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第24話 元勇者 国王と再会する
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そして俺は、ルシフェル達とともに宮殿の中へ入っていく。
赤絨毯を敷かれた道を俺達は歩く。時々役人の人と挨拶をしながら、すれ違いながら。
「やっぱり宮殿は豪華ですー」
「はい、私たちがいた所よりずっと豪華です」
ローザは目をキラキラさせながら周囲を見回す。元貴族だからな──、興味津々なんだろう。
セフィラもいつもより表情が、少しだけ明るい。たしかに俺もこの建物は豪華だと思う。
「しかしもう俺がこの世界に来たのが国王に知られているとはな、情報の伝達がやけに早いな」
「多分ギルドからいつも情報をあさっているのよ。不審な動きをした人物がいたらそいつをマークするためにね」
「特殊警察みたいだな。まあ、権力者が考えそうな事だな──」
いつも政敵に囲まれている国王が考えそうなことだ。自分の支持者を使い特殊警察を作る。そして人が集まるいろいろな場所に配備し国民を監視する。
マジでこの国が不安になってきた。恐怖政治まっしぐらなんじゃないのかこれ……。
そんな心配をしながら歩く事5分程、4人は国王のいる部屋の入口にたどり着く。
「ここからは1人で行かせてくれ。これは俺とあいつの話だ」
真剣な表情で俺はルシフェル達に話しかける。3人は国王にとってただの他人、逆に存在を怪しまれる可能性がある。3人もそれを察したのか首を縦に振る。
「ほら、いってきなさい」
「そうだよ!! 陽君、無事でいてね!!」
「わかった、行ってくるよ」
ローザとルシフェルが言葉をかけてくれた。何、ちょっと話しあうだけだ。存在を消すならもっと秘密裏にやるはずだ。
じゃあ行こう!!
トントン──。
俺は扉をノック。「入れ」と聞き覚えのある声が聞こえたので、扉を開け部屋の中に入る。
広い部屋、壁には豪華そうな絵画がいくつか並んでいる。高級家具と机に彩られた部屋の中に目的の人物はいた。
「久しぶりだな。元勇者よ」
「そうですね。あの時以来ですね、俺を追放した時以来──」
国王と再開。気まずい雰囲気、国王は視線を合わせるのを拒む。後ろの先代国王の絵画に手を合わせ、そっぽを向き、俺に話し掛けてくる
。
「あなたには心の底から感謝している。忘れはしないぞ、あなたが命をかけてこの世界を救ってくれたことは」
「言っている事とやっている事が180度違っているような気がするんですけどね……」
苦笑いをして、皮肉をたっぷりとそえた言葉使い。
声のトーンが昔に比べて低い。やはり罪悪感を感じているようだ。
一応こいつを擁護するならば、命賭けでこの世界を救った人物を追放して平然としているようなサイコパスではないようだ
ま、そんなこと理由にならないが──。
「手土産ならもう少し増やしてもいい。だからお前は元の世界へ帰れ」
「それができたら、俺はこの世界に来てませんよ」
俺は冷めた目つきで国王に言葉を返す。
こういっちゃなんだが擁護は出来る。こいつが権力や名誉にこだわる理由。
こいつもこいつで苦労してきた。
一言で言うとこいつらの家系は元々権力が盤石ではない。
国王といっても、冒険者が無ければ街は魔王軍に襲われて廃墟になってしまう。地方領主がいなければ地方に権力を浸透させることが出来ない。
地方や兵士の力が強く、彼らに反逆を起こされたらどうする事も出来ない。下手をすればフランス革命のように、処刑台に立たされることだってあり得る。
彼らを懐柔し、協力することで権力を発揮。無法地帯だった地に安定をもたらしたり魔王軍という強大な敵と団結して戦うことが出来たのだから。
よく王道物のファンタジー小説にあるような国王が圧倒的な権力を握って横暴を振るうような光景はない。
貴族達や兵士、冒険者達の声をよく聞き利害の調整を必死に行い何とか権力を維持してきた。
そして魔王軍という共通の敵はいなくなったことで、団結する意義を失い地方は言う事を聞かなくなった。勇者がいることで、自分の権限もその勇者に奪われるかもしれないと考えたのだろう。
そして勇者である俺に権威が集まる事を恐れたため、追放。そんなところか──。
「まあ、この国がどういう惨状になっているかは今後自分の目で確かめますよ」
「そうか──。もう俺はお前には干渉しない、好きにしろ」
そして国王はそっぽを向いて俺と目を合わせようともしなくなる。
まあ、すぐに敵意を向けてくるわけではなさそうだ。それじゃあお言葉に甘えて好き勝手にやらせてもらうとするか──。
「わかりました。お言葉に甘えさせていただきます、国王様」
そう言って頭を下げてこの場を後にする。部屋を出て扉を閉めるとルシフェル達が現れた。
「どうだったの、陽君?」
「好きにしろ、俺は知らないってよ」
ローザの心配そうな声色、自分がそうだったように俺がひどい目にあわされたのではないかと考えたのだろう。
「んで、どうするの?」
「言葉どおり好きにさせてもらうよ。俺の好きに活動する。それだけさ」
ルシフェルが腰に手を当て聞いてくる。それ以外に答えはあるか、だったら元の世界に帰っているよ。
「陽君、よかったですぅ。これからも一緒にいてくれるんですね」
ローザがはっと喜んで嬉しそうにしゃべる。そしてギュっと肩を組んでくる。ちょ、ちょと何をいきなり??
「お、お嬢様に何をする!」
「い、いや、ローザが勝手に!!」
セフィラが顔を膨らませて俺に迫る。俺はあわあわとしながら解釈。
「大丈夫だよセフィラちゃん。だって嬉しいんだもん、陽君いなくならないって!!」
「うぅ……、お嬢様がそこまで言うなら──。私からも、よろしくお願いいたしますね」
セフィラは何とか矛を抑える。
ま、歓迎はされなかったが、好きにしろって言われた以上好きにさせてもらうとするか──。
そして俺達は宮殿へ出て外へ、再び街へ繰り出していった。
赤絨毯を敷かれた道を俺達は歩く。時々役人の人と挨拶をしながら、すれ違いながら。
「やっぱり宮殿は豪華ですー」
「はい、私たちがいた所よりずっと豪華です」
ローザは目をキラキラさせながら周囲を見回す。元貴族だからな──、興味津々なんだろう。
セフィラもいつもより表情が、少しだけ明るい。たしかに俺もこの建物は豪華だと思う。
「しかしもう俺がこの世界に来たのが国王に知られているとはな、情報の伝達がやけに早いな」
「多分ギルドからいつも情報をあさっているのよ。不審な動きをした人物がいたらそいつをマークするためにね」
「特殊警察みたいだな。まあ、権力者が考えそうな事だな──」
いつも政敵に囲まれている国王が考えそうなことだ。自分の支持者を使い特殊警察を作る。そして人が集まるいろいろな場所に配備し国民を監視する。
マジでこの国が不安になってきた。恐怖政治まっしぐらなんじゃないのかこれ……。
そんな心配をしながら歩く事5分程、4人は国王のいる部屋の入口にたどり着く。
「ここからは1人で行かせてくれ。これは俺とあいつの話だ」
真剣な表情で俺はルシフェル達に話しかける。3人は国王にとってただの他人、逆に存在を怪しまれる可能性がある。3人もそれを察したのか首を縦に振る。
「ほら、いってきなさい」
「そうだよ!! 陽君、無事でいてね!!」
「わかった、行ってくるよ」
ローザとルシフェルが言葉をかけてくれた。何、ちょっと話しあうだけだ。存在を消すならもっと秘密裏にやるはずだ。
じゃあ行こう!!
トントン──。
俺は扉をノック。「入れ」と聞き覚えのある声が聞こえたので、扉を開け部屋の中に入る。
広い部屋、壁には豪華そうな絵画がいくつか並んでいる。高級家具と机に彩られた部屋の中に目的の人物はいた。
「久しぶりだな。元勇者よ」
「そうですね。あの時以来ですね、俺を追放した時以来──」
国王と再開。気まずい雰囲気、国王は視線を合わせるのを拒む。後ろの先代国王の絵画に手を合わせ、そっぽを向き、俺に話し掛けてくる
。
「あなたには心の底から感謝している。忘れはしないぞ、あなたが命をかけてこの世界を救ってくれたことは」
「言っている事とやっている事が180度違っているような気がするんですけどね……」
苦笑いをして、皮肉をたっぷりとそえた言葉使い。
声のトーンが昔に比べて低い。やはり罪悪感を感じているようだ。
一応こいつを擁護するならば、命賭けでこの世界を救った人物を追放して平然としているようなサイコパスではないようだ
ま、そんなこと理由にならないが──。
「手土産ならもう少し増やしてもいい。だからお前は元の世界へ帰れ」
「それができたら、俺はこの世界に来てませんよ」
俺は冷めた目つきで国王に言葉を返す。
こういっちゃなんだが擁護は出来る。こいつが権力や名誉にこだわる理由。
こいつもこいつで苦労してきた。
一言で言うとこいつらの家系は元々権力が盤石ではない。
国王といっても、冒険者が無ければ街は魔王軍に襲われて廃墟になってしまう。地方領主がいなければ地方に権力を浸透させることが出来ない。
地方や兵士の力が強く、彼らに反逆を起こされたらどうする事も出来ない。下手をすればフランス革命のように、処刑台に立たされることだってあり得る。
彼らを懐柔し、協力することで権力を発揮。無法地帯だった地に安定をもたらしたり魔王軍という強大な敵と団結して戦うことが出来たのだから。
よく王道物のファンタジー小説にあるような国王が圧倒的な権力を握って横暴を振るうような光景はない。
貴族達や兵士、冒険者達の声をよく聞き利害の調整を必死に行い何とか権力を維持してきた。
そして魔王軍という共通の敵はいなくなったことで、団結する意義を失い地方は言う事を聞かなくなった。勇者がいることで、自分の権限もその勇者に奪われるかもしれないと考えたのだろう。
そして勇者である俺に権威が集まる事を恐れたため、追放。そんなところか──。
「まあ、この国がどういう惨状になっているかは今後自分の目で確かめますよ」
「そうか──。もう俺はお前には干渉しない、好きにしろ」
そして国王はそっぽを向いて俺と目を合わせようともしなくなる。
まあ、すぐに敵意を向けてくるわけではなさそうだ。それじゃあお言葉に甘えて好き勝手にやらせてもらうとするか──。
「わかりました。お言葉に甘えさせていただきます、国王様」
そう言って頭を下げてこの場を後にする。部屋を出て扉を閉めるとルシフェル達が現れた。
「どうだったの、陽君?」
「好きにしろ、俺は知らないってよ」
ローザの心配そうな声色、自分がそうだったように俺がひどい目にあわされたのではないかと考えたのだろう。
「んで、どうするの?」
「言葉どおり好きにさせてもらうよ。俺の好きに活動する。それだけさ」
ルシフェルが腰に手を当て聞いてくる。それ以外に答えはあるか、だったら元の世界に帰っているよ。
「陽君、よかったですぅ。これからも一緒にいてくれるんですね」
ローザがはっと喜んで嬉しそうにしゃべる。そしてギュっと肩を組んでくる。ちょ、ちょと何をいきなり??
「お、お嬢様に何をする!」
「い、いや、ローザが勝手に!!」
セフィラが顔を膨らませて俺に迫る。俺はあわあわとしながら解釈。
「大丈夫だよセフィラちゃん。だって嬉しいんだもん、陽君いなくならないって!!」
「うぅ……、お嬢様がそこまで言うなら──。私からも、よろしくお願いいたしますね」
セフィラは何とか矛を抑える。
ま、歓迎はされなかったが、好きにしろって言われた以上好きにさせてもらうとするか──。
そして俺達は宮殿へ出て外へ、再び街へ繰り出していった。
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