公爵家に行ったのではなくて?」
「えぇ、そうです。そこで、公爵夫人のイリア様にお会いしました。とても、お綺麗な方ですね!
アンナリーゼ様は元気かと尋ねられましたので、元気だとお伝えさせてもらいました」
「そう、イリアが私を?」
「はい、お二人は幼馴染でらっしゃると、お聞きしたのですが……?」
「そうね!私とイリア、殿下とハリーは幼馴染よ!」
「幼馴染とはどのようなものですか?」
「そうね……私とハリーはいつも一緒に遊んでいたし、殿下とはハリーと一緒にお城を抜けだしたり
していたわ!イリアには、いつも叱られてばかりだったわね。
四人の中で、1番しっかりしていたから、公爵令嬢であったから礼儀作法は厳しかったわよ!
イリアも元気だった?」
「はい、元気でした!また、アンナリーゼ様に会いたいと言っておりました。あと、赤薔薇がなん
とか……こちらは、わかりかねましたので……申し訳ございません」
「あぁ、赤薔薇ね。これのことよ、きっとね!」
私は耳元で揺れる、真紅の赤薔薇のチェーンピアスをさすと、小首を傾げているエマ。
その姿は、まだ、幼く可愛らしい。
「内緒ね!これ、世界に3つしかない真紅の赤薔薇のピアスなの」
「3つですか?」
「そう、そのうちの2つは、今私がしているもの。もうひとつが、イリアの旦那様であるハリーがして
いるのよ。だから、お小言を言いたかったのでしょうね!」
「えっと……そのようなものをしていてもよろしいのですか?あの、旦那様には」
「たぶん、知っていると思うわ!これは、私たちの心だったもの。結婚祝いにもらったものなの。
将来の約束があってね……だから、他の人には内緒ね!
いつか、アンジェラには、この薔薇を譲るつもりでいるのだけど……この薔薇は、アンジェラと
ハリーをいずれ、出合わすためのものなのよ。両国にとって必要な絆だと思ってくれると嬉しい
かな?」
納得したようなしないような少し困った顔をするエマに私は微笑む。
「いずれ、わかるときが来るわ!そのときは、エマもアンジェラの側にいてあげてちょうだいね!」
「畏まりました。そのそきは、アンジェラ様の側に……」
うんと頷く私に微笑むエマ。
「そのあとは、王宮へ行ったのかしらね?」
「お話が、それてしまいました……申し訳ございません!」
「いいのよ!イリアの様子も聞けたから、私は満足よ!手紙では、やり取りしていても、こうして、
直にあってきてくれたエマから話を聞ける方が嬉しいもの」
「はい、イリア様には、小さいのにととても感心されました」
「そうね、まだ、本来なら働く年ではないものね……辛かったらいつでも言ってね?」
「いいえ、そういう意味ではなく、ここでデリアさんの指導をしてもらいながら、リアンさんのお手伝い
をしたり、ちょっとしたお手伝いができることが嬉しいです。
礼儀作法もきちんとお二人が教えてくださいますし、とても有意義にしています」
「そう……エマもまだ、友人たちと遊びたい盛りでしょ?そういうことも優先してもいいのよ?」
「孤児ですから……私には遊びたい友人はいません。唯一、アンジェラ様と触れ合う時間だけが癒しと
なっています」
「そっか……でも、そのうち、デリアと一緒で私とアンジェラを追いかけないといけなくなるかもしれ
ないから、覚悟はしておいて!」
もちろんです!と胸をはるエマによろしくねと笑う。
「お城では、王太子妃と第三妃とお会いしました」
「うん、二人とも元気だった?」
「はい、とっても。お二人もお優しい方々で……身分が全く違う私ですが、アンナリーゼ様のお話を
聞きたいとおっしゃられたので、少しお話をさせていただきました。
ダメだったでしょうか?」
「うぅん、いいわ!あの二人なら、私の話を聞いて、嬉しそうに笑っているのが目に浮かぶようだわ!」
「まさにそうだったと思います。とても、楽しそうに聞いてくださいました!」
「私の遊びは、あの方々にとったら、どんな小説よりおもしろいものだそうよ……普通に領地改革を
進めているだけなのにね……変よね」
苦笑いすると、エマまで苦笑いだ。きっと、私が思っている以上に私のことをじゃじゃ馬だとか思っているのではないだろうか?
「それで、渡したドレスは喜んでくれていた?」
「あ……はい!見たことがないと、お二人で見せあいをしてらっしゃいました。
私が思うのですけど、今回、ドレスを贈られた方々は、とてもよくお似合いでした。
ナタリー様の見立てなのは、わかるのですが……」
「うん、ナタリーの見立ては、間違いないわ!幸いにあの四人は、ナタリーとも面識が
あるから、それぞれにあったものを渡してくれているのよ!」
そうでしたか、と感心しているエマ。もう少ししたら、エマもアンジェラの服やドレスを見立てる側になるのだ。ナタリーを是非とも参考にしてもらいたい。
「あと、お渡しが遅くなりました。こちらを……」
「これは、殿下からの手紙ね!報告ありがとう!」
「いえ、こんな報告で良かったでしょうか?」
「初めてにしては、いいと思うわ!これからもっと磨いていってちょうだい!」
はい!と頬を綻ばせ、執務室からエマが出て行った。
執務室に残された私は、殿下からの手紙を読み始める。
『アンナリーゼへ
シルキーとメアリーへのドレスの贈り物をありがとう。
二人にとても良く似合うドレスであったのか、二人が一緒に着て見せあいしていたぞ?
俺にも二人で見せに来ていた……よほど嬉しかったのだろう。
あのドレスの意味は、わかった。
さっそく、シルキーが自国へと、手紙を書いていたので、そのうちアンナが望む結果が
でるのではないだろうか?
それにしても、そなた……王太子妃を使うとは……宣伝と公妃への牽制には持ってこい
だが、あまり変な使い方をしないでもらいたいものだ。
そうは言っても、シルキーはアンナのためなら何でもしてしまうのだろうがな。
こちらの店舗開店は、シルキーとメアリーを連れて行こうと思っている。
ローズディアの店が好調だと話を聞いているので、今からとても楽しみだ。
それと、俺がいうのはなんだが、あまり、公を虐めてやるなよ?
アンナのことだ、きっと楽しく痛いところをつついているんじゃないか?
ハリーと二人でこちらは頭を抱えておるのだ。無茶はしないように!
最後になったが、出産おめでとう。二人目が生まれたとサシャから聞いた。
いずれ、シルキーが行きたいというだろうから……そのときには、よろしく頼む。
アンナのことだ、俺が言ってもきかないかもしれないが……無茶はせず、周りのいう
ことをよく聞き、健やかにすごせ。
では、また……
トワイス国王太子 ジルベスター』
「殿下って、かなり心配性だよね……でも、ありがとう」
殿下からの手紙を読み、ほっこりする気持ち。
幼馴染っていいなと思う。いつまでも、私の心配をしてくれているのがとても嬉しかった。
私が持たせた案件の結果を知りたかったのだ。
両親からの話だと、兄とニコライが頑張ってくれたようだけど……実際任務に関わった人からの話を聞きたかった。
「エマ、疲れているところごめんね……」
「いえ、大丈夫です!今回、とても勉強させていただきました。アンナリーゼ様のお兄様のサシャ様は、
とても聡明で素敵な方ですね?」
「そう?お兄様を褒めてもらえると嬉しいわ!」
「アンナリーゼ様のお手紙、私も向こうで拝見させていただきました。あの短い手紙で、全てを把握
されるあたり……私には、まだまだ到底及びません」
「あれは、私とお兄様の仲だからわかるのよ。そうでしょ?生まれてからここにくるまでの間、私を
お兄様がずっと導いてきたのだから、意思伝達は他と群を抜くのは普通のことよ?」
「それでもです。私がドレスを出した瞬間にエリザベス様をお呼びになっていましたし、私もあのように
なりたいです!」
「ふふ、お兄様を見習うより、デリアを見習う方がエマのためにはなると思うわよ!」
目を輝かせて兄のことを褒めてくれ嬉しいが、エマはデリアを見習った方が絶対いいと思う。
兄は……私とエリザベスがいてこそ一人前な気がするから……
そんなふうに育ってほしくはない。エマはエマらしく、アンジェラを支えられる侍従になってほしいのだ。
間違っても、一人で四分の三人前の兄のようにはなってほしくなかった。
「それで、どうだった?」
「はい、手紙とドレスを渡した後、同行していただいたニコライ様と共に行動を共にしました。
1番初めに、エリザベス様へのドレスの提供をさせていただいたところ、アンナリーゼ様にお礼を
言っておいてと言付かりました。
えっと……ドレスの意図を話そうとしたのですけど、わかっていると言われ……」
「ふふ、エリザベスらしいわね!大丈夫よ!エリザベスなら、間違えることはないわ!
その後は、サンストーン公爵家に行ったのではなくて?」
「えぇ、そうです。そこで、公爵夫人のイリア様にお会いしました。とても、お綺麗な方ですね!
アンナリーゼ様は元気かと尋ねられましたので、元気だとお伝えさせてもらいました」
「そう、イリアが私を?」
「はい、お二人は幼馴染でらっしゃると、お聞きしたのですが……?」
「そうね!私とイリア、殿下とハリーは幼馴染よ!」
「幼馴染とはどのようなものですか?」
「そうね……私とハリーはいつも一緒に遊んでいたし、殿下とはハリーと一緒にお城を抜けだしたり
していたわ!イリアには、いつも叱られてばかりだったわね。
四人の中で、1番しっかりしていたから、公爵令嬢であったから礼儀作法は厳しかったわよ!
イリアも元気だった?」
「はい、元気でした!また、アンナリーゼ様に会いたいと言っておりました。あと、赤薔薇がなん
とか……こちらは、わかりかねましたので……申し訳ございません」
「あぁ、赤薔薇ね。これのことよ、きっとね!」
私は耳元で揺れる、真紅の赤薔薇のチェーンピアスをさすと、小首を傾げているエマ。
その姿は、まだ、幼く可愛らしい。
「内緒ね!これ、世界に3つしかない真紅の赤薔薇のピアスなの」
「3つですか?」
「そう、そのうちの2つは、今私がしているもの。もうひとつが、イリアの旦那様であるハリーがして
いるのよ。だから、お小言を言いたかったのでしょうね!」
「えっと……そのようなものをしていてもよろしいのですか?あの、旦那様には」
「たぶん、知っていると思うわ!これは、私たちの心だったもの。結婚祝いにもらったものなの。
将来の約束があってね……だから、他の人には内緒ね!
いつか、アンジェラには、この薔薇を譲るつもりでいるのだけど……この薔薇は、アンジェラと
ハリーをいずれ、出合わすためのものなのよ。両国にとって必要な絆だと思ってくれると嬉しい
かな?」
納得したようなしないような少し困った顔をするエマに私は微笑む。
「いずれ、わかるときが来るわ!そのときは、エマもアンジェラの側にいてあげてちょうだいね!」
「畏まりました。そのそきは、アンジェラ様の側に……」
うんと頷く私に微笑むエマ。
「そのあとは、王宮へ行ったのかしらね?」
「お話が、それてしまいました……申し訳ございません!」
「いいのよ!イリアの様子も聞けたから、私は満足よ!手紙では、やり取りしていても、こうして、
直にあってきてくれたエマから話を聞ける方が嬉しいもの」
「はい、イリア様には、小さいのにととても感心されました」
「そうね、まだ、本来なら働く年ではないものね……辛かったらいつでも言ってね?」
「いいえ、そういう意味ではなく、ここでデリアさんの指導をしてもらいながら、リアンさんのお手伝い
をしたり、ちょっとしたお手伝いができることが嬉しいです。
礼儀作法もきちんとお二人が教えてくださいますし、とても有意義にしています」
「そう……エマもまだ、友人たちと遊びたい盛りでしょ?そういうことも優先してもいいのよ?」
「孤児ですから……私には遊びたい友人はいません。唯一、アンジェラ様と触れ合う時間だけが癒しと
なっています」
「そっか……でも、そのうち、デリアと一緒で私とアンジェラを追いかけないといけなくなるかもしれ
ないから、覚悟はしておいて!」
もちろんです!と胸をはるエマによろしくねと笑う。
「お城では、王太子妃と第三妃とお会いしました」
「うん、二人とも元気だった?」
「はい、とっても。お二人もお優しい方々で……身分が全く違う私ですが、アンナリーゼ様のお話を
聞きたいとおっしゃられたので、少しお話をさせていただきました。
ダメだったでしょうか?」
「うぅん、いいわ!あの二人なら、私の話を聞いて、嬉しそうに笑っているのが目に浮かぶようだわ!」
「まさにそうだったと思います。とても、楽しそうに聞いてくださいました!」
「私の遊びは、あの方々にとったら、どんな小説よりおもしろいものだそうよ……普通に領地改革を
進めているだけなのにね……変よね」
苦笑いすると、エマまで苦笑いだ。きっと、私が思っている以上に私のことをじゃじゃ馬だとか思っているのではないだろうか?
「それで、渡したドレスは喜んでくれていた?」
「あ……はい!見たことがないと、お二人で見せあいをしてらっしゃいました。
私が思うのですけど、今回、ドレスを贈られた方々は、とてもよくお似合いでした。
ナタリー様の見立てなのは、わかるのですが……」
「うん、ナタリーの見立ては、間違いないわ!幸いにあの四人は、ナタリーとも面識が
あるから、それぞれにあったものを渡してくれているのよ!」
そうでしたか、と感心しているエマ。もう少ししたら、エマもアンジェラの服やドレスを見立てる側になるのだ。ナタリーを是非とも参考にしてもらいたい。
「あと、お渡しが遅くなりました。こちらを……」
「これは、殿下からの手紙ね!報告ありがとう!」
「いえ、こんな報告で良かったでしょうか?」
「初めてにしては、いいと思うわ!これからもっと磨いていってちょうだい!」
はい!と頬を綻ばせ、執務室からエマが出て行った。
執務室に残された私は、殿下からの手紙を読み始める。
『アンナリーゼへ
シルキーとメアリーへのドレスの贈り物をありがとう。
二人にとても良く似合うドレスであったのか、二人が一緒に着て見せあいしていたぞ?
俺にも二人で見せに来ていた……よほど嬉しかったのだろう。
あのドレスの意味は、わかった。
さっそく、シルキーが自国へと、手紙を書いていたので、そのうちアンナが望む結果が
でるのではないだろうか?
それにしても、そなた……王太子妃を使うとは……宣伝と公妃への牽制には持ってこい
だが、あまり変な使い方をしないでもらいたいものだ。
そうは言っても、シルキーはアンナのためなら何でもしてしまうのだろうがな。
こちらの店舗開店は、シルキーとメアリーを連れて行こうと思っている。
ローズディアの店が好調だと話を聞いているので、今からとても楽しみだ。
それと、俺がいうのはなんだが、あまり、公を虐めてやるなよ?
アンナのことだ、きっと楽しく痛いところをつついているんじゃないか?
ハリーと二人でこちらは頭を抱えておるのだ。無茶はしないように!
最後になったが、出産おめでとう。二人目が生まれたとサシャから聞いた。
いずれ、シルキーが行きたいというだろうから……そのときには、よろしく頼む。
アンナのことだ、俺が言ってもきかないかもしれないが……無茶はせず、周りのいう
ことをよく聞き、健やかにすごせ。
では、また……
トワイス国王太子 ジルベスター』
「殿下って、かなり心配性だよね……でも、ありがとう」
殿下からの手紙を読み、ほっこりする気持ち。
幼馴染っていいなと思う。いつまでも、私の心配をしてくれているのがとても嬉しかった。
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