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第十一話
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第十一話
「はて‥‥」
来てみればわかると思いましたが、やはり迷いました。
トウドウさんが残した地図によると、世界樹から一番近いのはレイルーンの泉。
周りには木々ばかりで、水の匂いもしません。
もしも涸れてしまっていたとしても跡くらいは残っていそうですが、それも見当たりません。
「ニャニャ『泉と言っていたが、そんなものあったか?』」
「ピヨ~‥‥ピ『私、この辺りにはあんまり来なかったのよねぇ』」
「「キュキュ『『いずみって、お水のあるところ? それなら、知ってるよ』』!」」
大きくなったシロさんと、小さいままのピヨさんとノル・ノアさん達。
皆で相談していたと思ったら、突然シロさんが走り始めました。
「「キュ~『『あっち~』』」」
どうやらノル・ノアさんが道案内をしているようです。
私は乗せていただいているだけなので、そのまま周りを見つつ‥‥いや、速過ぎて見えん。
はてさて、何処へ向かっているのか。
少しすると、シロさんが止まってくれました。
「ここは‥‥」
「「キュキュ~『『あれ~』』?」」
「ニャニャニャ『本当にここか』?」
目の前には、森の中に不自然にくぼんだ更地があります。
泉と言うより湖と言える程の広さ。
「キュ『お水、ないね』」
「キュ『ないねぇ』」
シロさんから降り、くぼんだ中へと入ってみました。
サラサラとした地面を少し掘ってみると、水を含んだ土が出てきた。
「少し前に涸れてしまったようですね」
涸れた泉に水を注ぐだけでは、何の意味も無い。
以前、涸れた井戸をなんとかしてほしいと言われた事を思い出した。
両手を前に出し、魔力を使って地面の奥深くを探る。
泉や井戸が涸れるのには、その水脈に原因がある事が多い。地震や水脈自体の枯渇等だ。だが、水脈がズレる程の大きな地震があったとは聞いていない。
最悪、枯渇と言う事も‥‥と思っていたら、魔力が何かに当たった。
どうやらそれが栓の様な役割になり、泉に水が来なくなってしまったようだ。
魔力で引っ張り上げようとしたが、上にも下にも動かせない。しかも、シロさん達と同じ黒いモヤモヤの気配も感じます。
ギリギリの距離ですが、『浄化』と唱えてみる。すると、なんとか届いたのか黒いモヤモヤの気配が消えました。
次の瞬間、地面が揺れ始め、くぼみの中心から水柱が吹き上がった。
「ひょぁぁぁ~!」
今何か、聞こえたような?
うっかり逃げ遅れた私は水浸しになりながら、なんとか泉の外へ。
私が岸に上がる頃には、泉の水は泳げる程に戻っていました。
「ふぅ‥‥」
服を絞っていると、シロさん達に心配そうな顔で見られてしまいました。
皆さんは水から逃げられたようで良かった。
「ぃやぁぁぁ!」
今度はハッキリと声が聞こえたと思った途端、目の前にまた水!
スカートの裾を絞りながら、新たな水を引っ被る事になった。
全身からポタポタと落ちる雫に、一瞬思考が停止しました。
「うぅ‥‥し、死ぬかと思ったぁ」
声がしたのは、泉の‥‥おや? 何か浮いていますね。
泉の中心に、何かがプカプカと浮いているのが見えます。
「ちょっと! 死ぬかと思ったじゃないのよ!」
浮いていた物が段々とこちらへ近づいて来た。魚? いや、喋っているし?
真白な身体に、赤い模様。ひらひらとしたヒレがとても綺麗な‥丸々と太っ。
「あんた今、失礼な事考えたでしょ?」
「いえ、実にその‥‥食べ応えがありそうなお魚だと」
「言い淀んだ上でひねり出したのがそれ⁉」
なんとも活きがよい、いえ、元気のある様子で良かった。先程は「死ぬかと思った」と聞こえて来たし。
「まぁ、いいわ。今の無礼はこの私を助けた事で帳消しにしてあげる」
「ありがとうございます?」
助けた、と言う事はあの黒いモヤモヤの中身はこの喋る魚だったようだ。
「コホン。では‥‥私の名はレイルーン。この泉に住む精霊よ」
おやまぁ。レイルーンとは、泉の名前ではなかったのか。
「私はメルリアと申します。こちらはシロさん、ピヨさん、ノルさんとノアさんです」
「メルリアね。そんで、白い毛玉‥が‥‥」
「ニャ『毛玉が、なんだって』?」
「ひ‥‥ひゃぁぁ! あ、あんた! なんてもん連れてんのよ⁉」
シロさんを見たレイルーンさんが、物凄い勢いで離れて行った。
後ろ向きに泳げる魚というのは少なく、しかもあの距離となると難しい。凄いな。
「怖がらなくても大丈夫です。先程朝ご飯も食べましたので、お腹は減っていないかと」
精霊とは言え見た目は魚です。やはり猫であるシロさんが怖いのだろう。
「朝食になる心配してんじゃないわよ! それ、聖獣じゃない!」
「聖、獣?」
思わずシロさんを見上げた。見事なモフモフ具合だ。
聖獣とは、この世界で太古の昔から生きると言われている聖なる存在。
獣や鳥の姿をしていると言われているが、長い歴史の中でその姿を見た者は数える程しかいない。
最後に姿を見たとされる記録は、確か千年以上前だったか。
「申し訳ありません。全然気付きませんでした」
「あんたのその恰好、神官? だったら、言葉くらい分かるでしょう」
「いえ、私は神官ではありません。聖女として修業は」
「細かい事はいいのよ! 聖属性の魔法は使えるのよね?」
細かい、か?
「はい」
「う~ん、だったら聖獣と言葉くらい交わせるはずよ。ちょっと待ってちょうだい」
レイルーンが近くに戻って来たと思ったら、私の身体が淡く光り出した。
「あ~‥‥う~ん‥‥ここを‥‥えい!」
レイルーンがモゾモゾと悶えた後、パン! と自分の中の何かが弾ける音がして光が霧散した。
「ふぅ‥‥なんか、枷みたいなのが掛かっていたみたいね。でも、これで大丈夫よ」
「ニャニャ、か‥メェ、大丈夫か?」
「へ?」
「ピどうなの⁉ ちょっと、私のメェに変な事してないでしょうね⁉」
「「キュだいじょうぶぅ?」」
次々に、皆さんの鳴き声が言葉として耳に入って来ました。
「わ、わかります。皆さんの言葉がわかります」
「流石、私ね! じゃあ、これで貸し借り無しって事でいいわね! そんじゃ、私は疲れたから暫く寝るわぁ‥‥」
レイルーンさんは言いたい事だけ言うと、泉の中へと消えて行ってしまった。
「メェちゃん、本当に分かるの⁉」
「はい、ピヨさん。というか、メェ?」
「可愛いでしょう? あ~ん、本当に分かるのね!」
ピヨさんが私の頬にスリスリとその身体を摺り寄せてきます。
「「僕たちの言葉がわかるのぉ?」」
「はい、お二人の言葉も分かります」
ノルさんとノアさんが、私の足元で両手を上げてキャッキャと喜んでいます。
凄い。本当に言葉が分かります。
「身体は大丈夫か? アレが枷を外したと言っていたが」
「シロさん、ありがとうございます。今のところは‥‥?」
大丈夫と言いかけて、身体がグラリと揺れた。
「おい⁉」
目の前が段々と白く染まっていく。そして私の意識はそこで途絶えた。
「はて‥‥」
来てみればわかると思いましたが、やはり迷いました。
トウドウさんが残した地図によると、世界樹から一番近いのはレイルーンの泉。
周りには木々ばかりで、水の匂いもしません。
もしも涸れてしまっていたとしても跡くらいは残っていそうですが、それも見当たりません。
「ニャニャ『泉と言っていたが、そんなものあったか?』」
「ピヨ~‥‥ピ『私、この辺りにはあんまり来なかったのよねぇ』」
「「キュキュ『『いずみって、お水のあるところ? それなら、知ってるよ』』!」」
大きくなったシロさんと、小さいままのピヨさんとノル・ノアさん達。
皆で相談していたと思ったら、突然シロさんが走り始めました。
「「キュ~『『あっち~』』」」
どうやらノル・ノアさんが道案内をしているようです。
私は乗せていただいているだけなので、そのまま周りを見つつ‥‥いや、速過ぎて見えん。
はてさて、何処へ向かっているのか。
少しすると、シロさんが止まってくれました。
「ここは‥‥」
「「キュキュ~『『あれ~』』?」」
「ニャニャニャ『本当にここか』?」
目の前には、森の中に不自然にくぼんだ更地があります。
泉と言うより湖と言える程の広さ。
「キュ『お水、ないね』」
「キュ『ないねぇ』」
シロさんから降り、くぼんだ中へと入ってみました。
サラサラとした地面を少し掘ってみると、水を含んだ土が出てきた。
「少し前に涸れてしまったようですね」
涸れた泉に水を注ぐだけでは、何の意味も無い。
以前、涸れた井戸をなんとかしてほしいと言われた事を思い出した。
両手を前に出し、魔力を使って地面の奥深くを探る。
泉や井戸が涸れるのには、その水脈に原因がある事が多い。地震や水脈自体の枯渇等だ。だが、水脈がズレる程の大きな地震があったとは聞いていない。
最悪、枯渇と言う事も‥‥と思っていたら、魔力が何かに当たった。
どうやらそれが栓の様な役割になり、泉に水が来なくなってしまったようだ。
魔力で引っ張り上げようとしたが、上にも下にも動かせない。しかも、シロさん達と同じ黒いモヤモヤの気配も感じます。
ギリギリの距離ですが、『浄化』と唱えてみる。すると、なんとか届いたのか黒いモヤモヤの気配が消えました。
次の瞬間、地面が揺れ始め、くぼみの中心から水柱が吹き上がった。
「ひょぁぁぁ~!」
今何か、聞こえたような?
うっかり逃げ遅れた私は水浸しになりながら、なんとか泉の外へ。
私が岸に上がる頃には、泉の水は泳げる程に戻っていました。
「ふぅ‥‥」
服を絞っていると、シロさん達に心配そうな顔で見られてしまいました。
皆さんは水から逃げられたようで良かった。
「ぃやぁぁぁ!」
今度はハッキリと声が聞こえたと思った途端、目の前にまた水!
スカートの裾を絞りながら、新たな水を引っ被る事になった。
全身からポタポタと落ちる雫に、一瞬思考が停止しました。
「うぅ‥‥し、死ぬかと思ったぁ」
声がしたのは、泉の‥‥おや? 何か浮いていますね。
泉の中心に、何かがプカプカと浮いているのが見えます。
「ちょっと! 死ぬかと思ったじゃないのよ!」
浮いていた物が段々とこちらへ近づいて来た。魚? いや、喋っているし?
真白な身体に、赤い模様。ひらひらとしたヒレがとても綺麗な‥丸々と太っ。
「あんた今、失礼な事考えたでしょ?」
「いえ、実にその‥‥食べ応えがありそうなお魚だと」
「言い淀んだ上でひねり出したのがそれ⁉」
なんとも活きがよい、いえ、元気のある様子で良かった。先程は「死ぬかと思った」と聞こえて来たし。
「まぁ、いいわ。今の無礼はこの私を助けた事で帳消しにしてあげる」
「ありがとうございます?」
助けた、と言う事はあの黒いモヤモヤの中身はこの喋る魚だったようだ。
「コホン。では‥‥私の名はレイルーン。この泉に住む精霊よ」
おやまぁ。レイルーンとは、泉の名前ではなかったのか。
「私はメルリアと申します。こちらはシロさん、ピヨさん、ノルさんとノアさんです」
「メルリアね。そんで、白い毛玉‥が‥‥」
「ニャ『毛玉が、なんだって』?」
「ひ‥‥ひゃぁぁ! あ、あんた! なんてもん連れてんのよ⁉」
シロさんを見たレイルーンさんが、物凄い勢いで離れて行った。
後ろ向きに泳げる魚というのは少なく、しかもあの距離となると難しい。凄いな。
「怖がらなくても大丈夫です。先程朝ご飯も食べましたので、お腹は減っていないかと」
精霊とは言え見た目は魚です。やはり猫であるシロさんが怖いのだろう。
「朝食になる心配してんじゃないわよ! それ、聖獣じゃない!」
「聖、獣?」
思わずシロさんを見上げた。見事なモフモフ具合だ。
聖獣とは、この世界で太古の昔から生きると言われている聖なる存在。
獣や鳥の姿をしていると言われているが、長い歴史の中でその姿を見た者は数える程しかいない。
最後に姿を見たとされる記録は、確か千年以上前だったか。
「申し訳ありません。全然気付きませんでした」
「あんたのその恰好、神官? だったら、言葉くらい分かるでしょう」
「いえ、私は神官ではありません。聖女として修業は」
「細かい事はいいのよ! 聖属性の魔法は使えるのよね?」
細かい、か?
「はい」
「う~ん、だったら聖獣と言葉くらい交わせるはずよ。ちょっと待ってちょうだい」
レイルーンが近くに戻って来たと思ったら、私の身体が淡く光り出した。
「あ~‥‥う~ん‥‥ここを‥‥えい!」
レイルーンがモゾモゾと悶えた後、パン! と自分の中の何かが弾ける音がして光が霧散した。
「ふぅ‥‥なんか、枷みたいなのが掛かっていたみたいね。でも、これで大丈夫よ」
「ニャニャ、か‥メェ、大丈夫か?」
「へ?」
「ピどうなの⁉ ちょっと、私のメェに変な事してないでしょうね⁉」
「「キュだいじょうぶぅ?」」
次々に、皆さんの鳴き声が言葉として耳に入って来ました。
「わ、わかります。皆さんの言葉がわかります」
「流石、私ね! じゃあ、これで貸し借り無しって事でいいわね! そんじゃ、私は疲れたから暫く寝るわぁ‥‥」
レイルーンさんは言いたい事だけ言うと、泉の中へと消えて行ってしまった。
「メェちゃん、本当に分かるの⁉」
「はい、ピヨさん。というか、メェ?」
「可愛いでしょう? あ~ん、本当に分かるのね!」
ピヨさんが私の頬にスリスリとその身体を摺り寄せてきます。
「「僕たちの言葉がわかるのぉ?」」
「はい、お二人の言葉も分かります」
ノルさんとノアさんが、私の足元で両手を上げてキャッキャと喜んでいます。
凄い。本当に言葉が分かります。
「身体は大丈夫か? アレが枷を外したと言っていたが」
「シロさん、ありがとうございます。今のところは‥‥?」
大丈夫と言いかけて、身体がグラリと揺れた。
「おい⁉」
目の前が段々と白く染まっていく。そして私の意識はそこで途絶えた。
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