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3.可愛い魔物*
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「はぁっ、んっ……!? す、スライムぅ……!?」
スライム自体は低級の魔物だ。
動きも遅く大した力もないので、駆除しようと思ったら子供でも用意に駆除できる。
就寝中に顔中を覆われでもしないかぎり、スライムに殺されるようなことはない。
「くふっ……んっ、あぁ……サシャ、そのスライムから、ああ゛っん……手を離して……!」
なんでサシャはスライムなんかを手に乗せているのだろうか。
もしかして、スライムを見るのが初めてで、物珍しかったりするのだろうか。
都会に住む子供が田舎に遊びに来て、スライムを魔物と知らずにこっそりと連れ帰り、寝ている間に窒息死してしまうというような不幸な事故は時々ある。
「それは、んんんんっ……見た目がそんなのでも、あっ……あっあぁっ、魔物だから……!」
ツタの魔物にイタズラされながらも、なんとか説明しようとするが、サシャはそんなオレをじっと見つめているだけだった。
そんなに見られたら、恥ずかしい。だって、オレの尻にはツタ植物が入り込んで好き勝手に蠢いてるし、乳首もチンポもキンタマも、ツタ植物が好き勝手に嬲っているのだ。
それに対して嫌悪感を抱いているならまだしも、オレの身体は快楽に流され、先程から言葉の端々にも甘ったるい音が混じってしまっている。こんな大男が魔物に嬲られて感じいっている姿なんて見せられても不快だろうに……
しかし、この情けない姿をサシャに見られていると思うと、変な気持ちが余計に高まってしまう。
ツタがオレの身体中を卑猥な動きで刺激している様子は、服に隠れて見えていないだろう。しかし、サシャの視線は、服の下で起こっていることをまるで見透かそうとしているようだ。そんなことはないはずなのに。
いや、もしかしたら見透かされたいという願望がオレにあるのかもしれない。何はともあれ、そんな状態で身体中のあちこちを刺激され続けて、チンポはもう爆発寸前だ。つーか、このままサシャに見られながら射精してしまいたい。いやいや、それはダメだ。オレのイキ顔なんか見せてサシャに軽蔑なんてされようものなら、オレは立ち直れる気がしない。
「……リュドヴィク先輩は、本当に私を助けようとしてくれていたのですね。嬉しいです」
必死に射精するのを耐えていたが、サシャがずいっと顔を寄せてきて、極上の笑顔をオレに向けた。
「ん゛あぁぁぁあ゛あ゛あ゛っ……んんんっ!!」
それは、まさに天使の笑顔と言えるものだった。そして、その笑顔を間近で見ただけでオレは天国に居るような気分になって、そのまま気持ち良く射精してしまったのだった。
「あ、あの……ふぁっ、ん……す、すまんんんんんっ、あ゛っあ゛っ、おお゛っ……」
身体はイって敏感になっているというのに、ツタ植物は休む暇を与えず容赦なくオレの性感帯を嬲り続けてくる。
「あ゛、あ゛……そのスライムは置いて、早く学園に゛い゛ぃぃ゛……っ!!」
好きな人の前でこれ以上の醜態を見せたくないと思うのに、先程の笑顔を思い出すだけで、あと三回はイけそうだ。
「あ゛、お゛、お゛お゛っ……ん……お願いだ、サシャ……逃げて……」
サシャの姿が見えなくなったら、思う存分先程の笑顔を思い出して、恥も外聞もなくイきまくろう。だから、そんな姿を本人に見せつけてしまわないよう、オレは心の底から彼に懇願した。
「わかりました」
彼はそう言うと、パチンと指を鳴らした。
すると、オレを拘束していたツタがバラリと解けた。
「……え?」
「では、私と一緒に寮に帰りましょうか」
サシャはその場にしゃがみ込むと、手にしていたスライムをオレの腹の上に乗せた。そして、何かを小さく呟いた後、オレの背中と膝の裏に腕を差し込んで抱え上げた。
「うぉおぉお゛……!?」
これは所謂『お姫様抱っこ』というやつではないだろうか。
サシャが、オレをお姫様抱っこしている!? いや、それよりも。体重がオレの半分くらいしかなさそうなサシャが、軽々とオレを持ち上げていることに驚けばいいのか!?
「な、なんで……重いだろう? オレは一人で歩けるから……」
「いえ。筋力強化の魔術を使用していますので。それに、そんな状態で本当に歩けます?」
サシャに指摘されて自分の股間を見てみると、オレのチンポはズボンの生地を力いっぱい押し上げてしっかりとテントを張っていた。
「あ、あ、ああ……す、すまん……」
しかも、ベージュのズボンは股間の部分だけ濃い色に変色していて、オレが粗相をしたことは一目瞭然だった。オレの腹の上に居たスライムがもそもそと移動して、オレの股間の上に乗った。
「ふっ、んぁ……」
そこにスライムが乗っていれば、オレの粗相の後は目立たなくなるけれど、今度はサシャが歩くたびにスライムの重みで股間が変に刺激されてしまって、腰回りが落ち着かなくなってくる。
「あ、あの……やっぱり、その辺に捨て置いてくれれば、あとは自分で……」
「いいえ、私を助けに来てくださったことでそんな状態になってしまったのです。しっかりとお礼をした上で、きっちり責任を取りますよ」
せっかく卑猥なツタから解放されたというのに、服越しにサシャの体温が伝わってくると、どうしようもなくムラムラしてくる。先程、出したばかりだというのに。好きな相手に対しては、自分が思った以上に性的に節操無しだったようだ。
というか正直、このあたりで適当に解放してくれれば、あとは自分でチンポを扱いてなんとかするのに……という気持ちと、サシャのいう「お礼」というのが気になって、「あ、ああ」とか「うん」とか、返事だか喘ぎ声だかわからないような反応を返すことしかできなかった。
スライム自体は低級の魔物だ。
動きも遅く大した力もないので、駆除しようと思ったら子供でも用意に駆除できる。
就寝中に顔中を覆われでもしないかぎり、スライムに殺されるようなことはない。
「くふっ……んっ、あぁ……サシャ、そのスライムから、ああ゛っん……手を離して……!」
なんでサシャはスライムなんかを手に乗せているのだろうか。
もしかして、スライムを見るのが初めてで、物珍しかったりするのだろうか。
都会に住む子供が田舎に遊びに来て、スライムを魔物と知らずにこっそりと連れ帰り、寝ている間に窒息死してしまうというような不幸な事故は時々ある。
「それは、んんんんっ……見た目がそんなのでも、あっ……あっあぁっ、魔物だから……!」
ツタの魔物にイタズラされながらも、なんとか説明しようとするが、サシャはそんなオレをじっと見つめているだけだった。
そんなに見られたら、恥ずかしい。だって、オレの尻にはツタ植物が入り込んで好き勝手に蠢いてるし、乳首もチンポもキンタマも、ツタ植物が好き勝手に嬲っているのだ。
それに対して嫌悪感を抱いているならまだしも、オレの身体は快楽に流され、先程から言葉の端々にも甘ったるい音が混じってしまっている。こんな大男が魔物に嬲られて感じいっている姿なんて見せられても不快だろうに……
しかし、この情けない姿をサシャに見られていると思うと、変な気持ちが余計に高まってしまう。
ツタがオレの身体中を卑猥な動きで刺激している様子は、服に隠れて見えていないだろう。しかし、サシャの視線は、服の下で起こっていることをまるで見透かそうとしているようだ。そんなことはないはずなのに。
いや、もしかしたら見透かされたいという願望がオレにあるのかもしれない。何はともあれ、そんな状態で身体中のあちこちを刺激され続けて、チンポはもう爆発寸前だ。つーか、このままサシャに見られながら射精してしまいたい。いやいや、それはダメだ。オレのイキ顔なんか見せてサシャに軽蔑なんてされようものなら、オレは立ち直れる気がしない。
「……リュドヴィク先輩は、本当に私を助けようとしてくれていたのですね。嬉しいです」
必死に射精するのを耐えていたが、サシャがずいっと顔を寄せてきて、極上の笑顔をオレに向けた。
「ん゛あぁぁぁあ゛あ゛あ゛っ……んんんっ!!」
それは、まさに天使の笑顔と言えるものだった。そして、その笑顔を間近で見ただけでオレは天国に居るような気分になって、そのまま気持ち良く射精してしまったのだった。
「あ、あの……ふぁっ、ん……す、すまんんんんんっ、あ゛っあ゛っ、おお゛っ……」
身体はイって敏感になっているというのに、ツタ植物は休む暇を与えず容赦なくオレの性感帯を嬲り続けてくる。
「あ゛、あ゛……そのスライムは置いて、早く学園に゛い゛ぃぃ゛……っ!!」
好きな人の前でこれ以上の醜態を見せたくないと思うのに、先程の笑顔を思い出すだけで、あと三回はイけそうだ。
「あ゛、お゛、お゛お゛っ……ん……お願いだ、サシャ……逃げて……」
サシャの姿が見えなくなったら、思う存分先程の笑顔を思い出して、恥も外聞もなくイきまくろう。だから、そんな姿を本人に見せつけてしまわないよう、オレは心の底から彼に懇願した。
「わかりました」
彼はそう言うと、パチンと指を鳴らした。
すると、オレを拘束していたツタがバラリと解けた。
「……え?」
「では、私と一緒に寮に帰りましょうか」
サシャはその場にしゃがみ込むと、手にしていたスライムをオレの腹の上に乗せた。そして、何かを小さく呟いた後、オレの背中と膝の裏に腕を差し込んで抱え上げた。
「うぉおぉお゛……!?」
これは所謂『お姫様抱っこ』というやつではないだろうか。
サシャが、オレをお姫様抱っこしている!? いや、それよりも。体重がオレの半分くらいしかなさそうなサシャが、軽々とオレを持ち上げていることに驚けばいいのか!?
「な、なんで……重いだろう? オレは一人で歩けるから……」
「いえ。筋力強化の魔術を使用していますので。それに、そんな状態で本当に歩けます?」
サシャに指摘されて自分の股間を見てみると、オレのチンポはズボンの生地を力いっぱい押し上げてしっかりとテントを張っていた。
「あ、あ、ああ……す、すまん……」
しかも、ベージュのズボンは股間の部分だけ濃い色に変色していて、オレが粗相をしたことは一目瞭然だった。オレの腹の上に居たスライムがもそもそと移動して、オレの股間の上に乗った。
「ふっ、んぁ……」
そこにスライムが乗っていれば、オレの粗相の後は目立たなくなるけれど、今度はサシャが歩くたびにスライムの重みで股間が変に刺激されてしまって、腰回りが落ち着かなくなってくる。
「あ、あの……やっぱり、その辺に捨て置いてくれれば、あとは自分で……」
「いいえ、私を助けに来てくださったことでそんな状態になってしまったのです。しっかりとお礼をした上で、きっちり責任を取りますよ」
せっかく卑猥なツタから解放されたというのに、服越しにサシャの体温が伝わってくると、どうしようもなくムラムラしてくる。先程、出したばかりだというのに。好きな相手に対しては、自分が思った以上に性的に節操無しだったようだ。
というか正直、このあたりで適当に解放してくれれば、あとは自分でチンポを扱いてなんとかするのに……という気持ちと、サシャのいう「お礼」というのが気になって、「あ、ああ」とか「うん」とか、返事だか喘ぎ声だかわからないような反応を返すことしかできなかった。
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