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第41話 激闘の結末 ――精神集中(マインド・ワン)――
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そのスコップは俺の胴体と突き刺し、致命傷を与える。
はずだった──。
「何?」
「甘かったね」
(攻め方を変えて、裏もかいたはずなのに、なぜ)
その答え、それは受けたスコップの場所と角度だ。
俺はムエリットの突き刺したスコップに対して体をその下まで伏せ、剣を斜めの角度に構えて脇腹を当てた。
もちろん絶妙な角度と力加減で、そして、右足を上げ左足を軸にそのままくるりと回転、倒れそうになったところに無理やり足に魔力をこめ、前進した先には無防備なムエリットの姿。
「思い通りにいかなくて焦り始め、慣れない奇襲に走る。けどそれが落とし穴、逃げて奇襲に出るなんて君のやり方じゃない。不慣れな戦法だからどんな対応をされるかわからない」
意表を突かれ、無防備になったムエリットの肉体を切り裂いた。
彼女の体は数メートルほど吹き飛んだあと、無残に転がりまわる。
俺は追い打ちをかけようと、間合いを詰めようとするが、すぐにムエリットは体勢を立て直す。そううまくはいかないか。
「やるじゃねぇか。俺を、ここまで追いつめるなんてな」
「ありがとう、じゃあ、決着をつけようか」
俺がそう叫ぶとムエリットは、スコップを天に向かって上げる。
「本当は使いたくなかった。これを使ったら、闇の力なしじゃお前に勝てないって言ってるようなものだからな」
「闇の力、ムエリット、お前も持っていたのか」
「ああ、できれば自分の力だけでお前に勝ちたかったんだがな。俺の方がお前より強いって見せたかったけど、こうしないと俺はお前に勝てないみたいだ。最高の力で、俺はお前に勝つ」
漆黒の竜巻よ、わが叫びを具現化する業火となり、解き放て
ダークエンド・ブラスト・サイクロン
10メートルはあろう巨大な魔力の柱。
巨大な魔力の塊に周囲は驚愕し、観客たちが会場から逃げ始める。その魔力からもわかる。どんな存在も許さない必殺の術式。
これこそが彼女ムエリットが誇る闇の術式を用いた最強の力だ。
もはやムエリットは自分の力だけで俺と戦うつもりはない。
自分より強いライバル。そう認識し、彼女はこの力のリスクを知ったうえで、俺を倒すことを選んだ。
なんかピンチなのに嬉しさを感じる。
そしてその力がこの会場一帯に広がり、地面を抉っていく。
「これを使うと魔力が尽きちまうからあまり使いたくなかったが、お前に敬意を表して使ってやるよ。この闘技場ごと灰にしてやる」
「さすがだよ──」
確かにお前は強い。戦術も、パワーも、駆け引きも。俺が戦ってきた中で1.2を争う強さだと思う。
実力はほぼ互角、10回戦ったら5回は負けていると思う。けどそれは単純な強さ比べだったらの話だ。
俺とお前では決定的に違うものがある。お前は目的もなく、ただ自分のためだけに戦っている。強くなりたいという先に、目指すものはない。
以前は俺も1匹オオカミだった。ただ自分のためだけに戦っていた。
けれど、今は違う。大切な友がいる。
サナ、レテフ、2人とも俺を大切に想ってくれる大切な友だ。
お前たちはそれを汚した。俺は強くなる、それだけじゃない。その先にも大切なものがあるんだ。
それが決定的なお前との差だ。
そしてムエリットは強大な魔力を伴ったスコップを一気に振り下ろす。その強さに周囲はパニックになり出口へと殺到していく。
すでに勝負を終えていたサナ、レテフは悲鳴を上げる。
直撃すれば俺の魔力ではなすすべがない。その圧倒的パワーからくる敗北を目の前にして。
「アグナム!!」
ユピテルも俺に向かって叫ぶ。心配ありがとう。
俺はそんなピンチの中、フッと笑みを見せていた。
お前がなりふり構わず、向かってくるなら、俺もやるしかない。構想ではあったけど、難しいと思って今までやらなかったあの方法を。
目をつぶり、深呼吸をする。体をリラックスされ、意識を集中しながら魔力を全身に張り巡らせる。
「精神集中(マインド・ワン)──」
その瞬間、俺の体と剣が今までないくらい強く光始めた。
ムエリットはすぐそこ。目をつぶっていても、音で距離が理解できる。
そして彼女が俺を切り刻もうとした瞬間。
(消えた──)
ムエリットは予想できなかった空振りに目をむく。動揺しながらもすぐに周囲に視線を向け、背後に回ったのを確認、今度こそ仕留めると剣を払う。
彼女の攻撃はいわば魔力の大津波、それも目にもとまらぬ速さの。回避などできるはずがない。
しかし俺は回避し続け、動き回る。ムエリットは焦り始める。攻撃を続けるが、追い付けず、俺の動きに全くついていけていないのがわかる。
「なんで俺の攻撃が当たらない。どうしてそんな事が出来る」
表情が焦っているな。まあ、俺もできたことに驚いているくらいだしな。
「ちょっと力を集中させただけだよ」
「集中くらいでできるわけないだろ」
「ああ、普通の集中なら別だ。でも今の精神集中は違う」
この前、1人で魔力に関するテストをしていた時、どこまで集中して瞬間的に力を出せるか試したんだ。
理由は、魔力に関する疑問があった。魔法少女は自身で魔力を制御することができる。問題はそれがどこまでできるかだ。
人間は勉強をするときなど、集中すると心に決めてもたいていは頭の片隅で別なことが頭に入ったり、誰かが自分の名前を呼べば、それに反応する。
でも、好きなことに没頭して周囲の音が耳に入らなかったり、極限状況で痛みを感じなくなったりすることはある。
そういう状態で魔力を供給できないかなって思って試してみたらできたんだ。
火に例えると、今までの戦いが激しく火花を散らしながら燃える炎だとすれば、今の俺はガスバーナーのように激しくはないが、普通の炎より青く、ずっと高い温度で燃え滾ってる。
それで通常より倍以上の速さで動くことができる。
当然リスクもある。どうしても精神統一をしなくちゃいけないから心が落ち着いているときにしかできない、スキができやすい。おまけに魔力の消費も激しい。
そして集中しすぎて、ダメージが起きたり、極端な話魔力が切れてても、それで大出血しても気づかない。叫び声だって全く耳に入らない。
だからいざというときにしか使えないんだけどね。
そして再びムエリットが俺へ思いっきり向かってくる。俺を視界にとらえて、そのまま胴体を切り刻もうと剣を振ろうとした瞬間。
俺はそれよりはるかに速い速度でムエリットに突っ込む。そして彼女の攻撃が直撃する前に一気に勝負を決めるべく、防御も反撃も追いつけない速度で決める。
悠久なる輝きをまとい赫焉なる斬撃、ここに現れよ
ホープ・ソード・スレイシング
その1撃が彼女の肉体を吹き飛ばし、そのまま競技場の壁にたたきつけられる。
そしてそのままムエリットは地面に倒れこむ。俺は精神集中精神集中を解除し彼女の元へ。
ムエリットは倒れこみ、俺に虚ろな視線を傾けただ一言。
「次は絶対、俺が勝つ」
俺はにっこりと笑みを受かべながら言葉を返した。
「いいや、次も必ず、僕が勝つよ」
はずだった──。
「何?」
「甘かったね」
(攻め方を変えて、裏もかいたはずなのに、なぜ)
その答え、それは受けたスコップの場所と角度だ。
俺はムエリットの突き刺したスコップに対して体をその下まで伏せ、剣を斜めの角度に構えて脇腹を当てた。
もちろん絶妙な角度と力加減で、そして、右足を上げ左足を軸にそのままくるりと回転、倒れそうになったところに無理やり足に魔力をこめ、前進した先には無防備なムエリットの姿。
「思い通りにいかなくて焦り始め、慣れない奇襲に走る。けどそれが落とし穴、逃げて奇襲に出るなんて君のやり方じゃない。不慣れな戦法だからどんな対応をされるかわからない」
意表を突かれ、無防備になったムエリットの肉体を切り裂いた。
彼女の体は数メートルほど吹き飛んだあと、無残に転がりまわる。
俺は追い打ちをかけようと、間合いを詰めようとするが、すぐにムエリットは体勢を立て直す。そううまくはいかないか。
「やるじゃねぇか。俺を、ここまで追いつめるなんてな」
「ありがとう、じゃあ、決着をつけようか」
俺がそう叫ぶとムエリットは、スコップを天に向かって上げる。
「本当は使いたくなかった。これを使ったら、闇の力なしじゃお前に勝てないって言ってるようなものだからな」
「闇の力、ムエリット、お前も持っていたのか」
「ああ、できれば自分の力だけでお前に勝ちたかったんだがな。俺の方がお前より強いって見せたかったけど、こうしないと俺はお前に勝てないみたいだ。最高の力で、俺はお前に勝つ」
漆黒の竜巻よ、わが叫びを具現化する業火となり、解き放て
ダークエンド・ブラスト・サイクロン
10メートルはあろう巨大な魔力の柱。
巨大な魔力の塊に周囲は驚愕し、観客たちが会場から逃げ始める。その魔力からもわかる。どんな存在も許さない必殺の術式。
これこそが彼女ムエリットが誇る闇の術式を用いた最強の力だ。
もはやムエリットは自分の力だけで俺と戦うつもりはない。
自分より強いライバル。そう認識し、彼女はこの力のリスクを知ったうえで、俺を倒すことを選んだ。
なんかピンチなのに嬉しさを感じる。
そしてその力がこの会場一帯に広がり、地面を抉っていく。
「これを使うと魔力が尽きちまうからあまり使いたくなかったが、お前に敬意を表して使ってやるよ。この闘技場ごと灰にしてやる」
「さすがだよ──」
確かにお前は強い。戦術も、パワーも、駆け引きも。俺が戦ってきた中で1.2を争う強さだと思う。
実力はほぼ互角、10回戦ったら5回は負けていると思う。けどそれは単純な強さ比べだったらの話だ。
俺とお前では決定的に違うものがある。お前は目的もなく、ただ自分のためだけに戦っている。強くなりたいという先に、目指すものはない。
以前は俺も1匹オオカミだった。ただ自分のためだけに戦っていた。
けれど、今は違う。大切な友がいる。
サナ、レテフ、2人とも俺を大切に想ってくれる大切な友だ。
お前たちはそれを汚した。俺は強くなる、それだけじゃない。その先にも大切なものがあるんだ。
それが決定的なお前との差だ。
そしてムエリットは強大な魔力を伴ったスコップを一気に振り下ろす。その強さに周囲はパニックになり出口へと殺到していく。
すでに勝負を終えていたサナ、レテフは悲鳴を上げる。
直撃すれば俺の魔力ではなすすべがない。その圧倒的パワーからくる敗北を目の前にして。
「アグナム!!」
ユピテルも俺に向かって叫ぶ。心配ありがとう。
俺はそんなピンチの中、フッと笑みを見せていた。
お前がなりふり構わず、向かってくるなら、俺もやるしかない。構想ではあったけど、難しいと思って今までやらなかったあの方法を。
目をつぶり、深呼吸をする。体をリラックスされ、意識を集中しながら魔力を全身に張り巡らせる。
「精神集中(マインド・ワン)──」
その瞬間、俺の体と剣が今までないくらい強く光始めた。
ムエリットはすぐそこ。目をつぶっていても、音で距離が理解できる。
そして彼女が俺を切り刻もうとした瞬間。
(消えた──)
ムエリットは予想できなかった空振りに目をむく。動揺しながらもすぐに周囲に視線を向け、背後に回ったのを確認、今度こそ仕留めると剣を払う。
彼女の攻撃はいわば魔力の大津波、それも目にもとまらぬ速さの。回避などできるはずがない。
しかし俺は回避し続け、動き回る。ムエリットは焦り始める。攻撃を続けるが、追い付けず、俺の動きに全くついていけていないのがわかる。
「なんで俺の攻撃が当たらない。どうしてそんな事が出来る」
表情が焦っているな。まあ、俺もできたことに驚いているくらいだしな。
「ちょっと力を集中させただけだよ」
「集中くらいでできるわけないだろ」
「ああ、普通の集中なら別だ。でも今の精神集中は違う」
この前、1人で魔力に関するテストをしていた時、どこまで集中して瞬間的に力を出せるか試したんだ。
理由は、魔力に関する疑問があった。魔法少女は自身で魔力を制御することができる。問題はそれがどこまでできるかだ。
人間は勉強をするときなど、集中すると心に決めてもたいていは頭の片隅で別なことが頭に入ったり、誰かが自分の名前を呼べば、それに反応する。
でも、好きなことに没頭して周囲の音が耳に入らなかったり、極限状況で痛みを感じなくなったりすることはある。
そういう状態で魔力を供給できないかなって思って試してみたらできたんだ。
火に例えると、今までの戦いが激しく火花を散らしながら燃える炎だとすれば、今の俺はガスバーナーのように激しくはないが、普通の炎より青く、ずっと高い温度で燃え滾ってる。
それで通常より倍以上の速さで動くことができる。
当然リスクもある。どうしても精神統一をしなくちゃいけないから心が落ち着いているときにしかできない、スキができやすい。おまけに魔力の消費も激しい。
そして集中しすぎて、ダメージが起きたり、極端な話魔力が切れてても、それで大出血しても気づかない。叫び声だって全く耳に入らない。
だからいざというときにしか使えないんだけどね。
そして再びムエリットが俺へ思いっきり向かってくる。俺を視界にとらえて、そのまま胴体を切り刻もうと剣を振ろうとした瞬間。
俺はそれよりはるかに速い速度でムエリットに突っ込む。そして彼女の攻撃が直撃する前に一気に勝負を決めるべく、防御も反撃も追いつけない速度で決める。
悠久なる輝きをまとい赫焉なる斬撃、ここに現れよ
ホープ・ソード・スレイシング
その1撃が彼女の肉体を吹き飛ばし、そのまま競技場の壁にたたきつけられる。
そしてそのままムエリットは地面に倒れこむ。俺は精神集中精神集中を解除し彼女の元へ。
ムエリットは倒れこみ、俺に虚ろな視線を傾けただ一言。
「次は絶対、俺が勝つ」
俺はにっこりと笑みを受かべながら言葉を返した。
「いいや、次も必ず、僕が勝つよ」
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