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暗黒剣ダーインスレイブを融合する
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「くそっ……!」
「ど、どうすりゃいいんだ!」
召喚者達は想定していたよりも早い襲撃に慌てふためいていた。
「私達はどうすればいいんですか! ライトさん!」
ティアもまた、周りに流されるようにして慌てていた。
「慌てるな……ティア」
ある程度襲撃してくるタイミングを理解していた来斗は他の面々に比べると落ち着き払っていた。
「実際に王国が襲撃されるまではまだ時間はある。俺達は自分達に出来る事をやるしかないんだ」
来斗はアイテムポーチから剣を取り出した。それはあの地下迷宮(ダンジョン)『ウロボロス』を制覇(クリア)した際に授与された、クリア報酬でもある。
あの暗黒剣ダーインスレイブである。来斗はその剣と、普段装備しているエクスカリバー改を並べる。
このエクスカリバー改は属性剣(エレメントソード)と融合した事で、五つの属性を保有している……。だが、ひとつだけ欠けた属性があった。それは闇属性だ。
来斗は習得していた『融合』スキルでエクスカリバー改と暗黒剣ダーインスレイブを融合させようとしているのである。
「『融合』スキル発動!」
来斗は二振りの剣を並べ、『融合』スキルを発動した。スキルの効果により、剣が光り輝き、一つに重なり合う。無事、融合できたようだ。
「ステータスオープン」
来斗は久々にステータス画面を開き、現況を確認した。
======================================
三雲来斗 16歳 男 レベル:60 ※前回、ウロボロスとの闘いで経験値(EXP)を入手できてレベルが上昇した。
天職:無名剣士【ノービス】
攻撃力:720
HP:720
防御力:570
素早さ:520
魔法力:520
魔法耐性:520
スキル:『錬成』 『料理』 『鍛冶』『融合』『錬金』
『聖剣エクスカリバーEX』※聖剣エクスカリバー改に暗黒剣ダーインスレイブが融合され、強化された剣。これにより、闇属性の力を得て、六属性全ての属性を使いこなす事ができるようになった。その上に攻撃力も上昇した。
攻撃力+200UP
『ミスリルプレート』防御力+50 魔法耐性+50
※現SP残300SP
保有アイテム 青色ポーション×5 ※前回使用した為、霊薬エリクサーは消費した
======================================
「よし……問題ないな」
来斗は自身のステータスを確認した。無事に自身が強化されている事を把握する。
来斗の策はそれだけに留まらない。これから対決する相手の種族はわかっているのだ。相手の種族は竜種(あるいは竜人種も含む)である。その為、来斗は新たにスキルを習得する事にした。
SPを50×2支払い、二つのスキルを習得する。
まず一つ目のスキルがこれだった。
======================================
『対竜特攻』スキル。※竜種 竜人種(ドラゴニュート)に対するダメージ効率を高めるスキル。通常の攻撃に1.25倍の倍率がかかり、ダメージ効率を上げるスキルである。消費SP50。
======================================
そして二つ目がこちらのスキルであった。
======================================
『竜殺し(ドラゴンキラー)』スキル。このスキルは技スキルだ。竜相手に有効な剣技である。この技で攻撃をすると、さらに竜に対して有効にダメージを与える事ができる。
======================================
来斗はこの二つのスキルを習得した。
「……よし。これで問題。準備は万全……ではないが、現状では出来るだけの準備はできた」
来斗は手早く、魔王軍の竜軍に対する対策準備を済ませた。
「行くぞ! ティア!」
「うん……」
「待って! 三雲君!」
可憐が駆け寄ってきた。
「北城さん……」
「私も行く……私も皆の力になりたいの」
「別に俺達二人だけで闘うわけじゃない……今度の敵は強大な敵だ。それはもう……皆で一致団結しないと勝てない位に、数が多く、そして強力な敵なんだ」
その一致団結をいち早く乱した人物がいたが……そいつの事は捨て置く。
どうやったってダメージを負う相手だ。きっと、回復術士(ヒーラー)を天職としている可憐の力は役に立つ……来斗もまたそう思っていた。
「皆! 気を引き締めていくぞ! 敵は強大だ! でも僕達の力なら、きっと運命を変える事ができる! 悲惨な未来の運命を僕達の力で変えるんだ!」
勇希は剣を掲げ、皆を鼓舞する。皆が王城を出ると、そこにいたのは大空を飛び交う、数多の竜の姿があったのだ。
魔王軍六天王の一角、竜王バハムートが率いる竜軍との交戦が間もなく始まるのであった。
「ど、どうすりゃいいんだ!」
召喚者達は想定していたよりも早い襲撃に慌てふためいていた。
「私達はどうすればいいんですか! ライトさん!」
ティアもまた、周りに流されるようにして慌てていた。
「慌てるな……ティア」
ある程度襲撃してくるタイミングを理解していた来斗は他の面々に比べると落ち着き払っていた。
「実際に王国が襲撃されるまではまだ時間はある。俺達は自分達に出来る事をやるしかないんだ」
来斗はアイテムポーチから剣を取り出した。それはあの地下迷宮(ダンジョン)『ウロボロス』を制覇(クリア)した際に授与された、クリア報酬でもある。
あの暗黒剣ダーインスレイブである。来斗はその剣と、普段装備しているエクスカリバー改を並べる。
このエクスカリバー改は属性剣(エレメントソード)と融合した事で、五つの属性を保有している……。だが、ひとつだけ欠けた属性があった。それは闇属性だ。
来斗は習得していた『融合』スキルでエクスカリバー改と暗黒剣ダーインスレイブを融合させようとしているのである。
「『融合』スキル発動!」
来斗は二振りの剣を並べ、『融合』スキルを発動した。スキルの効果により、剣が光り輝き、一つに重なり合う。無事、融合できたようだ。
「ステータスオープン」
来斗は久々にステータス画面を開き、現況を確認した。
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三雲来斗 16歳 男 レベル:60 ※前回、ウロボロスとの闘いで経験値(EXP)を入手できてレベルが上昇した。
天職:無名剣士【ノービス】
攻撃力:720
HP:720
防御力:570
素早さ:520
魔法力:520
魔法耐性:520
スキル:『錬成』 『料理』 『鍛冶』『融合』『錬金』
『聖剣エクスカリバーEX』※聖剣エクスカリバー改に暗黒剣ダーインスレイブが融合され、強化された剣。これにより、闇属性の力を得て、六属性全ての属性を使いこなす事ができるようになった。その上に攻撃力も上昇した。
攻撃力+200UP
『ミスリルプレート』防御力+50 魔法耐性+50
※現SP残300SP
保有アイテム 青色ポーション×5 ※前回使用した為、霊薬エリクサーは消費した
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「よし……問題ないな」
来斗は自身のステータスを確認した。無事に自身が強化されている事を把握する。
来斗の策はそれだけに留まらない。これから対決する相手の種族はわかっているのだ。相手の種族は竜種(あるいは竜人種も含む)である。その為、来斗は新たにスキルを習得する事にした。
SPを50×2支払い、二つのスキルを習得する。
まず一つ目のスキルがこれだった。
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『対竜特攻』スキル。※竜種 竜人種(ドラゴニュート)に対するダメージ効率を高めるスキル。通常の攻撃に1.25倍の倍率がかかり、ダメージ効率を上げるスキルである。消費SP50。
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そして二つ目がこちらのスキルであった。
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『竜殺し(ドラゴンキラー)』スキル。このスキルは技スキルだ。竜相手に有効な剣技である。この技で攻撃をすると、さらに竜に対して有効にダメージを与える事ができる。
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来斗はこの二つのスキルを習得した。
「……よし。これで問題。準備は万全……ではないが、現状では出来るだけの準備はできた」
来斗は手早く、魔王軍の竜軍に対する対策準備を済ませた。
「行くぞ! ティア!」
「うん……」
「待って! 三雲君!」
可憐が駆け寄ってきた。
「北城さん……」
「私も行く……私も皆の力になりたいの」
「別に俺達二人だけで闘うわけじゃない……今度の敵は強大な敵だ。それはもう……皆で一致団結しないと勝てない位に、数が多く、そして強力な敵なんだ」
その一致団結をいち早く乱した人物がいたが……そいつの事は捨て置く。
どうやったってダメージを負う相手だ。きっと、回復術士(ヒーラー)を天職としている可憐の力は役に立つ……来斗もまたそう思っていた。
「皆! 気を引き締めていくぞ! 敵は強大だ! でも僕達の力なら、きっと運命を変える事ができる! 悲惨な未来の運命を僕達の力で変えるんだ!」
勇希は剣を掲げ、皆を鼓舞する。皆が王城を出ると、そこにいたのは大空を飛び交う、数多の竜の姿があったのだ。
魔王軍六天王の一角、竜王バハムートが率いる竜軍との交戦が間もなく始まるのであった。
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