176 / 180
番外編
年下の彼氏
しおりを挟む
『マジシャン・レイ』は女性ファンが大半で当時の俺は女性にモテまくりだった。あしらうの得意だし。
女性と付き合うのは御免だが女嫌いでは無い。ファンは大事。
だが・・・俺は実は隠れゲイ。
テレビに出る様になってから辛かったが誰とも付き合わず本当にスキャンダルとは無縁生活。
人気が無くなって来ただけじゃなくてそれもストレスの1つだったのかもなあと今となってはそう思う。
ちなみに当時は不眠だけで無く、性欲も無くなってたなあ。
ユウヤ達が帰って行った。
もう!俺も自由の身かな?
ミナキの様にオープンな性格に慣れなかった俺はひた隠しにしてきた。
特にユウヤは上司だったし同僚のリョウやベイクには知られたくなかった。
これでも小心者・・なんだよ。
今日から!!
彼氏作るぞー!!
ハッテン場みたいな所、あるのかな?
贅沢は言えない。セフレでも良いかな。
一先ず今日の晩御飯は皆で食べるそうだしそこで初暴露しようかな。
カプリスと新総帥、ヴェガ、ガブリエル、ビクター、元締めと。何時ものメンバーに俺も入れて貰っている。
この人達と一緒に居るのはとても居心地が良い。
だからと言って誰か好みのタイプが居るかと言うと・・・居ないなあ。
強いて言うなら?ラズ、元締めの顔は好きだな。
残念だけど2人は付き合っているし。
等と1人考えながら明日からの仕事の話を聞きながらご飯を食べる。
「俺もこのメンバーに入って良いんだよね?」
「勿論だよ。何ならカプリス風に苗字も変えるかい?」
ボスに変えるなら魔術師確定だね?と笑われながらそれもまた良いなと思った。
話もある程度終わった様だし。良し暴露だな!
「あの。ミナキ。ちょっと尋ねたい事があるんだ。」
「ん?何ですか?」
説明はミナキに任せようと先ずは彼に話を振った。
「ハッテン場みたいな所知らない?後は新宿二丁目みたいな所。行きたいんだよね。」
ミナキの目は驚きに満ちてた。そりゃあそうだろうなあ。
「え?レイもそっち?」
そうそう。と頷く。
えー!!!と思いっきり叫ばれてそこからはミナキが何?と質問されてた。
「ちょっと待って。決戦の時にバニラとエルーカに愛想振りまいてたよね?」
ディードがツッコミをくれた。
「あー。癖かな。女性ファン多かったし。女性に対しては優しく。」
「まじか!全然見えなかった!」
そうだろうね。
で、結局の所、普通のバーとかで探すしかないみたい。
仕事しながらゆっくり探すかなとその日は解散となった。
夜はSランク異能者フロアの自室で寝る。
このフロアも俺、1人になってしまった。
バレない様に生活するのも大変だったが誰も居ないってのも寂しいものだな。
風呂上がりぐらいの頃だった。
部屋をノックする音。
ん?こんな時間に誰だ?
他の異能者はまだ入れない設定にしているし来るとしたらカプリスの誰か?
そう思いながらドアの外の気配を確認。
「ん?ビクター?」
ドアを開けた。
「ごめん。夜遅くに。」
「いや?まだ寝ないし。どうしたの?」
部屋に招き入れる。
あんまり話した事は無かったけれど歓迎。
「珈琲で良いかな?」
ビクターは頷いた。
何歳くらいかな?20代前半?
綺麗な顔立ち。身長は俺より少し高いくらいかな。
カプリスと言いこのマフィアの子達も皆さんイケメン揃いだよなあ。
「座りなよ。」
モジモジと立っているビクターを促した。
「どうぞ。」
アイスコーヒーにした。風呂上がりは冷たい物が飲みたいし。
「あの!!レイ!」
ちょっと真剣な顔。あっ。これは。直ぐにピンときてしまった。
「もし良かったら。付き合いませんか?」
やっぱり!そうきたか。
「うーん?まだ君の事良く知らないし。」
と返事した。
「決戦の時にカッコイイなあって思って。それでノーマルな人だと思っていて遠慮していたんですけど。」
「まー。そう言う素振り見せて無かったしね。それに、俺、今年30歳だよ?」
「年は大丈夫です!!」
そうか。どうしようかなあ。外国人とは付き合った事無いし。
この世界に来て多国籍な顔ぶれには慣れたけど。
何となく好みはアジア系の顔。性格は昔の日本人的な人が好き。
「先ずはお友達からで。お互いの事何も知らないでしょ?」
「はい!よろしくお願いします!」
ビクターは可愛い笑顔を見せた。
その日から・・・熱烈アプローチが始まった。
マーシェルファミリーってリオが拠点だったしブラジル系なのかな。
まあ、積極的だ。
控えめな日本男児はタジタジです。
「レイ。今日も素敵だね。」
会うとそっと横に寄ってくる。手を取る。触る。そんな日常。
「あっ。ありがとう。ビクターもな。」
うー。照れる。
また別の日も。
「レイ。カッコイイね。好きだよ。」
隙あらば触ってくるし。
お陰でムラムラする。でも、良い世界だ。大っぴらにイチャつける。
しかし、待て・・。こいつ年下だし可愛いし。俺がタチ?
しまった久しぶり過ぎてそんな基本的な事を聞いてなかった。
「あのさあ?ビクターってどっち?」
「どっちって?」
いや、抱く方?抱かれる方?
「レイは?」
俺が聞いてるのに。
「出来れば抱かれる方だけど?」
ビクターは凄く嬉しそうな顔で抱きついてきた。
「良かったー!俺も聞いてなくてドキドキしました。ネコもいけるけど。」
と言いつつ嬉しそう。
抱き締められた腕が心地良い。
久しぶりで本当に甘えたくなるじゃないか・・・。
「そっかあ。」
って、何で安心してるんだよ!俺!
年下の攻め?
わー。まじか。ちょっと未体験。
その後も狙った様に各国への視察もビクターと組む事が増えた。
毎日、口説かれると絆されてくるものだ。
外国人の過度な愛情表現やスキンシップを受け入れて嬉しく思えてきた。と言うよりこんなに好き好き言われたの初めてで。
嬉しい・・・。
性格も合う。気遣いも出来る。
「レイ。お疲れ様。帰ろうか。」
今日の視察も終わりビクターは優しく俺をエスコートする。
「そうだな。なあ?お前の部屋行って良い?」
ずっと誘われてきたが断り続けていた。
「え!?良いの?勿論だよ!」
ビクターは本当に嬉しそうで。
俺もそろそろ焦らし過ぎかと思ってきたし。
「行くよ。泊めてくれ。」
ちょっと照れる。
部屋は綺麗でシンプル。
俺好み。
さっとパスタ何か作ってくれるし。
やばい。惚れそう。
いや、もう惚れてるんだろうな。
一緒に視察行かない時とか寂しいし。
毎日、顔を合わせたくなると思っている時点でもう・・・。
「美味いよ。」
そう言うとビクターは嬉しそう。
この後は俺が食べられるのか?等と想像してしまったり。
食事のお礼に洗い物をしていると、
「レイ。好きだよ。」
背後からお決まりの様にバックハグ。
これ、されるの昔から好き。
キュンキュンしてしまう。
「俺も。」
照れてあまりハッキリ言えなかった。
「本当に?!」
「うん。まあ、そう。」
だー!照れる!!
「レイ。」
顔が近い。
キスされるんだ・・・。
唇柔らかい。
心が一気に満たされた。長年凝り固まった心。
ゲイバレしない様にしてきた。
かなり無理して来た俺の人生、生き方全てが溶ける・・・。
「ビクターもっとしたい。」
1度タガが外れると止まらない。
「レイ。可愛い。」
久しぶりの俺の身体を優しく愛撫されて。
俺は乱れまくってしまった。
朝、誰かの腕の中で目覚める幸せ。
忘れていた満たされる心。
「ビクター。改めてよろしく。」
目覚めのキスは俺からした。
「レイ。愛してる。」
昨日は可愛い過ぎたよ。
そう言って抱き締めて来る。
まだ・・・この甘さに慣れるのに時間はかかりそうだ。
女性と付き合うのは御免だが女嫌いでは無い。ファンは大事。
だが・・・俺は実は隠れゲイ。
テレビに出る様になってから辛かったが誰とも付き合わず本当にスキャンダルとは無縁生活。
人気が無くなって来ただけじゃなくてそれもストレスの1つだったのかもなあと今となってはそう思う。
ちなみに当時は不眠だけで無く、性欲も無くなってたなあ。
ユウヤ達が帰って行った。
もう!俺も自由の身かな?
ミナキの様にオープンな性格に慣れなかった俺はひた隠しにしてきた。
特にユウヤは上司だったし同僚のリョウやベイクには知られたくなかった。
これでも小心者・・なんだよ。
今日から!!
彼氏作るぞー!!
ハッテン場みたいな所、あるのかな?
贅沢は言えない。セフレでも良いかな。
一先ず今日の晩御飯は皆で食べるそうだしそこで初暴露しようかな。
カプリスと新総帥、ヴェガ、ガブリエル、ビクター、元締めと。何時ものメンバーに俺も入れて貰っている。
この人達と一緒に居るのはとても居心地が良い。
だからと言って誰か好みのタイプが居るかと言うと・・・居ないなあ。
強いて言うなら?ラズ、元締めの顔は好きだな。
残念だけど2人は付き合っているし。
等と1人考えながら明日からの仕事の話を聞きながらご飯を食べる。
「俺もこのメンバーに入って良いんだよね?」
「勿論だよ。何ならカプリス風に苗字も変えるかい?」
ボスに変えるなら魔術師確定だね?と笑われながらそれもまた良いなと思った。
話もある程度終わった様だし。良し暴露だな!
「あの。ミナキ。ちょっと尋ねたい事があるんだ。」
「ん?何ですか?」
説明はミナキに任せようと先ずは彼に話を振った。
「ハッテン場みたいな所知らない?後は新宿二丁目みたいな所。行きたいんだよね。」
ミナキの目は驚きに満ちてた。そりゃあそうだろうなあ。
「え?レイもそっち?」
そうそう。と頷く。
えー!!!と思いっきり叫ばれてそこからはミナキが何?と質問されてた。
「ちょっと待って。決戦の時にバニラとエルーカに愛想振りまいてたよね?」
ディードがツッコミをくれた。
「あー。癖かな。女性ファン多かったし。女性に対しては優しく。」
「まじか!全然見えなかった!」
そうだろうね。
で、結局の所、普通のバーとかで探すしかないみたい。
仕事しながらゆっくり探すかなとその日は解散となった。
夜はSランク異能者フロアの自室で寝る。
このフロアも俺、1人になってしまった。
バレない様に生活するのも大変だったが誰も居ないってのも寂しいものだな。
風呂上がりぐらいの頃だった。
部屋をノックする音。
ん?こんな時間に誰だ?
他の異能者はまだ入れない設定にしているし来るとしたらカプリスの誰か?
そう思いながらドアの外の気配を確認。
「ん?ビクター?」
ドアを開けた。
「ごめん。夜遅くに。」
「いや?まだ寝ないし。どうしたの?」
部屋に招き入れる。
あんまり話した事は無かったけれど歓迎。
「珈琲で良いかな?」
ビクターは頷いた。
何歳くらいかな?20代前半?
綺麗な顔立ち。身長は俺より少し高いくらいかな。
カプリスと言いこのマフィアの子達も皆さんイケメン揃いだよなあ。
「座りなよ。」
モジモジと立っているビクターを促した。
「どうぞ。」
アイスコーヒーにした。風呂上がりは冷たい物が飲みたいし。
「あの!!レイ!」
ちょっと真剣な顔。あっ。これは。直ぐにピンときてしまった。
「もし良かったら。付き合いませんか?」
やっぱり!そうきたか。
「うーん?まだ君の事良く知らないし。」
と返事した。
「決戦の時にカッコイイなあって思って。それでノーマルな人だと思っていて遠慮していたんですけど。」
「まー。そう言う素振り見せて無かったしね。それに、俺、今年30歳だよ?」
「年は大丈夫です!!」
そうか。どうしようかなあ。外国人とは付き合った事無いし。
この世界に来て多国籍な顔ぶれには慣れたけど。
何となく好みはアジア系の顔。性格は昔の日本人的な人が好き。
「先ずはお友達からで。お互いの事何も知らないでしょ?」
「はい!よろしくお願いします!」
ビクターは可愛い笑顔を見せた。
その日から・・・熱烈アプローチが始まった。
マーシェルファミリーってリオが拠点だったしブラジル系なのかな。
まあ、積極的だ。
控えめな日本男児はタジタジです。
「レイ。今日も素敵だね。」
会うとそっと横に寄ってくる。手を取る。触る。そんな日常。
「あっ。ありがとう。ビクターもな。」
うー。照れる。
また別の日も。
「レイ。カッコイイね。好きだよ。」
隙あらば触ってくるし。
お陰でムラムラする。でも、良い世界だ。大っぴらにイチャつける。
しかし、待て・・。こいつ年下だし可愛いし。俺がタチ?
しまった久しぶり過ぎてそんな基本的な事を聞いてなかった。
「あのさあ?ビクターってどっち?」
「どっちって?」
いや、抱く方?抱かれる方?
「レイは?」
俺が聞いてるのに。
「出来れば抱かれる方だけど?」
ビクターは凄く嬉しそうな顔で抱きついてきた。
「良かったー!俺も聞いてなくてドキドキしました。ネコもいけるけど。」
と言いつつ嬉しそう。
抱き締められた腕が心地良い。
久しぶりで本当に甘えたくなるじゃないか・・・。
「そっかあ。」
って、何で安心してるんだよ!俺!
年下の攻め?
わー。まじか。ちょっと未体験。
その後も狙った様に各国への視察もビクターと組む事が増えた。
毎日、口説かれると絆されてくるものだ。
外国人の過度な愛情表現やスキンシップを受け入れて嬉しく思えてきた。と言うよりこんなに好き好き言われたの初めてで。
嬉しい・・・。
性格も合う。気遣いも出来る。
「レイ。お疲れ様。帰ろうか。」
今日の視察も終わりビクターは優しく俺をエスコートする。
「そうだな。なあ?お前の部屋行って良い?」
ずっと誘われてきたが断り続けていた。
「え!?良いの?勿論だよ!」
ビクターは本当に嬉しそうで。
俺もそろそろ焦らし過ぎかと思ってきたし。
「行くよ。泊めてくれ。」
ちょっと照れる。
部屋は綺麗でシンプル。
俺好み。
さっとパスタ何か作ってくれるし。
やばい。惚れそう。
いや、もう惚れてるんだろうな。
一緒に視察行かない時とか寂しいし。
毎日、顔を合わせたくなると思っている時点でもう・・・。
「美味いよ。」
そう言うとビクターは嬉しそう。
この後は俺が食べられるのか?等と想像してしまったり。
食事のお礼に洗い物をしていると、
「レイ。好きだよ。」
背後からお決まりの様にバックハグ。
これ、されるの昔から好き。
キュンキュンしてしまう。
「俺も。」
照れてあまりハッキリ言えなかった。
「本当に?!」
「うん。まあ、そう。」
だー!照れる!!
「レイ。」
顔が近い。
キスされるんだ・・・。
唇柔らかい。
心が一気に満たされた。長年凝り固まった心。
ゲイバレしない様にしてきた。
かなり無理して来た俺の人生、生き方全てが溶ける・・・。
「ビクターもっとしたい。」
1度タガが外れると止まらない。
「レイ。可愛い。」
久しぶりの俺の身体を優しく愛撫されて。
俺は乱れまくってしまった。
朝、誰かの腕の中で目覚める幸せ。
忘れていた満たされる心。
「ビクター。改めてよろしく。」
目覚めのキスは俺からした。
「レイ。愛してる。」
昨日は可愛い過ぎたよ。
そう言って抱き締めて来る。
まだ・・・この甘さに慣れるのに時間はかかりそうだ。
0
お気に入りに追加
112
あなたにおすすめの小説
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
異能バトル漫画にトリップ直後で黒幕と遭遇するとかふざけんな。~俺は意地でも平凡ライフを送ってやる~
Qoo
BL
上位トレンド入りを起こす程の人気バトル漫画≪異能大戦≫略してーイノセンー。名前の通り異能を持った人間達が何でも願いを叶えるという秘宝≪星屑の涙≫。その秘宝を求めた猛者達が繰り広げる異能バトル漫画にハマっていたこの物語の主人公である青年・目つきの悪い盆陣鵺楼(ぼんじんやろう)。彼は妹・盆陣織田姤(ぼんじんおたく)と共に平凡暮らしをしていたが白梟の仮面を被った謎の集団に襲撃される。深傷を負うもののなんとか妹だけを救出し仲間の1人に妹を託し盆陣は死を迎える筈だった。だが盆陣が意識を取り戻すとそこは見知らぬ薄暗い部屋のベッドの上だった。横から視線を感じた先には人間離れをした麗しい美貌を持つ男が優雅に足を組み座っていた。負傷した盆陣を治療しここまで連れてきたという全身が黒で統一していた怪しげな男。だが初対面であるその男に盆陣はどこか見覚えがあった。
「やぁ。お目覚めかい?怪我してる所悪いけれど少し僕とお話しようか?お兄さん?」
爽やかにそうに笑う彼の瞳は死んでいた。彼から感じていた違和感が解けた盆陣は絶望する。
(おいおい。………マジか。)
この男こそがかつて自身が読みあさっていた大人気少年漫画の主人公を散々苦しめた異能大戦略して≪イノセン≫に登場する黒幕・黒磯棗(くろいなつめ)であった。つまり盆陣はここでようやく自身が≪イノセン≫の世界に飛ばされたことを理解したのだった。そして厄介なことに今。凶悪な大量殺人鬼がトリップしたばかりの盆陣の目の前にいる。
(クソ面倒せぇ。)
トリップ直後でもう黒幕との接触。窮地に立たされた盆陣の運命はいかに!!
ーーただこの盆陣鵺楼という男には世間にもたった1人の家族である妹にも言えない秘密があった。その秘密とは?
サイコパス殺人鬼美青年(黒幕)×やる気なしの平凡?(非凡)青年。
異能バトルを舞台にした漫画の世界に飛ばされ盆陣は黒幕から逃げ切り、果たして平凡ライフを送ることができるのか。
そして現実世界で盆陣達を襲った集団の正体は!?
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
大好きなBLゲームの世界に転生したので、最推しの隣に居座り続けます。 〜名も無き君への献身〜
7ズ
BL
異世界BLゲーム『救済のマリアージュ』。通称:Qマリには、普通のBLゲームには無い闇堕ちルートと言うものが存在していた。
攻略対象の為に手を汚す事さえ厭わない主人公闇堕ちルートは、闇の腐女子の心を掴み、大ヒットした。
そして、そのゲームにハートを打ち抜かれた光の腐女子の中にも闇堕ちルートに最推しを持つ者が居た。
しかし、大規模なファンコミュニティであっても彼女の推しについて好意的に話す者は居ない。
彼女の推しは、攻略対象の養父。ろくでなしで飲んだくれ。表ルートでは事故で命を落とし、闇堕ちルートで主人公によって殺されてしまう。
どのルートでも死の運命が確約されている名も無きキャラクターへ異常な執着と愛情をたった一人で注いでいる孤独な彼女。
ある日、眠りから目覚めたら、彼女はQマリの世界へ幼い少年の姿で転生してしまった。
異常な執着と愛情を現実へと持ち出した彼女は、最推しである養父の設定に秘められた真実を知る事となった。
果たして彼女は、死の運命から彼を救い出す事が出来るのか──?
ーーーーーーーーーーーー
狂気的なまでに一途な男(in腐女子)×名無しの訳あり飲兵衛
乙女ゲームに転移したけど無理ゲー過ぎて笑える(仮)
鍋底の米
BL
ある日、高校からの帰り道、とある事故に巻き込まれたせいで、おれは異世界に転移させられた。
『ハーレム学園 どきどき♡サバイバル ~乙女の本気モード~』
そこは、乙女ゲームの世界であった…
称号:聖女? いや、おれ男だし。
しかもなんといきなり2作目? ふざけんな!
突然迫る命の危機?! ハードモード過ぎるだろ!!
—— どうやらこれは、ただの恋愛ゲームではなさそうだ…。
------------------------------------------------
ファンタジー色強め。
だが、BL。されど、BL。
けれど、R18指定はしておりません。
ゲームのタイトルがアレですが、
学園物ではありませんし、
カップリングも固定です。
この時点でかなり読者層が狭まると思います。
それでもオッケーよ、と受け入れてお付き合い頂けると嬉しいです。
姫を拐ったはずが勇者を拐ってしまった魔王
ミクリ21
BL
姫が拐われた!
……と思って慌てた皆は、姫が無事なのをみて安心する。
しかし、魔王は確かに誰かを拐っていった。
誰が拐われたのかを調べる皆。
一方魔王は?
「姫じゃなくて勇者なんだが」
「え?」
姫を拐ったはずが、勇者を拐ったのだった!?
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる