17 / 52
一、溺愛始めました。
15
しおりを挟む
何か、とても、大切なことを忘れているような気がした。
◇
魔王に捕まってから十日くらい経ったころ、俺はすっかり魔王との生活に慣れていた。
三食美味しいごはんが出てきて、ふかふかの布団で寝ることが出来て、毎日シャワーどころかお風呂が入れる贅沢な生活。至れり尽くせり。この十年で一番甘やかされている自信がある。
今日もふかふかの布団で魔王が来るまで惰眠を貪る。
「ルカ……ルカ……」
俺を呼ぶ声がした。
「はぁ……あるぅ……?」
覚醒しきっていないせいか上手く舌が動かない。
俺は思わず上擦ったような声を上げた。
「私の前で他の男の名前を呼ぶなんて」
ベッドのスプリングが軋む音がした。
「え、違っ……あ……」
目の開けるとそこには眉を顰める魔王がいた。
目が痛い。
今日も朝からキラキラと綺麗なお顔でいらっしゃる。本当に目に毒ですこと。
俺は黙って布団を被り直した。
「今日も治療をするんだろう」
嗚呼、魔王と一緒に引っ付いて回るやつね。
どうやら、今日も成長するために必要な魔力の供給をしてくれるつもりらしい。
治療を始めてから約一週間。
お陰様で身体がここ数日、忘れていた成長期を思い出したかのように身体がミシミシいっている。
関節が痛いのは治療のお陰として、筋肉痛もあるんだよな。
この筋肉痛は、魔王がご無体なことをしようとして、俺は貞操を守るために暴れるせいだと思う。
魔王が暴走しないようできるいい首輪はないものだろうか。
「……やだっ」
眠気と身体の怠さに思わず俺はそう呟いていた。
魔王の誘いは、身長は180オーバーを目指したい俺にとっては有難いことだった。
でも、七、八時間も魔王に引っ付いてるんだぞ?
いい加減飽きても来るだろうし、なにしろ身体が怠い。
怠くて何もしたくない。
「そんなこと言わずに……」
魔王は優しく甘い声でご機嫌をとる。
魔王様ともあろう人がご機嫌取りなど片腹痛い。
俺はいつも飄々としている魔王を翻弄していることに優越感を覚える。
もっと困らせてやりたいな。どうしたらいいだろう。
「ん……魔王がキス……してくれたらいいよ」
「いいのか?」
嬉しそうに魔王の声が弾んだ。
魔王はものすごい勢いで布団を引き剥がそうとしてくる。
俺は慌てて布団を抱き締めた。
「あ、ああ! 前言撤回。嘘、嘘だから! キス禁止!」
「キス……禁止?」
魔王の布団を引っ張る力が緩むのが分かった。
危ない危ない。前回、キスでからかったときと同じ轍を踏むところだった。
調子に乗った魔王に俺のおしりを揉みくちゃにされる未来が見える。
もう少し慎重に誘うべきだった。
「嗚呼、そうか。そうだったな。キスをしたら一緒にいられる口実がなくなってしまうものな。お前はそんなに私と一緒にいたいのか……」
魔王はそう言って布団ごと俺を抱き締める。
全く、都合のいい脳みそをしている奴だ。
「ちーがーうーーー!!」
「素直じゃないルカも可愛いな」
「おい、やめろ! 窒息する! せめて布団から出してくれ!」
顔にかかった布団がぎゅっと押し込められ、なかなか息が吸えない。
暗殺者を暗殺しようとするな、バカタレ!
「ルカ、今日も一緒にいよう」
「はぁはぁ……分かった。分かったから、もう起きるから……」
俺は諦めてベッドから上半身を起こした。
魔王との朝は長い。まだ、着替えすらしていない。
さて、今日はどんな服だろう。
そう思っていると、甲斐甲斐しく魔王は俺の服を持ってくる。
そして、ベッドの端に座り、俺の寝衣を脱がそうと手を伸ばしてくる。
「自分で出来るから」
俺は魔王の手を払い除けた。
毎度の事ながら、着替えを手伝おうとするのはやめて欲しい。
俺が寝衣に手を掛けた。
すると、させないと言わんばかりに魔王の背後から勢いよく影が伸び、俺の服を引き剥がした。
そのときの魔王と言ったら何処か得意げな顔をしていていた。ムカつく。
俺は魔王の額にデコピンをしてやった。
魔王は豆鉄砲を食らったような表情をしていた。
こんなことされたことないんだろうな。いい気味だ。
「ばぁーか!」
俺は少し楽しい気分になってニヤニヤと笑いながら、魔王の膝に抱えられた新しい服を引ったくった。
「私が着せたかったのだが……」
「甘やかせば俺が落ちるなんて思うなよ」
「どうやったら落ちてくれるんだ?」
「そんなの、お前が考えるものだろ?」
イラッとしてつい口調が荒くなる。
万が一、落ちる方法があったとしても誰が教えるか。
俺は魔王に落ちたくないんだよ。俺に聞くな。
魔王は落ち込んだような様子で下を見る。
魔王の癖に簡単にしょぼくれるなよ。こんなことで落ち込むようなタマじゃないだろ。
「あ、あー、甘やかされるのはむず痒いんだよ……別に嫌ってわけじゃない」
なんで俺が魔王の機嫌をとらねばならないんだ。コイツは俺の敵なんだぞ。
そうは思うもののなんだか気まずい。
「やはりそうか。それならば甘やかそう。私が甘やかしたいからな」
魔王は顔を上げると決心したように頷く。
あー、俺、要らないこと言った。
またコイツが調子に乗る。
いや、調子に乗った魔王を相手にするのは面倒だけど、落ち込んだりされるとどうしたらいいのか分からなくなる。
だから、これはこれでいいんだ。
「はいはい。服は着たからもう何でもしてくれ」
「もう終わったのか。着替えさせかったのに……」
残念そうな声を出しながら、魔王は濡れたタオルを差し出してくる。じんわりと温かい。
俺はそれで顔を拭いた。
顔がさっぱりする。
「はいはい。タオルはありがと。じゃ、トイレ行ってくるから飯の準備よろしく」
「あ、トイレ……」
「トイレには絶対ついてくるなよ!」
俺は叫んでから急いでトイレに滑り込んだ。
以前、魔王のやつが、俺を担いでトイレに連れていったことがあった。
あの変態と一緒にトイレに入る恐怖が分かるか?
いつ何されるか分からないんだ。
流石にずっと見ているわけでもなく、俺をトイレに入れたらトイレの前で待機してたけど。
それでも、魔王の気配を感じてしまって出るもんが出た気がしなかった。
もう絶対トイレの前で待たないで欲しい。
そうは言っても聞かないのが魔王なので、俺は毎回魔王にやって欲しいことを押し付けては逃げるようにしていた。
今日もどうやら上手くいったようで魔王の気配はない。
それにしても、人材不足なのか、はたまたお金がないのか、なんで俺の世話を魔王がするのだろう。
こういうのは別にそういう人を雇うものじゃないのか?
魔王ってそんなに暇な訳でもなさそうだし、俺に時間を割く理由が分からない。
単純にそういう性癖だとか?
悪寒がした。
「あー、やだやだ。野郎にお世話されても何も嬉しくないだろ」
流されているけど、俺だって男なんだ。魔王にお世話されてもちっとも嬉しくない。
俺は小さく呟くと、トイレを後にした。
◇
魔王に捕まってから十日くらい経ったころ、俺はすっかり魔王との生活に慣れていた。
三食美味しいごはんが出てきて、ふかふかの布団で寝ることが出来て、毎日シャワーどころかお風呂が入れる贅沢な生活。至れり尽くせり。この十年で一番甘やかされている自信がある。
今日もふかふかの布団で魔王が来るまで惰眠を貪る。
「ルカ……ルカ……」
俺を呼ぶ声がした。
「はぁ……あるぅ……?」
覚醒しきっていないせいか上手く舌が動かない。
俺は思わず上擦ったような声を上げた。
「私の前で他の男の名前を呼ぶなんて」
ベッドのスプリングが軋む音がした。
「え、違っ……あ……」
目の開けるとそこには眉を顰める魔王がいた。
目が痛い。
今日も朝からキラキラと綺麗なお顔でいらっしゃる。本当に目に毒ですこと。
俺は黙って布団を被り直した。
「今日も治療をするんだろう」
嗚呼、魔王と一緒に引っ付いて回るやつね。
どうやら、今日も成長するために必要な魔力の供給をしてくれるつもりらしい。
治療を始めてから約一週間。
お陰様で身体がここ数日、忘れていた成長期を思い出したかのように身体がミシミシいっている。
関節が痛いのは治療のお陰として、筋肉痛もあるんだよな。
この筋肉痛は、魔王がご無体なことをしようとして、俺は貞操を守るために暴れるせいだと思う。
魔王が暴走しないようできるいい首輪はないものだろうか。
「……やだっ」
眠気と身体の怠さに思わず俺はそう呟いていた。
魔王の誘いは、身長は180オーバーを目指したい俺にとっては有難いことだった。
でも、七、八時間も魔王に引っ付いてるんだぞ?
いい加減飽きても来るだろうし、なにしろ身体が怠い。
怠くて何もしたくない。
「そんなこと言わずに……」
魔王は優しく甘い声でご機嫌をとる。
魔王様ともあろう人がご機嫌取りなど片腹痛い。
俺はいつも飄々としている魔王を翻弄していることに優越感を覚える。
もっと困らせてやりたいな。どうしたらいいだろう。
「ん……魔王がキス……してくれたらいいよ」
「いいのか?」
嬉しそうに魔王の声が弾んだ。
魔王はものすごい勢いで布団を引き剥がそうとしてくる。
俺は慌てて布団を抱き締めた。
「あ、ああ! 前言撤回。嘘、嘘だから! キス禁止!」
「キス……禁止?」
魔王の布団を引っ張る力が緩むのが分かった。
危ない危ない。前回、キスでからかったときと同じ轍を踏むところだった。
調子に乗った魔王に俺のおしりを揉みくちゃにされる未来が見える。
もう少し慎重に誘うべきだった。
「嗚呼、そうか。そうだったな。キスをしたら一緒にいられる口実がなくなってしまうものな。お前はそんなに私と一緒にいたいのか……」
魔王はそう言って布団ごと俺を抱き締める。
全く、都合のいい脳みそをしている奴だ。
「ちーがーうーーー!!」
「素直じゃないルカも可愛いな」
「おい、やめろ! 窒息する! せめて布団から出してくれ!」
顔にかかった布団がぎゅっと押し込められ、なかなか息が吸えない。
暗殺者を暗殺しようとするな、バカタレ!
「ルカ、今日も一緒にいよう」
「はぁはぁ……分かった。分かったから、もう起きるから……」
俺は諦めてベッドから上半身を起こした。
魔王との朝は長い。まだ、着替えすらしていない。
さて、今日はどんな服だろう。
そう思っていると、甲斐甲斐しく魔王は俺の服を持ってくる。
そして、ベッドの端に座り、俺の寝衣を脱がそうと手を伸ばしてくる。
「自分で出来るから」
俺は魔王の手を払い除けた。
毎度の事ながら、着替えを手伝おうとするのはやめて欲しい。
俺が寝衣に手を掛けた。
すると、させないと言わんばかりに魔王の背後から勢いよく影が伸び、俺の服を引き剥がした。
そのときの魔王と言ったら何処か得意げな顔をしていていた。ムカつく。
俺は魔王の額にデコピンをしてやった。
魔王は豆鉄砲を食らったような表情をしていた。
こんなことされたことないんだろうな。いい気味だ。
「ばぁーか!」
俺は少し楽しい気分になってニヤニヤと笑いながら、魔王の膝に抱えられた新しい服を引ったくった。
「私が着せたかったのだが……」
「甘やかせば俺が落ちるなんて思うなよ」
「どうやったら落ちてくれるんだ?」
「そんなの、お前が考えるものだろ?」
イラッとしてつい口調が荒くなる。
万が一、落ちる方法があったとしても誰が教えるか。
俺は魔王に落ちたくないんだよ。俺に聞くな。
魔王は落ち込んだような様子で下を見る。
魔王の癖に簡単にしょぼくれるなよ。こんなことで落ち込むようなタマじゃないだろ。
「あ、あー、甘やかされるのはむず痒いんだよ……別に嫌ってわけじゃない」
なんで俺が魔王の機嫌をとらねばならないんだ。コイツは俺の敵なんだぞ。
そうは思うもののなんだか気まずい。
「やはりそうか。それならば甘やかそう。私が甘やかしたいからな」
魔王は顔を上げると決心したように頷く。
あー、俺、要らないこと言った。
またコイツが調子に乗る。
いや、調子に乗った魔王を相手にするのは面倒だけど、落ち込んだりされるとどうしたらいいのか分からなくなる。
だから、これはこれでいいんだ。
「はいはい。服は着たからもう何でもしてくれ」
「もう終わったのか。着替えさせかったのに……」
残念そうな声を出しながら、魔王は濡れたタオルを差し出してくる。じんわりと温かい。
俺はそれで顔を拭いた。
顔がさっぱりする。
「はいはい。タオルはありがと。じゃ、トイレ行ってくるから飯の準備よろしく」
「あ、トイレ……」
「トイレには絶対ついてくるなよ!」
俺は叫んでから急いでトイレに滑り込んだ。
以前、魔王のやつが、俺を担いでトイレに連れていったことがあった。
あの変態と一緒にトイレに入る恐怖が分かるか?
いつ何されるか分からないんだ。
流石にずっと見ているわけでもなく、俺をトイレに入れたらトイレの前で待機してたけど。
それでも、魔王の気配を感じてしまって出るもんが出た気がしなかった。
もう絶対トイレの前で待たないで欲しい。
そうは言っても聞かないのが魔王なので、俺は毎回魔王にやって欲しいことを押し付けては逃げるようにしていた。
今日もどうやら上手くいったようで魔王の気配はない。
それにしても、人材不足なのか、はたまたお金がないのか、なんで俺の世話を魔王がするのだろう。
こういうのは別にそういう人を雇うものじゃないのか?
魔王ってそんなに暇な訳でもなさそうだし、俺に時間を割く理由が分からない。
単純にそういう性癖だとか?
悪寒がした。
「あー、やだやだ。野郎にお世話されても何も嬉しくないだろ」
流されているけど、俺だって男なんだ。魔王にお世話されてもちっとも嬉しくない。
俺は小さく呟くと、トイレを後にした。
0
お気に入りに追加
235
あなたにおすすめの小説
くまさんのマッサージ♡
はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。
2024.03.06
閲覧、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。
2024.03.10
完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m
今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。
2024.03.19
https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy
イベントページになります。
25日0時より開始です!
※補足
サークルスペースが確定いたしました。
一次創作2: え5
にて出展させていただいてます!
2024.10.28
11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。
2024.11.01
https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2
本日22時より、イベントが開催されます。
よろしければ遊びに来てください。
僕の兄は◯◯です。
山猫
BL
容姿端麗、才色兼備で周囲に愛される兄と、両親に出来損ない扱いされ、疫病除けだと存在を消された弟。
兄の監視役兼影のお守りとして両親に無理やり決定づけられた有名男子校でも、異性同性関係なく堕としていく兄を遠目から見守って(鼻ほじりながら)いた弟に、急な転機が。
「僕の弟を知らないか?」
「はい?」
これは王道BL街道を爆走中の兄を躱しつつ、時には巻き込まれ、時にはシリアス(?)になる弟の観察ストーリーである。
文章力ゼロの思いつきで更新しまくっているので、誤字脱字多し。広い心で閲覧推奨。
ちゃんとした小説を望まれる方は辞めた方が良いかも。
ちょっとした笑い、息抜きにBLを好む方向けです!
ーーーーーーーー✂︎
この作品は以前、エブリスタで連載していたものです。エブリスタの投稿システムに慣れることが出来ず、此方に移行しました。
今後、こちらで更新再開致しますのでエブリスタで見たことあるよ!って方は、今後ともよろしくお願い致します。
虐げられ聖女(男)なので辺境に逃げたら溺愛系イケメン辺境伯が待ち構えていました【本編完結】(異世界恋愛オメガバース)
美咲アリス
BL
虐待を受けていたオメガ聖女のアレクシアは必死で辺境の地に逃げた。そこで出会ったのは逞しくてイケメンのアルファ辺境伯。「身バレしたら大変だ」と思ったアレクシアは芝居小屋で見た『悪役令息キャラ』の真似をしてみるが、どうやらそれが辺境伯の心を掴んでしまったようで、ものすごい溺愛がスタートしてしまう。けれども実は、辺境伯にはある考えがあるらしくて⋯⋯? オメガ聖女とアルファ辺境伯のキュンキュン異世界恋愛です、よろしくお願いします^_^ 本編完結しました、特別編を連載中です!
エロゲ世界のモブに転生したオレの一生のお願い!
たまむし
BL
大学受験に失敗して引きこもりニートになっていた湯島秋央は、二階の自室から転落して死んだ……はずが、直前までプレイしていたR18ゲームの世界に転移してしまった!
せっかくの異世界なのに、アキオは主人公のイケメン騎士でもヒロインでもなく、ゲーム序盤で退場するモブになっていて、いきなり投獄されてしまう。
失意の中、アキオは自分の身体から大事なもの(ち●ちん)がなくなっていることに気付く。
「オレは大事なものを取り戻して、エロゲの世界で女の子とエッチなことをする!」
アキオは固い決意を胸に、獄中で知り合った男と協力して牢を抜け出し、冒険の旅に出る。
でも、なぜかお色気イベントは全部男相手に発生するし、モブのはずが世界の命運を変えるアイテムを手にしてしまう。
ちん●んと世界、男と女、どっちを選ぶ? どうする、アキオ!?
完結済み番外編、連載中続編があります。「ファタリタ物語」でタグ検索していただければ出てきますので、そちらもどうぞ!
※同一内容をムーンライトノベルズにも投稿しています※
pixivリクエストボックスでイメージイラストを依頼して描いていただきました。
https://www.pixiv.net/artworks/105819552
帝国の皇太子に目を付けられた貧国おバカ王子の末路
珈琲きの子
BL
天使と謳われる貧国の王子ラベライト。中身はただのおっぱい好きなおバカな転生者だった。
しかし皆を虜にするような愛らしい外見から帝国の皇太子に目を付けられ、政略結婚により帝国の皇太子妃に迎え入れられる。
おバカなラベライトはそんなことも露知らず、世界最先端の技術を持つ帝国に住めることを喜ぶのだが……
マッチョ皇太子×外見天使なおバカ王子のアホエロ物語。
※半分無理矢理の快楽堕ちです。
愛の宮に囚われて
梅川 ノン
BL
先の大王の末子として美しく穏やかに成長した主人公の磯城(八宮)は、非常に優秀だが鷹揚な性格で権力欲はなかった。
大王の長子(後東宮)である葛城は、幼い頃より磯城に憧れ、次第にそれは抑えきれない恋心となる。
葛城の狂おしいまでの執愛ともいえる、激しい愛に磯城は抗いながらも囚われていく……。
かなり無理矢理ですが、最終的にはハッピーエンドになります。
飛鳥時代を想定とした、和風ロマンBLです。お楽しみいただければ嬉しいです。
腐男子ですが、お気に入りのBL小説に転移してしまいました
くるむ
BL
芹沢真紀(せりざわまさき)は、大の読書好き(ただし読むのはBLのみ)。
特にお気に入りなのは、『男なのに彼氏が出来ました』だ。
毎日毎日それを舐めるように読み、そして必ず寝る前には自分もその小説の中に入り込み妄想を繰り広げるのが日課だった。
そんなある日、朝目覚めたら世界は一変していて……。
無自覚な腐男子が、小説内一番のイケてる男子に溺愛されるお話し♡
親友だと思ってた完璧幼馴染に執着されて監禁される平凡男子俺
toki
BL
エリート執着美形×平凡リーマン(幼馴染)
※監禁、無理矢理の要素があります。また、軽度ですが性的描写があります。
pixivでも同タイトルで投稿しています。
https://www.pixiv.net/users/3179376
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!
https://www.pixiv.net/artworks/98346398
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる