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第5話 乙参組の編入生
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ゲートを乗り越えた先に待っていた光景。うす赤い不気味な暗さの空が広がり古びた校舎が目の前に聳え立っていた。ざらつく砂地に立った五百里が後ろを振り返るともやもやと赤い霧が周囲に立ち込め現実から隔離された異境のようであった。
「目隠しされて帰されたから分からなかったけど……これってどっちかというと闇の裏世界って感じ……?」
「……月無くん」
「ん、なにメプルさん?」
「あなたはこれで本当によかったの? 月無くんは……一般人に戻ることも出来るはずだけど、私に合わせてるなら……」
メプルの星色の瞳が、不思議そうに見つめていた彼の黒目に突き刺さった。
その問いに彼は目をキメ見つめ返し驚きたじろぐことはなかった。
「そんなの決まってますよ! 一般人? メプルさんと出会っていなけりゃ俺なんてずーーっとッ、底辺高校生! 夢がないですし! こんな夢も見れていません! それに戻れてもどうせ監視されるでしょ? 俺だってジンジュがあるんですよ! 俺、メプルさんと一緒にたたかいます!」
捲し立てその勢いのまま前のめりになった彼にメプルは手をアツく握られていた。
「そ、そう……あ……」
星色の瞳は驚きじーっとアツく捉える彼の黒目と表情に、何故か近づいていく2人の唇までの距離。
そのとき、更にばちりと手が勢いよく重なり合った。いきなり現れたそれに視線を向けるとぐいと引き寄せられ剥がされた彼の手。
「青春発情しているところ悪いが一緒にたたかう事はない、こっちだ素人」
「え!? ええええ」
引っ張り連れられていった彼に、メプルは唖然とやさしく手を振り送るしかなかった。
▼▼▼
▽▽▽
古びた校舎、予想の内の変哲のない景色を過ぎその身は見知らぬそ教室へとやって来ていた。
「突然だが、編入生がやって来た、ほら自己紹介だ素人」
「え、てか素人? そりゃ俺は素人のようですけどこれからここで学ばせてもらうわけでもありますしなんか教頭キャラが変わっ」
突然、左の腿に黒のヒールが突き刺さった。不意打ち、刺すような物理攻撃に五百里は何が起こったのか分からず驚き顔を見せた。
「だまれ、さっさとしろクズ」
「いてて……えぇ……いや? 酒飲んでます? 昨日のあのやわらかな感じだとこんなことをする人じゃ」
「黙れと言っただろクズ、ガリ、もやし!」
1、2、3度踏まれた。リズムよく荒い横蹴りの物理攻撃が五百里を理不尽には痛めつけた。
「ぐあぁぁ!?」
「いってぇ……ほんとナニしてんの!? はぁ?? あ、分かった、これサプライズだ! もう教頭無理しないでくださいよ、顔に似合ってないですよそういうきゃ」
「黙れ、貴様は! シネ! クズ! 誰が喋っていいと言った陰気豚!」
▼▼▼
▽▽▽
「というわけだ、おいぼろ雑巾喋れ」
「……月無五百里です……」
そこにはぼろぼろと痛めつけられた男がいた、入ってきた時とは別人に教育されており顔は赤く腫れ上がっている部分もあった。
教室には机が程々に並べられていたが空席が目立ち4つの瞳がじっと黙り彼と彼女の教育現場を見つめていた。
乙3組
▼
月無五百里
緑ひどり
黄組味ぷに
▼
「うわー、男前ーー、あはははは」
「絶対頭悪いぐみこいつ」
「…………」
▼▼▼
▽▽▽
編入生歓迎と称した、堅苦しい現状確認の授業が始まる事になってしまった。
「おい、お前のせいだぞぐみ」
「すみません……」
氷色の髪のじとっとやる気のないグレープ色の目、なんとも表現し難い個性のある女に五百里は睨まれてしまった。
「ははははキャラ違うのはお前じゃーん、高校デビュー失敗でちゅかー」
「う……浮かれていました……」
紅黒い差し色が両サイドに黒髪の大和撫子を魔改造したような陽気なギャルは赤ちゃん言葉で全てに失敗した五百里を挑発、だが嫌味たらしくは感じさせない才能があるようだ。
「おい静かにしろ、しばくぞ」
黒スーツのクールな凄みが各々の耳に突き通り、騒ぐものはいない。4人だけの教室はシーンとした状態へと変わっていった。
「まずは、我々神呪使いの倒すべき敵についてだ」
「吸血鬼の曹雷」
「今日はこの名だけ覚えておけ」
がりがりと力強くチョークを折りながら黒板に書かれたその字。
「吸血鬼は分かりますけど曹雷ってなんですかその三国志みたいなヤツ」
「喋っていいとは言ってないぞ暗黒ボロ雑巾」
「あ、暗黒がついた……なぜ……」
「あははどんまーい暗黒!」
「黙れといったろ。……三国志、間違ってはいない。敵は大陸にいる中国の支配者、曹雷」
「ええ!? 俺らの相手って三国志、将軍なんすか!! 関羽とか甘寧とか黄蓋とか周瑜!?」
「おい、貴様は躁鬱か。黙れ!!」
「は……はい教官……」
「それになぜ呉ばかりだ、せめて連想するのは魏軍だろ馬鹿底辺め……」
「あと私はやさしい生徒おもいの教頭先生だ」
「…………」「ぐみ……」
静寂は引き裂かれ突然に机は蹴り飛ばされた、最前列特別席に座っていた青年は挟まれ腹部を圧迫され思わず呻いた。
「ぎゅえッ!?」
「来るのが分かってたならちゃんと防御姿勢を取れノロマ」
「さて」
「……いやさてって」
「さて、お前は案外バカの底辺に見えてするどいな敵の総大将は古の将軍みたいなものだ、古の吸血鬼曹雷ヤツの封印が解けた可能性も我々は考えねばならない。このところ奴らも活発なようだからな」
「ん、でもアッ!!!! ソウライって俺地下シアターで倒しましたよそのおとこ? そいつソウライって名乗ってました! 思い出しました!」
「なんだと? ほぉ、それはすごいな……立て」
「はい?」
「よしよしよしよし」
席を立ち上がった五百里を何を思ったのか教頭はその黒髪はワシワシと撫で始めた。
「ほわぁ、あ、あの……うれしいですけどいきなりスキンシップが……」
意味の分からないスキンシップだが五百里は悪い気はしない、性格がなんであれ美しい女性に撫でられるそのような経験は貴重であり単純にご褒美であるからだ。
「やべッ」
何かの空気を読んだギャルの声が聞こえた。声の聞こえた方にちらりと一瞬振り向いたとき。
左の頬は一瞬でアツくなり痛みが頬骨から全身に電撃を走らせ伝う。何が起こったのかはわからない。宙を浮いていた俺の身体は背は次々とぶち当たり、訳の分からない浮遊体験と強烈な痛みに俺は……情報の処理が追いつかず霞む意識……次第に眼の前が闇に呑まれていった。
月無五百里はぶん殴られた。そしてぶっ飛んだ。机はひし曲がり。教室は轟音の後に妙な静けさを残した。
「私が曹雷だ。貴様に倒せるわけがない、雑魚雑巾」
急いで避難したあちゃーという表情と、つんつんぷにぷにと転がるモノの頬をつっつく氷色のセミロング。
月無五百里の激し過ぎる四混高校初授業は終わった。
▼▼▼
▽▽▽
痩せ細った体躯には逆に白衣がよく似合う。だらっとした着こなしにだらっとした生気を感じない塩顔の男、さらに面倒臭さを纏めただけのポニーテールは余計にキチッとしていなくだらしない。
丸椅子に座った女と男の両者。女のその右手は触診するのではなく、目で見てその悲惨さを推し測った。
「なにやったのこれ? ぼろぼろに折れ砕けているじゃないか」
苦い顔や嬉々とした顔、一転冷静に顎に手をやったり、ぷらんとした右手を色んな角度から診ていく。
「チッ……さっさと治せ。それ以上ヤブ医者ごっこをしたら殺すぞ」
「全治1億年だぞぉん」
「黙れおっさんじじいが、1秒だ」
「おっさん増してやジジイではねぇよ31だぜ? そりゃ並みのやつより若干の達観はしてるがなははは。はいはーい、ってふーふー心の準備どんだけ痛かったどんだけ痛かった? ははははははは痛いのヤダヨヤダヨ!!!!」
「右手がスナック菓子になるぐらいだ、さっさとしろこのドマゾがッ」
「すぅーわ子ちゃんソレいーみわかんねええええ!! マイイヤ、今日だけの特別だぞ? 痛ったれええええい」
「ぎゃああああああああああああ」
触診のち、悲鳴ではないクール渋い男の断末魔は響き校舎中を突き抜けた。
「目隠しされて帰されたから分からなかったけど……これってどっちかというと闇の裏世界って感じ……?」
「……月無くん」
「ん、なにメプルさん?」
「あなたはこれで本当によかったの? 月無くんは……一般人に戻ることも出来るはずだけど、私に合わせてるなら……」
メプルの星色の瞳が、不思議そうに見つめていた彼の黒目に突き刺さった。
その問いに彼は目をキメ見つめ返し驚きたじろぐことはなかった。
「そんなの決まってますよ! 一般人? メプルさんと出会っていなけりゃ俺なんてずーーっとッ、底辺高校生! 夢がないですし! こんな夢も見れていません! それに戻れてもどうせ監視されるでしょ? 俺だってジンジュがあるんですよ! 俺、メプルさんと一緒にたたかいます!」
捲し立てその勢いのまま前のめりになった彼にメプルは手をアツく握られていた。
「そ、そう……あ……」
星色の瞳は驚きじーっとアツく捉える彼の黒目と表情に、何故か近づいていく2人の唇までの距離。
そのとき、更にばちりと手が勢いよく重なり合った。いきなり現れたそれに視線を向けるとぐいと引き寄せられ剥がされた彼の手。
「青春発情しているところ悪いが一緒にたたかう事はない、こっちだ素人」
「え!? ええええ」
引っ張り連れられていった彼に、メプルは唖然とやさしく手を振り送るしかなかった。
▼▼▼
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古びた校舎、予想の内の変哲のない景色を過ぎその身は見知らぬそ教室へとやって来ていた。
「突然だが、編入生がやって来た、ほら自己紹介だ素人」
「え、てか素人? そりゃ俺は素人のようですけどこれからここで学ばせてもらうわけでもありますしなんか教頭キャラが変わっ」
突然、左の腿に黒のヒールが突き刺さった。不意打ち、刺すような物理攻撃に五百里は何が起こったのか分からず驚き顔を見せた。
「だまれ、さっさとしろクズ」
「いてて……えぇ……いや? 酒飲んでます? 昨日のあのやわらかな感じだとこんなことをする人じゃ」
「黙れと言っただろクズ、ガリ、もやし!」
1、2、3度踏まれた。リズムよく荒い横蹴りの物理攻撃が五百里を理不尽には痛めつけた。
「ぐあぁぁ!?」
「いってぇ……ほんとナニしてんの!? はぁ?? あ、分かった、これサプライズだ! もう教頭無理しないでくださいよ、顔に似合ってないですよそういうきゃ」
「黙れ、貴様は! シネ! クズ! 誰が喋っていいと言った陰気豚!」
▼▼▼
▽▽▽
「というわけだ、おいぼろ雑巾喋れ」
「……月無五百里です……」
そこにはぼろぼろと痛めつけられた男がいた、入ってきた時とは別人に教育されており顔は赤く腫れ上がっている部分もあった。
教室には机が程々に並べられていたが空席が目立ち4つの瞳がじっと黙り彼と彼女の教育現場を見つめていた。
乙3組
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月無五百里
緑ひどり
黄組味ぷに
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「うわー、男前ーー、あはははは」
「絶対頭悪いぐみこいつ」
「…………」
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編入生歓迎と称した、堅苦しい現状確認の授業が始まる事になってしまった。
「おい、お前のせいだぞぐみ」
「すみません……」
氷色の髪のじとっとやる気のないグレープ色の目、なんとも表現し難い個性のある女に五百里は睨まれてしまった。
「ははははキャラ違うのはお前じゃーん、高校デビュー失敗でちゅかー」
「う……浮かれていました……」
紅黒い差し色が両サイドに黒髪の大和撫子を魔改造したような陽気なギャルは赤ちゃん言葉で全てに失敗した五百里を挑発、だが嫌味たらしくは感じさせない才能があるようだ。
「おい静かにしろ、しばくぞ」
黒スーツのクールな凄みが各々の耳に突き通り、騒ぐものはいない。4人だけの教室はシーンとした状態へと変わっていった。
「まずは、我々神呪使いの倒すべき敵についてだ」
「吸血鬼の曹雷」
「今日はこの名だけ覚えておけ」
がりがりと力強くチョークを折りながら黒板に書かれたその字。
「吸血鬼は分かりますけど曹雷ってなんですかその三国志みたいなヤツ」
「喋っていいとは言ってないぞ暗黒ボロ雑巾」
「あ、暗黒がついた……なぜ……」
「あははどんまーい暗黒!」
「黙れといったろ。……三国志、間違ってはいない。敵は大陸にいる中国の支配者、曹雷」
「ええ!? 俺らの相手って三国志、将軍なんすか!! 関羽とか甘寧とか黄蓋とか周瑜!?」
「おい、貴様は躁鬱か。黙れ!!」
「は……はい教官……」
「それになぜ呉ばかりだ、せめて連想するのは魏軍だろ馬鹿底辺め……」
「あと私はやさしい生徒おもいの教頭先生だ」
「…………」「ぐみ……」
静寂は引き裂かれ突然に机は蹴り飛ばされた、最前列特別席に座っていた青年は挟まれ腹部を圧迫され思わず呻いた。
「ぎゅえッ!?」
「来るのが分かってたならちゃんと防御姿勢を取れノロマ」
「さて」
「……いやさてって」
「さて、お前は案外バカの底辺に見えてするどいな敵の総大将は古の将軍みたいなものだ、古の吸血鬼曹雷ヤツの封印が解けた可能性も我々は考えねばならない。このところ奴らも活発なようだからな」
「ん、でもアッ!!!! ソウライって俺地下シアターで倒しましたよそのおとこ? そいつソウライって名乗ってました! 思い出しました!」
「なんだと? ほぉ、それはすごいな……立て」
「はい?」
「よしよしよしよし」
席を立ち上がった五百里を何を思ったのか教頭はその黒髪はワシワシと撫で始めた。
「ほわぁ、あ、あの……うれしいですけどいきなりスキンシップが……」
意味の分からないスキンシップだが五百里は悪い気はしない、性格がなんであれ美しい女性に撫でられるそのような経験は貴重であり単純にご褒美であるからだ。
「やべッ」
何かの空気を読んだギャルの声が聞こえた。声の聞こえた方にちらりと一瞬振り向いたとき。
左の頬は一瞬でアツくなり痛みが頬骨から全身に電撃を走らせ伝う。何が起こったのかはわからない。宙を浮いていた俺の身体は背は次々とぶち当たり、訳の分からない浮遊体験と強烈な痛みに俺は……情報の処理が追いつかず霞む意識……次第に眼の前が闇に呑まれていった。
月無五百里はぶん殴られた。そしてぶっ飛んだ。机はひし曲がり。教室は轟音の後に妙な静けさを残した。
「私が曹雷だ。貴様に倒せるわけがない、雑魚雑巾」
急いで避難したあちゃーという表情と、つんつんぷにぷにと転がるモノの頬をつっつく氷色のセミロング。
月無五百里の激し過ぎる四混高校初授業は終わった。
▼▼▼
▽▽▽
痩せ細った体躯には逆に白衣がよく似合う。だらっとした着こなしにだらっとした生気を感じない塩顔の男、さらに面倒臭さを纏めただけのポニーテールは余計にキチッとしていなくだらしない。
丸椅子に座った女と男の両者。女のその右手は触診するのではなく、目で見てその悲惨さを推し測った。
「なにやったのこれ? ぼろぼろに折れ砕けているじゃないか」
苦い顔や嬉々とした顔、一転冷静に顎に手をやったり、ぷらんとした右手を色んな角度から診ていく。
「チッ……さっさと治せ。それ以上ヤブ医者ごっこをしたら殺すぞ」
「全治1億年だぞぉん」
「黙れおっさんじじいが、1秒だ」
「おっさん増してやジジイではねぇよ31だぜ? そりゃ並みのやつより若干の達観はしてるがなははは。はいはーい、ってふーふー心の準備どんだけ痛かったどんだけ痛かった? ははははははは痛いのヤダヨヤダヨ!!!!」
「右手がスナック菓子になるぐらいだ、さっさとしろこのドマゾがッ」
「すぅーわ子ちゃんソレいーみわかんねええええ!! マイイヤ、今日だけの特別だぞ? 痛ったれええええい」
「ぎゃああああああああああああ」
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