127 / 1,480
不満
しおりを挟む
夜会の帰り、私は、久しぶりに会えた友人たちのことをジョージアに話していた。
もちろん、領地の街道整備の話は、していない。
あと、ダドリー男爵のこともすっかり忘れようと思う。
冬になり本格的に冷えてきているので馬車の中は、とても寒い。
誕生日にジョージアからもらったブランケットを二人で一緒に羽織って暖を取っているところだ。
「ジョージア様と同じくらい女性が囲んでいた黒髪の方はどなたですか?」
「他の男に興味をもったのかい?」
私が、質問をするとジョージアの怪訝そうな視線が向けられる。
「興味か……
そうですね!興味持ちました!
それで、どなたですか?」
興味もったの言葉は、ジョージアには、喜ばしい言葉ではなかったようだ。
つんけんしたような意地悪のような声音で答えてくれる。
「隣国の子爵だ。
確か、名前は、エール・イーナ・バニッシュだったかな?」
「バニッシュ子爵ですね。
とても色気のある方でしたね?少し年上かしら?」
「そんなに知りたいの?」
とうとう、ジョージアは、機嫌が悪くなってきた。
「はい、教えてください。
今日みたいに、ジョージア様が近くにいなかったときのために……」
「なるほどね……バニッシュ子爵は、軽いからね。
くれぐれもついていかないで!
年は、俺より6つ年上。あんまりいい噂聞かないなぁ……
アンナみたいなかわいい子なんて、たぶん、かなり好きだと思うよ」
なるほど。
どこかで見たことあるような顔と思えば、『予知夢』に出てきたなと思う。
どう、繋がっているのだろう……
考えるけど、答えは出なさそうなので、とりあえず、この話は、ここまでだ。
「ありがとう、ジョージア様。
夜会では、気を付けますね!」
この話は、ここまでと私は、切ってしまう。
そのことに少し機嫌を直したジョージアは、私の手を玩んでいるところだ。
次の話だ。
「ジョージア様、結婚式の前に少し実家に帰ってもいいですか?」
「何かあるのかい?」
「クリスにそろそろ会いたいと思いまして……」
「クリスね……
それは、サシャの息子?」
「他にはいませんよ!」
笑って返事をすると、なんだかジョージアは、拗ねているようだ。
「一人で行くのかい?」
「デリアと二人で行きますよ!」
「そう……俺も一緒に行っちゃダメ?」
私の手を玩んでいるジョージアは、ちょっと可愛らしい。
でも、すぐ帰ってくるのだから……ついてきてもらう必要を感じなかった。
「ダメではないですけど、すぐ帰ってきますよ!」
「うーん。
それでも一緒に……」
視線をジョージアの手から瞳に移す。
「……それを信じて待っているよ」
よしよしと頭を撫でてやると、ジョージアは、その手を引き寄せ、甲にちゅっとキスをする。
これは、キスのおねだりか……最近、ジョージアは、そんなことを覚えたらしい。
でも、その前に、今日は私、頑張ったのだから、ストレス発散もしたい。
「深紫のドレスのご令嬢、昨日の香水の方ですわね!」
「えっ!?」
「ピンクのドレスで夜会巻きのご令嬢、5日ほど前の香水の方でしょうか?
あと黄色のショート丈のお嬢さんは、一昨日くらいだったかしら?
あとは……」
「すみません……それ以上は、お許しください」
公世子に連れまわされてお酒を飲みに行っていたのは知っていた。
そこにお嬢様方が付いて回らないなんてことは、まず、ないだろうこともわかっている。
なので、一人一人確認したのだが、どうも合っていたようだ。
ここ最近、毎晩、帰ってきてそのまま私のベッドにもぐりこんでくるから香水の匂いで目が覚めたりもしたのだ……
私だって、たまには意地悪もしたくなる。
ちなみに、さっきのバニッシュ子爵は、情報収集の一環だ。
「別に責めているわけではないですよ」
ニコニコと笑顔を振りまくと、とんでもないという返事が返ってくる。
「令嬢たちとは、何にもないから!!」
「わかってます。
言ってみたかっただけです!」
「二度と行きませんから……」
「ふふふ……意地悪したかっただけですから、好きになさってください。
どうせ、公世子様が、令嬢たちを集めたんでしょ?」
「お見通しってことか……」
「公世子様もジョージア様のこと大切にされていますものね!」
ハハハ……と、空笑いが返ってくる。
「意地悪したお詫びです」
「お詫びか……
ちょっと傷ついたよ」
唇を重ねた頃には、アンバーのお屋敷についたようだ。
ジョージアは、名残惜しそうにしているが、とても寒い馬車で過ごす気にはなれない。
「ほら、お部屋に行きますよ!」
手を引いて屋敷まで、ジョージアを連れてくるのであった。
夜会の3日後は、冬にしては暖かい日だったので、トワイスへ出発しようと思ってジョージアに挨拶に行く。
「では、実家に帰らせていただきます!」
「あの……その言い方……」
ん?と小首をかしげていると、デリアがこそっと申し訳なさそうに教えてくれる。
あまりにも元気に言ったのも良くなかったらしい。
「アンナ様、その言い方では、その……ジョージア様に不満が……あって、
実家に帰る……みたいな……」
「そんなつもりは、全くないわよ?」
「なら、よかった……」
ホッとしているジョージアだったが、さらに追い打ちがくる。
「別に実家に帰るのは本当のことじゃない?
それに、ジョージア様に不満がないわけでは、ないもの。
だから、実家に帰るっていう発想もどうかと思うけど……」
「アンナは、その……僕に、不満があるのか……い?」
「ありますよ?
ジョージア様は、私ではない別の人間ですもの。
すべてが自分の思い通りの人なんていませんからね。
当たり前じゃないですか?」
あっけらかんという私に、ジョージアは困った顔をしている。
「確かに、別の人間だけど、僕は、アンナに不満はないよ」
「ありがとうございます。
では、不満はため込むとよくないと思うし、
たいした不満じゃないので、言っておきますね!」
私の次の言葉に、ジョージアは身構えている。
「よその女性の残り香つけて、私のベッドに潜り込んでこないでくださいね!
そんな日は、一人で寝てください!!
では、行ってまいります!」
ニッコリ笑顔で部屋を出ていく私を、ポカンとしてジョージアは見送ってくれた。
「アンナ!気を付けて行っておいで!
早く帰ってくるんだよ!!」
ちょうど馬に乗った私に、執務室の窓を開けて挨拶してくれる。
ジョージア様って、こういうところ、優しいんだよね。
「いってきまぁーす!!」
私は、それに応え、手を大きく振って出発したのである。
懐かしい、我が家へと……
もちろん、領地の街道整備の話は、していない。
あと、ダドリー男爵のこともすっかり忘れようと思う。
冬になり本格的に冷えてきているので馬車の中は、とても寒い。
誕生日にジョージアからもらったブランケットを二人で一緒に羽織って暖を取っているところだ。
「ジョージア様と同じくらい女性が囲んでいた黒髪の方はどなたですか?」
「他の男に興味をもったのかい?」
私が、質問をするとジョージアの怪訝そうな視線が向けられる。
「興味か……
そうですね!興味持ちました!
それで、どなたですか?」
興味もったの言葉は、ジョージアには、喜ばしい言葉ではなかったようだ。
つんけんしたような意地悪のような声音で答えてくれる。
「隣国の子爵だ。
確か、名前は、エール・イーナ・バニッシュだったかな?」
「バニッシュ子爵ですね。
とても色気のある方でしたね?少し年上かしら?」
「そんなに知りたいの?」
とうとう、ジョージアは、機嫌が悪くなってきた。
「はい、教えてください。
今日みたいに、ジョージア様が近くにいなかったときのために……」
「なるほどね……バニッシュ子爵は、軽いからね。
くれぐれもついていかないで!
年は、俺より6つ年上。あんまりいい噂聞かないなぁ……
アンナみたいなかわいい子なんて、たぶん、かなり好きだと思うよ」
なるほど。
どこかで見たことあるような顔と思えば、『予知夢』に出てきたなと思う。
どう、繋がっているのだろう……
考えるけど、答えは出なさそうなので、とりあえず、この話は、ここまでだ。
「ありがとう、ジョージア様。
夜会では、気を付けますね!」
この話は、ここまでと私は、切ってしまう。
そのことに少し機嫌を直したジョージアは、私の手を玩んでいるところだ。
次の話だ。
「ジョージア様、結婚式の前に少し実家に帰ってもいいですか?」
「何かあるのかい?」
「クリスにそろそろ会いたいと思いまして……」
「クリスね……
それは、サシャの息子?」
「他にはいませんよ!」
笑って返事をすると、なんだかジョージアは、拗ねているようだ。
「一人で行くのかい?」
「デリアと二人で行きますよ!」
「そう……俺も一緒に行っちゃダメ?」
私の手を玩んでいるジョージアは、ちょっと可愛らしい。
でも、すぐ帰ってくるのだから……ついてきてもらう必要を感じなかった。
「ダメではないですけど、すぐ帰ってきますよ!」
「うーん。
それでも一緒に……」
視線をジョージアの手から瞳に移す。
「……それを信じて待っているよ」
よしよしと頭を撫でてやると、ジョージアは、その手を引き寄せ、甲にちゅっとキスをする。
これは、キスのおねだりか……最近、ジョージアは、そんなことを覚えたらしい。
でも、その前に、今日は私、頑張ったのだから、ストレス発散もしたい。
「深紫のドレスのご令嬢、昨日の香水の方ですわね!」
「えっ!?」
「ピンクのドレスで夜会巻きのご令嬢、5日ほど前の香水の方でしょうか?
あと黄色のショート丈のお嬢さんは、一昨日くらいだったかしら?
あとは……」
「すみません……それ以上は、お許しください」
公世子に連れまわされてお酒を飲みに行っていたのは知っていた。
そこにお嬢様方が付いて回らないなんてことは、まず、ないだろうこともわかっている。
なので、一人一人確認したのだが、どうも合っていたようだ。
ここ最近、毎晩、帰ってきてそのまま私のベッドにもぐりこんでくるから香水の匂いで目が覚めたりもしたのだ……
私だって、たまには意地悪もしたくなる。
ちなみに、さっきのバニッシュ子爵は、情報収集の一環だ。
「別に責めているわけではないですよ」
ニコニコと笑顔を振りまくと、とんでもないという返事が返ってくる。
「令嬢たちとは、何にもないから!!」
「わかってます。
言ってみたかっただけです!」
「二度と行きませんから……」
「ふふふ……意地悪したかっただけですから、好きになさってください。
どうせ、公世子様が、令嬢たちを集めたんでしょ?」
「お見通しってことか……」
「公世子様もジョージア様のこと大切にされていますものね!」
ハハハ……と、空笑いが返ってくる。
「意地悪したお詫びです」
「お詫びか……
ちょっと傷ついたよ」
唇を重ねた頃には、アンバーのお屋敷についたようだ。
ジョージアは、名残惜しそうにしているが、とても寒い馬車で過ごす気にはなれない。
「ほら、お部屋に行きますよ!」
手を引いて屋敷まで、ジョージアを連れてくるのであった。
夜会の3日後は、冬にしては暖かい日だったので、トワイスへ出発しようと思ってジョージアに挨拶に行く。
「では、実家に帰らせていただきます!」
「あの……その言い方……」
ん?と小首をかしげていると、デリアがこそっと申し訳なさそうに教えてくれる。
あまりにも元気に言ったのも良くなかったらしい。
「アンナ様、その言い方では、その……ジョージア様に不満が……あって、
実家に帰る……みたいな……」
「そんなつもりは、全くないわよ?」
「なら、よかった……」
ホッとしているジョージアだったが、さらに追い打ちがくる。
「別に実家に帰るのは本当のことじゃない?
それに、ジョージア様に不満がないわけでは、ないもの。
だから、実家に帰るっていう発想もどうかと思うけど……」
「アンナは、その……僕に、不満があるのか……い?」
「ありますよ?
ジョージア様は、私ではない別の人間ですもの。
すべてが自分の思い通りの人なんていませんからね。
当たり前じゃないですか?」
あっけらかんという私に、ジョージアは困った顔をしている。
「確かに、別の人間だけど、僕は、アンナに不満はないよ」
「ありがとうございます。
では、不満はため込むとよくないと思うし、
たいした不満じゃないので、言っておきますね!」
私の次の言葉に、ジョージアは身構えている。
「よその女性の残り香つけて、私のベッドに潜り込んでこないでくださいね!
そんな日は、一人で寝てください!!
では、行ってまいります!」
ニッコリ笑顔で部屋を出ていく私を、ポカンとしてジョージアは見送ってくれた。
「アンナ!気を付けて行っておいで!
早く帰ってくるんだよ!!」
ちょうど馬に乗った私に、執務室の窓を開けて挨拶してくれる。
ジョージア様って、こういうところ、優しいんだよね。
「いってきまぁーす!!」
私は、それに応え、手を大きく振って出発したのである。
懐かしい、我が家へと……
0
お気に入りに追加
120
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
五歳の時から、側にいた
田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。
それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。
グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。
前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。
異世界で生きていく。
モネ
ファンタジー
目が覚めたら異世界。
素敵な女神様と出会い、魔力があったから選ばれた主人公。
魔法と調合スキルを使って成長していく。
小さな可愛い生き物と旅をしながら新しい世界で生きていく。
旅の中で出会う人々、訪れる土地で色々な経験をしていく。
3/8申し訳ありません。
章の編集をしました。
初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
元侯爵令嬢は冷遇を満喫する
cyaru
恋愛
第三王子の不貞による婚約解消で王様に拝み倒され、渋々嫁いだ侯爵令嬢のエレイン。
しかし教会で結婚式を挙げた後、夫の口から開口一番に出た言葉は
「王命だから君を娶っただけだ。愛してもらえるとは思わないでくれ」
夫となったパトリックの側には長年の恋人であるリリシア。
自分もだけど、向こうだってわたくしの事は見たくも無いはず!っと早々の別居宣言。
お互いで交わす契約書にほっとするパトリックとエレイン。ほくそ笑む愛人リリシア。
本宅からは屋根すら見えない別邸に引きこもりお1人様生活を満喫する予定が・・。
※専門用語は出来るだけ注釈をつけますが、作者が専門用語だと思ってない専門用語がある場合があります
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる