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第5回-『もしも願いが叶うなら』完全要約!〜第1章『旅立ちと出会い』-③〜【本編要約】
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ここから先は『第1回~第3回』を読んでいることを前提として話が進みます。ご注意ください!
◆◇◆◇◆◇◆◇
目を覚ました白。そこは謎の木造の家でした。傍には金髪の美少女が。
白は己が置かれた状況に困惑するが、すぐに自分のやるべきことを思い出す。……が、すぐに人界軍に乗り込むわけにもいかないので、まずは互いの自己紹介をすることに。
『名前?……名前はサナ。サナ・グレイフォーバス。本当の名じゃないけどね……』
どうやら謎の美少女……サナは人界軍には所属していないらしく、白にとっての不安材料は消え去った……ところで、家の奥からもう1人の人影が姿を現す。
『このおじさんは私の……祖父みたいな人で、名前はジェーン・グレイフォーバス。私の名前も、ここからとったのよ』
サナと、サナの養父、ジェーンさん。いろいろあって会話をしていくうちに、サナがなんと魔法の使い手———魔法使いである事実が発覚。
ソレを受けて白は、なんとかサナを自分の事情に引きずり込めないかと画策します。
「……実は、少し力を貸してほしいんだ」
『何かあったの?』
「それが、1日前……」
事情を全て話した白は『関係ない人を巻き込みたくない』と言う思いも振り切って、玉砕覚悟で協力を願いでます。
当然サナは反対———しますが、ジェーンさんはそうでもないようで……白に対して取引を持ちかけます。
その取引とは『サナと共に旅に出ること』。
元々サナは記憶喪失でしたが、記憶喪失のサナがジェーンの家に来て、初めて自分からやりたいと思ったこと———つまり、旅に出ることを、ジェーンは白と共にさせようとしたのです。
もちろん白は快諾。色々あって既にサナに惚れていた状態でした。……そんな中、家の周りの森が燃え始めたことにサナは気付きます。
燃え盛った森の奥には、家に迫り来る人界軍兵士の姿が。白とサナは家の裏口から逃がされます。
『そこにいる少年を渡せ!』
『バレているか……!』
白とサナは必死に逃げ、とうとう逃げ切ることに成功しますが———そこで2人が目撃したのは、ジェーンさんの腹が槍に貫かれる姿でした。
白は再び葛藤します。人を巻き込みたくないと思いながら人を巻き込み、そして被害まで出してしまった、その矛盾に。
『責任、とってよ』
サナは既に憤りを隠せずにいました。
『……貴方が、貴方がここにいたから、こうなったんでしょ。
どうにか……してよ。……どうにかしてってば!!
ねえ、ねえってば!!……何か言ってよ!!』
いくら力があろうと、白はまだ少年。子供と言ってもまだ差し支えはない。
それ故に、その場で黙り込むと言う一番愚かな選択をしてしまいます。本人も、それが愚かだと分かっていながら。
『…………行ってくる』
立ち止まった白に対し、サナは再び歩き出します。
「……どこへ?」
それまで沈黙を貫いていた白ですが、その言葉には反応します。
『………………王都へ』
ここから先は『第1回~第3回』を読んでいることを前提として話が進みます。ご注意ください!
◆◇◆◇◆◇◆◇
目を覚ました白。そこは謎の木造の家でした。傍には金髪の美少女が。
白は己が置かれた状況に困惑するが、すぐに自分のやるべきことを思い出す。……が、すぐに人界軍に乗り込むわけにもいかないので、まずは互いの自己紹介をすることに。
『名前?……名前はサナ。サナ・グレイフォーバス。本当の名じゃないけどね……』
どうやら謎の美少女……サナは人界軍には所属していないらしく、白にとっての不安材料は消え去った……ところで、家の奥からもう1人の人影が姿を現す。
『このおじさんは私の……祖父みたいな人で、名前はジェーン・グレイフォーバス。私の名前も、ここからとったのよ』
サナと、サナの養父、ジェーンさん。いろいろあって会話をしていくうちに、サナがなんと魔法の使い手———魔法使いである事実が発覚。
ソレを受けて白は、なんとかサナを自分の事情に引きずり込めないかと画策します。
「……実は、少し力を貸してほしいんだ」
『何かあったの?』
「それが、1日前……」
事情を全て話した白は『関係ない人を巻き込みたくない』と言う思いも振り切って、玉砕覚悟で協力を願いでます。
当然サナは反対———しますが、ジェーンさんはそうでもないようで……白に対して取引を持ちかけます。
その取引とは『サナと共に旅に出ること』。
元々サナは記憶喪失でしたが、記憶喪失のサナがジェーンの家に来て、初めて自分からやりたいと思ったこと———つまり、旅に出ることを、ジェーンは白と共にさせようとしたのです。
もちろん白は快諾。色々あって既にサナに惚れていた状態でした。……そんな中、家の周りの森が燃え始めたことにサナは気付きます。
燃え盛った森の奥には、家に迫り来る人界軍兵士の姿が。白とサナは家の裏口から逃がされます。
『そこにいる少年を渡せ!』
『バレているか……!』
白とサナは必死に逃げ、とうとう逃げ切ることに成功しますが———そこで2人が目撃したのは、ジェーンさんの腹が槍に貫かれる姿でした。
白は再び葛藤します。人を巻き込みたくないと思いながら人を巻き込み、そして被害まで出してしまった、その矛盾に。
『責任、とってよ』
サナは既に憤りを隠せずにいました。
『……貴方が、貴方がここにいたから、こうなったんでしょ。
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いくら力があろうと、白はまだ少年。子供と言ってもまだ差し支えはない。
それ故に、その場で黙り込むと言う一番愚かな選択をしてしまいます。本人も、それが愚かだと分かっていながら。
『…………行ってくる』
立ち止まった白に対し、サナは再び歩き出します。
「……どこへ?」
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『………………王都へ』
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