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第70話 (義弟SIDE)ユグドラシル家での出来事
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「く、くそっ! ど、どうすれば良いのだっ! どうすればソルはユグドラシル家に戻ってくるっ!」
ソルの父、カイは完全に取り乱していた。カイの目にはもうソルしか映っていなかった。養子であるが、ユグドラシル家の家督を継がせると明言していたエドがその場にいるにも関わらずである。
ユグドラシル家に戻ってから、カイはずっとこんな調子だった。まるで独り言のように語り続けているのだ。エドなど存在していないかのように。
「どうすればソルは我がユグドラシル家に戻ってくる。どうすれば……家督をソルに引き継がせる為には……そうだ。あのフレースヴェルグの姫君をダシに使おう。あの娘をダシにして、上手い事、言いくるめて」
カイの頭の中はもうソルに家督を継がせる事以外になかった。エドの事など存在していないにも等しい。
「お、お父様……一体、なんなんですか! それはユグドラシル家の家督は俺が引き継ぐはずじゃ!」
「黙れ! この不良品の養子(スペア)めっ!」
カイはエドを怒鳴りつけた。
「貴様はソルに負けたっ! ソルの方が優秀なのは間違いがないっ! 貴様程度にユグドラシル家の家督などやるわけがないっ! 貴様には荷が重すぎたのだ。やはりソルの方が家督を継ぐには相応しいのだっ!」
カイはエドを『不良品』と呼び、物扱いした。所詮は代用品(スペア)なのだ。カイにとっては。利用価値がなくなれば捨てられる。ただそれだけの代用品(スペア)、それがエドだ。
「お父様……それはあまりではないですかっ! あなたが俺を選んだのにっ! 今更俺を捨てるっていうんですかっ! 兄貴の方がっ! 兄貴が俺に勝ったから! 俺が負けたから、だから俺を捨てるって言うんですかっ! それはあまりに虫が良すぎませんかっ!」
「うるさいっ! 黙っていろっ! エド、お前には相応しくない! ソルの方が相応しい! わしはソルをどうやれば呼び戻せるのかっ! それを考えるのに必死なのだっ! もうよいっ! わしは考えるのに必死なのだっ! 出ていけっ! この不用品の代用品(スペア)がっ! 貴様など用済みだっ!」
「くっ……ううっ」
カイに告げられ、涙ながらエドは部屋を出ていった。
◇
な、なんなんだよ……俺の人生って一体。やっと見えてきた成功。自分の輝かしい人生が一転して地の底まで落ちて行ってしまった。光が見えたと思ったら、急に視力を奪われて、真っ暗闇に落とされたような気分だ。これでは何も見えない。お先真っ暗だ。エドの心から希望が失われた。自信も何もかも失われた。
今のエドは空っぽだ。その心は空虚であった。もはやクレアとの婚約関係も解消される事だろう。エドは家督も得られず、婚約者であるクレアも失おうとしていた。もはやエドには何もない。何も。
得たと思った物を全て失った。義父からの寵愛も何もかもを。順調だと思っていた歯車が狂った。
誰のせいだ? 考えるまでもない。あの死んだと思っていた義兄のせいである。あの『レベル0』を授かった無能。追い出された無能。義兄——ソルがなぜか帰ってきた事で、エドの目の前に現れた事で全ての歯車が狂ったのだ。
エドはソルが憎かった。どうしようもない程に憎かった。それはもう、殺してしまいたい程に。今までだってエドはソルを殺したいとまでは思わなかった。ソルは『レベル0』を授かった無能だと思ったからだ。
だから「死んでもいい」とは思っていても「殺してやりたい」とまでは思わなかった。「死んでも、生きていてもどうでもいい」という、ソルに対する曖昧な感情から「殺してやりたい」という明確な殺意へと変わった。無関心から確固たる殺意へと変わった。
それは無能だと思っていたソルに敗北を喫したからだ。エドはソルの事を殺してやりたい程恨むようになった。エドは全ての責任をソルに転嫁したのである。
そうだ……あの兄貴のせいだ。あの兄貴がいなければ……俺は今頃、全て順調だったのに。
エドはソルを恨んでいた。呪っていた。
そんな時の事であった。エドの前に、一人の少年が姿を現す。銀髪の少年だ。
「……お前は」
見覚えがあった。この銀髪の少年には。彼もまた剣神武闘会に出場していたからだ。確か、名をレイと言っていた。エドがソルに勝利し、決勝まで上がれば対決する相手であった。当然、ソルに勝つ予定だったらエドは彼に注目していたのである。忘れるわけもなかった。
「お前は、あの剣神武闘会に出ていた」
その少年がなぜ、ユグドラシル家に来ているのか、エドは理解に苦しんでいた。何の目的でこの場に来ていたのか。それにどこかレイの様子はおかしい。
ドス黒い気を全身から発していた。前は隠していた黒い魔力を、一切の躊躇いもなく全開にしていたのである。その様子は間違いなく、人間ではなかった。
「お前がなぜここに」
「君は憎いかい? エドワード。君の義兄——ソル・ユグドラシルの事が」
「憎い? ……当然憎いさ。あの兄貴の野郎がいなければ今頃俺は順調だったのにっ! それがくそっ! 俺は全てを失っちまったっ! 両親を亡くし、養子として引き取られたあの日に、振りだしに戻ったんだっ! もう誰も俺の事を認めてくれる奴なんていねぇ! 最悪だっ! これも全部! 全部あの『レベル0』の野郎のせいだ!」
「そうか。憎いか。それは良かった。殺したい程憎いんだろう? 僕が力になろう、エドワード。君の力になるよ。僕もあのソル・ユグドラシルに生きていられると迷惑なんだ。困るんだよ。僕も彼を殺したい程憎いんだ。ほら、僕達って同士のようなものだろ? 気が合うんだよ」
「お前も……兄貴を憎いのか。へっ……そいつは奇遇だな。力を貸すって、どうやって貸してくれるんだ?」
「君が心の底からソルを憎み、殺したいと思えばそれでいいんだ。それこそが力の源。僕がその力に手を増幅させてあげるよ」
「だったら簡単だ。俺は兄貴の事を憎んでる。あの野郎、この俺から何もかもを奪いやがって、絶対に許せねぇ! 絶対にぶっ殺してやる」
「上出来だよ……さあ、身も心も闇の力に委ねるがいい。エドワード」
「なっ!? こ、これは!」
エドはレイが放つ闇のオーラに包まれていった。飲み込まれる、闇の底まで。
「さあ! 僕達魔族に協力するんだ。君の力を僕達は欲している! そして一緒にあのソルを殺そう。邪魔する奴らは皆殺すんだよ。その為の力を君に授けよう」
「なっ!? うっ!! ぐうっ!」
エドワードは闇に飲み込まれていった。そして、吹っ切れたような顔になる。エドの全身からレイと同じ、闇のオーラが放たれる。まるでエドが魔族になったかのようだった。
「おめでとう……エドワード。君は僕達と同じ存在になったんだよ」
エドの種族が人間から魔族に変わった。
固有スキル『久遠の剣聖』が『暗黒剣』へと変更された。エドは暗黒剣士になったのである。
「あの『レベル0』の無能兄貴を殺すのはいい……だけど、その前に殺したい奴がいるんだ」
「へぇ……誰だい、そいつは?」
「義父(おやじ)だよ! あいつは俺を見捨てやがったんだ! 絶対許さねぇ! まず殺してやるよっ!」
「したいならすればいい。僕は止めないよ」
「ああ……ぶっ殺してやるさ!」
エドはカイの殺害へと向かった。
その日、ユグドラシル家の屋敷に、当主であるカイの断末魔が上がった。その後、悲鳴を聞いて駆け付けてきたユグドラシル家の使用人もまた、エドは皆殺しにしたのだ。
こうしてエドは人間をやめたのだ。
ソルの父、カイは完全に取り乱していた。カイの目にはもうソルしか映っていなかった。養子であるが、ユグドラシル家の家督を継がせると明言していたエドがその場にいるにも関わらずである。
ユグドラシル家に戻ってから、カイはずっとこんな調子だった。まるで独り言のように語り続けているのだ。エドなど存在していないかのように。
「どうすればソルは我がユグドラシル家に戻ってくる。どうすれば……家督をソルに引き継がせる為には……そうだ。あのフレースヴェルグの姫君をダシに使おう。あの娘をダシにして、上手い事、言いくるめて」
カイの頭の中はもうソルに家督を継がせる事以外になかった。エドの事など存在していないにも等しい。
「お、お父様……一体、なんなんですか! それはユグドラシル家の家督は俺が引き継ぐはずじゃ!」
「黙れ! この不良品の養子(スペア)めっ!」
カイはエドを怒鳴りつけた。
「貴様はソルに負けたっ! ソルの方が優秀なのは間違いがないっ! 貴様程度にユグドラシル家の家督などやるわけがないっ! 貴様には荷が重すぎたのだ。やはりソルの方が家督を継ぐには相応しいのだっ!」
カイはエドを『不良品』と呼び、物扱いした。所詮は代用品(スペア)なのだ。カイにとっては。利用価値がなくなれば捨てられる。ただそれだけの代用品(スペア)、それがエドだ。
「お父様……それはあまりではないですかっ! あなたが俺を選んだのにっ! 今更俺を捨てるっていうんですかっ! 兄貴の方がっ! 兄貴が俺に勝ったから! 俺が負けたから、だから俺を捨てるって言うんですかっ! それはあまりに虫が良すぎませんかっ!」
「うるさいっ! 黙っていろっ! エド、お前には相応しくない! ソルの方が相応しい! わしはソルをどうやれば呼び戻せるのかっ! それを考えるのに必死なのだっ! もうよいっ! わしは考えるのに必死なのだっ! 出ていけっ! この不用品の代用品(スペア)がっ! 貴様など用済みだっ!」
「くっ……ううっ」
カイに告げられ、涙ながらエドは部屋を出ていった。
◇
な、なんなんだよ……俺の人生って一体。やっと見えてきた成功。自分の輝かしい人生が一転して地の底まで落ちて行ってしまった。光が見えたと思ったら、急に視力を奪われて、真っ暗闇に落とされたような気分だ。これでは何も見えない。お先真っ暗だ。エドの心から希望が失われた。自信も何もかも失われた。
今のエドは空っぽだ。その心は空虚であった。もはやクレアとの婚約関係も解消される事だろう。エドは家督も得られず、婚約者であるクレアも失おうとしていた。もはやエドには何もない。何も。
得たと思った物を全て失った。義父からの寵愛も何もかもを。順調だと思っていた歯車が狂った。
誰のせいだ? 考えるまでもない。あの死んだと思っていた義兄のせいである。あの『レベル0』を授かった無能。追い出された無能。義兄——ソルがなぜか帰ってきた事で、エドの目の前に現れた事で全ての歯車が狂ったのだ。
エドはソルが憎かった。どうしようもない程に憎かった。それはもう、殺してしまいたい程に。今までだってエドはソルを殺したいとまでは思わなかった。ソルは『レベル0』を授かった無能だと思ったからだ。
だから「死んでもいい」とは思っていても「殺してやりたい」とまでは思わなかった。「死んでも、生きていてもどうでもいい」という、ソルに対する曖昧な感情から「殺してやりたい」という明確な殺意へと変わった。無関心から確固たる殺意へと変わった。
それは無能だと思っていたソルに敗北を喫したからだ。エドはソルの事を殺してやりたい程恨むようになった。エドは全ての責任をソルに転嫁したのである。
そうだ……あの兄貴のせいだ。あの兄貴がいなければ……俺は今頃、全て順調だったのに。
エドはソルを恨んでいた。呪っていた。
そんな時の事であった。エドの前に、一人の少年が姿を現す。銀髪の少年だ。
「……お前は」
見覚えがあった。この銀髪の少年には。彼もまた剣神武闘会に出場していたからだ。確か、名をレイと言っていた。エドがソルに勝利し、決勝まで上がれば対決する相手であった。当然、ソルに勝つ予定だったらエドは彼に注目していたのである。忘れるわけもなかった。
「お前は、あの剣神武闘会に出ていた」
その少年がなぜ、ユグドラシル家に来ているのか、エドは理解に苦しんでいた。何の目的でこの場に来ていたのか。それにどこかレイの様子はおかしい。
ドス黒い気を全身から発していた。前は隠していた黒い魔力を、一切の躊躇いもなく全開にしていたのである。その様子は間違いなく、人間ではなかった。
「お前がなぜここに」
「君は憎いかい? エドワード。君の義兄——ソル・ユグドラシルの事が」
「憎い? ……当然憎いさ。あの兄貴の野郎がいなければ今頃俺は順調だったのにっ! それがくそっ! 俺は全てを失っちまったっ! 両親を亡くし、養子として引き取られたあの日に、振りだしに戻ったんだっ! もう誰も俺の事を認めてくれる奴なんていねぇ! 最悪だっ! これも全部! 全部あの『レベル0』の野郎のせいだ!」
「そうか。憎いか。それは良かった。殺したい程憎いんだろう? 僕が力になろう、エドワード。君の力になるよ。僕もあのソル・ユグドラシルに生きていられると迷惑なんだ。困るんだよ。僕も彼を殺したい程憎いんだ。ほら、僕達って同士のようなものだろ? 気が合うんだよ」
「お前も……兄貴を憎いのか。へっ……そいつは奇遇だな。力を貸すって、どうやって貸してくれるんだ?」
「君が心の底からソルを憎み、殺したいと思えばそれでいいんだ。それこそが力の源。僕がその力に手を増幅させてあげるよ」
「だったら簡単だ。俺は兄貴の事を憎んでる。あの野郎、この俺から何もかもを奪いやがって、絶対に許せねぇ! 絶対にぶっ殺してやる」
「上出来だよ……さあ、身も心も闇の力に委ねるがいい。エドワード」
「なっ!? こ、これは!」
エドはレイが放つ闇のオーラに包まれていった。飲み込まれる、闇の底まで。
「さあ! 僕達魔族に協力するんだ。君の力を僕達は欲している! そして一緒にあのソルを殺そう。邪魔する奴らは皆殺すんだよ。その為の力を君に授けよう」
「なっ!? うっ!! ぐうっ!」
エドワードは闇に飲み込まれていった。そして、吹っ切れたような顔になる。エドの全身からレイと同じ、闇のオーラが放たれる。まるでエドが魔族になったかのようだった。
「おめでとう……エドワード。君は僕達と同じ存在になったんだよ」
エドの種族が人間から魔族に変わった。
固有スキル『久遠の剣聖』が『暗黒剣』へと変更された。エドは暗黒剣士になったのである。
「あの『レベル0』の無能兄貴を殺すのはいい……だけど、その前に殺したい奴がいるんだ」
「へぇ……誰だい、そいつは?」
「義父(おやじ)だよ! あいつは俺を見捨てやがったんだ! 絶対許さねぇ! まず殺してやるよっ!」
「したいならすればいい。僕は止めないよ」
「ああ……ぶっ殺してやるさ!」
エドはカイの殺害へと向かった。
その日、ユグドラシル家の屋敷に、当主であるカイの断末魔が上がった。その後、悲鳴を聞いて駆け付けてきたユグドラシル家の使用人もまた、エドは皆殺しにしたのだ。
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