73 / 98
第二章
君だから《レーヴェン side》
しおりを挟む
「なら、おかしくないですか?だって、私達は何もされていませんよ?体に触れるのはもちろん、私物にだって」
『魔力を込める隙なんてなかった筈だ』と訝しみ、ルーシー嬢は眉を顰める。
虚言の可能性を捨てきれない彼女の前で、私は小さく肩を竦めた。
自分の信用のなさに、少しばかりショックを受けて。
「率直に答えると、マーキングしたのは君達じゃない」
「じゃあ、どこに……?」
「────校舎裏の植物さ」
自分の魔力属性とも相性がいいため、私は定期的に校舎裏へ魔力をばら撒いていた。
いつでも、『千里眼』を使える状態にするために。
「ピントを調整すれば対象の周囲の様子も確認出来るから、その特性を活かしたんだよ。まあ、視れるのはせいぜい対象の半径二メートル前後だけどね」
『そこまで広範囲じゃない』と語る私に、ルーシー嬢は複雑な表情を浮かべる。
『問題はそこじゃない』とでも言いたげだが、一先ず不満を呑み込んだ。
と同時に、納得を示す。
「事情は大体、分かりました。疑ってしまい、申し訳ございません」
潔く頭を下げ、謝罪するルーシー嬢は精一杯の誠意を示した。
かと思えば、厳しい目でこちらを見つめる。
「それはそれとして、具体的にいつ頃から監視を?」
「えっと、野外研修のあとかな?」
あまりの切り替えの速さに若干たじろぎながらも、私は何とか返答した。
すると、ルーシー嬢はしばらく黙り込み……急に『ん”ん……!』と声を漏らす。
「嗚呼、もう……!アレとか、ソレとか全部聞かれていたのかと思うと、めっちゃ恥ずい!」
「なんか、すまないね」
ただ謝ることしか出来ない私に対し、ルーシー嬢は真っ赤な顔を向けた。
かと思えば、八つ当たり気味にこう叫ぶ。
「てか、まず何で監視なんてしていたの……ですか!?」
「いや、妙にコソコソしているからつい気になって……でも、私自身ここまで長く監視するつもりはなかったんだよ。だけど、魔王とか世界滅亡とか言われたら放っておけないだろう?」
「なら、せめて言って……くださいよ!何でずっと黙っていたんですか!?」
「いや、前世の話も聞いちゃったからどうも言い出しにくくて……」
それに魔王のことは私達に相談する流れになっていたから、わざわざ言わなくてもいいかと思ったんだ。
とはさすがに言えず、ひたすら謝罪を繰り返した。
が、ルーシー嬢の反発は凄まじく……三十分くらい、説教される。
そして、『盗み見はもうしない』という確約を取り付けると、ようやく態度を軟化させた。
「はぁ……今回の件はもういいです。許します」
「ありがとう」
「いえ」
『過ぎたことはもうしょうがないし』と肩を竦め、ルーシー嬢は嘆息する。
やれやれと言わんばかりの態度を取る彼女の傍で、リディア嬢が不意に顔を上げた。
「あの、私からも一つだけいいですか?」
おずおずといった様子で片手を挙げ、リディア嬢はこちらの反応を窺う。
どことなく不安そうな彼女を前に、私はニッコリと微笑んだ。
「もちろん、構わないよ。言ってごらん」
出来るだけ優しく話の先を促すと、リディア嬢はホッとしたように息を吐く。
「えっと、レーヴェン殿下はその……偽物の私をどう思いますか?」
そっと自身の胸元に手を添え、リディア嬢は曖昧に笑った。
きっと、どんな顔をすればいいのか分からないのだろう。
「『怖い』とか、『不気味』とか思いませんか?だって、もしかしたら……リディアに無理やり、憑依したかもしれないんですよ?」
「いや、それはないね」
思わず否定の言葉を口走る私は、『おっと……』と心の中で呟いた。
私自身、驚いたから。
まあ、本心だから別に構わないのだが。
「私の知っている君は、他人の体を無理やり奪うような子じゃない。どちらかと言えば、そうだね……巻き込まれた側かな?」
「!!」
図星だったのか、リディア嬢はピクッと反応を示す。
『何故、それを?』と言わんばかりに目を見張る彼女の前で、私はクスリと笑みを漏らした。
『やっぱりね』と思いながら。
「もちろん、憑依のことを聞いて驚きはしたよ?そんなこと有り得るのかって、何度も疑問に思った。でも、恐怖や不安は特に感じなかったかな。元々の……憑依する前のリディア嬢を知らないからというのもあるけど、私は────」
そこで一度言葉を切ると、私は彼女の頬に手を滑らせた。
柔らかな感触に目を細めつつ、うんと表情を緩める。
「────君自身を買っているからね」
「!!」
「本物か、偽物かなんて関係ない。私は君だから優しくしたいし、君だから力になりたいし、君だから甘やかしたいと思う」
親指の腹で優しく優しく頬を撫で、私は少しだけ顔を近づけた。
タンザナイトの瞳を真っ直ぐ見つめ返し、『大丈夫、本心だよ』と示す。
と同時に、コツンッと額同士を合わせた。
「ねぇ、私に君の役に立つチャンスをくれないかい?」
「そ、れはどういう……?」
困惑気味に眉尻を下げる彼女に、私はクスリと笑みを漏らす。
ようやく、彼女の素に触れられた気がして嬉しかったのだ。
心が満たされていく感覚を覚えながら、私はおもむろに身を起こす。
「恐らく数日以内に皇城から呼び出しを受け、憑依について話すことになると思う。魔王も絡んでくる以上、無視は出来ないからね。でも、君が望むなら─────事実を誤魔化してあげよう」
「「!?」」
「憑依の件がどうであれ、私達のやることは変わらないからね。ちょっとくらい、都合のいいように話したっていい筈だ。ねっ?」
動揺を示す女性陣に向かって呼び掛け、私は目を細めた。
と同時に、手を伸ばす。
あと少し……あと少しだけ、彼女の素に触れたい。
もっと弱いところをさらけ出してほしい。
どうせ、私は君を手に入れられないのだから……今だけは私を頼って、縋って、依存してほしい。
デビュタントパーティーの頃から芽生えていた感情が拗れに拗れ、私の欲を刺激した。
この無垢で愛らしい女の子を歪めたい衝動に駆られる中、彼女は────
「ごめんなさい、レーヴェン殿下。せっかくの申し出ですが、遠慮いたします」
────見事、私の期待を裏切った。
『魔力を込める隙なんてなかった筈だ』と訝しみ、ルーシー嬢は眉を顰める。
虚言の可能性を捨てきれない彼女の前で、私は小さく肩を竦めた。
自分の信用のなさに、少しばかりショックを受けて。
「率直に答えると、マーキングしたのは君達じゃない」
「じゃあ、どこに……?」
「────校舎裏の植物さ」
自分の魔力属性とも相性がいいため、私は定期的に校舎裏へ魔力をばら撒いていた。
いつでも、『千里眼』を使える状態にするために。
「ピントを調整すれば対象の周囲の様子も確認出来るから、その特性を活かしたんだよ。まあ、視れるのはせいぜい対象の半径二メートル前後だけどね」
『そこまで広範囲じゃない』と語る私に、ルーシー嬢は複雑な表情を浮かべる。
『問題はそこじゃない』とでも言いたげだが、一先ず不満を呑み込んだ。
と同時に、納得を示す。
「事情は大体、分かりました。疑ってしまい、申し訳ございません」
潔く頭を下げ、謝罪するルーシー嬢は精一杯の誠意を示した。
かと思えば、厳しい目でこちらを見つめる。
「それはそれとして、具体的にいつ頃から監視を?」
「えっと、野外研修のあとかな?」
あまりの切り替えの速さに若干たじろぎながらも、私は何とか返答した。
すると、ルーシー嬢はしばらく黙り込み……急に『ん”ん……!』と声を漏らす。
「嗚呼、もう……!アレとか、ソレとか全部聞かれていたのかと思うと、めっちゃ恥ずい!」
「なんか、すまないね」
ただ謝ることしか出来ない私に対し、ルーシー嬢は真っ赤な顔を向けた。
かと思えば、八つ当たり気味にこう叫ぶ。
「てか、まず何で監視なんてしていたの……ですか!?」
「いや、妙にコソコソしているからつい気になって……でも、私自身ここまで長く監視するつもりはなかったんだよ。だけど、魔王とか世界滅亡とか言われたら放っておけないだろう?」
「なら、せめて言って……くださいよ!何でずっと黙っていたんですか!?」
「いや、前世の話も聞いちゃったからどうも言い出しにくくて……」
それに魔王のことは私達に相談する流れになっていたから、わざわざ言わなくてもいいかと思ったんだ。
とはさすがに言えず、ひたすら謝罪を繰り返した。
が、ルーシー嬢の反発は凄まじく……三十分くらい、説教される。
そして、『盗み見はもうしない』という確約を取り付けると、ようやく態度を軟化させた。
「はぁ……今回の件はもういいです。許します」
「ありがとう」
「いえ」
『過ぎたことはもうしょうがないし』と肩を竦め、ルーシー嬢は嘆息する。
やれやれと言わんばかりの態度を取る彼女の傍で、リディア嬢が不意に顔を上げた。
「あの、私からも一つだけいいですか?」
おずおずといった様子で片手を挙げ、リディア嬢はこちらの反応を窺う。
どことなく不安そうな彼女を前に、私はニッコリと微笑んだ。
「もちろん、構わないよ。言ってごらん」
出来るだけ優しく話の先を促すと、リディア嬢はホッとしたように息を吐く。
「えっと、レーヴェン殿下はその……偽物の私をどう思いますか?」
そっと自身の胸元に手を添え、リディア嬢は曖昧に笑った。
きっと、どんな顔をすればいいのか分からないのだろう。
「『怖い』とか、『不気味』とか思いませんか?だって、もしかしたら……リディアに無理やり、憑依したかもしれないんですよ?」
「いや、それはないね」
思わず否定の言葉を口走る私は、『おっと……』と心の中で呟いた。
私自身、驚いたから。
まあ、本心だから別に構わないのだが。
「私の知っている君は、他人の体を無理やり奪うような子じゃない。どちらかと言えば、そうだね……巻き込まれた側かな?」
「!!」
図星だったのか、リディア嬢はピクッと反応を示す。
『何故、それを?』と言わんばかりに目を見張る彼女の前で、私はクスリと笑みを漏らした。
『やっぱりね』と思いながら。
「もちろん、憑依のことを聞いて驚きはしたよ?そんなこと有り得るのかって、何度も疑問に思った。でも、恐怖や不安は特に感じなかったかな。元々の……憑依する前のリディア嬢を知らないからというのもあるけど、私は────」
そこで一度言葉を切ると、私は彼女の頬に手を滑らせた。
柔らかな感触に目を細めつつ、うんと表情を緩める。
「────君自身を買っているからね」
「!!」
「本物か、偽物かなんて関係ない。私は君だから優しくしたいし、君だから力になりたいし、君だから甘やかしたいと思う」
親指の腹で優しく優しく頬を撫で、私は少しだけ顔を近づけた。
タンザナイトの瞳を真っ直ぐ見つめ返し、『大丈夫、本心だよ』と示す。
と同時に、コツンッと額同士を合わせた。
「ねぇ、私に君の役に立つチャンスをくれないかい?」
「そ、れはどういう……?」
困惑気味に眉尻を下げる彼女に、私はクスリと笑みを漏らす。
ようやく、彼女の素に触れられた気がして嬉しかったのだ。
心が満たされていく感覚を覚えながら、私はおもむろに身を起こす。
「恐らく数日以内に皇城から呼び出しを受け、憑依について話すことになると思う。魔王も絡んでくる以上、無視は出来ないからね。でも、君が望むなら─────事実を誤魔化してあげよう」
「「!?」」
「憑依の件がどうであれ、私達のやることは変わらないからね。ちょっとくらい、都合のいいように話したっていい筈だ。ねっ?」
動揺を示す女性陣に向かって呼び掛け、私は目を細めた。
と同時に、手を伸ばす。
あと少し……あと少しだけ、彼女の素に触れたい。
もっと弱いところをさらけ出してほしい。
どうせ、私は君を手に入れられないのだから……今だけは私を頼って、縋って、依存してほしい。
デビュタントパーティーの頃から芽生えていた感情が拗れに拗れ、私の欲を刺激した。
この無垢で愛らしい女の子を歪めたい衝動に駆られる中、彼女は────
「ごめんなさい、レーヴェン殿下。せっかくの申し出ですが、遠慮いたします」
────見事、私の期待を裏切った。
47
お気に入りに追加
1,807
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界転生した先は断罪イベント五秒前!
春風悠里
恋愛
乙女ゲームの世界に転生したと思ったら、まさかの悪役令嬢で断罪イベント直前!
さて、どうやって切り抜けようか?
(全6話で完結)
※一般的なざまぁではありません
※他サイト様にも掲載中
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
小説主人公の悪役令嬢の姉に転生しました
みかん桜(蜜柑桜)
恋愛
第一王子と妹が並んでいる姿を見て前世を思い出したリリーナ。
ここは小説の世界だ。
乙女ゲームの悪役令嬢が主役で、悪役にならず幸せを掴む、そんな内容の話で私はその主人公の姉。しかもゲーム内で妹が悪役令嬢になってしまう原因の1つが姉である私だったはず。
とはいえ私は所謂モブ。
この世界のルールから逸脱しないように無難に生きていこうと決意するも、なぜか第一王子に執着されている。
そういえば、元々姉の婚約者を奪っていたとか設定されていたような…?
シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした
黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
【完結】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。
森に捨てられた令嬢、本当の幸せを見つけました。
玖保ひかる
恋愛
[完結]
北の大国ナバランドの貴族、ヴァンダーウォール伯爵家の令嬢アリステルは、継母に冷遇され一人別棟で生活していた。
ある日、継母から仲直りをしたいとお茶会に誘われ、勧められたお茶を口にしたところ意識を失ってしまう。
アリステルが目を覚ましたのは、魔の森と人々が恐れる深い森の中。
森に捨てられてしまったのだ。
南の隣国を目指して歩き出したアリステル。腕利きの冒険者レオンと出会い、新天地での新しい人生を始めるのだが…。
苦難を乗り越えて、愛する人と本当の幸せを見つける物語。
※小説家になろうで公開した作品を改編した物です。
※完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる