24 / 53
四章 魔法使いの真実
「近くに変な人がいて……」
しおりを挟む
「あれからバルタ人達は口を破ったかい?」
キースが紅茶を出しながら尋ねる。その香りを一通り楽しんだ後、ツエルはゆっくりとカップを近付けた。
「相変わらず君の出す紅茶は絶品だな。
なかなか口は堅いが、少しずつ分かってきたこともある。やはりバルタの連中はチキュウを狙っているみたいだ」
「そう。じゃあまた戦わないといけない日が来るかもね」
キースはサンドイッチを口にする。サクサクのトーストに溢れんばかりに入った卵サラダが、いいアクセントを出していた。
「んー美味しい! お昼のたまごサンドはヨータの手作りなんだ。アテラに帰る前につっくんもどう?」
「私達の食事は別だと言っただろう」
「堅いこと言わずにさ。ほら」
まだ手を付けていないサンドイッチを渡す。
ツエルは渋々口にするが、その表情は少しだけ柔らかくなったように見えた。
「ほらね、美味しいでしょう。本当、ここの子達はいい仕事してくれるから助かるよ」
「君ももう少し大人らしい働きをするんだな」
「失礼だなぁ。俺が一番頑張っているよ。見えないところでね」
口元に卵をつけたキースがウインクをする。ツエルはやれやれと言わんばかりに額に手を当てた。
「ところでさ、調査の為に行きたいところがあるんだけど」
打って変わってやけに深刻そうな顔をしてキースが近付いてきた。
「誰かと行けばいいだろう」
「そこはとても危険なところなんだ。可愛い俺の部下を連れてはいけない。つっくんにしか頼めないんだ」
肩に手を置いてそう言う。無駄に熱い眼差しを送ってくるキースに、ツエルはなんだか頭痛を覚えた。
「はぁ。それは何処だ」
「ここなんだけど」
スッとスマートフォンの画面を差し出す。そこには、派手なドレスを身につけた茶髪パーマの化粧の濃い女性達が誘っているようなポーズをしているサイトが映し出されていた。
「断る」
「なんで!」
「むしろ何故私を誘うんだ。一人で行って来い」
「違うんだよ、これは潜入調査なんだよ! ハニートラップにかかるフリをして逆に彼女達から情報を搾取するんだよ! ね、ね、お願いだよー!」
腕を掴んで揺さぶってくる。まるで我儘な子供のようだ。
しかしツエルは無視を決め込む。
「ほら、つっくんもストレス溜まっているでしょう。最近飲んでなかったし、女の子にチヤホヤされながら飲んだらスッキリするって」
「そっちが本音だろう。私はこんなところ行かないからな」
「絶対?」
「ああ」
「これでも?」
そう言ってキースはサイトの上方を指差す。そこには【きゃばくら あてら】と書かれていた。
「な……これは……」
「ね、気になるでしょう。たまたまこんな名前なのかもしれないけど、もしかしたらってこともあるかもしれないし。
だからさ、つっくん」
ツエルは顎に手を添え、目を閉じる。
しばらく考えた後、長い溜息をついて言った。
「女性の相手は任せるからな」
「そうこなくっちゃ! じゃ、また近々地球に来てね。連絡待ってるから」
「アレを通ってまた来いと言うのか。まったく……分かったよ」
キースはニコニコと笑うと、テキパキ皿を片付け始める。ツエルも残りの紅茶を流し込んだ。
「さて、そろそろ我々はアテラに戻るぞ。
引き続き任務は任せる。また今回のような事が起こったら連絡くれ」
そう言ってツエルは居間から出て行く。彼らの地球での調査は今日が最終日だ。本当は朝一で戻る予定だったが、キースが引き止めた為今の時間になっていた。
既に科学班らも挨拶は済ませており、あとはひっそりと戻るだけだ。
流しに皿を置いてキースは自室へと戻る。寮には他にサンがいるが、最近携帯ゲームに夢中になっており部屋から出てくる様子はない。
「パソコンでもチェックしようかな」
そう思ってパソコンの電源を入れようとする。
するとスマートフォンが鳴った。
「はーい。どうしたの?」
「あ、キースさん。今寮? 外見てみて!」
買い物に出掛けたソフィアからの入電だった。
言われるがまま窓を開けてみる。すると、百メートル程先の住宅から煙が上がっているのが見えた。
「なんかすごい煙だけど、火事?」
「そうみたい。今そこの家の前にいるの。火は見えないから直に消えると思うんだけど」
「そうなんだ。でもどうして電話なんて」
「それがね、近くに変な人がいて……」
電話口の声が小さくなる。キースも耳を澄ませた。
「その人、火事の様子を見て、今回も成功だ、とか言って笑っているの。それで少し気になって」
「見た目は?」
「ちょっと大柄な会社員っぽい人。野次馬から少し離れた公園のベンチにいるんだけど」
「分かった。俺も行くから、その人を見失わないでおいて」
それだけ言ってキースは電話を切る。
普段ならそんな気に留めない出来事だ。しかし、最近巷を騒がせている放火魔のことを調べた際に出てきた特徴と、ソフィアが言った人物の特徴が似ていた。その為、自ら会いに行くことにしたのだ。
「ヨータ、ちょっと」
サンの部屋をノックする。すると着ぐるみパジャマを着たサンが、あくびをしながら出てきた。
「なんですかぁ」
「まだパジャマだったの。俺出掛けてくるから、留守番よろしく」
「どーぞ。行ってらっしゃい」
適当に手を振るサンに留守を任せ、キースは寮を出た。
道路に出ると人だかりと赤い車が見えた。距離も近い為、直ぐに現場に辿り着く。
「キースさん。あの人のことなんだけど」
キースに気付いて近寄ってきたソフィアが、ベンチに座ってスマートフォンを操作している中年男性を指差す。はち切れんばかりのスーツを着る彼は、普通に見れば営業中に休憩しているサラリーマンに見える。
しかしその肉付きのいい顔にはニヒルな笑みが浮かんでいた。
「さっきからスマホを見ながら独り言を言っているの。変でしょ」
「何て言ってるか分かる?」
「うん。少し待ってて」
そう言ってソフィアが目を閉じ、全身の神経を研ぎ澄ます。
「えっとね……、俺の事を信じる奴が増えてきたな……次のターゲットは……、かな……」
独り言のようにソフィアが呟く。
彼女は人並み外れた聴力を持っており、半径十メートル程の距離であれば息遣いさえ聴き取れる程だ。しかしそれには相当の集中力を要する。
「そのくらいでいいよ。ありがとうね」
肩をポンと叩き中止を促す。ソフィアは大きく息を吐いた。
「確かに怪しいね。俺ちょっと行ってくるよ」
キースはそれだけ言うと、何食わぬ顔でサラリーマン風の男に近付いていく。
「あの、ちょっといいですか」
「……なんですか」
「私はこういう感じの者ですが。最近この辺りで不審者が目撃されたという話があり、聴き込みをしていまして」
キースは男に黒い手帳のような物を見せる。男には動揺の色が見えた。
「失礼ですが、ここで何を?」
「……営業の間に休憩をとっているだけですが」
「そうですか。名刺や社員証など、証明できるものはお持ちですか?」
「これでいいですか」
男が差し出したのは名刺だった。社名と名前を確認しそのまま返すと、奪い取るようにしてポケットへとしまう。
「ありがとうございました。お仕事中に失礼しました。では」
そのままキースは男の姿が見えないところへ移動する。ソフィアを手招きして呼び寄せると、小声で言った。
「彼の名前は確認したよ。会社も実在するところみたい」
「脅しみたいなことしてたけど、大丈夫なんですか? さっき見せたものって」
「あぁ、これね。地球人はなんかこういうのに弱いらしいんだ。俺完全に私服なのに、勘違いしちゃうなんてね。こういう感じ、としか言ってないから嘘はついていないよ」
先程男に提示した物を見せる。二つ折りのそれには、上に顔写真、下に金色のメダルの様なものがついていた。
こんな身分証の様なものに他人を脅す効果があるとは、とソフィアは不思議に思った。
「さて、火事はもう大丈夫そうだし、寮に帰ろうか。袋一つ持つよ」
ポケットにそれをしまい、手を差し出す。
目の前で起きていた住宅火災はほぼ沈静化していた。これ以上ここにいても出来ることは何もない。まずは今得た情報を詳しく調べる方が先だ。
「いいんですか? じゃあこっちお願いします」
「お、今夜はソーメンだね」
「天ぷらも揚げちゃいますよ」
「いいね。楽しみにしてるよ」
昨日バルタ人とドンパチしたばかりなんだけど。今度は“魔法使い”か。忙しいなぁ。
キースはそんな事を思いつつ、ソフィアとレジ袋を一つずつぶら下げて家路につく。
公園に先程の男の姿はもう無かった。
キースが紅茶を出しながら尋ねる。その香りを一通り楽しんだ後、ツエルはゆっくりとカップを近付けた。
「相変わらず君の出す紅茶は絶品だな。
なかなか口は堅いが、少しずつ分かってきたこともある。やはりバルタの連中はチキュウを狙っているみたいだ」
「そう。じゃあまた戦わないといけない日が来るかもね」
キースはサンドイッチを口にする。サクサクのトーストに溢れんばかりに入った卵サラダが、いいアクセントを出していた。
「んー美味しい! お昼のたまごサンドはヨータの手作りなんだ。アテラに帰る前につっくんもどう?」
「私達の食事は別だと言っただろう」
「堅いこと言わずにさ。ほら」
まだ手を付けていないサンドイッチを渡す。
ツエルは渋々口にするが、その表情は少しだけ柔らかくなったように見えた。
「ほらね、美味しいでしょう。本当、ここの子達はいい仕事してくれるから助かるよ」
「君ももう少し大人らしい働きをするんだな」
「失礼だなぁ。俺が一番頑張っているよ。見えないところでね」
口元に卵をつけたキースがウインクをする。ツエルはやれやれと言わんばかりに額に手を当てた。
「ところでさ、調査の為に行きたいところがあるんだけど」
打って変わってやけに深刻そうな顔をしてキースが近付いてきた。
「誰かと行けばいいだろう」
「そこはとても危険なところなんだ。可愛い俺の部下を連れてはいけない。つっくんにしか頼めないんだ」
肩に手を置いてそう言う。無駄に熱い眼差しを送ってくるキースに、ツエルはなんだか頭痛を覚えた。
「はぁ。それは何処だ」
「ここなんだけど」
スッとスマートフォンの画面を差し出す。そこには、派手なドレスを身につけた茶髪パーマの化粧の濃い女性達が誘っているようなポーズをしているサイトが映し出されていた。
「断る」
「なんで!」
「むしろ何故私を誘うんだ。一人で行って来い」
「違うんだよ、これは潜入調査なんだよ! ハニートラップにかかるフリをして逆に彼女達から情報を搾取するんだよ! ね、ね、お願いだよー!」
腕を掴んで揺さぶってくる。まるで我儘な子供のようだ。
しかしツエルは無視を決め込む。
「ほら、つっくんもストレス溜まっているでしょう。最近飲んでなかったし、女の子にチヤホヤされながら飲んだらスッキリするって」
「そっちが本音だろう。私はこんなところ行かないからな」
「絶対?」
「ああ」
「これでも?」
そう言ってキースはサイトの上方を指差す。そこには【きゃばくら あてら】と書かれていた。
「な……これは……」
「ね、気になるでしょう。たまたまこんな名前なのかもしれないけど、もしかしたらってこともあるかもしれないし。
だからさ、つっくん」
ツエルは顎に手を添え、目を閉じる。
しばらく考えた後、長い溜息をついて言った。
「女性の相手は任せるからな」
「そうこなくっちゃ! じゃ、また近々地球に来てね。連絡待ってるから」
「アレを通ってまた来いと言うのか。まったく……分かったよ」
キースはニコニコと笑うと、テキパキ皿を片付け始める。ツエルも残りの紅茶を流し込んだ。
「さて、そろそろ我々はアテラに戻るぞ。
引き続き任務は任せる。また今回のような事が起こったら連絡くれ」
そう言ってツエルは居間から出て行く。彼らの地球での調査は今日が最終日だ。本当は朝一で戻る予定だったが、キースが引き止めた為今の時間になっていた。
既に科学班らも挨拶は済ませており、あとはひっそりと戻るだけだ。
流しに皿を置いてキースは自室へと戻る。寮には他にサンがいるが、最近携帯ゲームに夢中になっており部屋から出てくる様子はない。
「パソコンでもチェックしようかな」
そう思ってパソコンの電源を入れようとする。
するとスマートフォンが鳴った。
「はーい。どうしたの?」
「あ、キースさん。今寮? 外見てみて!」
買い物に出掛けたソフィアからの入電だった。
言われるがまま窓を開けてみる。すると、百メートル程先の住宅から煙が上がっているのが見えた。
「なんかすごい煙だけど、火事?」
「そうみたい。今そこの家の前にいるの。火は見えないから直に消えると思うんだけど」
「そうなんだ。でもどうして電話なんて」
「それがね、近くに変な人がいて……」
電話口の声が小さくなる。キースも耳を澄ませた。
「その人、火事の様子を見て、今回も成功だ、とか言って笑っているの。それで少し気になって」
「見た目は?」
「ちょっと大柄な会社員っぽい人。野次馬から少し離れた公園のベンチにいるんだけど」
「分かった。俺も行くから、その人を見失わないでおいて」
それだけ言ってキースは電話を切る。
普段ならそんな気に留めない出来事だ。しかし、最近巷を騒がせている放火魔のことを調べた際に出てきた特徴と、ソフィアが言った人物の特徴が似ていた。その為、自ら会いに行くことにしたのだ。
「ヨータ、ちょっと」
サンの部屋をノックする。すると着ぐるみパジャマを着たサンが、あくびをしながら出てきた。
「なんですかぁ」
「まだパジャマだったの。俺出掛けてくるから、留守番よろしく」
「どーぞ。行ってらっしゃい」
適当に手を振るサンに留守を任せ、キースは寮を出た。
道路に出ると人だかりと赤い車が見えた。距離も近い為、直ぐに現場に辿り着く。
「キースさん。あの人のことなんだけど」
キースに気付いて近寄ってきたソフィアが、ベンチに座ってスマートフォンを操作している中年男性を指差す。はち切れんばかりのスーツを着る彼は、普通に見れば営業中に休憩しているサラリーマンに見える。
しかしその肉付きのいい顔にはニヒルな笑みが浮かんでいた。
「さっきからスマホを見ながら独り言を言っているの。変でしょ」
「何て言ってるか分かる?」
「うん。少し待ってて」
そう言ってソフィアが目を閉じ、全身の神経を研ぎ澄ます。
「えっとね……、俺の事を信じる奴が増えてきたな……次のターゲットは……、かな……」
独り言のようにソフィアが呟く。
彼女は人並み外れた聴力を持っており、半径十メートル程の距離であれば息遣いさえ聴き取れる程だ。しかしそれには相当の集中力を要する。
「そのくらいでいいよ。ありがとうね」
肩をポンと叩き中止を促す。ソフィアは大きく息を吐いた。
「確かに怪しいね。俺ちょっと行ってくるよ」
キースはそれだけ言うと、何食わぬ顔でサラリーマン風の男に近付いていく。
「あの、ちょっといいですか」
「……なんですか」
「私はこういう感じの者ですが。最近この辺りで不審者が目撃されたという話があり、聴き込みをしていまして」
キースは男に黒い手帳のような物を見せる。男には動揺の色が見えた。
「失礼ですが、ここで何を?」
「……営業の間に休憩をとっているだけですが」
「そうですか。名刺や社員証など、証明できるものはお持ちですか?」
「これでいいですか」
男が差し出したのは名刺だった。社名と名前を確認しそのまま返すと、奪い取るようにしてポケットへとしまう。
「ありがとうございました。お仕事中に失礼しました。では」
そのままキースは男の姿が見えないところへ移動する。ソフィアを手招きして呼び寄せると、小声で言った。
「彼の名前は確認したよ。会社も実在するところみたい」
「脅しみたいなことしてたけど、大丈夫なんですか? さっき見せたものって」
「あぁ、これね。地球人はなんかこういうのに弱いらしいんだ。俺完全に私服なのに、勘違いしちゃうなんてね。こういう感じ、としか言ってないから嘘はついていないよ」
先程男に提示した物を見せる。二つ折りのそれには、上に顔写真、下に金色のメダルの様なものがついていた。
こんな身分証の様なものに他人を脅す効果があるとは、とソフィアは不思議に思った。
「さて、火事はもう大丈夫そうだし、寮に帰ろうか。袋一つ持つよ」
ポケットにそれをしまい、手を差し出す。
目の前で起きていた住宅火災はほぼ沈静化していた。これ以上ここにいても出来ることは何もない。まずは今得た情報を詳しく調べる方が先だ。
「いいんですか? じゃあこっちお願いします」
「お、今夜はソーメンだね」
「天ぷらも揚げちゃいますよ」
「いいね。楽しみにしてるよ」
昨日バルタ人とドンパチしたばかりなんだけど。今度は“魔法使い”か。忙しいなぁ。
キースはそんな事を思いつつ、ソフィアとレジ袋を一つずつぶら下げて家路につく。
公園に先程の男の姿はもう無かった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
別れてくれない夫は、私を愛していない
abang
恋愛
「私と別れて下さい」
「嫌だ、君と別れる気はない」
誕生パーティー、結婚記念日、大切な約束の日まで……
彼の大切な幼馴染の「セレン」はいつも彼を連れ去ってしまう。
「ごめん、セレンが怪我をしたらしい」
「セレンが熱が出たと……」
そんなに大切ならば、彼女を妻にすれば良かったのでは?
ふと過ぎったその考えに私の妻としての限界に気付いた。
その日から始まる、私を愛さない夫と愛してるからこそ限界な妻の離婚攻防戦。
「あなた、お願いだから別れて頂戴」
「絶対に、別れない」
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる