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一、溺愛始めました。
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「あんのクソ眼鏡の趣味かよ!!!!」
俺は思わずテーブルを叩いた。
あのクソドSムッツリ眼鏡。巨乳好きだったのか!
通りで俺に当たりが厳しいわけだ。
男なのに自分の胸のサイズ測って、落ち込んで、恥ずかしい思いしてパッド盛り盛りにしたのもあいつの性癖のせいかよ。
怒りで目の前が真っ白になりそうだ。
「わたしはルカの胸ならどんな胸でも愛する自信があるぞ」
「そんな自信要らねぇわ! 俺の胸はいつまで経っても大平原のまんまだよ! これ以上育つこともねぇ!」
「そうか……それはざんね……」
「残念がるな! 俺はお前の胸がどうなろうと大っ嫌いだよ!」
フンッと俺はそっぽを向いた。
「わたしは愛しているぞ」
「はぁ? だから、どこをどうやって愛してるっていうんだよ!」
苛苛と叫ぶ俺を魔王はじっと見つめる。
その瞳は穏やかで、その目を見ていると胸の奥が妙にザワついた。
「わたしはお前を一目見て、愛してると気付いた」
ゆっくりと魔王の唇が動く。
まるで大切に言葉を選ぶような声色だった。
「は? よくも知らない相手を? 愛してる?」
よくもまあ、白けるような言葉をご丁寧に吐くもんだ。
そんな簡単に人を好きになれる訳が無い。
ましてや、あの時俺はお前に殺されかけたというのに急に愛してるだなんて。
ただ単に俺の見た目が良くて、性欲が湧いただけだろう。
「お前だってそうだろう? よくも知らない相手を憎んで、殺したいと思っている」
魔王の言葉に身体が熱くなった。
怒りがお腹の底からグラグラと沸いて、目の前が真っ白になりそうになる。
両親を殺して、俺の翼を捥いで、未来を奪ったくせにそんなことがよくも言えたものだ。
「俺が知らない? 知っているさ。お前は、両親を殺した、俺の未来を奪った、そう言う相手だ。それ以上知る必要があるのか?」
怒りを押し殺し、唸るように言った。
喉笛を噛みついて八つ裂きにしてやりたい。許しを乞うても許さない。あらゆる苦痛を与えて、殺してやりたい。
何で、俺には力がないのだろう。
許せない。絶対に許せない。
怒りで身体がバラバラになりそうだった。
胸が痛い。痛くて痛くて涙が出そうになる。
でも、誰が涙など見せてやるものか。
俺は魔王を睨みつける。
魔王は驚いたように目を見開き、魔王は苦しそうに顔を歪めた。
よくもそんな表情ができたものだ。
母様の顔を抱いていたときと同じ顔の癖に、違う表情で俺を見るな。お前が全てを奪ったのに。
これ以上何をするつもりなんだ。
「ふざけるなよ。お前を殺すこと以外に生きる意味なんてないんだよ。俺にはもう、帰る場所だってもうないんだからな!」
もう戻らないと決めた。
だから、何処にも帰らない。帰るつもりもない。
言葉にすると、まるで自分が悲劇のヒロインのように思えた。
自分に酔ってるみたい。本当に笑える。
おかしくておかしくて笑いが止まらない。
俺は声を上げて笑った。
「ルカ……」
「名前を呼ぶな! それはお前が殺した母がつけてくれたものだ。お前が呼んでいいものじゃない!」
それはどうしても俺が捨てられなかったものだ。
どんなに復讐に不利になると分かっていても、二人が残してくれたものはもう名前しかなかった。
俺の名前を汚すな。
俺は目の前にある空のコップを投げつけた。
魔王の目の前でコップは弾け、床に落ちる。
これじゃだめだ。これだけじゃ、こいつを殺せない。
皿を、ナイフを、目の前にある全てを投げつける。
でも、魔王には届かない。
投げつけたものは全て床にぶちまけられる。
俺は食べ物でぐちゃぐちゃになった手で髪を掴んだ。
「なんで!」
もうだめだ。
目が熱い。じわじわと涙が溜まる。鼻の奥がツンとする。
もう限界だ。今、こいつを殺せないのならせめて殺して欲しい。無力な俺の息の根を止めて、両親の元に逝かせて欲しい。
「殺せよ……」
「ルカ」
「なぜ生かす! 拷問だろうが、処刑だろうが受けてやる。だから、お前はお前の役割を果たしてくれよ」
魔王は悲しげな顔をしていた。
ざまあみろ。綺麗な顔がそんな風に歪むなんて気味がいい。
もっとその顔を見せてみせろ。辛そうな顔をもっとして。そうしたら俺の心はきっと晴れるから。
嗚呼、そうか。分かった。
俺を愛してると言うのなら、俺にしかできない復讐方法があるじゃないか。
俺は唐突に理解した。
俺はふらふらと立ち上がると、床に落ちたガラスの破片を手に取った。
喉元に突きつける。ぶつりとガラスが皮膚に食い込む。
このまま、力を込めれば簡単に肉が裂けるだろう。
魔王の目が驚いたように開かれて、それから眉間にしわがぐっと寄り、悲しそうな苦しそうな表情をする。
笑みが零れる。
「これが正解だろう?」
俺は覚悟を決めて、両手に力を込めた。
力を込めたが、それ以上ガラスは動かない。
というか、それ以前に手に持っていたガラスが無い。床にも無い、テーブルにも無い、何処にも無い。
掌には何だかサラサラした粉がついているくらい。
何も無い。
俺は喉に自分でパンチを入れただけだった。
そして、意外と勢いが良かったらしく、ちょっと痛い。
「見に来てみれば、本当に馬鹿ですね」
小馬鹿にしたような声。
その後で、パタンと扉が閉まる音がした。
声の方を見れば、眼鏡が鼻で笑いながら、俺たちの方を見つめていた。
「なんで? ガラスは?」
「陛下が自害なんて許すはずないでしょう」
魔王の代わりに眼鏡が言う。
自殺が出来ない。
不自然に無くなったガラス。
キラキラ光る床。
掌の砂っぽいキラキラ。
ガラスが砕けて床に散った?
「まさか、これも防御魔法とかふざけたことを言うんじゃないだろうな……」
いや、俺も馬鹿なことを言っていると思う。
でも、確かに喉元から血が出たのに、握っていたガラスがない。
これはもう、謎の力が働いたとしか思えない。
そして、俺は魔法の類は一切使えない。
つまり、その謎の力とは、目の前のこいつ、魔王の力によって引き起こされたに違いない。
「嗚呼、そう言えば、出会ってすぐ……眠るお前に掛けていたな」
魔王は納得するようにポンと手を叩いた。
「は? はあ? はああああっ?」
知らない間に何してくれちゃってるの、コイツは。
「あのう、さっき驚いた顔をしてましたよね?」
「嗚呼」
「でも、防御魔法を掛けたのは?」
「私だ」
「お前、俺のこと馬鹿だと思って、からかって痛めつけて遊んでるのか? いい加減にしろ!」
「忘れてたんだ、済まない」
「済まないじゃ済まない! 早く死ね!」
つまり、これは魔王の壮大なボケだったということか。
嫌なボケ方。全然面白くない。
クソクソクソクソクソ魔王。
本当に最低だ。
俺の覚悟を返せ、クソ。
「でも、死ななかったことだし……」
「それを怒ってるのが分からないのか!」
「自死できた方が良かったのか?」
「そういう意味じゃない。馬鹿にするのもいい加減にしろ! 俺の覚悟を返せってことだよ! やっぱり殺す! こいつを殺す! 自殺は間違いだった! こいつを殺さなきゃ、俺は死ねない!」
「確かにそうだな。わたしが死なないと魔法は解けない」
魔王は真面目な顔で頷く。
そう言う意味で言ったんじゃない。
もうやだ。なんだよ、このチート野郎は。
本当に早く殺したい。
俺は頭を抱えた。
「あ、陛下、いいんですか?」
「ん?」
「彼の首、傷ができていますけど?」
眼鏡は俺を指さす。
俺ははっとして首に触れた。
チクリと痛みが走る。
そう言えば、ガラスはちゃんと刺さっていましたね。
魔王は無表情になり、俺の首を見つめていた。
「あ、あのう……」
嫌な予感がして俺は魔王たちに向かって声を掛けた。
魔王のじっと見つめる目が怖い。
何だか知らないけど、第六感が逃げろと囁いている。
でも、扉の前には眼鏡がスタンバイしている。逃げられない。
窓から行くか。俺は振り返り、窓に向かって走り出す。
しかし、眼鏡は早かった。走って数歩で腕を掴まれる。
あ、詰んだ。
「陛下、こういうときって、やっぱりお仕置きが必要ですよね。お馬鹿さんには懇切丁寧に、自分が誰のものなのか分からせてあげては如何でしょう?」
振り返ると、眼鏡の野郎はにっこりと笑っていた。
気が利くでしょ?みたいな顔してるんじゃねえよ。
要らんことを言いやがって!!
「確かにな…」
魔王は頷くと俺を担ぎ上げる。
俵担ぎするな。
「あ、ここは片付けときますので安心してくださいね」
眼鏡は楽しそうにハンカチを振っている。
他人事だと思って楽しんでるだろ! 性格悪すぎ!
ドスンと勢いよく落とされ、ベッドに転がされ、バスタオルは剥ぎ取られる。
「覚悟はいいか?」
魔王は妖艶な笑みを浮かべた。
「馬鹿か! いいわけねぇだろう!!」
俺は叫んだ。
俺は思わずテーブルを叩いた。
あのクソドSムッツリ眼鏡。巨乳好きだったのか!
通りで俺に当たりが厳しいわけだ。
男なのに自分の胸のサイズ測って、落ち込んで、恥ずかしい思いしてパッド盛り盛りにしたのもあいつの性癖のせいかよ。
怒りで目の前が真っ白になりそうだ。
「わたしはルカの胸ならどんな胸でも愛する自信があるぞ」
「そんな自信要らねぇわ! 俺の胸はいつまで経っても大平原のまんまだよ! これ以上育つこともねぇ!」
「そうか……それはざんね……」
「残念がるな! 俺はお前の胸がどうなろうと大っ嫌いだよ!」
フンッと俺はそっぽを向いた。
「わたしは愛しているぞ」
「はぁ? だから、どこをどうやって愛してるっていうんだよ!」
苛苛と叫ぶ俺を魔王はじっと見つめる。
その瞳は穏やかで、その目を見ていると胸の奥が妙にザワついた。
「わたしはお前を一目見て、愛してると気付いた」
ゆっくりと魔王の唇が動く。
まるで大切に言葉を選ぶような声色だった。
「は? よくも知らない相手を? 愛してる?」
よくもまあ、白けるような言葉をご丁寧に吐くもんだ。
そんな簡単に人を好きになれる訳が無い。
ましてや、あの時俺はお前に殺されかけたというのに急に愛してるだなんて。
ただ単に俺の見た目が良くて、性欲が湧いただけだろう。
「お前だってそうだろう? よくも知らない相手を憎んで、殺したいと思っている」
魔王の言葉に身体が熱くなった。
怒りがお腹の底からグラグラと沸いて、目の前が真っ白になりそうになる。
両親を殺して、俺の翼を捥いで、未来を奪ったくせにそんなことがよくも言えたものだ。
「俺が知らない? 知っているさ。お前は、両親を殺した、俺の未来を奪った、そう言う相手だ。それ以上知る必要があるのか?」
怒りを押し殺し、唸るように言った。
喉笛を噛みついて八つ裂きにしてやりたい。許しを乞うても許さない。あらゆる苦痛を与えて、殺してやりたい。
何で、俺には力がないのだろう。
許せない。絶対に許せない。
怒りで身体がバラバラになりそうだった。
胸が痛い。痛くて痛くて涙が出そうになる。
でも、誰が涙など見せてやるものか。
俺は魔王を睨みつける。
魔王は驚いたように目を見開き、魔王は苦しそうに顔を歪めた。
よくもそんな表情ができたものだ。
母様の顔を抱いていたときと同じ顔の癖に、違う表情で俺を見るな。お前が全てを奪ったのに。
これ以上何をするつもりなんだ。
「ふざけるなよ。お前を殺すこと以外に生きる意味なんてないんだよ。俺にはもう、帰る場所だってもうないんだからな!」
もう戻らないと決めた。
だから、何処にも帰らない。帰るつもりもない。
言葉にすると、まるで自分が悲劇のヒロインのように思えた。
自分に酔ってるみたい。本当に笑える。
おかしくておかしくて笑いが止まらない。
俺は声を上げて笑った。
「ルカ……」
「名前を呼ぶな! それはお前が殺した母がつけてくれたものだ。お前が呼んでいいものじゃない!」
それはどうしても俺が捨てられなかったものだ。
どんなに復讐に不利になると分かっていても、二人が残してくれたものはもう名前しかなかった。
俺の名前を汚すな。
俺は目の前にある空のコップを投げつけた。
魔王の目の前でコップは弾け、床に落ちる。
これじゃだめだ。これだけじゃ、こいつを殺せない。
皿を、ナイフを、目の前にある全てを投げつける。
でも、魔王には届かない。
投げつけたものは全て床にぶちまけられる。
俺は食べ物でぐちゃぐちゃになった手で髪を掴んだ。
「なんで!」
もうだめだ。
目が熱い。じわじわと涙が溜まる。鼻の奥がツンとする。
もう限界だ。今、こいつを殺せないのならせめて殺して欲しい。無力な俺の息の根を止めて、両親の元に逝かせて欲しい。
「殺せよ……」
「ルカ」
「なぜ生かす! 拷問だろうが、処刑だろうが受けてやる。だから、お前はお前の役割を果たしてくれよ」
魔王は悲しげな顔をしていた。
ざまあみろ。綺麗な顔がそんな風に歪むなんて気味がいい。
もっとその顔を見せてみせろ。辛そうな顔をもっとして。そうしたら俺の心はきっと晴れるから。
嗚呼、そうか。分かった。
俺を愛してると言うのなら、俺にしかできない復讐方法があるじゃないか。
俺は唐突に理解した。
俺はふらふらと立ち上がると、床に落ちたガラスの破片を手に取った。
喉元に突きつける。ぶつりとガラスが皮膚に食い込む。
このまま、力を込めれば簡単に肉が裂けるだろう。
魔王の目が驚いたように開かれて、それから眉間にしわがぐっと寄り、悲しそうな苦しそうな表情をする。
笑みが零れる。
「これが正解だろう?」
俺は覚悟を決めて、両手に力を込めた。
力を込めたが、それ以上ガラスは動かない。
というか、それ以前に手に持っていたガラスが無い。床にも無い、テーブルにも無い、何処にも無い。
掌には何だかサラサラした粉がついているくらい。
何も無い。
俺は喉に自分でパンチを入れただけだった。
そして、意外と勢いが良かったらしく、ちょっと痛い。
「見に来てみれば、本当に馬鹿ですね」
小馬鹿にしたような声。
その後で、パタンと扉が閉まる音がした。
声の方を見れば、眼鏡が鼻で笑いながら、俺たちの方を見つめていた。
「なんで? ガラスは?」
「陛下が自害なんて許すはずないでしょう」
魔王の代わりに眼鏡が言う。
自殺が出来ない。
不自然に無くなったガラス。
キラキラ光る床。
掌の砂っぽいキラキラ。
ガラスが砕けて床に散った?
「まさか、これも防御魔法とかふざけたことを言うんじゃないだろうな……」
いや、俺も馬鹿なことを言っていると思う。
でも、確かに喉元から血が出たのに、握っていたガラスがない。
これはもう、謎の力が働いたとしか思えない。
そして、俺は魔法の類は一切使えない。
つまり、その謎の力とは、目の前のこいつ、魔王の力によって引き起こされたに違いない。
「嗚呼、そう言えば、出会ってすぐ……眠るお前に掛けていたな」
魔王は納得するようにポンと手を叩いた。
「は? はあ? はああああっ?」
知らない間に何してくれちゃってるの、コイツは。
「あのう、さっき驚いた顔をしてましたよね?」
「嗚呼」
「でも、防御魔法を掛けたのは?」
「私だ」
「お前、俺のこと馬鹿だと思って、からかって痛めつけて遊んでるのか? いい加減にしろ!」
「忘れてたんだ、済まない」
「済まないじゃ済まない! 早く死ね!」
つまり、これは魔王の壮大なボケだったということか。
嫌なボケ方。全然面白くない。
クソクソクソクソクソ魔王。
本当に最低だ。
俺の覚悟を返せ、クソ。
「でも、死ななかったことだし……」
「それを怒ってるのが分からないのか!」
「自死できた方が良かったのか?」
「そういう意味じゃない。馬鹿にするのもいい加減にしろ! 俺の覚悟を返せってことだよ! やっぱり殺す! こいつを殺す! 自殺は間違いだった! こいつを殺さなきゃ、俺は死ねない!」
「確かにそうだな。わたしが死なないと魔法は解けない」
魔王は真面目な顔で頷く。
そう言う意味で言ったんじゃない。
もうやだ。なんだよ、このチート野郎は。
本当に早く殺したい。
俺は頭を抱えた。
「あ、陛下、いいんですか?」
「ん?」
「彼の首、傷ができていますけど?」
眼鏡は俺を指さす。
俺ははっとして首に触れた。
チクリと痛みが走る。
そう言えば、ガラスはちゃんと刺さっていましたね。
魔王は無表情になり、俺の首を見つめていた。
「あ、あのう……」
嫌な予感がして俺は魔王たちに向かって声を掛けた。
魔王のじっと見つめる目が怖い。
何だか知らないけど、第六感が逃げろと囁いている。
でも、扉の前には眼鏡がスタンバイしている。逃げられない。
窓から行くか。俺は振り返り、窓に向かって走り出す。
しかし、眼鏡は早かった。走って数歩で腕を掴まれる。
あ、詰んだ。
「陛下、こういうときって、やっぱりお仕置きが必要ですよね。お馬鹿さんには懇切丁寧に、自分が誰のものなのか分からせてあげては如何でしょう?」
振り返ると、眼鏡の野郎はにっこりと笑っていた。
気が利くでしょ?みたいな顔してるんじゃねえよ。
要らんことを言いやがって!!
「確かにな…」
魔王は頷くと俺を担ぎ上げる。
俵担ぎするな。
「あ、ここは片付けときますので安心してくださいね」
眼鏡は楽しそうにハンカチを振っている。
他人事だと思って楽しんでるだろ! 性格悪すぎ!
ドスンと勢いよく落とされ、ベッドに転がされ、バスタオルは剥ぎ取られる。
「覚悟はいいか?」
魔王は妖艶な笑みを浮かべた。
「馬鹿か! いいわけねぇだろう!!」
俺は叫んだ。
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