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たのしい食事を囲みスプーンはすすむ米はすすむ、だが、
────旨味チカラが高すぎたのだ。

プレートの上残ってしまったのはなんとシルファンカレー。

「これは困りましたね、旨味チカラが高すぎたようです、Rしょぼいお米の性能がシルファンカレーについていけずになくなってしまいました、sssを失ったストックのウルフさん肉だけでこの先を食して攻略するのはきびしいですね、ええ」


ぼこ:ちょっと何言ってるかわかんないですね
ぼこ:旨味チカラが高すぎたって言ってる
ぼこ:旨味チカラが高けりゃそりゃね
ぼこ:さすが栄枯
ぼこ:こいつに科学的根拠ある?
ぼこ:根拠は栄枯
ぼこ:それ濃すぎただけじゃぁ?
ぼこ↑チンキス


とはいえ各々の腹は十分に満たされている。
栄枯の料理はボリュームもばっちりなのであった、このまま食事を終えても申し分ない。
吐い信者がひとつ一区切りの息をつこうとしていたところ、

突如金ポデは立ち上がり動いた、がさごさと遠方の野に隠していたモノを取ってきてブルーシートの陣地へと戻ってきた。

何事かとみなが寡黙で元気な彼女の動向を見守る中、
るんと、ショートデニムの美少女は変身するように一回転──手に提げたバスケットの中には何か白いケーキのようなものが入っていたのであった。


ぼこ:なぜある
ぼこ:菓子食いながら見てたんやろ
ぼこ:わんぱくセット
ぼこ:さすが異国美少女手編みのバスケットが似合う
ぼこ:なんで隠した?
ぼこ:↑あいつ
ぼこ:こいつら死のダンジョンに何しに来たんや
ぼこ:食後のデザートかな
ぼこ:さすが異国人気がきくぜ!
ぼこ:かわいけりゃいんだよっ


そしてのそりと立ち上がった吐い信者の両手に渡されたのは白くデカい──


ぼこ:なんやこれ!?
ぼこ:クソデカい
ぼこ:クソデカ白繭やな
ぼこ:金ポデ「よっこらしょっと」
ぼこ:栄枯、爆弾を受け取る
ぼこ:アレか
ぼこ:これアレやな
ぼこ:あーアレね!


「なんですこれは? ケーキ?」

金ポデは不思議な顔のままかたまってしまった栄枯に渡した白繭をそろり取り上げて粗悪なベッドで作ったまな板の上でそれを切り分けていった。

薄く切られたものをそれぞれのバーベキュー皿へと取り分ける。
異国少女のエメラルド色の自信に満ちた目をすこし見つめ、各々は手でつかみちぎり食していく。

「これケーキ? パン? 甘くてナッツとかフルーツとかなんだろ……食べたことない……けどなんか懐かしい味ですね、美味い!」

「甘くて美味いのぅ」

青年と仙人の立てたグッジョブポーズ、微笑みにうんうんと頷き嬉しく満面の笑みで金ポデは応えた。
カレーのあとの追加の食後のデザート、この厳しい死のダンジョンの環境下、異国美少女の持参した気配りにより最高のフルコース料理が完成したのであった。

「これは……少々私には甘すぎますね、それとええ食感もすこしパサついているようです、熟成が足りていないのでしょうか? ケーキ? パン? ええ、ごほっ……お水がほしいです、ええ、ひじょっごほんッ!!」

丘梨栄枯は咽せてしまった、自分のターンがまわりカメラもまわっている、無理に感想を述べたせいか……。
栄枯の表情様子とぼこを見て察し、申し訳なくなった金ポデはあわてて泉までダッシュし粗悪なベッドで作っていた木のボウルに水を汲み栄枯の元へと急いだ。


ぼこ:は?
ぼこ:こいつなんつった
ぼこ:栄枯の辛口クッキング
ぼこ:さすが栄枯素直だね
ぼこ:独裁者だから…
ぼこ:これには一同唖然
ぼこ:まじで何言ってんだこいつ
ぼこ:これはひどい
ぼこ:うるせぇ! 異国の菓子なんて食えるか!
ぼこ:外国のよくわからんやつ食べさせられるのは拷問ですよ
ぼこ:これ平均的日本人らしいな
ぼこ:待て冷静になれ、ホトプレと仙人が嘘ついてるんかもしれん
ぼこ:ホトプレの感想が薄いのがね
ぼこ:食べたことない! 懐かしい! 美味い!
ぼこ:↑こいつやっちまったな!
ぼこ:っぶねぇ、肉やきモブの演技力にだまされかけたわ
ぼこ:仙人もあやしくみえてきたな
ぼこ:そもそもアレはなんや?
ぼこ:うるせぇ外国美少女に渡されたもんはなんでもうめぇ!
ぼこ:日本人は嘘つくよ~ええ、ひじょうにっ




白い繭事件から数時間後。

死のダンジョンでもうどれだれの時間を過ごしたのか。
腹を満たしあとはネムリにつき明日に備える、そんなふつうのプランが吐い信者に提示された。

さっそく寝床の準備、各々は拠点メルヘン&ぐりーんに好きに配置した。
1人1台割り当てられたダブりまくった万能カードR粗悪なベッドを栄枯の気配りにより使用する事が許可されたのだ。

ぐーぐーと眠りについていく、仙人も、金ポデも、此度の吐い信で活躍しなかった者などいない。
死のダンジョンでの戦闘で疲れが溜まっていたのだろう。


そして、この青年もまた。


「あのやばい死のダンジョンなんだよなここって……」

「……死のダンジョンの吐い信者丘梨栄枯さん……俺は……はぁ……」

「家の電子境界も壁に投影させたままじゃないよな? 大学に入ってからはそんなに使うこともなかったし……何故……ほんとに何が起こ」

青年が見上げるいつまでも青い空、雲がなく表情がまるで燦燦と変わらない。
時が止まったようだ、夜の概念がないのか紛れもなくここはダンジョン。

しかし青い天を見ていては眠る気が起こらない、布団にくるまりうつ伏せに寝返りを打った。
ぶつぶつと念仏を唱えながら自問自答のループに陥っていると、

しずかな足音がする。明るさに閉じていただけの目をひらく、背後から気配を感じた。

「おかなしさん?」

「あの? えっと吐い信は」

ベッドから上体を起こし見つめた先にいたのは、黒と黄色のよそおい長身ですっかり見慣れたまぎれもない丘梨栄枯であった。

「ええ、スリープモードです、あちらの8時に合わせております」

「あー……8時ですねそれでですか。わざわざありがとうございます……了解、です」

「ええ、なのでこの先の会員限定有料吐い信動画の撮影にご協力ください」

「……え、はい!?」

「イエスかノーか」

「ちが、いや、なにが!?」

「チンキス!!」

「うがご!? ががあがぢょマ!?」

「待ちません!! あなたの私に対するお馬鹿な電子の海へのタイピング、不法投棄、ええ罪はまだまだ半分も消えてないのですよ、ふふさぁ償いのじかんです!!」

クール一転怒りの形相をつくり微笑う吐い信者丘梨栄枯。本日3度目となる青年へのレイプを宣言実行した。
粗悪なベッドへと沈め彼女の体重で押し倒されていく青年の身体、ギシギシといつの間にやら体制は馬乗りになり……一気に彼女の支配下に置かれてしまった。

無茶苦茶をのたまい実行する吐い信者に捕まり何故かむくむくと膨れ上がるのは……これからされることに対する期待感、否が応でも青年の身体は覚え込まされてしまっていた。

彼の表情をじっと確認しながら不敵に妖しく笑う丘梨栄枯、ギンギンと既に勃起していたふたなりちんぽを青年のジーンズの上にやらしく突くような腰使いで擦り付けていく。
カゲは濃く逃れようもなく覆われていく……

「あ、ああああ……あ……」

「ふふ、本当にあなたは恥しらずですね、ええ、ひじょうにお馬鹿な男子ですはぁは────」

距離が近くなるほどに速まっていく両者の息遣い、チンキスで身動きを封じられ逃れたくても逃れられない。青年はその状況に無理に拘束を解くため暴れる気も起こらず、また甘い快感にじんわりと流され、吐い信者の彼女と死鳥舎の彼は身体をあたためあっていく。


▼会員さま限定吐い信です、ええ、ひじょうに▼

ぼこ:まさかの夜這い
ぼこ:快晴だけどな
ぼこ:ホトプレ劇場第3幕
ぼこ:おっ、低温ホットプレートの上で愉快なタップダンスはじまったな
ぼこ:これレイプでしょ
ぼこ:レイプ? いいえ愛です
ぼこ:ヤリたかっただけ
ぼこ:栄枯「寝る前にホトプレ犯すか!」
ぼこ:猿じゃんよ……
ぼこ:栄枯レイプ!栄枯レイプ!
ぼこ: そりゃ栄枯の前に歳下男子配置したらレイプするよね?
ぼこ:さすが栄枯吐い信者の鑑だね
ぼこ:ホトプレ叶う
ぼこ:ホトプレをぶん殴らせろ
ぼこ:ホトプレ×栄枯
ぼこ:ホトえいは至高
ぼこ:ほんとワタクシはこのふたりが好きだよチンキス!
ぼこ:そんなカップリングなどない!!
ぼこ:全部じぶんに返ってくるんやで(涙)
ぼこ:ホトえい優勝!
ぼこ:丘梨よっ日本一!!!
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