乙女ゲームに転生したらチートだったけど平凡に生きたいのでとりあえず悪役令息付きの世話役になってみました。

任務ですよ

120.

「ちょっとー！あいかわらずひどくなーい！！！！」

あれから言い合いが続いている。

「残念ながら、私は弟をちんちくりんと呼ぶようなクズに頭は下げませんよ。ええ。」

うっわー。高飛車イオちゃん！


そんなこんなで今イオとヤナは......。



「おいしいですかヤナ 」

「...うん。」

この人転移魔法をあっさり使ったよ～～ッッ


いや、ソレ様の魔力を使えばこんなもんらしいけど、転移って難しいよね？！ね？！


「ほら、もうひとつおたべ。」

どこから出てきたのか分からないアップルパイを食べながら俺はちらりと傍にある洞窟をみる。

イオはにっこにこだ。


「...あのさぁ、お兄ちゃん。。。」

「ん？」

もしかして、、、

「もしかしてだけどね。」









「ここって龍がいる洞窟？」


......にこっ




いやいやいやいや。爽やかに微笑んでもダメだから！

「危なくない！」

「だーいじょうぶだいじょうぶ。

俺のが強いから。」



うっわーーーーうっわーーーー




「お兄ちゃん。。。」


「なに？」

「かっこいいね。」

「だろ。」

そう言ってイオはもう1切れアップルパイをヤナのお皿に乗せた。


いや食べきれないって!!!!!!!!!!!!