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第23話 第30階層 ベヒーモス
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第20階層でヴァンパイアを攻略したソルはその後も順調に裏ダンジョン『ゲヘナ』を攻略していく。
そして、
【名 前】 ソル・ユグドラシル
【年 齢】 15歳
【固有スキル】 レベル0
※レベル0で固定される。経験値取得が意味をなさない。
【レベル】 0
【HP】 3123
【MP】 3212
【攻撃力】 3200
【防御力】 3189
【俊敏性】 3189
【魔力】 3040
【魔力防御力】 2980
【運気】 2890
【スキル】
技スキル
『回し斬り』『一刀両断』『魔法剣』
補助スキル
『ステータス変換』『鑑定』『錬成』『解析』『偵察』
魔法スキル
『炎魔法(フレイム)』『氷結魔法(コールド)』『雷魔法(ライトニング)』『風魔法(エアロ)』『大地魔法(クエイク)』『聖魔法(ホーリー)』『闇魔法(ダークネス)』『回復魔法(ヒーリング)』
第21階層以下の敵は純粋なステータスこそ高いものの、今のソルにとっては特別、策を弄する程の相手ではなかった。
その為基本的には、獲得したSPはステータスに変換していた。単純にステータスを向上させるだけのゴリ押しで何とかなったのである。
強いて言えば『闇魔法(ダークネス)』を覚えた事くらいか。これでソルは一応の全属性の魔法を使えるようになったのである。
生粋の魔法使いに比べれば習得しているスキルは少ないが、MPと魔力が高い事もありどれもそれなりの威力が出るようになっていた。
ソルは偵察スキルを使用する。このスキルを習得した事もソルのダンジョン攻略の安定性が増した一因ともいえる。
精霊達を使役し、ソルは第30階層の様子を調べさせた。
しばらくの時を経て、精霊達が戻ってくる。
「どうだった?」
『すっごく大きい怪物(モンスター)がいました』
精霊達はソルに伝える。
「どんな見た目だった?」
ソルは聞いた。
精霊達自身は『解析』スキルなどを持ち合わせていない。その為、正確な情報などではなく、見たものによる、イメージによる伝達になる。
敵の属性やLV、HPなどはやはり実際にエンカウントして、『解析』スキルを使わなければならない事だろう。
だが、断片的な情報でも知れるのはありがたい事だった。精霊達には感謝しなければならない事だろう。
『すっごい大きい怪物(モンスター)がいた』
これだけの情報でも、敵が単体である事。通例通りのボスモンスターである事。大きいという事は大型タイプのモンスターである事。ヴァンパイアのような人型のモンスターではないであろうという事。
様々な情報を事前に知る事が出来た。
『なんて言うんでしょうか……大きくて牛というのか、サイみたいな見た目をした、とっても大きいモンスターでした』
「……ふーん。他に何かわかった事はあるか?」
『すみません……他は何も。お役に立てず申し訳ありません』
「謝らなくていい。お前達のおかげで助かったよ」
ソルは推測した。
恐らくは相手はベヒーモスやキマイラなどの大型で、獣のような見た目をした典型的なモンスターだ。
どういう攻撃をしてくるのか、弱点は何かなどまではわからない。闘っていくうちに対応するしかないだろう。
その為、ソルは事前にスキルを習得するなどはせずに、SPを温存した。
「よし……行くか」
食事を済ませたソルは第30階層の攻略へ挑む。
◇
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
階層を降りるなり、いきなり轟くような咆哮が響き渡ってきた。
そこにいたのは偵察スキルでわかっていた通り、大型の化け物(モンスター)であった。
そのモンスターの名は『ベヒーモス』だ。
第30階層での闘いが始まる。
そして、
【名 前】 ソル・ユグドラシル
【年 齢】 15歳
【固有スキル】 レベル0
※レベル0で固定される。経験値取得が意味をなさない。
【レベル】 0
【HP】 3123
【MP】 3212
【攻撃力】 3200
【防御力】 3189
【俊敏性】 3189
【魔力】 3040
【魔力防御力】 2980
【運気】 2890
【スキル】
技スキル
『回し斬り』『一刀両断』『魔法剣』
補助スキル
『ステータス変換』『鑑定』『錬成』『解析』『偵察』
魔法スキル
『炎魔法(フレイム)』『氷結魔法(コールド)』『雷魔法(ライトニング)』『風魔法(エアロ)』『大地魔法(クエイク)』『聖魔法(ホーリー)』『闇魔法(ダークネス)』『回復魔法(ヒーリング)』
第21階層以下の敵は純粋なステータスこそ高いものの、今のソルにとっては特別、策を弄する程の相手ではなかった。
その為基本的には、獲得したSPはステータスに変換していた。単純にステータスを向上させるだけのゴリ押しで何とかなったのである。
強いて言えば『闇魔法(ダークネス)』を覚えた事くらいか。これでソルは一応の全属性の魔法を使えるようになったのである。
生粋の魔法使いに比べれば習得しているスキルは少ないが、MPと魔力が高い事もありどれもそれなりの威力が出るようになっていた。
ソルは偵察スキルを使用する。このスキルを習得した事もソルのダンジョン攻略の安定性が増した一因ともいえる。
精霊達を使役し、ソルは第30階層の様子を調べさせた。
しばらくの時を経て、精霊達が戻ってくる。
「どうだった?」
『すっごく大きい怪物(モンスター)がいました』
精霊達はソルに伝える。
「どんな見た目だった?」
ソルは聞いた。
精霊達自身は『解析』スキルなどを持ち合わせていない。その為、正確な情報などではなく、見たものによる、イメージによる伝達になる。
敵の属性やLV、HPなどはやはり実際にエンカウントして、『解析』スキルを使わなければならない事だろう。
だが、断片的な情報でも知れるのはありがたい事だった。精霊達には感謝しなければならない事だろう。
『すっごい大きい怪物(モンスター)がいた』
これだけの情報でも、敵が単体である事。通例通りのボスモンスターである事。大きいという事は大型タイプのモンスターである事。ヴァンパイアのような人型のモンスターではないであろうという事。
様々な情報を事前に知る事が出来た。
『なんて言うんでしょうか……大きくて牛というのか、サイみたいな見た目をした、とっても大きいモンスターでした』
「……ふーん。他に何かわかった事はあるか?」
『すみません……他は何も。お役に立てず申し訳ありません』
「謝らなくていい。お前達のおかげで助かったよ」
ソルは推測した。
恐らくは相手はベヒーモスやキマイラなどの大型で、獣のような見た目をした典型的なモンスターだ。
どういう攻撃をしてくるのか、弱点は何かなどまではわからない。闘っていくうちに対応するしかないだろう。
その為、ソルは事前にスキルを習得するなどはせずに、SPを温存した。
「よし……行くか」
食事を済ませたソルは第30階層の攻略へ挑む。
◇
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
階層を降りるなり、いきなり轟くような咆哮が響き渡ってきた。
そこにいたのは偵察スキルでわかっていた通り、大型の化け物(モンスター)であった。
そのモンスターの名は『ベヒーモス』だ。
第30階層での闘いが始まる。
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