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番外編
塩オメガは発情期じゃなくてもまぐわいたい その7*
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「……発情期以外のセックスって初めてだから、あんまり上手くできないかもだけど……」
「茜祢の、ハジメテ……」
「発情期のセックスも、礼二さんが初めてでしたけどっ! だから、通常期の初めても、礼二さんが貰ってください……」
恥ずかしすぎて、顔を見ながら言うことはできなかったけれど、なんとか誘う言葉は口にできたと思う。あとは礼二さんがオレのことをどうにでも好きにしてくれればいいのだけど……
ちらりと礼二さんの様子を伺うと、どこからかローションのボトルを出してきた。そんなの、うちにあったっけ?
不思議に思ってじっと見ていたら、礼二さんが口を開いた。
「いつかの時のために、準備しておいてよかった」
「……これから、使いたいときは我慢しないでいいですよ。だって、オレの身体は礼二さん専用なんですから」
オレがそう言うと、ローションをまとった礼二さんの指が、ようやくオレの後ろに触れた。
「わぁ、発情期のときとは全然違う。これが茜祢のハジメテ……」
「う、うう……そんなにじっくり見られたら、恥ずかしいです」
尻穴を覗き込んで、礼二さんが感動したような声で言う。
いつもはすぐに礼二さんのモノを飲み込んでしまう場所なのに、今日はまだそこは固く結ばれている。それをゆっくりと礼二さんが解してくれる。
「本当に大丈夫? 辛くない?」
礼二さんの指をようやく一本飲み込めたとき、礼二さんがオレに聞いた。
「だいじょ、ぶ……」
なんとかそう言ったものの、異物感がすごくて、オレのお尻は礼二さんの指を押し出そうとしてしまう。
「れいじさん、キスしてください……」
まだ、指は一本しか入っていない。お尻から力を抜かなきゃって意識しすぎて逆に力んでしまっているのか、ヘンな汗が出てる。でも、止めたくない。絶対に最後までシたい。
オレが手を伸ばして礼二さんを求めると、優しいキスが唇に降ってきた。オレは口を開いて、深いキスをねだる。口の中を礼二さんの舌が舐めまわすのと同じように、オレのお尻の中を指先で掻き回されたときに、今まで感じたことのない衝撃に身体が跳ねた。
「んんんっ、んんーーーーっ!!!」
気持ち良すぎて、頭が真っ白になる。初めての感覚が怖くて逃げ出したいのに、礼二さんがオレの身体をぎゅっと抱きしめたままキスで唇を塞ぐから、逃げられない。
身体をガクガクと震わせている間に、オレの後ろに突っ込まれている指が増やされた。後ろから与えられる快感が、更に大きくなる。
二本の指がスムーズに動かせるようになったころ、ようやく唇が解放された。
「茜祢、上手に飲み込めてるよ」
「ふあぁぁんっ、だ、だめ……これ、怖い……」
発情期の時とはまた違った気持ち良さにオレは翻弄される。発情期のときは、とにかく気持ち良くてすぐにわけがわからなくなっちゃうけれど、今のは身体の奥の方から快感が湧き上がってきて、これはこれでヤバい。
「もっと拡げるから、逃げないで」
身体が上にずり上がろうとするのを、押さえつけられて阻まれる。
「で、でもぉっ……もう、おしりがぐちゅぐちゅっていってるからぁ……!!」
「オレのはもっと大きいよ。だから、もうちょっと頑張ろ?」
礼二さんはそう言うと、三本目の指をオレの後ろに突っ込んだ。
「茜祢の、ハジメテ……」
「発情期のセックスも、礼二さんが初めてでしたけどっ! だから、通常期の初めても、礼二さんが貰ってください……」
恥ずかしすぎて、顔を見ながら言うことはできなかったけれど、なんとか誘う言葉は口にできたと思う。あとは礼二さんがオレのことをどうにでも好きにしてくれればいいのだけど……
ちらりと礼二さんの様子を伺うと、どこからかローションのボトルを出してきた。そんなの、うちにあったっけ?
不思議に思ってじっと見ていたら、礼二さんが口を開いた。
「いつかの時のために、準備しておいてよかった」
「……これから、使いたいときは我慢しないでいいですよ。だって、オレの身体は礼二さん専用なんですから」
オレがそう言うと、ローションをまとった礼二さんの指が、ようやくオレの後ろに触れた。
「わぁ、発情期のときとは全然違う。これが茜祢のハジメテ……」
「う、うう……そんなにじっくり見られたら、恥ずかしいです」
尻穴を覗き込んで、礼二さんが感動したような声で言う。
いつもはすぐに礼二さんのモノを飲み込んでしまう場所なのに、今日はまだそこは固く結ばれている。それをゆっくりと礼二さんが解してくれる。
「本当に大丈夫? 辛くない?」
礼二さんの指をようやく一本飲み込めたとき、礼二さんがオレに聞いた。
「だいじょ、ぶ……」
なんとかそう言ったものの、異物感がすごくて、オレのお尻は礼二さんの指を押し出そうとしてしまう。
「れいじさん、キスしてください……」
まだ、指は一本しか入っていない。お尻から力を抜かなきゃって意識しすぎて逆に力んでしまっているのか、ヘンな汗が出てる。でも、止めたくない。絶対に最後までシたい。
オレが手を伸ばして礼二さんを求めると、優しいキスが唇に降ってきた。オレは口を開いて、深いキスをねだる。口の中を礼二さんの舌が舐めまわすのと同じように、オレのお尻の中を指先で掻き回されたときに、今まで感じたことのない衝撃に身体が跳ねた。
「んんんっ、んんーーーーっ!!!」
気持ち良すぎて、頭が真っ白になる。初めての感覚が怖くて逃げ出したいのに、礼二さんがオレの身体をぎゅっと抱きしめたままキスで唇を塞ぐから、逃げられない。
身体をガクガクと震わせている間に、オレの後ろに突っ込まれている指が増やされた。後ろから与えられる快感が、更に大きくなる。
二本の指がスムーズに動かせるようになったころ、ようやく唇が解放された。
「茜祢、上手に飲み込めてるよ」
「ふあぁぁんっ、だ、だめ……これ、怖い……」
発情期の時とはまた違った気持ち良さにオレは翻弄される。発情期のときは、とにかく気持ち良くてすぐにわけがわからなくなっちゃうけれど、今のは身体の奥の方から快感が湧き上がってきて、これはこれでヤバい。
「もっと拡げるから、逃げないで」
身体が上にずり上がろうとするのを、押さえつけられて阻まれる。
「で、でもぉっ……もう、おしりがぐちゅぐちゅっていってるからぁ……!!」
「オレのはもっと大きいよ。だから、もうちょっと頑張ろ?」
礼二さんはそう言うと、三本目の指をオレの後ろに突っ込んだ。
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