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第三章.さよなら大好きだよ
37.帰還
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どうしよう。
あれからずっと部屋にこもっている。夕食も朝食も断った。携帯食料をかじって、引きこもっている。気持ち悪い。何も考えたくない。
何をしても、還らなくてはならない。それが分かれば十分だ。引きこもって、いたずらに時間を延ばしたところで、何の意味もない。
涙が出て、本当の気持ちに気付いた。でも、そんなものは役に立たない。誰も幸せにしない。時間を巻き戻して、何もなかったことにしてしまえば、私だって傷付かないだろう。
部屋を出た。戸の前に、ジョエルがいた。すぐに、キーリーも出てきた。
「先生に、お願いしようと思います」
先生に話して、クレーター跡地にやってきた。巻き込まれる物がない方がいいからだ。
「タケル、今まで守ってくれてありがとう。これからも、ジョエルとキーリーと仲良くね。害獣になっちゃ嫌だよ」
頭を撫でて、ハグする。
「ジョエル、キーリー。手を出して。約束の指輪を作りました。私の大切な花、ナズナのモチーフの指輪です。ここしばらくの記憶はなくなっちゃうかもしれないから、証に作ったの。結婚指輪に使ってくれると嬉しいな」
話しながら、2人の指にはめる。サイズは、ぴったりだ。良かった。
「結婚なんてしねぇし。まだ気付かないのか、お前」
「知ってるよ。でもさ。2人をお父さん、お母さんって呼ぶことは、もうなくなっちゃうでしょ。2人をそう呼んでた私がいた証に作ったんだよ」
戻りたいという気持ちと、忘れたくない、別れたくないって気持ちが、両立できたら良かったけど。またいつか会えるよね、なんて、誤魔化しのきかない別れは嫌いだ。父の顔を思い出してしまう。
「お前、バカだろう。記憶が戻ることは否定しねぇが、記憶をなくしてまで戻さなくていいんだぞ。ここ最近の破天荒なお前も悪くなかった」
「そうだよ。魔法に頼る必要はないよ。今の記憶を失ってしまったら、戻せなくなるんだろう?」
だよね。私だって、嫌だ。だけど、多分。
「きっと、この方法しか、元に戻れないの。ぼんやりしてても直らないの。私は、還らないといけないんだよ」
泣いてはいけない。頑張れ、気合いだ。 あと少しだけでいいから。
「短い間だったけど、ありがとう。忘れちゃっても、ずっと大好きだよ。またお世話かけるようになると思うけど、よろしくね」
そうして、先生の前に立った。
「姉ちゃん、起きてよー。もうオーナーさん、来ちゃったよ!」
「なずー! なずー!」
「んー、起きる。のいてー」
上にのしかかっていた末弟の田平を押し退け、起き上がる。いつもなら、私が起こす係なのに、誰も寝ている弟妹はいなかった。どういうことだ。今は何時だ?
「ごめん。急いで朝ごはん作る」
立ち上がってみたが、頭はふらつく。何時間寝たのだろうか。寝た気は全くしなかった。
「そんなんいいよ。私やったよ。皆もう食べたし、それよりオーナーさん、待ってるよ!」
1番上の妹、鈴音。鈴音が学校にもバイトにも行っていない時間なら、決定的な寝坊ではないハズだ。セーフだったらいいな。
「ありがと、鈴音。オーナーさんて、なんの?」
オーナーさんと言われても、数人心当たりがある。私は、バイトを5つかけもちしているが、それぞれに大体オーナーさんという存在がいる。それだけじゃ、誰だか全然わからん。
「何言ってるの? 付き合ってるんでしょ。彼氏でしょ」
「誰が? 誰の?」
「姉ちゃんの!」
「ごめん。頭痛い。追い返して」
「えええー!」
「もう。姉ちゃん、あんないい人、心配させちゃダメだよ」
まったく心当たりのないことで怒られている。私の何処に恋愛をする時間があるというのか。夢か。夢の中か。だったら、もう少し年の近い空想のイケメンでいいのに、一体、どういう想像力だ。
「ごめん。バイト行かなきゃだし」
もう新聞屋は間に合わないが、牛丼屋なら行けるだろう。
「何言ってるの? バイト全部辞めたじゃん!」
「は?」
私は、夢遊病者になっていたらしい。まったく記憶にないんだけど、大変なことになっていた。
我が家は、大変な貧乏だ。正確には、貧乏ではないのだが、とてもお金に困っていた。住んでいる家の維持費が、どうしようもなく高いのだ。売って引っ越せばいいのだが、その選択をしないから、とても生活に困っている。父はいないし、母は病気だ。受けられる支援は受けているが、持ち家では受けられない支援もある。弟妹の人数は多いし、何もしなくてもお金がかかる。そこに来て、私は大学に進学した。
学費は免除だし、小遣い程度だが、お金ももらっている。だから進学できたのだが、働く時間の確保が難しい。日の出前から家を出て、日によっては2時くらいまでバイトを入れた。今年からは、1番上の妹も少しだがバイトを始めたので、大変助かっている。だが、弟妹全員に満足なご飯を食べさせているとは、到底言えない。そんな暮らしをしていたハズなのに。
いつの間にか、全部バイトを辞めたらしい。大学も休学してるって。休学なんてしたら、むしろ学費がかかるんじゃないか、これから調べないといけない。すべてを辞めてしまった私が始めたのは、男女交際だった。
元バイト先のコンビニのオーナーさんと付き合いだしたらしい。大変な太っ腹で我が家の生計を支えてくれているそうで、弟妹の評価は大変高い。だが、それは大丈夫なヤツなのか? 援助な関係ではないのか? とても疑わしいのだが、超ラブラブバカップルだと言われた。私が? マジで? 無理じゃない? もうどうしたらいいか、わからない。
正直言うと、オーナーさんは圏外すぎた。年齢は親子だし、話が合うと思ったこともない。急に彼氏だと言われても鳥肌ものだ。だって、友達でもなかった。意味がわからん。
だけど、家族の期待がのしかかっている。確かに、このままでいれば、ワガママを通したまま、生活苦から抜け出せる。我慢する方が賢い。わかる。わかるが、なんでだ! 嫌だ!!
「助けろ、ジョエル」
意味のわからないつぶやきが漏れた。
あれからずっと部屋にこもっている。夕食も朝食も断った。携帯食料をかじって、引きこもっている。気持ち悪い。何も考えたくない。
何をしても、還らなくてはならない。それが分かれば十分だ。引きこもって、いたずらに時間を延ばしたところで、何の意味もない。
涙が出て、本当の気持ちに気付いた。でも、そんなものは役に立たない。誰も幸せにしない。時間を巻き戻して、何もなかったことにしてしまえば、私だって傷付かないだろう。
部屋を出た。戸の前に、ジョエルがいた。すぐに、キーリーも出てきた。
「先生に、お願いしようと思います」
先生に話して、クレーター跡地にやってきた。巻き込まれる物がない方がいいからだ。
「タケル、今まで守ってくれてありがとう。これからも、ジョエルとキーリーと仲良くね。害獣になっちゃ嫌だよ」
頭を撫でて、ハグする。
「ジョエル、キーリー。手を出して。約束の指輪を作りました。私の大切な花、ナズナのモチーフの指輪です。ここしばらくの記憶はなくなっちゃうかもしれないから、証に作ったの。結婚指輪に使ってくれると嬉しいな」
話しながら、2人の指にはめる。サイズは、ぴったりだ。良かった。
「結婚なんてしねぇし。まだ気付かないのか、お前」
「知ってるよ。でもさ。2人をお父さん、お母さんって呼ぶことは、もうなくなっちゃうでしょ。2人をそう呼んでた私がいた証に作ったんだよ」
戻りたいという気持ちと、忘れたくない、別れたくないって気持ちが、両立できたら良かったけど。またいつか会えるよね、なんて、誤魔化しのきかない別れは嫌いだ。父の顔を思い出してしまう。
「お前、バカだろう。記憶が戻ることは否定しねぇが、記憶をなくしてまで戻さなくていいんだぞ。ここ最近の破天荒なお前も悪くなかった」
「そうだよ。魔法に頼る必要はないよ。今の記憶を失ってしまったら、戻せなくなるんだろう?」
だよね。私だって、嫌だ。だけど、多分。
「きっと、この方法しか、元に戻れないの。ぼんやりしてても直らないの。私は、還らないといけないんだよ」
泣いてはいけない。頑張れ、気合いだ。 あと少しだけでいいから。
「短い間だったけど、ありがとう。忘れちゃっても、ずっと大好きだよ。またお世話かけるようになると思うけど、よろしくね」
そうして、先生の前に立った。
「姉ちゃん、起きてよー。もうオーナーさん、来ちゃったよ!」
「なずー! なずー!」
「んー、起きる。のいてー」
上にのしかかっていた末弟の田平を押し退け、起き上がる。いつもなら、私が起こす係なのに、誰も寝ている弟妹はいなかった。どういうことだ。今は何時だ?
「ごめん。急いで朝ごはん作る」
立ち上がってみたが、頭はふらつく。何時間寝たのだろうか。寝た気は全くしなかった。
「そんなんいいよ。私やったよ。皆もう食べたし、それよりオーナーさん、待ってるよ!」
1番上の妹、鈴音。鈴音が学校にもバイトにも行っていない時間なら、決定的な寝坊ではないハズだ。セーフだったらいいな。
「ありがと、鈴音。オーナーさんて、なんの?」
オーナーさんと言われても、数人心当たりがある。私は、バイトを5つかけもちしているが、それぞれに大体オーナーさんという存在がいる。それだけじゃ、誰だか全然わからん。
「何言ってるの? 付き合ってるんでしょ。彼氏でしょ」
「誰が? 誰の?」
「姉ちゃんの!」
「ごめん。頭痛い。追い返して」
「えええー!」
「もう。姉ちゃん、あんないい人、心配させちゃダメだよ」
まったく心当たりのないことで怒られている。私の何処に恋愛をする時間があるというのか。夢か。夢の中か。だったら、もう少し年の近い空想のイケメンでいいのに、一体、どういう想像力だ。
「ごめん。バイト行かなきゃだし」
もう新聞屋は間に合わないが、牛丼屋なら行けるだろう。
「何言ってるの? バイト全部辞めたじゃん!」
「は?」
私は、夢遊病者になっていたらしい。まったく記憶にないんだけど、大変なことになっていた。
我が家は、大変な貧乏だ。正確には、貧乏ではないのだが、とてもお金に困っていた。住んでいる家の維持費が、どうしようもなく高いのだ。売って引っ越せばいいのだが、その選択をしないから、とても生活に困っている。父はいないし、母は病気だ。受けられる支援は受けているが、持ち家では受けられない支援もある。弟妹の人数は多いし、何もしなくてもお金がかかる。そこに来て、私は大学に進学した。
学費は免除だし、小遣い程度だが、お金ももらっている。だから進学できたのだが、働く時間の確保が難しい。日の出前から家を出て、日によっては2時くらいまでバイトを入れた。今年からは、1番上の妹も少しだがバイトを始めたので、大変助かっている。だが、弟妹全員に満足なご飯を食べさせているとは、到底言えない。そんな暮らしをしていたハズなのに。
いつの間にか、全部バイトを辞めたらしい。大学も休学してるって。休学なんてしたら、むしろ学費がかかるんじゃないか、これから調べないといけない。すべてを辞めてしまった私が始めたのは、男女交際だった。
元バイト先のコンビニのオーナーさんと付き合いだしたらしい。大変な太っ腹で我が家の生計を支えてくれているそうで、弟妹の評価は大変高い。だが、それは大丈夫なヤツなのか? 援助な関係ではないのか? とても疑わしいのだが、超ラブラブバカップルだと言われた。私が? マジで? 無理じゃない? もうどうしたらいいか、わからない。
正直言うと、オーナーさんは圏外すぎた。年齢は親子だし、話が合うと思ったこともない。急に彼氏だと言われても鳥肌ものだ。だって、友達でもなかった。意味がわからん。
だけど、家族の期待がのしかかっている。確かに、このままでいれば、ワガママを通したまま、生活苦から抜け出せる。我慢する方が賢い。わかる。わかるが、なんでだ! 嫌だ!!
「助けろ、ジョエル」
意味のわからないつぶやきが漏れた。
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