4 / 36
第4話 ウッドマンを倒し、木材を手に入れる
しおりを挟む
俺達の目の前にウッドマンが姿を現した。ウッドマンは大して強いモンスターというわけではない。LVで言えば10程度のモンスターだ。だが、戦闘用ではないスキルを持った俺が相手にするには十分すぎる程の強敵であった。
「……くそっ! やっぱり北の辺境は甘くなかった! タダで木材が手に入るわけがなかったんだ! こんなところだろうと思ったよ!」
俺は嘆いた。
「どうしましょうか? グラン様? 逃げますか?」
「逃げてどうなるんだ……こいつを倒さないと木材は手に入らない。これから野宿でもするつもりなのか?」
「それもそうですが……倒せるんでしょうか?」
「やってみないとわからないだろ……」
不意打ちをしたからあのウォーウルフを何とか倒す事ができた。だが、このウッドマンはこちらが不意打ちをかけられた形だ。相手は万全の体勢である。ニヤニヤとした笑みを浮かべ、余裕綽綽といった様子だった。
だが、闘うより他になかった。闘う事以外で活路を見出す事はできないのだ。俺は【建築(ビルド)】スキルを発動する。
「『ビルドハンマー』」
俺は巨大な木槌『ビルドハンマー』を作り出した。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
俺は『ビルドハンマー』を両手に襲い掛かる。しかし――だ。
ペシッ! 俺はウッドマンの触手に弾かれた。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
俺は弾かれた。ゴロゴロと転がり……やっとの事で止まる。
「グラン様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
無様にやられた俺に、リノアが駆け寄ってきた。
「だ、大丈夫ですか!? グラン様!?」
「だ、大丈夫じゃない……痛い……全身がズタボロだ」
なんて無様な恰好なんだ。女の子の目の前で、やられるなんて。恥ずかしくて死にそうだ。俺が実家を追い出されたのも納得できる理由だった。
俺はそう、闘いにおいて余りに弱いのだ。こんな敵、『剣神』のスキルを授かった義弟——ヘイトであったのならば一撃で倒している事だろう。
「待っててください……今、癒しますから」
「癒しますって……どうやって」
俺は今の攻撃により、大きなダメージを負っていた。20あるHPが残り5まで……瀕死の状態まで落ち込んでいたのだ。
しかし、癒そうにも回復薬(ポーション)の類は0だったのだ。
「回復魔法(ヒーリング)!」
リノアは俺に回復魔法(ヒーリング)をかけた。みるみるとHPが回復していき、全回復する。失われた力が戻って来て、漲ってきた。
「ありがとう……リノア。でもどうしてだ? どうしてリノアはそんな魔法が使えるんだ……」
「私は魔法が使えるスキル……【大賢者】のスキルを神より授けられているのです」
「な、なんだって! 【大賢者】だって!」
そうか、スキルを授けられるのは人間には限らないのか……エルフにも。もしかしたら、獣人だってスキルを授けられるのかもしれない。神はスキルを授ける……という機会だけは公平に設けているのかもしれない。その結果授けられるスキルは不公平極まりないものではあるが……。
ちなみに【大賢者】とは一通りどんな魔法でも使える、レアスキルだった。成長し、LVが上がっていけばさらに強力な上位魔法も使えるという、強力なスキルだった。
どうしてこうも、俺の周りには良いスキルに授かった人間が多いのか……。いや、彼女は人間ではなくエルフではあるが……。
「はい……辺境の森に辿り着く頃にはMPが底を尽き、まともに使えなくなっていましたが……多少は休めたので自然回復しました」
リノアはそう語る。俺なんかより余程彼女の方が闘えそうだった。
「炎魔法(フレイム)は使えるのか?」
「一応……威力に自信はありませんが」
ウッドマンは木で出来ている怪物(モンスター)だ。見た目通りよく燃える。火属性が弱点なのだ。
「使えるなら上等だ。俺が奴を引き付ける……だからその間に炎魔法(フレイム)で攻撃してくれ」
「わ、わかりました」
俺はビルドハンマーを手に持ち、立ち上がった。そして、奴に襲い掛かる。
「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
破れかぶれの特攻をしかける。先ほど一撃貰った事で、俺は何とか即死せずに耐えられる事を知った。【大賢者】というレアスキルを持っている彼女ではあるが、高位魔法である蘇生魔法(リザレクション)はまだ習得できるレベルにはなっていないであろう。
即死させられたら復活する手段はないと見た方が良さそうだった。
キケエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!
ウッドマンは奇声を上げて、俺に触手攻撃を仕掛けてきた。
ペシーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー----------------------------------------ン!
俺は成す術もなく、触手攻撃をモロに食らう。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
俺は攻撃を食らい、再び吹き込んだ。悲鳴を上げ、無様に転がり続ける。
「グラン様!」
「……何をやってるんだ! リノア! 俺に構うな! ウッドマンが攻撃した後、隙が出来る! そこに炎魔法(フレイム)の魔法を放つんだ」
「は、はい! わかりました! 炎魔法(フレイム)!」
リノアは慌てて炎魔法(フレイム)を放った。燃え盛る紅蓮の炎が矢のようになり、ウッドマンに襲い掛かったのだ。
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ウッドマンが長い悲鳴を上げた。
「やったか……」
「グラン様、今、回復魔法(ヒーリング)をかけます……」
「……ああ。ありがとう、リノア」
「回復魔法(ヒーリング)」
俺は回復魔法(ヒーリング)で治療される。
……だが、甘かった。炎で燃え盛りつつも、ウッドマンはニヤリと笑みを浮かべた。まだ生きていたんだ。
「どくんだ! リノア!」
「えっ! きゃっ!」
俺はリノアを尽き飛ばす。触手攻撃がリノアを貫かんとした。
俺は再度、ビルドハンマーを手に取り、ウッドマンに攻撃を仕掛ける。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
俺はウッドマンに叫びつつ、襲い掛かった。いける! 炎魔法(フレイム)の攻撃でダメージを負ったウッドマンの動きは鈍っていた。もう俺を触手攻撃で叩き落す事はできなかった。
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
俺のビルドハンマーがウッドマンに炸裂する。
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ウッドマンは長い断末魔を上げて、果てた。
変わりとして、木材のアイテムをドロップする。
俺は木材を入手した。
そしてアイテムポーチに入れる。
======================================
入手アイテム
アイテム名、木材×10。詳細。基本的な建築材料。建物の建築など、様々な用途に使用できるアイテム。レア度低。
======================================
「やりましたね! グラン様! お見事ですっ!」
リノアは喜んだ。
「ふう……何とかなかったか。色々あったけど、無事に必要な量の木材を入手する事ができたな」
「はい! そうですね!」
「拠点となる場所を決めて、家を作ろうか……三日も工事すれば作れると思うよ」
ウッドマンを倒し、木材を手に入れた俺達は早速住居を建設する事にしたのだ。
「……くそっ! やっぱり北の辺境は甘くなかった! タダで木材が手に入るわけがなかったんだ! こんなところだろうと思ったよ!」
俺は嘆いた。
「どうしましょうか? グラン様? 逃げますか?」
「逃げてどうなるんだ……こいつを倒さないと木材は手に入らない。これから野宿でもするつもりなのか?」
「それもそうですが……倒せるんでしょうか?」
「やってみないとわからないだろ……」
不意打ちをしたからあのウォーウルフを何とか倒す事ができた。だが、このウッドマンはこちらが不意打ちをかけられた形だ。相手は万全の体勢である。ニヤニヤとした笑みを浮かべ、余裕綽綽といった様子だった。
だが、闘うより他になかった。闘う事以外で活路を見出す事はできないのだ。俺は【建築(ビルド)】スキルを発動する。
「『ビルドハンマー』」
俺は巨大な木槌『ビルドハンマー』を作り出した。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
俺は『ビルドハンマー』を両手に襲い掛かる。しかし――だ。
ペシッ! 俺はウッドマンの触手に弾かれた。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
俺は弾かれた。ゴロゴロと転がり……やっとの事で止まる。
「グラン様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
無様にやられた俺に、リノアが駆け寄ってきた。
「だ、大丈夫ですか!? グラン様!?」
「だ、大丈夫じゃない……痛い……全身がズタボロだ」
なんて無様な恰好なんだ。女の子の目の前で、やられるなんて。恥ずかしくて死にそうだ。俺が実家を追い出されたのも納得できる理由だった。
俺はそう、闘いにおいて余りに弱いのだ。こんな敵、『剣神』のスキルを授かった義弟——ヘイトであったのならば一撃で倒している事だろう。
「待っててください……今、癒しますから」
「癒しますって……どうやって」
俺は今の攻撃により、大きなダメージを負っていた。20あるHPが残り5まで……瀕死の状態まで落ち込んでいたのだ。
しかし、癒そうにも回復薬(ポーション)の類は0だったのだ。
「回復魔法(ヒーリング)!」
リノアは俺に回復魔法(ヒーリング)をかけた。みるみるとHPが回復していき、全回復する。失われた力が戻って来て、漲ってきた。
「ありがとう……リノア。でもどうしてだ? どうしてリノアはそんな魔法が使えるんだ……」
「私は魔法が使えるスキル……【大賢者】のスキルを神より授けられているのです」
「な、なんだって! 【大賢者】だって!」
そうか、スキルを授けられるのは人間には限らないのか……エルフにも。もしかしたら、獣人だってスキルを授けられるのかもしれない。神はスキルを授ける……という機会だけは公平に設けているのかもしれない。その結果授けられるスキルは不公平極まりないものではあるが……。
ちなみに【大賢者】とは一通りどんな魔法でも使える、レアスキルだった。成長し、LVが上がっていけばさらに強力な上位魔法も使えるという、強力なスキルだった。
どうしてこうも、俺の周りには良いスキルに授かった人間が多いのか……。いや、彼女は人間ではなくエルフではあるが……。
「はい……辺境の森に辿り着く頃にはMPが底を尽き、まともに使えなくなっていましたが……多少は休めたので自然回復しました」
リノアはそう語る。俺なんかより余程彼女の方が闘えそうだった。
「炎魔法(フレイム)は使えるのか?」
「一応……威力に自信はありませんが」
ウッドマンは木で出来ている怪物(モンスター)だ。見た目通りよく燃える。火属性が弱点なのだ。
「使えるなら上等だ。俺が奴を引き付ける……だからその間に炎魔法(フレイム)で攻撃してくれ」
「わ、わかりました」
俺はビルドハンマーを手に持ち、立ち上がった。そして、奴に襲い掛かる。
「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
破れかぶれの特攻をしかける。先ほど一撃貰った事で、俺は何とか即死せずに耐えられる事を知った。【大賢者】というレアスキルを持っている彼女ではあるが、高位魔法である蘇生魔法(リザレクション)はまだ習得できるレベルにはなっていないであろう。
即死させられたら復活する手段はないと見た方が良さそうだった。
キケエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!
ウッドマンは奇声を上げて、俺に触手攻撃を仕掛けてきた。
ペシーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー----------------------------------------ン!
俺は成す術もなく、触手攻撃をモロに食らう。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
俺は攻撃を食らい、再び吹き込んだ。悲鳴を上げ、無様に転がり続ける。
「グラン様!」
「……何をやってるんだ! リノア! 俺に構うな! ウッドマンが攻撃した後、隙が出来る! そこに炎魔法(フレイム)の魔法を放つんだ」
「は、はい! わかりました! 炎魔法(フレイム)!」
リノアは慌てて炎魔法(フレイム)を放った。燃え盛る紅蓮の炎が矢のようになり、ウッドマンに襲い掛かったのだ。
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ウッドマンが長い悲鳴を上げた。
「やったか……」
「グラン様、今、回復魔法(ヒーリング)をかけます……」
「……ああ。ありがとう、リノア」
「回復魔法(ヒーリング)」
俺は回復魔法(ヒーリング)で治療される。
……だが、甘かった。炎で燃え盛りつつも、ウッドマンはニヤリと笑みを浮かべた。まだ生きていたんだ。
「どくんだ! リノア!」
「えっ! きゃっ!」
俺はリノアを尽き飛ばす。触手攻撃がリノアを貫かんとした。
俺は再度、ビルドハンマーを手に取り、ウッドマンに攻撃を仕掛ける。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
俺はウッドマンに叫びつつ、襲い掛かった。いける! 炎魔法(フレイム)の攻撃でダメージを負ったウッドマンの動きは鈍っていた。もう俺を触手攻撃で叩き落す事はできなかった。
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
俺のビルドハンマーがウッドマンに炸裂する。
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ウッドマンは長い断末魔を上げて、果てた。
変わりとして、木材のアイテムをドロップする。
俺は木材を入手した。
そしてアイテムポーチに入れる。
======================================
入手アイテム
アイテム名、木材×10。詳細。基本的な建築材料。建物の建築など、様々な用途に使用できるアイテム。レア度低。
======================================
「やりましたね! グラン様! お見事ですっ!」
リノアは喜んだ。
「ふう……何とかなかったか。色々あったけど、無事に必要な量の木材を入手する事ができたな」
「はい! そうですね!」
「拠点となる場所を決めて、家を作ろうか……三日も工事すれば作れると思うよ」
ウッドマンを倒し、木材を手に入れた俺達は早速住居を建設する事にしたのだ。
0
お気に入りに追加
1,074
あなたにおすすめの小説
種から始める生産チート~なんでも実る世界樹を手に入れたけど、ホントに何でも実ったんですが!?(旧題:世界樹の王)
十一屋 翠
ファンタジー
とある冒険で大怪我を負った冒険者セイルは、パーティ引退を強制されてしまう。
そんな彼に残されたのは、ダンジョンで見つけたたった一つの木の実だけ。
だがこれこそが、ありとあらゆるものを生み出す世界樹の種だったのだ。
世界樹から現れた幼き聖霊はセイルを自らの主と認めると、この世のあらゆるものを実らせ、彼に様々な恩恵を与えるのだった。
お腹が空けばお肉を実らせ、生活の為にと家具を生み、更に敵が襲ってきたら大量の仲間まで!?
これは世界樹に愛された男が、文字通り全てを手に入れる幸せな物語。
この作品は小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
弟のお前は無能だからと勇者な兄にパーティを追い出されました。実は俺のおかげで勇者だったんですけどね
カッパ
ファンタジー
兄は知らない、俺を無能だと馬鹿にしあざ笑う兄は真実を知らない。
本当の無能は兄であることを。実は俺の能力で勇者たりえたことを。
俺の能力は、自分を守ってくれる勇者を生み出すもの。
どれだけ無能であっても、俺が勇者に選んだ者は途端に有能な勇者になるのだ。
だがそれを知らない兄は俺をお荷物と追い出した。
ならば俺も兄は不要の存在となるので、勇者の任を解いてしまおう。
かくして勇者では無くなった兄は無能へと逆戻り。
当然のようにパーティは壊滅状態。
戻ってきてほしいだって?馬鹿を言うんじゃない。
俺を追放したことを後悔しても、もう遅いんだよ!
===
【第16回ファンタジー小説大賞】にて一次選考通過の[奨励賞]いただきました
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
チートスキルで無自覚無双 ~ゴミスキルばかり入手したと思ってましたが実は最強でした~
Tamaki Yoshigae
ファンタジー
北野悠人は世界に突如現れたスキルガチャを引いたが、外れスキルしか手に入らなかった……と思っていた。
が、実は彼が引いていたのは世界最強のスキルばかりだった。
災厄級魔物の討伐、その素材を用いてチートアイテムを作る錬金術、アイテムを更に規格外なものに昇華させる付与術。
何でも全て自分でできてしまう彼は、自分でも気づかないうちに圧倒的存在に成り上がってしまう。
※小説家になろうでも連載してます(最高ジャンル別1位)
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる