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アンディー君のお誕生日
負けないわぁ!
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曲が終わりアンディー君とグレースちゃん達のダンスが終了し会場は温かい拍手に包まれた。
問題は次からよね。
アンディー君の様子を食い入る様に見る。
「行ったわ!!ジェニファーちゃんよ!」
ルカ君の肩をポンポンと興奮して叩く。
グレースちゃんもレオ君を誘っていて本当に皆で交代でグルグル踊るわ作戦第一回目は成功と言える。
「お嬢様良かった。アリスさん!ほらジュリエット、誘われましたよ?」
ルカ君の目線の先には何処かの御曹司に誘われたジュリエット。エスコートされて中央へ向かっていた。
しかし、笑顔は絶やさない様にしているジュリエットだが一瞬の不満そうな顔が彼女が顔を伏せた時に見えた。
やっぱり腹黒い・・・。
とりあえず今回は安心ね。
もうヒヤヒヤだわぁ。
「ねえ!ルカ君。後、何回踊るの?」
ルカ君はあーと頷いて。
「割とエンドレスですね。踊りたい人は踊る感じが1時間くらい?続きますよ。大抵の方は2~3人と踊ったら談話してますけどね。」
「まじかぁ。それは厳しいわね。」
こう言うパーティーの仕組みが解らない!
未知の世界過ぎ。
今の所は交代ダンスで何とかなりそうだけど。
「ジュリエットに男が群れば良いのかしらね?」
「そうですね。女性から誘うのは勇気いりますし。」
そっかあ。
今、ジュリエットと次に踊りたそうなのは私が情報を与えた2人だけ。
「それにしてもご飯美味しいわね。」
立食のビュッフェスタイル好きだわあ。
「大抵余りますから沢山食べても良いと思いますよ。」
ルカ君はクスッと笑った。
本当は私もイケメンと踊りたいくらいだけど。
口説きたい年齢層って王子くらいね。
うーん。この中にお仲間は居なさそう。
だいたいゲイって視線で解るのよね。たまに本当に解らない人もいるけど。
あっ。曲が終わった。
グレースちゃんは?!ジュリエットは?アンディー君は!?
会場を見渡す。
無事にアンディー君の相手はケイトちゃんが死守してくれた。
その後も何とか仲良しになった?結束した悪役令嬢達が頑張っている。
このまま無事に誕生日パーティーは終わるかと思われた。
しかし・・・・。
今、曲が終わりジュリエットが何と私の方に向かって来ている・・・。
えっ?!何故?私?
いやいやいやいや。
もしかしてご飯目当てかしら?
ふと背後に気配を感じて振り返った。
「へ?王子・・・?様?」
私の後方に居たのは第2王子。
まじ?前を見る。
ジュリエットは微笑みながら第2王子を見詰めて居る。
振り返る。第2王子は無表情でジュリエットを見ている。
挟まれている私。
え?目当ては第4王子じゃないの?
ミミちゃんに隠しキャラの王子が第何王子とは聞いて無いわ。
将来性を考えると第4王子より第2王子がましよね。
でも、この王子は年齢が私と同じよ??
年上好き?!
考えているうちにジュリエットが寄ってきた。
周りの視線が集まる。
その視線の中に勿論、グレースちゃんも居て。
わわわ!めちゃくちゃ睨んでいる!
グレースちゃんの視線が痛いぃぃ。
踊らせるなと言いたそうな視線よね。
どどどどどうしよう!
どうしましょう?!
思えばこの第2王子ルーカスさんはまだ誰とも踊っていない。
ダンスが嫌い?
もしかして?
あれこれ考えていたらジュリエットが目の前まで来た!
「あの。ルーカス王子様。私、ジュリエットと申します。宜しければ踊って頂けませんか?」
潤んだ瞳の上目遣い。
少し化粧した赤い唇が元が綺麗な彼女を引き立てている。
悔しいが近くで見ると有り得ないくらいまじで美人。
落ちない男は居ないと言う自信があるのだろう。
めちゃくちゃグレースちゃんの痛い視線がビシバシ刺さる。
ああぁぁ。どーしましょう!!
「えーと。ルーカス王子!私と踊りません?」
しまった・・・。
暴走した。でも、言っちゃった。
王子は?!と言う顔でジュリエットと私の顔を見比べた。
問題は次からよね。
アンディー君の様子を食い入る様に見る。
「行ったわ!!ジェニファーちゃんよ!」
ルカ君の肩をポンポンと興奮して叩く。
グレースちゃんもレオ君を誘っていて本当に皆で交代でグルグル踊るわ作戦第一回目は成功と言える。
「お嬢様良かった。アリスさん!ほらジュリエット、誘われましたよ?」
ルカ君の目線の先には何処かの御曹司に誘われたジュリエット。エスコートされて中央へ向かっていた。
しかし、笑顔は絶やさない様にしているジュリエットだが一瞬の不満そうな顔が彼女が顔を伏せた時に見えた。
やっぱり腹黒い・・・。
とりあえず今回は安心ね。
もうヒヤヒヤだわぁ。
「ねえ!ルカ君。後、何回踊るの?」
ルカ君はあーと頷いて。
「割とエンドレスですね。踊りたい人は踊る感じが1時間くらい?続きますよ。大抵の方は2~3人と踊ったら談話してますけどね。」
「まじかぁ。それは厳しいわね。」
こう言うパーティーの仕組みが解らない!
未知の世界過ぎ。
今の所は交代ダンスで何とかなりそうだけど。
「ジュリエットに男が群れば良いのかしらね?」
「そうですね。女性から誘うのは勇気いりますし。」
そっかあ。
今、ジュリエットと次に踊りたそうなのは私が情報を与えた2人だけ。
「それにしてもご飯美味しいわね。」
立食のビュッフェスタイル好きだわあ。
「大抵余りますから沢山食べても良いと思いますよ。」
ルカ君はクスッと笑った。
本当は私もイケメンと踊りたいくらいだけど。
口説きたい年齢層って王子くらいね。
うーん。この中にお仲間は居なさそう。
だいたいゲイって視線で解るのよね。たまに本当に解らない人もいるけど。
あっ。曲が終わった。
グレースちゃんは?!ジュリエットは?アンディー君は!?
会場を見渡す。
無事にアンディー君の相手はケイトちゃんが死守してくれた。
その後も何とか仲良しになった?結束した悪役令嬢達が頑張っている。
このまま無事に誕生日パーティーは終わるかと思われた。
しかし・・・・。
今、曲が終わりジュリエットが何と私の方に向かって来ている・・・。
えっ?!何故?私?
いやいやいやいや。
もしかしてご飯目当てかしら?
ふと背後に気配を感じて振り返った。
「へ?王子・・・?様?」
私の後方に居たのは第2王子。
まじ?前を見る。
ジュリエットは微笑みながら第2王子を見詰めて居る。
振り返る。第2王子は無表情でジュリエットを見ている。
挟まれている私。
え?目当ては第4王子じゃないの?
ミミちゃんに隠しキャラの王子が第何王子とは聞いて無いわ。
将来性を考えると第4王子より第2王子がましよね。
でも、この王子は年齢が私と同じよ??
年上好き?!
考えているうちにジュリエットが寄ってきた。
周りの視線が集まる。
その視線の中に勿論、グレースちゃんも居て。
わわわ!めちゃくちゃ睨んでいる!
グレースちゃんの視線が痛いぃぃ。
踊らせるなと言いたそうな視線よね。
どどどどどうしよう!
どうしましょう?!
思えばこの第2王子ルーカスさんはまだ誰とも踊っていない。
ダンスが嫌い?
もしかして?
あれこれ考えていたらジュリエットが目の前まで来た!
「あの。ルーカス王子様。私、ジュリエットと申します。宜しければ踊って頂けませんか?」
潤んだ瞳の上目遣い。
少し化粧した赤い唇が元が綺麗な彼女を引き立てている。
悔しいが近くで見ると有り得ないくらいまじで美人。
落ちない男は居ないと言う自信があるのだろう。
めちゃくちゃグレースちゃんの痛い視線がビシバシ刺さる。
ああぁぁ。どーしましょう!!
「えーと。ルーカス王子!私と踊りません?」
しまった・・・。
暴走した。でも、言っちゃった。
王子は?!と言う顔でジュリエットと私の顔を見比べた。
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