6 / 34
006 失ったもの
しおりを挟む
その日、いつもと違って中々起きてこない母に気付いた。
どうやら風邪を引いたようだ。
熱もあるため今日はゆっくりと休ませなければと滋養に効く食べ物を森で採って帰ってきた。
ご飯の準備をして風邪に効く薬草を混ぜた薬草入りの卵粥を作る。
ご飯を食べさせた後はゆっくりと体を休めて貰おうと布団を整える。
そんな中、母にお客が尋ねてきた。
「シュラ、出て行きなさい。」
「でも母様、熱が……。」
「これが私の仕事なの。大丈夫だから、外に行って来て。」
帰ってもらおうとしたシュラを引き止めて外に出るように促すミュリエル。
「行っていらっしゃいシュラ。」
「行ってきます母様。精の付く食べ物と風邪に効く薬草を取って来ます。なるべく無理はしないで下さいね。」
譲らない母様にシュラは折れるしかなかった。
これは母の生き様なのだ。
邪魔をする訳にはいかない。
その分体に良い物を沢山取って来ようといつも通り森に出かける。
肉や卵、山菜に薬草を籠いっぱいに集めていく。
だが、その日はなんだか不安な気持ちが消えなくてそわそわして集中できない。
いつもよりずっと時間が掛かってしまったのは集中が続かなかったからだ。
不安な想いが心を占めて家に帰るのを急がせる。
「母様!」
息を切らして帰ったシュラが見たものは、布団の上で真っ赤な血を散らした母の姿。
ばさりと音を立てて籠が手から滑り落ちる。
「あ、え?母様……。」
一瞬何がどうなっているのか分からなくなった。
ふらふらと動かない母の元へ歩いていく。
「ねぇ、母様?起きて……。かあさま?」
ゆさゆさと揺り起こそうとするが、すでに息絶えたミュリエルは動かない。
冷たい体がすでに生きているものではない事を証明している。
「あ、なんで…どうして……?」
朝いつも通りに送り出してくれた母の姿が脳裏を過ぎる。
熱があっても構わずに仕事を受けた母。
「う、うぁああ!嫌だ、母様…僕を……置いていかないで。」
泣き叫ぶ声は届かない。
生まれてすぐに捨てられてやっと、幸せに暮らせる場所を見つけたとそう思っていた矢先、なぜこうなったのかと何度も反芻する。
疑問の答えは出ることはない。
理不尽に奪われた命、家族を失った悲しみがシュラの心を抉る。
ここまで育ててもらった恩も十分に返せていない。
「必ず、必ず母様を殺した奴を見つけ出してこの手で復讐を果たします。」
ぎりっと奥歯を噛み締めたシュラはミュリエルの遺体を優しく抱きしめる。
そして丁重に布団へ休ませると魔力を使ってミュリエルの遺体を優しく大地に返す。
ゆっくりと燃え上がる炎は青から白へと変化する。
一瞬で燃えて遺体は大地に還っていく。
だが、魔力で燃える炎は意思を持っているかのように他のものは一切燃やさなかった。
灰がふわりと巻き上がりシュラの頬を優しく撫でて空へと登っていく。
シュラの頬には一筋の涙が流れていた。
――――…
しんと静まり返る家の中、シュラは風に意識を乗せて母を殺した男を捜していた。
やがて遠くから声が届く。
だがそれを聞いたシュラは怒りで我を忘れなかった自分を褒めてやりたい気分だった。
「しかし頭、どうしてあの別嬪さんを殺っちまったんですかい?」
「ふん。抱いてやったのに金をせびるからだ。」
「ですが、娼婦はそれで金を稼いでいるんじゃ……。」
「だまれ。俺様のやったことにケチをつける気か?」
「め、滅相もないです。ですが、あの女には息子が居たじゃないですか。放っておいたら報復に来るかもしれません。」
「はっ!ガキが俺様を報復するってか。笑えるぜ。」
がははと大声で笑うゴロツキ共の頭と呼ばれた男。
母を殺したことを微塵も悔やんでいない。
酒を飲んで笑っている。
それがシュラには許せない。
沸々と怒りが湧き起こる。
だが、以前のような爆発的な怒りではなく静かな怒りだ。
居場所を突き止めたシュラはそのままの姿で歩き出した。
母の血がべったりと付いた服を着たままゴロツキの根城に向かっていく。
ゆらりと体から立ち上る湯気のようなもの。
それが夜の闇に青白く光って見えてシュラの姿を見た者たちが恐れをなして逃げていく。
金の瞳は猫の目のように瞳孔が細くなっており、それはどちらかと言うと猛禽類や爬虫類の瞳のようにも見える。
白い肌と黒い髪が相まって血に染まった服が更にそれに拍車をかける。
まるで幽鬼のような姿だ。
がたんと音を立てて扉を蹴破る。
中に居たゴロツキ達は怪訝な顔をして進入してきた子供を見る。
明らかに子供の力ではないそれと湯気のように立ち上る闘気に何人かのごろつきは腰を抜かした。
「なんだ?ガキがここをどこだと思っている。」
一番奥に居た男が立ち上がり睨みつけてきた。
「お前が母様を殺したのか?」
「はっ!何だ?お前、あの娼婦の息子かよ。そうだと言ったらどうす…?」
そういった男の言葉はそこから続かなかった。
シュラの手が上から下に振り下ろされただけで男の腕が切り落とされる。
「なっ、お…俺の……腕が!」
「ひぃ!」
血飛沫が上がり側に居た男たちが腰を抜かす。
それを冷めた瞳で見ながらゆっくりと足を進めるシュラ。
「く、来るな!い…いや待て……俺様と手を組もう。そうすればあんな女に養われていた以上にいい暮らしをさせてやるぞ。」
「黙れ!母様を侮辱するな。」
底冷えするような低い声に覇気を伴った威圧が加わり誰もが押し黙る。
そこに別の男が駆けつけてきた。
「何があった!」
青い髪に淡い緑の瞳を持った男は部屋の中を見て唖然とする。
「子供?」
シュラはちらりと後ろを振り向くとどうでも良いとばかりに再び歩みを進める。
ゆっくりと近づくシュラに腕を庇いながらじりじりと後ろに下がるゴロツキたちの頭。
ある一定の距離を保ちその場で歩みを止めるシュラは自然な動作で手をぐっと握り締めて横に払う。
すると見えない刃が頭を肩から斜めに切り裂いた。
かひゅと息を吸う音が聞こえた瞬間、ずるりと体が横にずれる。
そしてぐしゃりと音を立てて頭だった男は物言わぬ骸へ成り果てた。
「ひっ!」
その異常な光景に周囲の男達は固まって動けない。
だが、一人だけ動けるものが居た。
最後に入ってきた男だ。
扉の側で腰を抜かしている男に詰め寄って何があったのかと再度尋ねる。
「ルイさん。じ、実はか、頭が娼婦に金を払いたくないと事が終わってから殺してしまったんです。それが、あのガキの母親だったらしくて。いきなり扉が破られたと思ったら、腕を振るだけで頭の腕が飛んで…。」
しどろもどろに答える男の言葉に頭を抱えるルイ。
そして、目の前の子供が次の動きをとる前に先手を打つ。
「許してくれ。」
がばりと頭を下げて許しを請うルイ。
その様子にシュラはキョトンとした表情で首を傾げる。
「何を許せと?」
会話ができるだけの冷静さを持っている事にほっとしつつシュラの前で跪く。
「頭がやったことは許されない事だ。だがこいつらは殺さないでやってくれ。」
「……関わっていない者まで殺すつもりはありません。」
そう言って立ち去ろうとするシュラに待ってくれと呼び止める。
「まだ何か?」
「頭を殺したものが次の頭になる決まりだ。俺達はもうすでに家族だ。」
言われた言葉に意味が分からないと首を傾げる。
そしてそんなものになるつもりはないと立ち去ろうとするシュラにルイはなおも食い下がる。
「家族を見捨てるのか?」
「家族じゃない。」
ムッとしてルイを見上げるシュラ。
ルイの言い分にだんだんと苛立ってきた。
「貴方達のルールなんて知らない。僕には関係のないことだ。」
「だが、俺達は頭に守られて生きてきた。ここにいるのは世間ではうまく生きられない奴らばかりだ。それを見捨てると言うのか?」
「だから、僕には関係ないじゃないか。大体頭の後なら貴方が継げばいいだろ。」
ルイの訳の分からない言い分に冷たく突き放すシュラ。
だが、ルイは諦めなかった。
どうやら風邪を引いたようだ。
熱もあるため今日はゆっくりと休ませなければと滋養に効く食べ物を森で採って帰ってきた。
ご飯の準備をして風邪に効く薬草を混ぜた薬草入りの卵粥を作る。
ご飯を食べさせた後はゆっくりと体を休めて貰おうと布団を整える。
そんな中、母にお客が尋ねてきた。
「シュラ、出て行きなさい。」
「でも母様、熱が……。」
「これが私の仕事なの。大丈夫だから、外に行って来て。」
帰ってもらおうとしたシュラを引き止めて外に出るように促すミュリエル。
「行っていらっしゃいシュラ。」
「行ってきます母様。精の付く食べ物と風邪に効く薬草を取って来ます。なるべく無理はしないで下さいね。」
譲らない母様にシュラは折れるしかなかった。
これは母の生き様なのだ。
邪魔をする訳にはいかない。
その分体に良い物を沢山取って来ようといつも通り森に出かける。
肉や卵、山菜に薬草を籠いっぱいに集めていく。
だが、その日はなんだか不安な気持ちが消えなくてそわそわして集中できない。
いつもよりずっと時間が掛かってしまったのは集中が続かなかったからだ。
不安な想いが心を占めて家に帰るのを急がせる。
「母様!」
息を切らして帰ったシュラが見たものは、布団の上で真っ赤な血を散らした母の姿。
ばさりと音を立てて籠が手から滑り落ちる。
「あ、え?母様……。」
一瞬何がどうなっているのか分からなくなった。
ふらふらと動かない母の元へ歩いていく。
「ねぇ、母様?起きて……。かあさま?」
ゆさゆさと揺り起こそうとするが、すでに息絶えたミュリエルは動かない。
冷たい体がすでに生きているものではない事を証明している。
「あ、なんで…どうして……?」
朝いつも通りに送り出してくれた母の姿が脳裏を過ぎる。
熱があっても構わずに仕事を受けた母。
「う、うぁああ!嫌だ、母様…僕を……置いていかないで。」
泣き叫ぶ声は届かない。
生まれてすぐに捨てられてやっと、幸せに暮らせる場所を見つけたとそう思っていた矢先、なぜこうなったのかと何度も反芻する。
疑問の答えは出ることはない。
理不尽に奪われた命、家族を失った悲しみがシュラの心を抉る。
ここまで育ててもらった恩も十分に返せていない。
「必ず、必ず母様を殺した奴を見つけ出してこの手で復讐を果たします。」
ぎりっと奥歯を噛み締めたシュラはミュリエルの遺体を優しく抱きしめる。
そして丁重に布団へ休ませると魔力を使ってミュリエルの遺体を優しく大地に返す。
ゆっくりと燃え上がる炎は青から白へと変化する。
一瞬で燃えて遺体は大地に還っていく。
だが、魔力で燃える炎は意思を持っているかのように他のものは一切燃やさなかった。
灰がふわりと巻き上がりシュラの頬を優しく撫でて空へと登っていく。
シュラの頬には一筋の涙が流れていた。
――――…
しんと静まり返る家の中、シュラは風に意識を乗せて母を殺した男を捜していた。
やがて遠くから声が届く。
だがそれを聞いたシュラは怒りで我を忘れなかった自分を褒めてやりたい気分だった。
「しかし頭、どうしてあの別嬪さんを殺っちまったんですかい?」
「ふん。抱いてやったのに金をせびるからだ。」
「ですが、娼婦はそれで金を稼いでいるんじゃ……。」
「だまれ。俺様のやったことにケチをつける気か?」
「め、滅相もないです。ですが、あの女には息子が居たじゃないですか。放っておいたら報復に来るかもしれません。」
「はっ!ガキが俺様を報復するってか。笑えるぜ。」
がははと大声で笑うゴロツキ共の頭と呼ばれた男。
母を殺したことを微塵も悔やんでいない。
酒を飲んで笑っている。
それがシュラには許せない。
沸々と怒りが湧き起こる。
だが、以前のような爆発的な怒りではなく静かな怒りだ。
居場所を突き止めたシュラはそのままの姿で歩き出した。
母の血がべったりと付いた服を着たままゴロツキの根城に向かっていく。
ゆらりと体から立ち上る湯気のようなもの。
それが夜の闇に青白く光って見えてシュラの姿を見た者たちが恐れをなして逃げていく。
金の瞳は猫の目のように瞳孔が細くなっており、それはどちらかと言うと猛禽類や爬虫類の瞳のようにも見える。
白い肌と黒い髪が相まって血に染まった服が更にそれに拍車をかける。
まるで幽鬼のような姿だ。
がたんと音を立てて扉を蹴破る。
中に居たゴロツキ達は怪訝な顔をして進入してきた子供を見る。
明らかに子供の力ではないそれと湯気のように立ち上る闘気に何人かのごろつきは腰を抜かした。
「なんだ?ガキがここをどこだと思っている。」
一番奥に居た男が立ち上がり睨みつけてきた。
「お前が母様を殺したのか?」
「はっ!何だ?お前、あの娼婦の息子かよ。そうだと言ったらどうす…?」
そういった男の言葉はそこから続かなかった。
シュラの手が上から下に振り下ろされただけで男の腕が切り落とされる。
「なっ、お…俺の……腕が!」
「ひぃ!」
血飛沫が上がり側に居た男たちが腰を抜かす。
それを冷めた瞳で見ながらゆっくりと足を進めるシュラ。
「く、来るな!い…いや待て……俺様と手を組もう。そうすればあんな女に養われていた以上にいい暮らしをさせてやるぞ。」
「黙れ!母様を侮辱するな。」
底冷えするような低い声に覇気を伴った威圧が加わり誰もが押し黙る。
そこに別の男が駆けつけてきた。
「何があった!」
青い髪に淡い緑の瞳を持った男は部屋の中を見て唖然とする。
「子供?」
シュラはちらりと後ろを振り向くとどうでも良いとばかりに再び歩みを進める。
ゆっくりと近づくシュラに腕を庇いながらじりじりと後ろに下がるゴロツキたちの頭。
ある一定の距離を保ちその場で歩みを止めるシュラは自然な動作で手をぐっと握り締めて横に払う。
すると見えない刃が頭を肩から斜めに切り裂いた。
かひゅと息を吸う音が聞こえた瞬間、ずるりと体が横にずれる。
そしてぐしゃりと音を立てて頭だった男は物言わぬ骸へ成り果てた。
「ひっ!」
その異常な光景に周囲の男達は固まって動けない。
だが、一人だけ動けるものが居た。
最後に入ってきた男だ。
扉の側で腰を抜かしている男に詰め寄って何があったのかと再度尋ねる。
「ルイさん。じ、実はか、頭が娼婦に金を払いたくないと事が終わってから殺してしまったんです。それが、あのガキの母親だったらしくて。いきなり扉が破られたと思ったら、腕を振るだけで頭の腕が飛んで…。」
しどろもどろに答える男の言葉に頭を抱えるルイ。
そして、目の前の子供が次の動きをとる前に先手を打つ。
「許してくれ。」
がばりと頭を下げて許しを請うルイ。
その様子にシュラはキョトンとした表情で首を傾げる。
「何を許せと?」
会話ができるだけの冷静さを持っている事にほっとしつつシュラの前で跪く。
「頭がやったことは許されない事だ。だがこいつらは殺さないでやってくれ。」
「……関わっていない者まで殺すつもりはありません。」
そう言って立ち去ろうとするシュラに待ってくれと呼び止める。
「まだ何か?」
「頭を殺したものが次の頭になる決まりだ。俺達はもうすでに家族だ。」
言われた言葉に意味が分からないと首を傾げる。
そしてそんなものになるつもりはないと立ち去ろうとするシュラにルイはなおも食い下がる。
「家族を見捨てるのか?」
「家族じゃない。」
ムッとしてルイを見上げるシュラ。
ルイの言い分にだんだんと苛立ってきた。
「貴方達のルールなんて知らない。僕には関係のないことだ。」
「だが、俺達は頭に守られて生きてきた。ここにいるのは世間ではうまく生きられない奴らばかりだ。それを見捨てると言うのか?」
「だから、僕には関係ないじゃないか。大体頭の後なら貴方が継げばいいだろ。」
ルイの訳の分からない言い分に冷たく突き放すシュラ。
だが、ルイは諦めなかった。
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
後宮の棘
香月みまり
キャラ文芸
蔑ろにされ婚期をのがした25歳皇女がついに輿入り!相手は敵国の禁軍将軍。冷めた姫vs堅物男のチグハグな夫婦は帝国内の騒乱に巻き込まれていく。
☆完結しました☆
スピンオフ「孤児が皇后陛下と呼ばれるまで」の進捗と合わせて番外編を不定期に公開していきます。
第13回ファンタジー大賞特別賞受賞!
ありがとうございました!!
懴悔(さんげ)
蒼あかり
歴史・時代
嵐のような晩だった。
銀次は押し込み強盗「おかめ盗賊」の一味だった。「金は盗っても命は取らぬ」と誓っていたのに、仲間が失態をおかし、人殺し盗賊に成り下がってしまう。銀次は何の因果かその家の一人娘を連れ去ることに。
そして、おかめ強盗に命を散らされた女中、鈴の兄源助は、妹の敵を討つために一人、旅に出るのだった。
追われ、追いかけ、過去を悔い、そんな人生の長い旅路を過ごす者達の物語。
※ 地名などは全て架空のものです。
※ 詳しい下調べはおこなっておりません。作者のつたない記憶の中から絞り出しましたので、歴史の中の史実と違うこともあるかと思います。その辺をご理解のほど、よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる