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女子大生、二体
耽溺1
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妹のくららは一旦、吊るしから下ろされ飼育部屋へ帰された。ただし、ここから二体は別々の部屋で飼育される。二つの運命は二度と交わることはない。
その場に残されたきららは、がっくりと首を垂れ、裸身を晒している。
その顎をクイっと上向かせ、響児は言った。
「お前は遊郭に売られることに決まった。そこで女郎人形として、一生、何百人、何千人の客を取るのだ。気の毒な運命だが諦めてもらうしかない」
「……んで、なんで私の方が売られるの……私の方がカワイイって、今まで大事にされてきたのに……」
「持って生まれたものは全く同じなのに、お前は外見のみを、妹は内面をも高めて来た。それが今回の結果を招いたのだ」
「ああっ……」
「性交は嫌いではないだろう?」
涙を流すきららの腰骨あたりをそろり、と撫で上げると悲鳴を上げて身を捩る。
「この腰つきは、相当な回数をこなしているのだろう?しっかりと脂が乗っている」
響児は、今度は少し離れて裸身の値踏みを始めた。
「まだ二十歳前なのに、男好きのするイヤらしい身体だな」
プロフィールを見ると
身長 百六十センチ
体重 四十八キロ
バスト 八十二センチ Eカップ
ウエスト 五十三センチ
ヒップ 八十六センチ
「ほう、細く見えるが程よく肉が付いているのだな。女郎人形としてはちょうど良いサイズだ。痩せすぎていないところが良い」
ボリューミーな胸をタプタプし、うす茶色の乳輪を指でなぞる。立ち上がった乳首を爪の先でごく微かに引っ掻く。
「ヒィッ」
吊られた身体が暴れて半回転する。はあはあと呼吸が速くなり、汗を浮かべ始めた。曝された腋からは汗が滴っている。
「強いワキガは無さそうだ。ただ剃り残しがある。レーザー脱毛が必要だな」
下腹部に手を伸ばしサワサワ弄る。
「全くの手付かずのようだが、彼氏は舐めてくれたのか?」
「……はい」
「それは彼氏も苦労しただろうな。後で女郎人形らしく、完璧に処理してやる」
その時、舞花が声を掛けた。
「耽溺の支度が整いました。以前使ったお部屋を貸して頂きました」
「パルスオキシメーターはあるな?」
「はい、モニター一式用意してあります」
「舞花は耽溺は初めてだったな」
「はい、実際に行うのは」
「数ある調教の中でも、最も苛烈なメニューだ。急変を招かないよう、活人形の状態には常に気を配るよう、観察を怠るなよ」
「はい」
きららを吊るしから下ろし、用意された部屋へ追い立てて行く。
そこにはキングサイズのマットレスが据えつけられ、防水のラバーシーツで覆われている。きららはそこに押し倒された。
「やだ……何するの、怖いよ」
「おい、いまさらジタバタするな。抵抗してもムダだろ?」
「いや、いやあ、助けてぇっ!」
響児、舞花、そして雪之丞はきららの両手両足に革手錠を巻き、それをマットレスの四隅から伸びるチェーンに繋いだ。これによりきららは「大」の字に拘束されたのである。
「どう、けっこう寝心地良いでしょ?枕はちょうどいい?」
「やだ、放して、怖いよ」
「そりゃ、怖いかもしれんなあ。これから経験したことのない快楽漬けにされて、二度と元には戻れないのだから」
きららが舞花に叫ぶ。
「ねえ、あなた同じ歳の女の子なんでしょ?なんでこんなことできるの?おかしいと思わない?」
「別に思わないわ」
舞花は冷たい目で言う。
「仕事なので。私は与えられた仕事を実行するだけよ」
「狂ってる、狂ってるわ!」
舞花は無表情のままで
「これから、気がおかしくなるほどヨガるのは、そっちの方よ」
そう言いながら、水差しのような容器に入った、温かいオイル状の液体を、きららの身体に垂らす。喉元から腋、両腕、デコルテ、乳房、腹、下腹部、そして開かれた両腿、脛から足の甲、裏まで満遍なくまぶしていった。
きららの体重によって沈んだ防水マットの窪みにはオイルが溜まり、きららはヒタヒタに浸かった状態になっている。
「ほーら、気持ちいいでしょ?このオイルにはいろいろなアロマの他に、獣の睾丸やペニスから取れたホルモンやフェロモンが含まれているんだよ」
「イヤだ、やめて」
舞花はそれには答えず、ゆるゆると乳房を揉みしだき、乳首を二本の指の腹で転がす。
「あっ、あっ……」
声を上げ始めたところで、それは止まった。
「もうすぐね、ここら辺の血行が良くなってきて、ジンジン疼くようになるわ」
そう言って、きららの下腹部、子宮のあたりを軽く叩く。
「そうだ、処女じゃないんだから、直接塗りこんでも大丈夫なのか」
わざとらしく言って、オイルがついた指二本を膣の中に挿入し、子宮口のところまで、たっぷりと塗り込めるのだった。
(続く)
その場に残されたきららは、がっくりと首を垂れ、裸身を晒している。
その顎をクイっと上向かせ、響児は言った。
「お前は遊郭に売られることに決まった。そこで女郎人形として、一生、何百人、何千人の客を取るのだ。気の毒な運命だが諦めてもらうしかない」
「……んで、なんで私の方が売られるの……私の方がカワイイって、今まで大事にされてきたのに……」
「持って生まれたものは全く同じなのに、お前は外見のみを、妹は内面をも高めて来た。それが今回の結果を招いたのだ」
「ああっ……」
「性交は嫌いではないだろう?」
涙を流すきららの腰骨あたりをそろり、と撫で上げると悲鳴を上げて身を捩る。
「この腰つきは、相当な回数をこなしているのだろう?しっかりと脂が乗っている」
響児は、今度は少し離れて裸身の値踏みを始めた。
「まだ二十歳前なのに、男好きのするイヤらしい身体だな」
プロフィールを見ると
身長 百六十センチ
体重 四十八キロ
バスト 八十二センチ Eカップ
ウエスト 五十三センチ
ヒップ 八十六センチ
「ほう、細く見えるが程よく肉が付いているのだな。女郎人形としてはちょうど良いサイズだ。痩せすぎていないところが良い」
ボリューミーな胸をタプタプし、うす茶色の乳輪を指でなぞる。立ち上がった乳首を爪の先でごく微かに引っ掻く。
「ヒィッ」
吊られた身体が暴れて半回転する。はあはあと呼吸が速くなり、汗を浮かべ始めた。曝された腋からは汗が滴っている。
「強いワキガは無さそうだ。ただ剃り残しがある。レーザー脱毛が必要だな」
下腹部に手を伸ばしサワサワ弄る。
「全くの手付かずのようだが、彼氏は舐めてくれたのか?」
「……はい」
「それは彼氏も苦労しただろうな。後で女郎人形らしく、完璧に処理してやる」
その時、舞花が声を掛けた。
「耽溺の支度が整いました。以前使ったお部屋を貸して頂きました」
「パルスオキシメーターはあるな?」
「はい、モニター一式用意してあります」
「舞花は耽溺は初めてだったな」
「はい、実際に行うのは」
「数ある調教の中でも、最も苛烈なメニューだ。急変を招かないよう、活人形の状態には常に気を配るよう、観察を怠るなよ」
「はい」
きららを吊るしから下ろし、用意された部屋へ追い立てて行く。
そこにはキングサイズのマットレスが据えつけられ、防水のラバーシーツで覆われている。きららはそこに押し倒された。
「やだ……何するの、怖いよ」
「おい、いまさらジタバタするな。抵抗してもムダだろ?」
「いや、いやあ、助けてぇっ!」
響児、舞花、そして雪之丞はきららの両手両足に革手錠を巻き、それをマットレスの四隅から伸びるチェーンに繋いだ。これによりきららは「大」の字に拘束されたのである。
「どう、けっこう寝心地良いでしょ?枕はちょうどいい?」
「やだ、放して、怖いよ」
「そりゃ、怖いかもしれんなあ。これから経験したことのない快楽漬けにされて、二度と元には戻れないのだから」
きららが舞花に叫ぶ。
「ねえ、あなた同じ歳の女の子なんでしょ?なんでこんなことできるの?おかしいと思わない?」
「別に思わないわ」
舞花は冷たい目で言う。
「仕事なので。私は与えられた仕事を実行するだけよ」
「狂ってる、狂ってるわ!」
舞花は無表情のままで
「これから、気がおかしくなるほどヨガるのは、そっちの方よ」
そう言いながら、水差しのような容器に入った、温かいオイル状の液体を、きららの身体に垂らす。喉元から腋、両腕、デコルテ、乳房、腹、下腹部、そして開かれた両腿、脛から足の甲、裏まで満遍なくまぶしていった。
きららの体重によって沈んだ防水マットの窪みにはオイルが溜まり、きららはヒタヒタに浸かった状態になっている。
「ほーら、気持ちいいでしょ?このオイルにはいろいろなアロマの他に、獣の睾丸やペニスから取れたホルモンやフェロモンが含まれているんだよ」
「イヤだ、やめて」
舞花はそれには答えず、ゆるゆると乳房を揉みしだき、乳首を二本の指の腹で転がす。
「あっ、あっ……」
声を上げ始めたところで、それは止まった。
「もうすぐね、ここら辺の血行が良くなってきて、ジンジン疼くようになるわ」
そう言って、きららの下腹部、子宮のあたりを軽く叩く。
「そうだ、処女じゃないんだから、直接塗りこんでも大丈夫なのか」
わざとらしく言って、オイルがついた指二本を膣の中に挿入し、子宮口のところまで、たっぷりと塗り込めるのだった。
(続く)
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