乙女ゲームに転生したらチートだったけど平凡に生きたいのでとりあえず悪役令息付きの世話役になってみました。

ゲームの人が次から次と...💢

100.

おかしい。



最近になってエドワードは急にフレドリックに絡まなくなってきた。


フレドリックはフレドリックで兄に構って貰えないのが少し寂しそうだったが、
  構うと言っても遠回しに意地の悪いことをしてたのでイオにとっては良い傾向だ。


そして、



「イオくん。マルルくんに用があるんだけどどこかな。」

なぜかマルルに絡むようになった。



「エドワード様がマルルになんの用でしょう。」

イオは爽やかな笑みで質問の意図をはぐらかす。

「...い、いやぁ。。用という程のことではないんだけどね。」


しどろもどろとなるエドワード。



(こいつこんなやつだったか？？)






いつもの完璧な外面が緩んできてる気がする。

ヒロインとでもいい事あったのか？

でもミサキ様はフレドリックの隣によくいるから関わりがないはず...。




エドワードはイオに２、３こと言伝を頼んできえた。




さて、


イオはそばの窓を開ける。


「マルル。」


さっきから存在を消しているが、イオにはバレてた。



イオが開けた隣の窓の縁にぶら下がるようにしてマルルは息を潜めてた。



「報告義務...あると思うんだ。」




エドワードにみせない黒い笑みをうかせべイオはニタリと笑った。


マルルはといえば、涙目を浮かべてる。もう背筋が凍るきがした。